大人が新しいスキルを学び直すのはなんで難しいの?
手こずる理由とか失敗する人の特徴とかも知りたい。
そんな疑問に答えます。
最近、「リスキリング(学び直し)」という言葉を目にするようになりました。
時代の変化に合わせ、その時代に求められるスキルを学び直すことを言うのだけれど、
けっこう手こずる人多いです。
必要だとわかっていても、なかなかできないリスキリング(学び直し)。
そこで本記事では、大人がリスキリングに手こずる3つの理由について書いてます。
失敗する人の特徴や上手くやるコツについても合わせて解説しますね。
私もパソコンやスマホが世に登場したとき、サイトの作り方や広告手法を学び直す必要があり、はげしい苦痛を感じましたので手こずるお気持ちよくわかります。
でもリスキリングしないと、今後仕事を失う可能性はめちゃめちゃ高いのでご注意くださいね。
※3分ほどで読めますのでお時間くださいね。
- この記事を書いている人の信頼性
女性の生き方やキャリアに向き合う塾を運営。日本経済新聞や日経WOMANなど下記のメディアでも、私のことが取り上げられています。
今の仕事が楽しめなくなった女性から、起業や独立を目指す女性まで指導してきました。(地道に10年)。
大和出版より「私はこの仕事が好き!!自分の”強み”を活かして稼ぐ方法」という本を出版しています。
大人がリスキリング(学び直し)に手こずる3つの理由
大人がリスキリング(学び直し)に手こずる理由は主に次の3つです。
- リスキリング(学び直し)に手こずる理由
- 時間がないから
- 過去の経験がジャマするから
- 今のままなんとかなると思っているから
仕事をしながら新しい勉強をするって大変ですよね。大抵の人は勉強する時間がないことに苦しまれています。
帰宅してから食事の支度して、子どもの相手をして片付けて・・・
どこにそんな時間あるのよと言いたくなるお気持ちもよくわかります。
また、大人になると自分のモノサシみたいなものが出来上がってきますよね。
「これはムリ」なんて勉強を始める前から思ったりもして。そんな過去の経験がジャマをするんですよね。
さらに心のどこかで「今のままでだいじょうぶ。なんとかなる」と思い込んでしまうもの。
正常性バイアスと呼ばれるもので、危険なことは起こらないという先入観をもつ心理作用です。
災害が起こるとき逃げ遅れる人の多くは、この正常性バイアスが効いてしまうからだそうですよ。
以上のようなものを乗り切らないと、大人がリスキリング(学び直し)を実現することはむずかしいものなんですよね。
リスキリング(学び直し)に失敗する人の特徴
リスキリングに失敗する人は主に次のような特徴があります。
- リスキリング(学び直し)に失敗する人の特徴
- 意思の力に頼ろうとする
- 知識を得て満足している
- 自信がない
リスキリング(学び直し)に失敗する人の特徴として、意思の力に頼ろうとする場合が多いですね。
意思とはやる気とかやりたいとか思う気持ちのことです。
夕方仕事を終えて帰宅。ごはん食べたりお風呂に入ればゆっくりしたくなりますよね。
そんな日々の中でやる気に身を任せていると概ね失敗します。やる気とオバケはいつまでも出ないからです。
次に、知識を得て満足している特徴もあります。たとえばスクールに通ったり資格をとったりすることで満足してしまう。
知り得た知識を使いこなすまで訓練しないなんていうパターンです。
これもよくある失敗する人の特徴アルアルです。
私もWEBサイトの作り方なんていうセミナーを受講して、そのまま放置してせっかく学んだ知識が忘却の彼方へ・・・という経験あります(泣)
そして最後は「自信がない」です。
自信がないとやればできるという気持ちもうすく、挫折が待っています。ちょっと壁にぶつかれば「自分にはムリ」と思い込んでしまいますからね。
以上がリスキリング(学び直し)に失敗する人の特徴アルアルでした。
リスキリング(学び直し)を上手くやるコツ
次にリスキリング(学び直し)を上手くやるコツについても解説しますね。
- リスキリング(学び直し)を上手くやるコツ
- やらざるを得ない環境を作る
- 目的をハッキリさせる
- アウトプットを同時進行させる
リスキリング(学び直し)を上手くやるコツは、やらざるを得ない環境を作ることです。
