どうして私たちは、他人と自分を比べてしまうのでしょうか?
人間は比較によって、物ごとの程度を推し量ったり、自分に足りないところを認識したりする本能があるからです。
この能力は、うまく使うと成長の糧(かて)になるのですが、誤って使うと自分を不幸に感じさせる原因にもなります。
この記事では、人と比べることからくるストレスや不満を解消し、ありのままの自分の受け入れへと導く7つのステップを紹介します。
これらのステップを順に実践することで、比較癖を健全な自己成長のツールに変えることができます。ぜひ最後までお読みくださいね。
- この記事の信頼性
※読み飛ばしOKです
この記事を書いている私は、表面的な自己分析では不可能な深い見極めや、真のキャリアの方向性を求める人たちに10年以上向き合い続けました。
人と比べてしまう癖を直したい人を含む2000人以上を指導し、経験からの教えを伝えています。
日本経済新聞や日経WOMANなど、多数のメディアで取り上げられた経験もあります。
「私はこの仕事が好き!!自分の“強み”を活かして稼ぐ方法(大和出版)」というタイトルの書籍も出版しています。
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人と比べる悪癖を解消する7ステップ
人と自分を比べてストレスを感じることから解放され、より充実した日々を送るためのステップを紹介します。
一つずつ丁寧に実践してみましょう。
自己肯定感を高める
人と比べる悪癖を解消するための1番目のステップは、自己肯定感を高めること。
自分自身に対する肯定的な見方が、自信をもたらし、ネガティブな感情を減らします。
ただ、このときに質問を間違えるとネガティブ・バイアス(失敗やつらい経験が記憶に残りやすい心理作用)が働き逆効果になります。
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自己肯定感を高めることで、他人との比較に振り回されない基盤を築けます。
自分自身の存在価値を理解する
人と比べる悪癖を解消するための2番目のステップは、自分自身の存在価値を理解することです。
自分の存在価値とは、自分がこの世に存在する”そのものの価値”を示すものです。
このステップが重要なのは、自分だけの独特な価値や特性を認識することで、他人との比較をする必要がなくなるからです。
たとえば、誰かに感謝された経験や、自分の得意なことや困難を克服したことなどに集中することで、自分自身の価値を再認識できます。
自分自身の存在価値を深く理解することで、他人との比較から自由になり、自分らしさを大切にすることができるようになります。
これは、他人との比較から解放されるための重要なステップです。
※参考記事:自分の存在価値がわからない?見出す7つの質問と高める方法
「自分なりの成功」を明確にする
人と比べる悪癖を解消するための3番目のステップは、自分なりの成功を明確にすることです。
このステップが重要なのは、自分自身の価値観にもとづいた成功の定義を再確認することで、社会的な成功の基準や他人の成果に影響されずに済みます。
たとえば、自分にとっての成功が家族との時間を大切にすることであれば、それを追求することで満足感を得られます。
他人が残業してどれだけ職業上の成功を収めていても、比較することが減り気にならなくなるでしょう。
「自分なりの成功」を明確にすることで、外部の基準に左右されず、自分自身の幸せを追求できるようになります。
自己更新を目指す
人と比べる悪癖を解消するための4番目のステップは、自己更新を目指すことです。
具体的には、「昨日の自分より今日の自分、今日の自分より明日の自分」という思考で、日々自分を磨き続けることを目標にします。
社会には競争を好む人もいれば、自己の成長に喜びを見出す人もいます。
もしも後者であれば、自分の興味や能力にもとづいた目標を設定し、それを計画的に達成することが自己更新への道となります。
自己更新のプロセスを通じて、他人の成果と自分の成果を比較する必要がなくなります。
このプロセスは、自分自身のポテンシャルを最大限に引き出し、充実した人生を送るための重要なステップとなります。
達成したことを記録する
人と比べる悪癖を解消するための5番目のステップは、達成したことを記録することです。
具体的には、「達成日記」のかたちで日々の小さな成功を記録します。
これにより、過去に自分が達成したことを振り返り、自分自身の成長の軌跡を確認できるようになります。
この習慣は、他人と自分を比較する代わりに、自己の進歩を評価し喜びを見いだします。結果的に、自分の成長に集中して、他人との比較によるストレスから解放されます。
人間関係を断舎離する
人と比べる悪癖を解消するための6番目のステップは、人間関係を断舎離することです。
この方法が効果的な理由は、自分にとってネガティブな影響を与える人間関係を整理することで、不必要な比較を減らし、心の平和を取り戻せるからです。
この行動を通じて、自分を不必要に他人と比較してしまう状況を減らし、自己肯定感を高めることが可能になります。
人間関係を断舎離するというと、後ろ向きな行動に捉えられがちですが、まったくそんなことはありません。
自分自身の心のメンテナンスの行為にほかなりません。
人間関係を断舎離することは、自分にとって大切な人との関係に集中でき、比較によるストレスから解放される大切なプロセスです。
瞑想して今に集中する
人と比べる悪癖を解消するための7番目のステップは、瞑想して今に集中することです。
瞑想すると心が落ち着き、今ここにいる自分に注意を向けることができます。
