仕事に対するモチベーションは、女性にとって特に複雑な問題です。多くの女性が、仕事のモチベーションに関する悩みを解消できずに苦しんでいます。
お金や出世だけではなく、本人の気持ちや価値観が影響しやすいものですよね。
また、結婚・出産・育児などライフステージの変化により、仕事に求めるものが変わったりする。
- 非常にデリケートな問題なのです。
そこでこの記事では、働く女性が直面するモチベーションの低下の原因を掘り下げ、やる気を取り戻すための実用的な方法をご紹介します。
ちょっとした変化を施すと、仕事への熱意を再燃させることがありますよ。転職を考える前に一度お試しくださいね。
放っておくと心や体にも影響が出ることも。大切な自分自身のためにも、そして周りの人のためにも、早めの対処をおすすめします。
ぜひ最後までお読みくださいね。
- この記事の信頼性
※読み飛ばしOKです
この記事を書いている私は、表面的な自己分析では不可能な深い見極めや、真のキャリアの方向性を求める人たちに10年以上向き合い続けました。
仕事のやる気をより高めたかった女性を含む2000人以上を指導し、経験からの教えを伝えています。
日本経済新聞や日経WOMANなど、多数のメディアで取り上げられた経験もあります。
「私はこの仕事が好き!!自分の“強み”を活かして稼ぐ方法(大和出版)」というタイトルの書籍も出版しています。
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女性の仕事のやる気が落ちる原因トップ10
女性の仕事へのモチベーションが低下するのにはさまざまな理由があります。
これらの原因を理解し、適切に対処することが重要。ここでは、特に多いモチベーション低下の原因をご紹介します。
第1位:人間関係がうまくいかない
仕事のやる気が落ちる原因の第1位は、人間関係がうまくいかないことによるものです。
人間関係は、業務のやり取りと密接に関わり、うまくいかないと強いストレスや不満につながるからです。
特に上司との関係がうまくいかないと、仕事のやる気が大幅に下がることがありますね。
第2位:やりがいがない
「やりがいがない」と感じることも、仕事のモチベーション低下の一因です。
やりがいは個々人の充実感に直結するものであり、仕事に対する熱意を高める重要な要素だからですね。
やりがいは人によって異なり、昇給、出世、感謝されること、褒められること、部下の成長、自己成長など多岐にわたります。
第3位:役立っている実感がない
自分の仕事が他人の役に立っている実感がないときに、モチベーションは著しく低下するものです。
なぜなら、自分の働きが他者に価値をもたらしているという実感は、仕事に対する充実感に大きく貢献するものだから。
特に、褒められることが少なくなったり、仕事の重要性を感じにくい状況では、この問題が顕著に現れます。
第4位:仕事を任せてもらえない
自分が能力を発揮できる機会がなく、仕事を十分に任せてもらえない状況も、モチベーション低下の一因です。
自己実現や成長の機会が奪われ、モチベーションの源泉が枯れるからですね。
第5位:仕事量が多すぎる
過剰な仕事量はストレスの原因となり、それがモチベーションの低下に直結しますね。
仕事量が多すぎれば、仕事の質が低下し、達成感や満足感を得ることが難しくなるからです。
第6位:ヒマ過ぎる
逆に、仕事が少なすぎてヒマな状態も、それはそれでやる気を削ぎます。
十分な仕事がないと、成長の機会が失われ、自分の役割や貢献の意味を見出しにくくなるからですね。
第7位:適正な評価を受けない
自分の仕事の成果が適切に評価されないときも、モチベーションの低下に繋がりやすいです。
適切な評価は、やればできるという自己効力感や達成感を高め、モチベーションを支える重要な要素だからですね。
特に女性の場合、サポート役としての仕事が多く、その成果が数値化しにくいことがあります。そのため優秀な仕事ぶりを発揮しても、評価に反映されにくい現実もあります。
第8位:仕事が一巡し刺激がない
仕事が一巡して新鮮味を失ったときも、モチベーション低下の原因となります。
新しい刺激や学びの機会が減ると、仕事への興味や関心が薄れ、やる気が失われやすくなりますね。
第9位:やりたくない仕事を任された
自分の興味や専門分野と異なる仕事を任されると、やる気を保つのが難しくなります。
自分が関心を持てない仕事では、モチベーションを維持する精神的な動機づけが欠けるからですね。
30代女性によくあるやる気の低下は、やりたくもないリーダー職を任されるケースが多いです。
第10位:私生活に悩みがある
