人生の棚卸しを行っているか否かで、自分らしく生きられるかが大きく左右されます。
棚卸しを怠ると、他人の価値観や常識に翻弄(ほんろう)され、真の自分を見失ってしまうリスクが高まります。
この記事では、「人生の棚卸し」とその実践方法、そしてそれを通じてどのように自分らしく生きるのかを詳しく解説します。
さらに、棚卸しをうまく進められなかった人の失敗例も紹介し、避けるべきポイントを明らかにします。
この記事をお読みなると得られるものは、
- 真の自分が追い求める仕事やキャリア
- 自分固有の強みや特性
- 過去の経験が持つ真の価値
- これらの要素を最大限に活かす方法
- 自分が進むべき未来の方向性
など、本当の自分に出会うきっかけをつかめます。そのために避けて通れない内容ですので最後までお読みくださいね。
追伸:本文の最後に素敵なマニュアルのプレゼントをご用意しています。
- 記事を書いている人の専門性と実績
経歴:
新卒8ヶ月での挫折退職から再出発。26年の会社員経験(10年は複業)を経て起業。現在は個性を活かす道を拓く会社を経営。
専門:
10年以上2000人超の女性指導実績。本当の強みを発見し、人生を新たな方向へ導くプロ。やりがいのある転職から起業まで、前職や年齢を超えた女性の夢実現に定評。
メディア/著書:
日本経済新聞、日経WOMAN他多数掲載。著書「私はこの仕事が好き!自分の”強み”を活かして稼ぐ方法(大和出版)」
人生の棚卸しとは【棚卸しをする意味】
「人生の棚卸し」とは、自分の人生を振り返り、これまでの経験や感じたこと、考えていたことの整理をすることを指します。
まるで倉庫の商品を一つ一つ確認して整理する「棚卸し」のように、自分の心の中や過去の出来事を振り返り、自分自身を再確認する作業のことを言います。
このプロセスを通じて、自分の価値観や考え方、これまでの選択やこれから進むべき方向性などを明確にすることができます。
人生の中で迷ったり、方向性を見失ったりしたときに、「人生の棚卸し」を行うことで、再び自分らしい道を見つけるヒントや気づきを得ることもできます。
やり終えたときの爽快感は実行した人しかわからないかも
また、人生の棚卸しは、若い世代だけでなく、人生の集大成を考えるときにも重要です。
終活の一環として、エンディングノートを作成する際にも、この棚卸しの手法が活用できるでしょう。人生を振り返ることで、残された時間をより意義深く過ごすヒントが見つかるかもしれません。
人生の棚卸しをヌケ・モレなく行う方法
いきなり結論ですが、人生の棚卸しをヌケ・モレなく完璧に行う唯一の方法は、「自分史」を書くことです。
自分史を書く作業は、心の中の断捨離にも似ています。
不要な思い込みや過去の執着を手放し、本当に大切なものだけを残していく過程で、自分の本質がより鮮明に見えてくるのです。
- はっきり言います。
自分史を書く以外の方法で、人生の棚卸しをヌケ・モレなく行うのは非常に難しいのです。
「そんな手間をかける必要があるの?」と疑問に思うかもしれませんが、答えはYESです。
なぜなら、私たちの記憶は数珠つなぎのように連鎖しており、単純に過去を振り返るだけではヌケ・モレが生じるから。
特に、私たちが真価を発揮しているときは、無意識に行動していることも多いため、その瞬間を記憶していないことが多いのです。
また、表面的な棚卸しでは、自分の未来の方向性や目標に繋がる小さな体験やエピソードを見落とすことが多いです。
それは、過去のさまざまな経験から導き出される自分の考えや行動のパターンを十分に読み解けないからです。
具体的な「自分史」の書き方やその効果については、以下のリンクで詳しく解説しています。
▶完璧に自分を振り返る方法【成長に繋がる自分史の書き方と効果】
自分史を書くことは宝探しと同じ
自分史を書く作業は時間もテマもかかりますが、やるだけの価値あります。
私の塾の受講生は、講座中に自分史を書くのですが、書き出したエピソードが鮮烈で、取材を受けたり出版につながったりするケースもあります。
(下記の画像が自分史の実物↓)
自分の強みがわかり起業した人もいます。
どの例も本人にとってはあたりまえにできたことばかりです。
本人にとっては些細なことでも、他人にとってはダイヤモンドのような価値がある。そんなこともよくあることですよ。
自分史を書く作業は、宝探しに似ています。どこに宝があるのかわからず探すのに非常にテマヒマかかります。
ぶっちゃけ簡単じゃないです。簡単に人生の棚卸しができるならば、世の中には強みを活かしている人ばかりあふれかえるはずですし、「やりたいことがない」と悩む人もいないはずですよ。
自分史を書く時間がない時の対処法
自分史を書く時間がどうしてもとれないときは、取り急ぎポジティブな質問を自分に問いかけ、忘れていた成功経験を棚卸しするといいです。
ポジティブな質問とは、快感がともなう体験を思い出さざるを得ない質問です。例えば「ほめられた経験は?」みたいなものですね。
具体的にやってみたい方のために自分の棚卸&分析に使える70の質問集を作りました。
そんなときでもないと。自分を見つめる作業に本気で取り組もうとは思えないでしょう。今がチャンスです。
この質問集は、私が個人セッション(月々3万円)を行うときの質問から厳選したもの。お困りの方が多いため無料でお配りしています。
但し、いつ無料配布を終了するかわかりません。必要であれば今すぐ入手し保存をおすすめします。以下から入手できます。
私はきちんと棚卸しをしたいです。失敗例の報告とかありますか?
