何のために頑張るのか。
今日はこのテーマでお話をしようと思います。
毎日、仕事に行く。やるべきことはこなしている。周りからは真面目だと言われる。
でも⋯。
「何のために、こんなに頑張っているんだろう」
そんな疑問が鉛のように体の奥にのしかかってくる。
私は父の会社で26年間働きました。
給料も待遇も恵まれていた。
でも、心は満たされなかった。
まるで、アクセルを踏みながらブレーキをかけているような感覚。
朝、会社に向かう車の中。会社に近づくにつれ辛くなった。
「このままでいいのか?」
その問いに、26年間、答えを出せませんでした。
もしも今、当時の私と同じような気持ちがあるのであれば、この記事を最後まで読んでください。
この悩みを抱えることは、決して悪いことではないのです。
「もっと自分らしく生きたい」という切実な思いがある証拠なのですから。
転職エージェントは「環境を変えれば解決する」と言うかもしれませんね。
でも、40代、50代になると、それも簡単ではないのは誰でも知っていること。
そもそも、本当の答えはもっと深いところにあります。
私は50歳の時、家業を離れる決断をしました。その過程で、26年間の苦しみから抜け出す答えを見つけたのです。
それは何か。
私の体験と、2000人以上との対話から見えてきた本質的な解決策を、この記事でお伝えします。
【要約】この記事で分かること
- なぜ頑張る理由が見つからないのか(目的と意味の違い)
- 26年苦しんだ著者が50歳で見つけた答え
- あなたの本当の理由を見つける3つの質問
▶読了時間:10分|無料ワークシート付き
なぜ「頑張る理由」がわからなくなるのか
頑張りたい気持ちはあるのに、なぜか力が湧いてこない。
その原因には、根の深い理由があるのです。
ひとつひとつ自分に当てはまるものはないか確認しながら読んでくださいね。
評価が見えない。実感できない
毎日の仕事が、いったい誰の役に立っているのか?
成果を出したところで、それが正しく評価されている気がしない。
「頑張っているのに誰も見てくれていない」
そんな状態が続くと、ご自身が頑張る意味がわからなくなってしまいます。
たとえば、営業で契約を取っても上司から何も言われない。事務作業を丁寧にこなしても当たり前だと思われる。
そんな評価されない日々が積み重なると、「何のためにやっているんだろう」という気持ちになってしまうんですよね。
私は家業の仕事でしたから、「頑張る理由」がはっきりしているように思えるでしょう。しかしまったくその気になりませんでした。
誰の役に立っているかわからない、評価もされない。そんな日々が続けば、やる気が失せていくのも無理はないですよね。
本当の目的と日々の作業が離れている
大切にしたい本当の目的と、日々の作業がかけ離れていることも理由のひとつです。
たとえば、「人に喜んでもらえる仕事がしたい」という思いがあっても、目の前の仕事がデータ入力やクレーム対応ばかりだったとしたら。
仕事と思いのつながりを見いだせなくなってしまいます。
私自身、父の会社で「業界ナンバー1を目指す」という目標がありました。でも、それは父の目標であって、私の目的ではなかった。
もともと競争ごとは好きではないし、他がどうのということでやる気が出るタイプでもない。そんな私の中では意味を見い出せませんでした。
心と行動がちぐはぐな状態。それが26年続いたんです。
目的と行動が一致していないと感じるとき、人は虚無感を覚えやすくなるものなんですよね。
周りと比較して焦りを感じている
同世代の人たちの活躍を目にするたびに、心の中に焦りやモヤモヤが広がっていくことがあります。
先に結婚や出産を迎える友人、キャリアで結果を出している同僚、SNSに流れる華やかな投稿。
そんな姿と自分を比べて、「自分は遅れているのかもしれない」「もっと頑張らなきゃ」と思ってしまう。
でも、そんな頑張りは結局“他人のものさし”で動いているんですよね。