私生活での悩みも、仕事へのモチベーションに影響を与えます。
私生活の問題も精神的なエネルギーを消耗させ、仕事に集中する能力を低下させるからですね。
仕事のモチベーションを上げる方法
仕事のモチベーションを上げるためには、さまざまな方法があります。
以下に、その具体的な方法を順番に解説しますね。
なりたい自分を想像する
なりたい自分を想像することは、仕事のモチベーションを上げる方法の一つ。
自分の目標や理想を明確にし、実現するには何が今必要なのか考えることです。
例えば海外で働きたいのであれば、英語の勉強や、国際的なビジネスのスキルを学ばねばならないかもしれませんよね。
いきなり高いハードルをもうけることなく、今すぐできそうなことから始めるのがやり抜くコツです。
なりたい自分を想像する行為は、仕事のモチベーションを生みだす原動力になりますよ。
能動的に動く
仕事のモチベーションを上げる方法の2番目は、能動的に動くことです。
能動的に動くとは、自ら新しい仕事やチャレンジを探して、それに取り組むことですね。
具体的には、「◯◯の仕事をやらせて欲しい」と意志表示し、新しい仕事に挑戦する機会を増やすこと。
受け身で仕事をしていると、ただ与えられたことをこなすだけの状況になるため、自分自身に刺激を与え続けるのが狙いです。
また、能動的に仕事をしている人にチャンスは訪れるもので、やる気の出る状況を生み出しやすくなります。
自分にご褒美をあげる
仕事のモチベーションを上げる方法の3番目は、自分にご褒美をあげることです。
馬の前にニンジンぶら下げるのと同じ理屈です。
たとえば、旅行が好きならば3ヶ月に1回旅行をするご褒美を与えるとか。
特定の業務を終えたら、好きなレストランで食事をするなど、小さなご褒美を設定するのもいいですね。
「◯◯の仕事を終えたら●●を自分に与える」を繰り返すことで、日々の仕事に対するやる気を維持できます。
毎日自分と競争する
仕事のモチベーションを上げる方法の4番目は、毎日自分と競争することです。
仕事にちょっとしたゲーム性を取り入れる感覚です。
たとえば、昨日は1時間で終えた事務処理を、今日は40分で終わらせようみたいな感じです。
毎日改善が行われるため、仕事の生産性を高めることにも繋がります。
仕事以外の楽しみを見つける
仕事のモチベーションを上げる方法の5番目は、仕事以外の楽しみを見つけることです。
趣味や休暇での活動など、仕事以外の楽しみを見つけることで、リフレッシュし、仕事へのエネルギーを充填することができます。
また、精神的なバランスを保ち、仕事への新たな視点をもたらしやすくなります。すると、仕事への新鮮な気持ちを取り戻すことができます。
副業でバランスをとる
仕事のモチベーションを上げる方法の6番目は、副業でバランスをとること。新しい活力と達成感をもたらします。
副業では、本業では体験できない新たな挑戦や楽しみを見つけることができます。例えば、趣味を生かした副業や、新しいスキルを学ぶための副業を通じて、これまでの仕事以外での成功体験を得られます。
心から楽しめる副業を始めると、本業にも良い影響を与えます。
実際、私も経験していますが、私の経験からも、「本業での努力の後には、週末に楽しい活動(副業)が待っている」という心地よいサイクルが生まれ、仕事全体のモチベーションが向上します。
さらに、副業で得たスキルや人脈が本業にもプラスに働き、職場でのパフォーマンスを向上させる可能性があります。
副業は仕事と生活のバランスを取りつつ、職場でのエネルギーを再充電する手段となり得ますよ。
別の自分を演じる
仕事のモチベーションを上げる方法の7番目は、別の自分を演じることです。
仕事上求められるキャラクターを演じて働くイメージです。
たとえば、未経験の仕事で内心ビクビクしていても、必要なときには自信のあるキャラクターを演じるのです。
この方法のメリットは、自分が普段抱える不安や緊張を脇に置いて、新しい挑戦に取り組めることです。
また、自分自身の新しい可能性を発見し、本当の自信をつけることにもつながります。
ただし、この方法を使うときは、本来の自分を大切にしながら、演じ分けることが大切ですよ。
働く女性の仕事のやる気のもと7選
働く女性にとって、仕事のやる気を支える要素をまとめてみました。
以下が、仕事をする上でモチベーションの源泉となる主なポイントです。
1. やりがい
やりがいは、仕事のモチベーションを高める最も大切な要素の一つです。
やりがいを感じる仕事は、人それぞれ異なり、この感覚があると安定した成果を出しやすくなります。
2. 適度な裁量
自分で決定できる範囲があることも、やる気を支えます。