具体的には
- 自分を監視してくれる人をつける
- がんばっている人に囲まれる
- すでに成功した人と付き合う
の3つですかね。やらざるを得ないじゃないですか。
ライ○ップが「結果にコミット」なんてCMやってますけれど、実は環境づくりにお金払っているようなものです。
指導者ががっつりついて監視されるみたいな。やらざるを得ない環境を提供しているわけですよ。
ですので、スクールに通うのもただ聞くだけ系のものでは効果うすいです。
また、がんばっている人に囲まれたり、すでに成功した人と付き合うとその空気感に引っ張られます。
図書館で勉強している学生を思い浮かべるとわかりやすいですよね。まわりの空気からやらざるを得なくなるみたいな。
カフェは、勉強してる大人の人たちも多いので刺激になりますよ。そんな人たちに囲まれるのもリスキリングにはいい環境ですよね。
それから、目的をハッキリさせるのも大事です。
漠然と「将来のために英語を勉強しよう」くらいだと挫折街道まっしぐらっていう感じでしょう。
「英語を学んで素敵な外国人と結婚するわ」くらい目的がハッキリしているほうが身につきそうです、笑
次に、アウトプットを同時進行させることです。これも超大切。
自分にどのような知識が足りず、何ができないかあぶりだしながら学ぶのです。
この学び方は効率的に且つ、知り得た知識が血肉になるうまいやり方ですよ。
そして最後は、予定を入れないことです。
ムダな飲み会に参加しないとかね。できる限り、リスキリングに注力する時間をとることです。
一生続くわけではないですから安心してください。身につくまでの辛抱ですよ。
学び直しを阻む敵【焦りです】
リスキリング(学び直し)に潜む、隠れた敵についても解説しておこうと思います。
それは焦りです。
大人になると思うように自分の時間がとれなくなるでしょう。そうなると短時間で結果を出したくなりますよね。
その気持ちが焦りにつながってしまうのです。
- どのようなスキルでも身につけるには時間がかかるものです。
部活動を経験した人は当時を思い出してみてください。何度も繰り返し練習したり、失敗や成功を重ねたり、そのような経験を積み重ねて技術を身につけてきたと思います。
何のスキルを身につけるにしても、流れは当時とまったく同じです。
焦りはなにも生みませんのでちょい注意ですね。
でも何を学べばいいのかなぁ
もしも「コレ!」というものがないのであれば「書く・話す・売る」の3つのスキルは将来に備えて身につけたほうがいです。
会社員の人ですと、なぜそんなスキルを身に着けなきゃならないのと思うかもですけど、会社が最後まで面倒見てくれる時代は終わってしまいましたからね。
雇用してもらえなければ、自分で稼げるようになるしかありません。
再就職するにも自分を他の会社に売り込む必要があります。年齢を重ねれば重ねるほど雇用環境は厳しくなっていくでしょうし。
自分をアピールできなければ人生下り坂となってしまいます。それを防ぐためにも書く・話す・売る力は必要です。
会社員であろうが、起業するのであろうが「書く・話す・売る」スキルがないとキツイ時代になると思いますよ。
リスキリング(学び直し)は最強の投資
リスキリング(学び直し)はもっとも効率的な投資です。
お恥ずかしお話ですが私は40代に足を突っ込む手前くらいまで学ぼうとしませんでした。
仕事が終わって家に帰り、TV見ながらごはん食べて寝るの繰り返し。
漠然とした将来の不安を抱えながらも流されて生きていましたね。
でもリスキリング(学び直し)を始めてからグイグイと自分の人生が動いて今があります。
もちろん学び直しているときはキツイな厳しいなと思うときはあります。
でも漠然と将来のモヤモヤを抱えて生きているより、全然気持ちは楽ですよ。
前にすすんでいる安心感を得られますからね。
ぜひぜひ焦らずじっくりリスキリング(学び直し)に挑戦してみてください。
明るい未来が待っていますから!
以上になります。
(※この記事を書いている人の自己紹介)
やらざるを得ない環境を手にしましょう。自分にしかない強みの見つけ方までわかりやすく解説。
※個別相談も講座後に1時間できます。
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