周りの期待や世間の「こうあるべき」に合わせようとする努力は、一見まじめに見えても、自分のエネルギーにはなりにくい。
どれだけ頑張っても満たされない――それは、自然なことなんです
目標があってもモチベーションが続かない
「頑張れないのは目標がない・見つからないからだ」
そう思われるかもしれませんね。でも、実はそうとは言い切れないんです。
目標はあるのに、それがご自身の本当の目的と一致していない場合があるからです。
たとえば、上司から「今期の売上目標は前年比120%だ」という立派な目標を与えられたとしましょう。
頭では「頑張らないと」と思っていても、それが心の底から望むものでなければ、モチベーションは続きません。
これは、前にも書いたように過去の私がそうでした。
父が掲げた「業界ナンバー1」という目標。それは立派な目標でしたが、私の心は「YES」と言わなかった。
もしも、目標があるのに頑張れないとしたら。
それはご自身のせいではないんです。その目標が、ご自身の本当の目的とズレているだけかもしれないんですよね。
「何のために頑張るのか」の本当の意味
前に書いたように、目的と行動がズレていると、頑張る理由を見失ってしまいます。
では、頑張る本当の意味とは、いったい何なのでしょう。
ここで大切な言葉の違いを整理しますね。
「目的」と「意味」の違いを理解する
「目的」と「意味」。
似ているようで、実はまったく違うものなんです。
「目的」とは、達成したい目標のこと。
たとえば、「昇進すること」「生活のためのお金を得ること」「業界ナンバー1になること」。
これらはすべて目的です。外側から与えられたり、社会的に評価されたりするもの。
一方で、「意味」とは、その行動に対する自分なりの価値づけです。
「この仕事は、自分の成長につながっている」と感じたり。
「誰かの役に立っている」と思えたり。
「自分らしく生きている」と実感できたり。
こうしたご自身の納得感、それが「意味」なんですよね。
私の場合、父が掲げた「業界ナンバー1」という目的は立派でした。でも、私の中にそれを達成する「意味」がなかった。
だからどれだけ頑張っても心が満たされなかったんです。
仮に目的がはっきりしなくても、日々の仕事に意味さえ感じられれば、人は頑張れるものなんです。
他人ではなく自分のための理由を持つ
頑張る理由がわからなくなる大きな原因のひとつに、他人軸で生きていることがあります。
他人軸とは、ご自身のやりたいという気持ちより、他人からどう見られるかや、何を期待されているかを基準にしてしまうこと。
親を喜ばせるため。
上司に評価されるため。
世間一般の「こうあるべき」に合わせるため⋯。
これらはすべて、自分の「やりたい」ではなく、誰かの「やってほしい」に応えるための理由です。
自分の心が求めているものではなく、外側から求められているもの。それが他人軸なんですよね。
もちろん、それが悪いわけではないです。
私も、父の期待に応えたいという気持ちはありました。でも、それだけでは心が満たされなかった。
「これは本当に自分のやりたいこと?」
その疑問が、26年間ずっと消えなかったんですよね。
大切なのは、他人ではなく「自分のための理由」を持つこと。
「自分は何を大切にしたいのか」「どう生きたいのか」
その答えを見つけることが、頑張る本当の意味につながるんですよね。
時間をかけて答えを見つける大切さ
とはいえ、こうした意味や自分だけの理由は、すぐに見つかるものではありません。
簡単に見つかるのであれば、会社を辞める人がこんなに多く現れるわけがありません。
でも、焦る必要はまったくないんですよ。
最初にお伝えしたように、この問いを持つこと自体が、人生に本気で向き合っている証拠。
答えは、日々の生活や仕事の中で、さまざまな経験をしながら形になっていくもの。
私も50歳になるまで、答えが出せませんでした。でも、その26年間は決して無駄ではなかった。
苦しんだからこそ、本当の答えにたどり着けたんです。
時間をかけて、自分自身を見つめ直しながら気づいていくもの。