はい。私の運営する塾の受講生から聞いてわかったことを次に紹介します。
人生の棚卸しによくある失敗例
私の運営する塾には、他のセミナーや何かしらの本に載っていた方法で人生の棚卸しを試みたものの、うまくいかなかったと相談に来る方が増えています。
(1)のグラフ式か、(2)の年表式を使用する手法でうまくいかなかったとのです。
どのような手法かイメージを作りましたのでご覧ください。
- (1)グラフ式
年齢(西暦)順に人生の高低をグラフに描きながら棚卸しをする手法です。
- (2)年表式
年齢(西暦)順に経験したことを表に書き出す手法です。
これらでは、人生における大切なエピソードや自己の強みなどが見過ごされることがあるのです。
例として、私が初めて出版した「人を動かすメールテクニック」の本は、私も無意識に行っていた技術で、出版前はその価値に気づいていませんでした。
私のような無意識にできる強みに関わるエピソードをグラフ式や年表式では、拾いきれない可能性があります。
さらに、これらの手法では「ネガティブ・バイアス」という心理的な作用により、辛い経験や失敗ばかりが目立ち、成功体験を取りこぼしがちになります。成功しても運や仲間のせいにしてスルーしてしまうからです。
特に、自己評価が低い人や自信のない人は、この方法だと、自分の強みや大切な経験を思い出すのが難しいことがあります。そのため、これらの手法には注意が必要です。
人生の棚卸しを行う際、自分だけでなく家族との関わりも重要な要素です。
家族との思い出や影響を無視してしまうと、自分の人生の重要な側面を見落とす可能性があります。家族との関係性を含めて振り返ることで、より包括的な自己理解につながるでしょう。
人生の棚卸をそこまでやる必要ある?どんなメリットがあるの?
人生の棚卸しをするメリット
日常の忙しさの中で、私たちの多くは過去の経験や感情、そして自らが下した選択を振り返ることを忘れてしまいます。
ここで「人生の棚卸し」という考え方が登場します。では、人生の棚卸しをすることのメリットは何でしょう?
以下のとおりです。
過去の経験を振り返ることで、自分自身の価値観や考え方、行動の傾向を明確に理解することができます。これにより、自分の強み及び本当の気持ちや欲望を見つけ出す手助けとなります。
人生の棚卸しをすることで、過去の成功体験や失敗経験を再評価することができます。これにより、将来の選択や決断に役立つ洞察を得ることができます。
心の中に抱え込んでいる不安や悩み、後悔などのネガティブな感情を整理し、新しいスタートを切るための気持ちをリセットすることができます。
自分の過去の経験や学びを基に、将来の目標や人生の方向性を明確に設定することができます。
過去の経験や出会った人々に感謝の気持ちを持つことで、日常の中での幸福感を高めることができます。
自分らしくいるのに棚卸しが必要な理由
多くの人々は「自分らしく生きたい」と考えることすらしていません。実際、自分らしく生きている人は10人中1人か2人程度しかいないのではないかと思うほどです。
なぜこれほどまでに多くの人が自分らしく生きる道を追求しないのでしょう…。
それは多くの人が、社会や他者からの期待や「こうあるべき」という価値観に縛られて生きているからではないでしょうか。
周囲の期待に応えるため、またはミスをしないようにと、自分らしい生き方を避けてしまう。
自分らしく生きるためには、自分自身のために時間を使わなければなりません。
例として、同じ職場で働くAさんとBさんを考えてみましょう。
なんて考えていたとすると…
このように、同じ仕事をしても個人差が出る。
Aさんは自分らしく生きているし、Bさんはそうと言えないでしょう。
人生の棚卸しを通じて、自分の過去の経験や体験を振り返り、それらから本当の自分を知ることで、自分らしい生き方や価値観を明確にすることができます。
そして、それをもとに未来を設計し、納得のいく人生を歩むことができるのです。
納得のいく人生を歩むには
私たちが真に追い求めるべきものは、納得のいく人生ではないでしょうか。しかし、そのためには、自分の意志で物事を選択し、決断する勇気が必要です。
多くの人は、他人の期待や社会の常識に流されるかたちで人生を進めています。そうした生き方は、安全で確実なように思えますが、真に納得のいく人生とは言えないでしょう。
私もかつては、親の敷いたレールに乗り、他人から見れば恵まれた環境で育ちました。