ただし、「適度な裁量」とは、自由に仕事を進められる一方で、困った時には適切なサポートがある状況を指します。
3. お金
給料や報酬は、仕事への評価を示す重要な指標ですよね。「大人の成績表」と表現されるときもあります。
適切な報酬は、モチベーションを支える基礎となりますね。
4. 良好な労働環境
清潔なオフィス、良好な福利厚生、適切な仕事量や休暇の確保など、働く環境が整っていることは、モチベーションを高める重要な要素です。
これには人間関係の良さも含まれます。
5. 成長感
新しいことへの挑戦や、一歩一歩の成長を感じられる環境は、やる気を促進しますね。
自分が成長していると感じることは、仕事へのエネルギーに直結します。
6. 尊敬できる上司
尊敬できる上司の存在は、特に女性にとってモチベーションを高める要因。
その人の行動や判断、考え方から学び、刺激を受けることができます。
7. 会社の理念への共感
自分が働く会社の目指す方向や価値観に共感できるかどうかも、仕事への意欲に大きく関わります。
会社の理念に誇りを持てると、より一層のエネルギーを仕事に注ぐことができますね。
これら7つの要素は、働く女性が仕事でやる気を出し続ける支えとなりますね。
「結果か」「経過か」で働き方は変わる
仕事に対する向き合い方は、目指すものが「結果」なのか、それとも仕事をする「過程」そのものを重視するのかによって大きく異なります。
もちろん、結果を重視することは一般的ですが、それが全てではありません。
例えば、給料が低くても「楽しく働ければ問題ない」と感じる人もいます。
自分が仕事から何を求めるかは、モチベーションに直結する重要な要素です。
目標達成型と役割実行型の違い
仕事への向き合い方を大きく分けると、「目標達成型」と「役割実行型」の2つのタイプがあります。
次のそれぞれを簡単に解説します。
目標達成型タイプ
このタイプの人は、明確な目標があると活き活きと働きます。
自分が達成したいと思う目標ややりたい仕事が明確で、それに向かって突き進む特徴があります。
役割実行型タイプ
こちらは与えられた役割を丁寧にこなすことを重視するタイプです。
特定のやりたい仕事や明確な目標がない場合もありますが、与えられた仕事を確実にこなすことに重点を置きます。
役割実行型の人は、目標達成型の人たちが目立つ中で、「自分にはやりたいことがない」と感じることがあるかもしれません。
でも、それぞれのアプローチに正解はありませんよ。
重要なのは、自分自身が仕事にどのような意味を見いだし、どのように取り組むかを理解することですね。
転職する時の仕事の方向性の決め方
転職を考える際、新たなキャリアの方向性を決めることは非常に重要です。
もし現在の仕事でやる気が取り戻せないのなら、転職が新しい道を開くタイミングかもしれません。
しかし、「次はどんな仕事をすればいいのか?」と迷うこともあるでしょう。
仕事の方向性を決める際の3つのポイントは以下の通りです。
1. 自分に向き合うことから逃げない
自分自身の本当の望みや興味、価値観に正直に向き合うことが大切です。これは、自分が本当に求めている仕事の内容や環境を理解する上で不可欠です。
2. 世間の常識にとらわれない
時には、一般的な「成功」とされる基準やキャリアルートから離れ、自分独自の道を選ぶ勇気も必要です。
これは、自分にとって最も価値ある道を追求することを意味します。
3. 本当の自分を知る勇気をもつ
自分自身の強み、弱み、情熱が何であるかを深く探求し、それを転職先選びに活かすことが重要です。
自己理解を深めることは、満足のいくキャリア形成への第一歩です。
これらのポイントを踏まえて、転職先を探索する際には、自分自身が何を求めているのか、どのような環境や仕事内容が自分に合っているのかを考慮することが大切です。
自分に合った仕事の方向性を見つけることで、仕事へのモチベーションを再燃させ、キャリアを充実させることができますよ。
以下の記事が参考になるかと思います。
▶仕事の方向性がわからないときに押さえるべき4つのこと|キャリアや転職の方向が決まる!
また、本格的に自分に最適な仕事の方向性を定めたいのであれば、自分自身の人生の棚卸しから始めることをおすすめします。
特に自分の強みや真の価値観に関わるものを軸に選択すると、充実感や達成感だけではなく、適正な評価による報酬を得られる可能性が高まります。
精度を高めた棚卸し分析をするには専門家の指示に従いながら、人生ストーリーを整理する必要があります。
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