それでいいんですよ。
【体験談】26年間働いて気づいたこと
前に、「父の目標と私の目的がズレていた」と書きました。
ここでは、その違和感がどこから来て、どうやって本当の答えにたどり着いたのか、まだお話ししていない部分をお伝えしますね。
「仕事は我慢」という父の価値観
なぜあれほどズレを感じたのか。
それは父から、こう言われて育ったからでした。
「仕事とは、つらいことを我慢することでお金を得るものだ」
父はいつもそう言っていました。
父の言う「立派な目標」(業界ナンバー1)を達成するためには、つらいことを我慢し続けなければならない。
心の奥底で「それは嫌だな」という気持ちが、26年間ずっと消えなかったんです。
会議で父の方針に違和感を覚えても、何も言えない。
「家業なんだし、黙って従わなければ」
そう自分に言い聞かせる日々でした。
給料も待遇も恵まれていた。でも、心は満たされない。
つらいことを我慢するなら、ナンバー1じゃなくてもいいんじゃないか。
そんなことすら思っていました。
50歳で訪れた転機「後悔する」
そんな違和感を抱えたまま、私は50歳という節目を迎えました。
当時は、平日は家業、週末は講師業というダブルワークをしており、体力は限界でした。
家業の仕事にも飽きてしまい、精神的にも追い詰められる中で、ふと気づいたんです。
ある朝、鏡に映った自分の顔を見て、ハッとしました。
よどんだ目。こわばった表情。
「これは、自分が望んだ顔じゃない」
そう思った瞬間、体の奥から言葉が湧いてきたんです。
「もしもこのまま体が動かなくなったら、私はこの人生を絶対に後悔する」
恵まれた環境を失うのは怖かったです。
父を裏切ることになるんじゃないか。家族に迷惑をかけるんじゃないか。
そんな不安もありました。
でも、当時の辛い心境のまま生きることは、もっと怖かったんですよね。
「人生の後半戦を、このまま我慢して終わらせたくない」
そこで、家業の仕事を辞めることを決意しました。
答え「仕事は人生を豊かにする手段」
会社を辞め、起業した今だからこそ、はっきり言えます。
私にとって仕事とは、人生を豊かにするための「手段」でしかない、ということです。
お金のため、生活のため、と割り切って働くこともできます。
でも、私は割り切れなかった。
心が「YES」と言わないことのために、本気で頑張ることはできなかったんですよ。
今、私は毎朝、仕事が楽しみで目が覚めます。
受講生の方々が、自分らしい人生を見つけていく姿を見る。その瞬間が、何よりも嬉しい。
「これが、私の仕事の意味だ」
そう心から思えるようになりました。
ご自身の心が納得する「意味」を見つけること。
それが、頑張る理由を見失わないために、何より大切だと気づいたんです。
頑張る本当の理由を見つける3つの質問
私の体験談でお話ししたように、頑張る理由はお金や安定といった外側のものだけではなく、心が納得する「意味」にあります。
では、どうすればその「意味」を見つけられるのでしょう。
ここで、ご自身の心と対話するための、3つの質問をご紹介します。
質問1 やりがいを感じた瞬間は?
1つ目の質問は、ご自身の「過去」に関するものです。
「これまでの人生で、やりがいを感じた瞬間はどんなときでしたか?」
これは、仕事でなくてもかまいません。
学生時代の部活動でも、趣味でも、人から感謝された出来事でもいい。
時間を忘れて夢中になったこと、心が満たされた瞬間を、まずはいくつか思い出してみましょう。
- なぜこの質問が大切なのか?
人は、やりがいを感じた瞬間に「自分の価値観」が現れるものです。
たとえば、「誰かに喜んでもらえたとき」に心が満たされるなら、「人の役に立つこと」を大切にしている現れでしょう。
「難しい問題を解決できたとき」に達成感を覚えるなら、「自分を成長させること」や「挑戦して達成すること」が価値観なのかもしれません。
過去のやりがいの中に、本当に大切にしたいものが隠れているんですよね。
質問2 将来どんな人生を送りたいか?