その中で私は「鳥かごの中の鳥」のように感じていましたよ。
そして、私自身が真に自分らしい人生を手に入れるために、20年以上の期間が必要でした。
私のように一人で長い時間をかけてやり抜くのも一つの方法です。しかし、私は他の人たちには、同じように長い時間をかける必要はないと信じています。
その経験とノウハウをもとに、私は人々の人生の棚卸しを実践する方法を公開しています。
もしあなたも、自分らしい人生を早く手に入れたいのであれば、私の体験入門講座の受講からスタートしてはいかがでしょうか。全身全霊でサポートします。
こちらから詳細を確認して、人生の棚卸しをスタートさせましょう。
人生の棚卸しをしたい人におすすめの本
私はこの仕事が好き!!自分の“強み”を活かして稼ぐ方法(大和出版)という本に、人生の棚卸しをする方法を細かく書いてます。(宣伝みたいになってしまいすいません。でも事実なので)
「今のまま働いても、幸せになれないのではないか?」と思い始めたあなたへ。2千人超に「納得のいく人生」をもたらした“強みを見つける専門家”がその人気講座の真髄を公開。 《「自分にはできない」との思い込みを捨てる→実は自分には見えていなかった実績を棚卸しする→自分らしさを「稼ぎ力」にまで高める→プロフィールをつくって「自分にしかない強み」を見つける→「強み」を“見える化”して起業や転職の武器にする》というプロセスを通して、「私」を最高に活かすポイントを知り、さらにはそこからキャリアを広げる実践方法を説く。将来の不安がなくなる女性のための“働き方改革”講座。
人生の棚卸しを実践して変わった人たちの声
私が提唱する「人生の棚卸し」を実践し、その後の人生に変化をもたらした方々を取材しました。
これらの方々は、私たちが提供する自分史のカリキュラムを修了し、新たなステージへと進んでいます。
彼らの共通点は、自分らしい生き方、働き方を選択し、それを実践していることです。こちらの動画では、彼らの生の声を紹介しています。
各動画は約4分となっておりますので、彼らの実体験から学び、ご自身の人生の棚卸しの参考にしてくださいね。
☆大野愛実さん〈データサイエンス職〉
『1年で年収が2倍になりました。自分の強みを見つけて、行き先を決めてよかったです』
☆栗田あかねさん〈営業職〉
『受講しなかったら転職先を間違ったかもしれません』
☆村西千恵さん〈キャリアカウンセラー〉
『人材派遣からフリーに転身して時給は2.5倍になってます。友人が受講して生き生きし始めたので決めました。』
☆今村有美さん〈会社員〉
『満足度の高い転職ができました』
●最後に筆者からのメッセージ:
人生の棚卸しは、自分自身を深く理解する貴重な機会です。焦らず、じっくりと過去を振り返り、心の声に耳を傾けてみることが大切。
今の仕事や生活に満足していなくても、そこには必ず学びがあるはずです。「ときめきのツボ」や「強み」を見つけ出す過程で、思いがけない発見があるかもしれません。
一歩一歩、自分らしさを探る道を楽しんでいけばいいのです。努力と偶然が重なったとき、人生の新たな扉が開くこともあります。
どんな可能性が待っているか、わくわくしながら前に進みましょうね。素晴らしい未来が待っているはずですよ。
魂の女性成長支援・浅野塾代表 浅野ヨシオ
浅野ヨシオ:
女性成長支援コンサルタント。
魂の女性成長支援・浅野塾 代表。
2007年よりビジネスパーソンや出版希望者を対象とした、自分の強みを発見し唯一無二のブランドを作る講師として活動。ハイキャリアの女性たちでも自分の能力がわからず強い自信を持てずにいることを知る。
2011年、女性成長支援の講座を起ち上げ、幼少期から現在までの人生史を平均200時間以上かけて深掘りする指導に定評がある。
通算14年2000人超の女性専門指導の経験により、心を縛る足かせをはずし、自分にとっての幸せを追求する自己実現プログラムを多数構築する。
著書に「私はこの仕事が好き!自分の強みを活かして稼ぐ方法(大和出版)」がある。
◎メディア実績:日本経済新聞/日経WOMAN/PRESIDENTほか多数
◎講演実績:横浜市経済観光局/多摩大学/NPO法人Woman’sサポート/自由大学/青森商工会連合会/天狼院書店/(株)スクー/ほか多数
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