簡単に始められる方法としては、毎日静かな場所で少しの時間、目を閉じて深く息を吸い、吐くことです。
この時間を使って、今すべきことに集中し、頭の中を静かにしましょう。
この習慣は、他人と自分を比べる気持ちが少なくなり、自分自身を受け入れることを助けます。
瞑想して今に集中することで、他人と比べたり、競争することからくるストレスから離れることができます。
- 人と比べる悪癖を解消する7ステップ
- 自己肯定感を高める
- 自分自身の存在価値を理解する
- 「自分なりの成功」を明確にする
- 自己更新を目指す
- 達成したことを記録する
- 人間関係を断舎離する
- 瞑想して今に集中する
人と比べてしまう人に共通する特徴とよくある原因
前に解説した、人と比べる悪癖を解消するステップは非常に効果的な対処法ですが、この癖がなぜ生じるのか、その背後にある原因と特徴を理解することも、根本的な解決には不可欠です。
ここでは、人と自分を比べてしまう人に共通する特徴と、そのよくある原因について深く掘り下げます。
原因1:自分の軸がない
■原因1: 自分自身の価値観や信念が確立しておらず、周囲の人々が行うことや社会的な流行に流されやすい。
このため、他人の行動を自分の行動の軸としてしまい、それによって心が不安定になりがちになります。
原因2:他人に認められたい願望による
■原因2: 自分自身の価値を自己評価からではなく、外部からの評価で測ろうとする心理が働いています。
他人との比較により、自己が優位に立てば自尊心が高まり、逆の場合には自己否定に陥りやすい。
原因3:自信がない・劣等感がある
■原因3: 幼少期からの経験や育った環境、失敗体験などが自信の喪失と劣等感を抱き、それを補うために他人との比較をしてしまう。
原因4: 日本の社会教育の影響による
■原因4: 日本の社会や教育では集団行動や横並びの価値観が強調されがちです。
このため、自分と他人を比較し、社会的に望ましい行動を模索しようとする心理が働きます。
この文化的背景は、個々人の比較癖を強化する要因となっています。
比較の癖を仕事や人生に役立てる方法
冒頭でお伝えしたように、人と比べてしまう行為は、能力でありうまく使うと成長の糧(かて)になります。
そこで、自分の成長や仕事の成功につながる能力への変換方法を紹介します。
自分の強みを見つける
比較の癖を仕事や人生に役立てる方法の1番目は、自分の強みの特定に役立てることです。
簡単な例では、片付けられない人たちをみて、自分の整理整頓を好む性格や、その技術が強みであることに気づくというようにです。
このように、自分の強みを見つけることは、比較を通じて自分自身の能力を認識し、それをさらに伸ばす機会を作るきっかけになります。
他人との違いを稼ぐ力に変える
比較の癖を仕事や人生に役立てる方法の2番目は、他人との違いを稼ぐ力に変えることです。
たとえば、他人よりも初対面の人たちと話すことに抵抗がなく、むしろ好きだとすると、その特性を活かして営業や顧客サービスの分野で活躍できるかもしれません。
また、特定の技術に関する深い知識がある場合は、それを教えるコースを解説したりすることで収入源にすることも可能です。
このように、他人との比較によって見えてくる違いにより、稼ぐ力に変えることができます。
居心地のいい居場所を探す
比較の癖を仕事や人生に役立てる方法の3番目は、居心地のいい居場所を探すことです。
たとえば、他人よりも創造的なアイデアを出すことが得意なら、クリエイティブな職種や環境で働くことで、自分の能力を最大限に発揮できるかもしれません。
また、人を助けることに情熱を感じるなら、社会貢献ができる仕事に関わることで、満足感を得ることができるのではないでしょうか。
このように、他人との比較により、居心地のいい居場所を探すことができます。
【最後に】最高の自分を目指そう
人と比べて落ち込むのはもったいない時間ですよね。先日、知人の親戚が享年44歳で亡くなりました。小学生の子どもを残して…。無念な気持ちだったと思います。もっと生きたかったはず。
私たちは今、生きています。でも明日はどうなるかわかりません。
今、生きている私たちができることは、今の自分にできることに集中することであり、最高の自分を目指すことです。
他人と比べて落ち込んでいる時間はないはず。最高の自分を目指して、今を大切に生きましょうね。
自分の見つめ直し完全マニュアル【無料】
最後になりますけれど、自分の見つめ直し完全マニュアルを作りました。
人と比べる癖のある人にはうってつけのマニュアルです。この記事との出会いをきっかけに自分の思考や行動の癖をつかみ、幸せな人生をつかむ突破口を切り開いていただきたい。
制作に10年の歳月をかけた逸品。以下、充実の内容です。
- 自分の棚卸しに使える100の質問シート:自分自身を深く理解するための問いかけを提供し、長所や可能性を探るのに役立ちます。
- 自己肯定感を高めるための100の質問シート:自信を持って前向きに生きるための支援をします。
- 今の仕事合う?合わないチェックリスト:現在の職場環境が自分に合っているか評価するのに役立ちます。
- やる気ペンタゴンチャート:モチベーションを高め、行動を促すためのツールです。
- ときめきのツボワークシート:自分の情熱や興味が何にあるのかを探るのに役立ちます。
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以上となります。
ではまた。
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