2つ目の質問は、ご自身の「未来」に関するものです。
「将来、どんな人生を送っていたいですか?」
これは、体験談でお話しした「後悔しない人生」にもつながる問いです。
「どんな会社で」とか「いくら稼いで」ということよりも、
- 誰と
- どんな気持ちで
- 何をして
- 毎日を過ごしていたいか
そんな風に想像するのがコツですよ。
- なぜこの質問が大切なのか
私が50歳の時に気づいたのは、「このまま終わりたくない」という感覚でした。
理想の未来を想像することは、「今の自分」と「なりたい自分」とのズレに気づくきっかけになります。
そのズレが見えた時、「何を変えるべきか」「何を大切にすべきか」が見えてきます。
未来から逆算して、今の頑張りに意味を見出すことができるんですよね。
質問3 お金や評価抜きで何をしたいか?
3つ目の質問は、いま縛られている「制約」を外す問いです。
「もしもお金や、妻や母などの役割、そして周りの評価をまったく気にしなくてよいとしたら、何をしたいですか?」
私たちは知らず知らずのうちに、「生活のため」「評価されるため」といった他人軸の理由で動いてしまいがちです。
けれど、私自身の経験からも、お金や待遇だけではどうしても納得できない瞬間がありました。
制約をすべて取り払ったとき、見えてくるものこそが、自分の「本当の目的」に近いものなのかもしれません。
- なぜこの質問が大切なのか
この問いに向き合うのは、少し怖いことです。
なぜなら、「本当はどう生きたいのか」という自分の心の声と向き合うことになるからです。
たとえば「海外で学びたい」と思ったとしても、
「仕事はどうする?」「家族は?」と現実的な声がすぐに浮かびます。
そんな問いに正面から向き合うのは、勇気のいることです。
でも、その「本音」を知らないまま頑張り続けても、心は満たされません。
「やりたい」ではなく「やらねばならない」で動く限り、頑張ってもどこか満たされないんです。
制約を外して考えることで、心の奥底で本当に求めているものが見えてきますよ。
【ワーク】3つの答えから共通点を見つける
3つの質問(過去・未来・制約なし)に答えたら、それらを書き出してみましょう。
そして、その3つの答えに共通する「キーワード」や「感情」を探してみましょう。
たとえば、私の講座の受講生には、こんな共通点を見つけた方がいます。
「子どものころ、お母さんの髪を結ってあげたら、とても喜んでくれたのがうれしかった」
●そこから見つけた原点(共通点):
「人を笑顔にしたい」「喜ぶ顔が見たい」という気持ち(価値観)
●その結果:
この原点が「本当の目的」となり、人をきれいにしたり、元気づけたりする仕事に進みました。彼女はのちに美容師になったのです。
難しく考えず、ご自身の答えを眺めてみてくださいね。
何度も出てくる言葉や、ワクワクしたり、心がスッキリしたりする感情はありませんでしょうか。
それこそが、頑張る本当の理由を見つける第一歩になります。
【ワークシートで、ご自身の答えを書き出してみましょう】
ここでご紹介した「3つの質問」と「共通点を見つけるワーク」を、じっくり書き込めるA4・1枚のワークシートをご用意しました。
頭の中だけで考えるよりも、実際に書き出すことで、ご自身の本当の目的が明確になりますよ。
以下をタップすると自動的にダウンロードが始まります。
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頑張る理由が明確になる具体的な行動
「3つの質問」でご自身の「共通点」(本当の目的)が見えてきたら、次はそれを日々の生活にどう活かしていくか、が大切です。
ここでは、頑張る理由をより明確にするための、4つの具体的な行動をご紹介しますね。
1. 日々の仕事に小さな目標を設定する
「小さな目標?そんなこと?」とがっかりするかもしれませんが、大切なことなんです。
共通点が見つかっても、それがすぐに大きな変化につながるとは限らないからです。
まずは、日々の仕事の中で、ごく小さな目的を設定してみることをおすすめします。
たとえば、
「今日はメールの返信を丁寧にしよう」
