表現しづらい強みってあるのかな?
仕事にできるってほんと?
そんな疑問に答えます。
結論から先に言うと、表現しづらい強みってあります。
仕事にもできますよ。
”強み”とは専門技術とか資格だけではありません。
身近にいる友人たちを思い浮かべてみてください。
「人を笑わせるのがうまい」「やるとなったらとことん動く」みたいな表現しづらい特徴を持つ人がいるでしょう。
ご本人は価値ある強みであると気づかず、スルーされがちな特徴です。
本記事では表現しづらい強みについて解説します。
自分より優れた専門技術や実績のある人がいても気にならなくなりますよ。
本記事の内容です
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現在の私は、自分スタイルで生き抜く人づくりの会社を経営しています。
女性の生き方やキャリアに向き合う塾を運営。日本経済新聞や日経WOMANなど下記のメディアでも、私のことが取り上げられています。
今の仕事が楽しめなくなった女性から、起業や独立を目指す女性まで指導してきました。(地道に10年)。
大和出版より「私はこの仕事が好き!!自分の”強み”を活かして稼ぐ方法」という本を出版しています。
表現しづらい強みとは
表現しづらい強みとは、自分の中にある目に見えない無形の力のことを言います。
顕在実績はわかりやすいので、わたしたちの目に飛び込みやすいんですよね。
「東大卒業」「弁護士の資格」とかってわかりやすいじゃないですか。
一方、強みにはなんとも表現しづらいものもあります。
「なんとなく浅野さんが思い浮かんだ」例
以前、知人の著者さんから「私の友人に会って欲しい」と連絡が入ったことがあります。
ご紹介を受けた女性は、一流大学を卒業し一流のコンサルタント会社で働いていたキャリアのある女性経営者さんでした。
プロフィールを拝見すると、目に見える実績でおなかいっぱいになりそうなくらいでしたね。
彼女は社員のマネジメントに苦しんでいました。
やり手の彼女でしたけど、いわゆる「普通の社員」にどう接していいかわからなかったのです。
そこで自信喪失に陥ってしまったとのことでした。
そこでなぜ浅野が呼び出されたのか知人に聞いたところ、
「なんとなく浅野さんなら彼女の悩みを解決できるんじゃないかと思って」
と言うんですよ。
社員のマネジメントなんて実績もほとんぞない私なのに・・・
無形の力を侮るなかれ
結果的にご紹介を受けた女性経営者さんは、私の個人セッションを繰り返し、自信を取り戻すことができました。
現在は会社の規模も拡大し、大活躍されています。
紹介してくれた知人に、なぜ私に白羽の矢がたったのか深く聞き直してみたところ。
・女性の気持ちを理解してくれるから。
・頭ごなしに言わないだろうから。
・愚痴も聞いてくれそうだから。
・経営の経験もちょっとあるから。
みたいなことだそうですよ。
これらは私の表現しづらい強みだったわけです。
マネジメントで多大な実績をあげたとか、目に見える実績がなくても選ばれたということ。
表現しづらい強みが、目に見える実績を持つ人たちを押しのけてしまった例です。
表現しづらい強みが隠れているところ
表現しづらい強みというものは、自分にはあたりまえにできることの中に隠れています。
さきほど、私の表現しづらい強みの例をご紹介しましたけれど、努力して身につけたスキルとかじゃないですよ。
自然にできることです。
むしろ気の強くない私の短所のようなものがベースになっているものばかりです。
表現しづらい強みというものは、思いがけないところにあるものですのでスルーしないように気をつけましょうね。
表現しづらい強みの見つけ方
表現しづらい強みを見つけるためには、
・人からの反応
・自分の偏執性(かたよったところ)
の2つを深堀りすることです。
人からの反応から見つける
・よく頼まれること
・よく驚かれること
・よくほめられること
・よく相談されること
・よくやらされること
以上のようなものですね。
他人から自分がどのような反応を受けていたかを思い返してみましょう。
自分の将来の仕事につながる可能性もありますからね。
自分の偏執性から見つける
自分の偏った性質を棚卸ししてみましょう。
・時間を忘れて熱中すること
・こだわってしまうこと(もの)
・許せないこと
・短時間でできること
・続けられること
以上のようなものですね。
自分はなんの気なしにやっていることでも、ほかの人にはできないことだったりします。
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強みを活かす見積合わせ
表現しづらい強みを見つけるためには、人からの反応を素直に受け入れなければなりません。
ここが運命の分かれ道。
気持ちはよくわかりますけど、素直に受け入れなければ表現しづらい強みとして認識することはできません。
半信半疑でもいいので、「どうやら私の強みのようだ」くらいは認識しておくことが大切。
人から見た自分と、自分の見ている自分の見積合わせが重要ということです。
強みの価値は相手が決める
ここでひとつ大切なことは、私たちそれぞれの持つ「強みの価値」は受け手側が決めているということです。
当人の認識とか自信は関係ありません。
自分以外の人が「価値あり」と判断したものがすべてということです。
バンクシーの絵が何億円にもなっていますけど、もとはと言えば落書きです。
バンクシー自身がどう思って書き始めたかは知りませんけど。欲しい人がいるから価値は上がる。
「強みの価値」は受け手側が決めていると覚えておきましょう。
表現しづらい強みが確信に変わる
表現しづらい強みは、行動につなげることで「実績」に姿を変えます。
私も女性経営者の個人セッションを行うときは半信半疑でしたよ。
でも彼女がみるみる元気になり、自信をつけて経営を続けている姿を見て確信に変わりました。現在は正式に個人セッションをサービスとして独立させています。こちらです。
3年目になりますけど、ありがたいことにクライアントさんが年々増えており、しかもやめる人がほとんどいないのです。
実績として表現しづらい強みも見える化しているということですね。
こんなことが起こるとは始める前は想像できませんでしたよ。
表現しづらい強みを掘り下げることを強くおすすめします。
表現しづらい強みを仕事に変える方法
表現しづらい強みを仕事に変えるには「お金をください」と言うだけです。
「え!そんなこと?」と思うかもですけど、これ本質です。
というのも表現しづらい強みはなかなか自覚できないもの。
なので自信を持つことができず、無料で提供してしまう人多いんですよね。
これではいつまで経っても自信につながらないです。
お金をいただくこともその価値を見える化させるひとつの手段です。数字に現れますからね。
思いきって「○円でやります」と伝えてみましょう。
この原理原則を考えると無料っておかしいんですよ。
仮にお金をもらうことで離れてしまう人がいたとすると、その相手は仕事として付き合う人ではないということですね。
凡人だからこその強み
多くの人が特別な才能のない凡人です。(もちろん私もです)
でも、それぞれ個性という素晴らしい宝を持っています。
表現しづらい強みは、個性の中に宿るものと考えた方がいいですよ。
- 人と話すのが好き!
- ものづくりが好き!
- 体を動かすのが好き!
というような一見、スルーしがちな個性の中にだって、宝の山は転がっているもの。
ご本人がその宝に気づかなければ持ち腐れてしまいますよ。
凡人だからこその強みを大切にすることは自分を大切にすることですよ。
ぜひご自身を大切にしてくださいね!
以上となります。
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