「今日は誰か一人に『ありがとう』と言われる行動をしよう」
そんな今日できることでかまいません。
- なぜこの行動が大切なのか
私たちは「大きな目標」を立てがちですが、それがプレッシャーになって動けなくなることがあります。
小さな目標なら、今日、この瞬間から始められる。
そして、その小さな目標を達成し、「できた」と感じることが大切なんです。
私自身、家業を辞める決断をする前、まずは「週末の講師業で一人でも多くの人に浅野さんを選らんでよかったと思ってもらおう」という小さな目標から始めました。
その積み重ねが、大きな意味につながっていったんですよね。
2. 自分の努力を言葉にして認める
私たちはつい、他人からの評価を待ってしまいがちです。
そこはぐっとこらえて、自分の頑張りを認めてあげる習慣をつけてみましょう。
「今日も一日頑張った」
「この資料をうまくまとめられた」
「あの人の話を丁寧に聞けた」
そんな、周りが気づかない小さな努力でも言葉にして認めてあげるんです。
- なぜこの行動が大切なのか
他人からの評価(他人軸)は、コントロールできません。
でも、自分で自分を認めること(自分軸)は、いつでもできる。
26年間、私は父からの評価を待ち続けていました。でも、その評価は来なかった。
今思えば、父からの評価を待つよりも先に、自分で自分を認めてあげればよかったんですね。
こうした小さな認める行為の積み重ねによって、自己肯定感を育てられると心理学的にも言われています。
できたことに意識を向けることで、ご自身の行動に「意味」が生まれやすくなりますよ。
3. 理想の人生に必要なスキルを洗い出す
「3つの質問」で見つけた理想の人生と、今の仕事がズレている、と感じることもあるかもしれませんね。
そんなときは、今の仕事を、「理想の人生に必要なスキルを学ぶ場」と捉え直してみるのが効果的です。
たとえば、理想の人生を送るうえで「人との信頼関係を築く力」が大切だと気づいたとします。
その場合、今の仕事では、お客様や共に働く人たちとのやり取りを通じて、”聴く力”や”共感する力”を磨くことができるかもしれません。
- なぜこの行動が大切なのか
私は家業で働いていた26年間、「この仕事に意味はない」と思っていました。
でも今振り返ると、あの経験で「人の悩みを聴く力」を身につけていたんです。
会社に寄せられるお客さまからの電話をずっと受けていた経験が役立ちました。
それが今、講座で受講生の方々と向き合う時に活きている。
意味づけを変えるだけで、同じ仕事でも見え方が変わってくるんですよね。
4. 周囲の期待より自分の意志で選択する
頑張る理由がわからなくなるのは、「〜ねばならない」という他人軸の期待に応えようとしているときが多いです。
これからは、「〜したい」というご自身の意志で選択する癖をつけていきましょう。
もちろん、いきなり大きな決断(転職や起業など)をする必要はありません。
「気乗りしないイベントは欠席する」
「定時で帰って自分の時間を確保する」
「興味のある勉強会に参加してみる」
そんなささいなことでいいんです。
- なぜこの行動が大切なのか
私が50歳で家業を辞める決断ができたのは、その前に小さな「自分で選ぶ」という経験を積んでいたからです。
週末の講師業を始めたこと。
それが「自分で選んだ」という初めての感覚でした。
小さな「自分で選んだ」という感覚を取り戻すことが、本当の目的を生きる一歩になります。
最初は怖いかもしれません。でも、その一歩が人生を変えていくんですよね。
状況別「頑張る理由」の見つけ方
ここまでは、ご自身の内面(目的や意味)に焦点を当ててきました。
ここでは、もう少し具体的に、よくあるお悩みの状況別に頑張る理由の見つけ方をご紹介します。
ここでも、私の体験談がヒントになるかもしれません。
仕事の悩み 転職前にチェックすること
「今の仕事が合わないから、頑張る理由が見つからない」
そう感じて、すぐに転職を考えるのは早いかもしれませんね。
もちろん、環境を変えることが最善の場合もあります。
ですが、体験談でお話ししたように、私は恵まれた環境にいても、26年間ずっと心が満たされませんでした。
もしも、本当の目的がわからないまま転職しても、同じ悩みを繰り返してしまう可能性がある。
- 転職を考える前に、まず確認してほしいこと
転職活動を始める前に、まずは3つの質問でご自身の「意味」や「価値観」をはっきりさせることをおすすめします。
その上で、今の職場で「3. 理想の人生に必要なスキルを洗い出す」で書いたように、学べることはないか、もう一度見直してみる。
私の受講生の中に、こんな方がいました。
「営業の仕事が辛くて転職したい」と相談に来られた30代の女性。
でも、3つの質問を通じて「人の役に立ちたい」という価値観が見えてきたんです。
そこで、今の営業の仕事を「お客様の課題を解決する仕事」と捉え直してみたところ、すっと心が軽くなり少しづつやりがいを感じるようになったそうです。
その後、彼女の能力が認められ、周りからの評価も大きく変わっていきました。
結局、転職はせず、同じ会社で活躍されています。
環境を変える前に、まず自分軸をはっきりさせる。
私の場合は、26年勤めた会社を辞める決断をしましたが、それは自分軸をはっきりさせた後でも遅くはありません。
生活のバランス 家族や幸せとの両立
「家族のために頑張る」というのは、立派な理由です。
でも、それが「〜ねばならない」という我慢や自己犠牲になってしまうと、苦しくなってしまいますよね。
私の体験談で、平日は家業、週末は講師業というダブルワークをしていた時期があると書きました。
体力的に限界でしたが、なぜ講師業の方は続けられたのか。
それは、家業が「他人軸(父の目的)」だったのに対し、講師業は「自分軸(やりたいこと)」だったからです。
- バランスの取り方のコツ
自分の時間をすべて家族や生活のために使うのではなく、週末に数時間だけでも、心からやりたいと感じる時間(=自分軸の時間)を確保してみましょう。
私の受講生の中には、こんな方もいました。
平日はフルタイムで働き、家事育児もこなす40代の女性。
「自分のための時間なんて贅沢」と思っていた方でしたが、月に2回だけ、趣味の陶芸教室に通い始めました。
そうしたら、平日の仕事や家事も「陶芸のための充電期間」と思えるようになり、心が軽くなったそうです。
その小さなバランスが、日々の仕事や生活を頑張るためのエネルギーになることもありますよ。
自己犠牲ではなく、自分も満たしながら家族も大切にする。
そんなバランスを見つけることが、長く頑張り続けるコツなんですよね。
モチベーション 応援者の存在を見つける
ご自身の「本当の目的」が見つかっても、一人で走り続けるのは大変です。
そんなときは、自分の頑張りを応援してくれる存在を見つけましょう。
それは、家族や友人かもしれませんし、同じ目標を持つ仲間かもしれません。
- 応援者がいることの力
冒頭で私が2000人以上の方々と対話してきたと書きました。
頑張る目的を見失いそうなとき、そうした受講生の存在が、逆に私の支えになってくれました。
「浅野さんのおかげで人生が変わりました」
そんな言葉をいただくたびに、「この仕事を続けてよかった」と思えたんです。
ご自身の思いを話し、応援してもらえる。
そんな人が一人でもいると、モチベーションは維持しやすくなります。
もし身近にそういう人がいないなら、コミュニティや勉強会に参加してみるのも一つの方法です。
同じ悩みを持つ人たちと出会うことで、「自分だけじゃないんだ」という安心感も得られますよ。
一人で抱え込まず、応援し合える関係を作っていく。
それも、頑張る理由を保ち続けるための大切な要素なんですよね。
それでもわからない時の対処法
「3つの質問」を試したり、ワークシートに書き出したりしても、すぐに答えが見つからない。
そんなこともあると思います。
本当にわからなくなってしまったときの対処法を、3つご紹介しますね。
誰かに相談する 対話する大切さ
一人で考え込んでいると、同じところをぐるぐると回って、堂々巡りになりがちですよね。
そんなときは、信頼できる友人や家族に、今のモヤモヤした気持ちを話してみるのも一つの手です。
不思議なもので、人と話しているうちに、ご自身の考えが整理されていくことは、よくあることなんです。
「友人や親なんてあてにならない」という方もいるかもしれませんね。
アドバイスをもらうというよりも頭を整理するために行う感覚でいいと思いますよ。
- 対話が持つ力
私自身、26年間の葛藤を一人で抱え込んでいた時期が長かったんです。
でも、50歳の時、信頼していた経営コンサルタントの方に「このまま続けて後悔しないか?」と聞かれたことが、決断のきっかけになりました。
その一言で、自分の中に隠していた本音が、ぽろっと出てきたんですよね。
「本当はもう辞めたい」って。
話すことで、蓋をしていた気持ちに気づくことがあります。
完璧な答えを持っている人に相談する必要はありません。
ただ、自分の話を聞いてくれる人。それだけで十分なんですよ。
専門家のサポートを受けることも選択肢
とはいえ、ご自身のキャリアや人生の深い悩みは、身近な人にはかえって話しにくい、という場合もあるでしょう。
家族に心配をかけたくない。
友人に弱みを見せたくない。
そんな気持ち、よくわかります。
- 専門家だからこそ話せること
また、ご自身の「本当の目的」や「強み」を見つける作業は、専門的な視点があった方がスムーズに進むこともあります。
私も、2000人以上の方々の「自分力」(=強みや特性)を活かして人生を豊かにするお手伝いをしてきました。
多くの方が、「一人では気づけなかった」とおっしゃいます。
第三者の目があることで、ご自身では当たり前だと思っていたことが、実は大きな強みだったと気づくこともあるんです。
たとえば私も、「人の話を聴く力」「人の人生史の中から価値を引き出すこと」が自分の強みだと気づいたのは、受講生の方々に言われたからでした。
自分では普通にやっていたことが、他の人から見ると特別なことだった。
そんな発見は、専門家のサポートを受けることで得られやすくなりますよ。
こうした専門家のサポートを受けることも、大切な選択肢の一つです。
一時的に休むことも戦略
「それでも、わからない」と感じるなら、今は答えを探すことに疲れているのかもしれません。
心身が疲弊しているときは、一時的に「考えること」を休む。
これも立派な戦略です。
- 休むことは逃げではない
私も、50歳で家業を辞める決断をする前、何度も「もう考えたくない」と思いました。
そんな時は、無理に答えを出そうとせず、好きなことをしたり、サウナに入ったり、とにかくぼーっとしたりする時間を作りました。
不思議なことに、そうやって一度離れると、ふっと答えが見えてくることがあるんです。
しっかり休んでエネルギーが回復すれば、また考える力が戻ってきます。
とにかく焦らないことは大切です。
休息も、答えを見つけるための大切なプロセスなんですよ。
しっかり休んで考えるエネルギーが戻ってきた方や、それでも自分だけでは答えが出ないと感じる方に役立つツールを作りました。
ご自身の特性や人生を体系的に振り返る、制作に10年をかけた特別なマニュアルをご紹介します。
自分の見つめ直し完全マニュアル【無料】

ここまで読んでくださって、ありがとうございます。
この記事を通じて、「頑張る理由」を見つけるヒントをお伝えしてきました。
でも、「3つの質問だけでは終わらせたくない」
そう感じている方もいらっしゃるかもしれませんね。
そんな方に最適な特別なマニュアルを作りました。
2000人の人生を変えた「自分らしく生きるマニュアル」
このマニュアルは、これまでの人生を振り返り、自分の特性を体系的に整理して分かりやすく理解することができるツールです。
制作に10年の歳月をかけた逸品。以下、充実の内容です。
【マニュアルの内容】
自分自身を深く理解するための問いかけを提供し、長所や可能性を探るのに役立ちます。
✓ 自己肯定感を高めるための100の質問シート
自信を持って前向きに生きるための支援をします。
✓ 今の仕事合う?合わないチェックリスト
現在の職場環境が自分に合っているか評価するのに役立ちます。
✓ やる気ペンタゴンチャート
モチベーションを高め、行動を促すためのツールです。
✓ ときめきのツボワークシート
自分の情熱や興味が何にあるのかを探るのに役立ちます。
このマニュアルを使った方の声
「16年間モヤモヤしていた気持ちが、ようやく言葉になりました」(48歳・会社員)
「自分には何もないと思っていたけれど、こんなに強みがあったんだと気づけました」(35歳・派遣社員)
「このワークシートがなければ、転職を繰り返していたと思います」(42歳・営業職)
なぜ、このマニュアルが効果的なのか
私の個人セッション(月々3万円)や講座の受講生たちを指導する際に使っているノウハウから厳選しました。
配布を開始したその日、300人以上から申し込みがあったものです。
頭の中だけで考えるのではなく、実際に書き出すことで、ご自身の本当の目的が明確になります。
ただし、無料配布をいつまで続けるかわからないです。
必要な人は、今すぐ入手して保存をおすすめします。
こちらにLINE登録していただくと、自分らしく生きるための耳寄りなお話も公開してます。ブログには書けないここだけの情報も配信しています。

私との直接のやりとりもできますよ
まとめ:頑張る理由は自分力で決めるもの
「何のために頑張るのか」
この記事は、その問いから始まりました。もし今、その答えが見えずに苦しんでいるとしたら。
それはもしかすると、答えを外側に探しているからかもしれませんよ。
周りの評価や、他人軸の目標に、ご自身の本当の目的が隠れてしまっている状態です。
この記事でお伝えしたこと
ご紹介した3つの質問や4つの行動は、答えをご自身の内側から見つけるためのヒント。
- なぜ頑張る理由がわからなくなるのか(目的と意味の違い)
- 26年苦しんだ私が50歳で見つけた答え
- 本当の理由を見つける3つの質問
私自身、体験談でお話ししたように、長い間、心と行動がちぐはぐなまま苦しんできました。
朝、会社に向かう車の中で感じた、あの息苦しさ。
「このままでいいのか?」という問いに、26年間答えを出せなかった日々。
でも、勇気を出して自分のための選択をした今、心から働く意味を感じています。
大切なメッセージ
頑張る本当の意味は、誰かに与えられるものではありません。
ご自身で決めていいんです。
いや、自分の力でしか決められないのです。
時間がかかっても大丈夫。
答えはすぐに見つからないかもしれない。
でも、この記事を最後まで読んでくださった方は、もう答えを探す旅を始めています。
「もっと自分らしく生きたい」
その思いがあるなら、それだけで十分なんです。
今日から始められること
まずは、3つの質問に答えてみてください。ワークシートに書き出してみてください。
完璧な答えを出そうとしないでください。
今、感じていることを、そのまま言葉にしてみること。そこから何かが変わり始めます。
私が26年かかったことを、もっと早く見つけられるかもしれません。
なぜなら、この記事を読んで、自分と向き合う覚悟を持ったのですから。
最後に
50歳で家業を辞める時、周りからは「もったいない」と言われました。
でも、あの決断がなければ、今の私はいません。
心から「YES」と言える仕事。
受講生の方々の人生が変わっていく瞬間に立ち会える喜び。
これが、私の「頑張る理由」です。
ご自身にも、必ずあります。
自分の心が納得できる、たった一つの理由が。
これから、それを一緒に見つけていきましょうね。
最後までお読みいただきありがとうございます。
魂の女性成長支援・浅野塾代表 浅野ヨシオ
この記事を書いた人
何のために頑張るのか——私自身、26年間この問いに苦しみ続けました。
父の会社で恵まれた環境にいながら、心は満たされない日々。50歳で家業を離れる決断をし、ようやく「自分の意味」を見つけました。
その経験から、2000人超の女性の生き方やキャリア支援を15年続けています。自分の強みを言語化し、人生を豊かにする専門家として、一人ひとりの「頑張る本当の理由」を見つけるお手伝いをしています。
著書『私はこの仕事が好き!自分の”強み”を活かして稼ぐ方法(大和出版)』はAmazon総合1位を獲得。日経新聞・日経WOMAN・プレジデントなど取材実績多数。
▶ 詳しいプロフィールはこちら
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