「気持ちの整理」とは何か、どういう方法があるのかを知りたいです。
なぜ気持ちの整理ができないの?
そんな疑問に答えます。
「今日は何かが違う」「なんとなく気持ちが晴れない」と、そんな日がありますよね。それは、心の中に整理されていない感情や考えがあるからかもしれません。
しかし、この問題を解説するには具体的に何をすればいいのかわからない方も多いのではないでしょうか。
うまく気持ちを整理できないと、日常の判断や行動に影響が及び、不安やストレスが積み重なることがあります。放置すると心の病に発展する可能性もありますのでご注意くださいね。
最後までお読みくださいね。
※「気持ちの整理をするための12の解決方法」を今すぐ読みたい人はコチラ
- 記事を書いている人の専門性と実績
経歴:
新卒8ヶ月での挫折退職から再出発。26年の会社員経験(10年は複業)を経て起業。現在は個性を活かす道を拓く会社を経営。
専門:
気持ちの整理がつかない人を含む、2000人超の女性指導実績。本当の強みを発見し、人生を新たな方向へ導くプロ。やりがいのある転職から起業まで、前職や年齢を超えた女性の夢実現に定評。
メディア/著書:
日本経済新聞、日経WOMAN他多数掲載。著書「私はこの仕事が好き!自分の”強み”を活かして稼ぐ方法(大和出版)」
気持ちの整理とは|なぜ必要なのか?
変化が早く複雑な世の中になっているだけに、気持ちの整理をするのはむずかしい時代です。
それだけに、気持ちの整理を実践するためには、その意味や必要性をきちんと理解しておくことが大切です。
気持ちの整理とは、心の中にある感情や考えを整理することです。具体的には、混乱している感情を明確にし、どう対処すればよいかを明らかにする行為です。
気持ちの整理の必要性
そもそもなぜ「気持ちの整理」が必要になるのでしょうか?
理解できると、本気で整理しようという気持ちになれると思います。主に以下の4つの理由からです。
- 気持ちの整理が必要な理由
- 自分自身の成長のため
- 効果的な決断をするため
- ストレスを軽減するため
- 人間関係をより良くするため
順に解説しますね。
(理由1)自分自身の成長のため
気持ちの整理が必要な理由の1つ目は、自分自身の成長のためです。
仕事において成長する人たちは、気持ちの整理がうまいですよ。
例えば、
新しい業務を任されたとき、過去の経験や感情を整理することで、自分の持つスキルや過去の失敗から学んだことを再確認できます。
これにより、新しい場面でも自分の強みを生かし、過去の失敗を繰り返さないように対応できますね。
気持ちの整理をすることで、その場面に合う適切な行動をとれるようになるわけです。
(理由2)効果的な決断をするため
気持ちの整理が必要な2つ目の理由は、効果的な決断を下すためです。
例えば、
異動や転職など、キャリアに関わる大きな選択のとき、自分の気持ちや価値観を整理しておくことで、後悔のない決断を下すことができます。
また、選択に迷ったとき、気持ちを整理することで本当に大切にしたいことが見えてきます。
つまり、気持ちの整理をすることで、冷静かつ、最適な判断ができるようになるわけですね。
(理由3)ストレスを軽減するため
気持ちの整理が必要な3つ目の理由は、ストレス軽減のためです。
例えば、
ある仕事の締め切りが迫ってきたときや、上司とのコミュニケーションがうまくいかないとき、感情が高ぶりがちですよね。
このようなとき、一度自分の気持ちを整理することで、冷静に状況を把握し、必要なアクションを取ることができます。
それにより、効果的にストレスを軽減することができます。
(理由4)人間関係をより良くするため
気持ちの整理が必要な4つ目の理由は、人間関係をより良くするためです。
例えば、
上司との意見の対立が生じた場面。感情が先走ってしまうと、必要以上に大きな問題に発展してしまうこともある。
しかし、一度自分の感情を整理し、相手の立場や考えを理解することで、より建設的なコミュニケーションをとることができますよね。
これにより、人間関係が円滑に進むことが期待できます。
うまくできないなぁ。なぜかしら?
気持ちの整理ができない原因
おっしゃるとおり、頭では理解していても、気持ちの整理はなかなかできないものです。
なぜ気持ちの整理ができないのか、その主な原因を解説します。
主に以下の4つの原因によるものです。
- 気持ちの整理ができない原因
- (原因1)情報が多すぎる
- (原因2)感情を表現するのが苦手
- (原因3)時間が不足している
- (原因4)自分を振り返る習慣がない
順に解説しますね。
(原因1)情報が多すぎる
気持ちの整理ができない原因の1つ目は、情報が多すぎることによるものです。
現代の社会では、SNSやWEBニュースなどの情報が洪水のように私たちに流れ込んできますよね。
朝から晩までさまざまな情報に接していると、頭の中がごちゃごちゃしてしまいます。また、余計な心配や気持ちが落ち込むことも増えますよね。
例えば、
友人が海外旅行をしている投稿を読んでいたら、休日を家で過ごしている自分に落ち込んでしまったみたいに。
つまり、
情報に触れすぎると、自分の感情を整理する余裕がなくなってしまうのです。
(原因2)感情を表現するのが苦手
気持ちの整理ができない2つ目の原因は、感情を表現するのが苦手ということ。
子供のころから自分の気持ちを表現することがあまりなかった人は、大人になっても感情をうまく整理・表現するのが難しくなりがちですね。
自然に湧き上がる気持ちを押さえつけていた機会が多かったため、整理どころではない感じです。
(原因3)時間が不足している
気持ちの整理ができない3つ目の原因は、時間不足によるものです。
例えば、
日々の仕事や家庭のことに追われ、自分自身と向き合い、気持ちを整理する時間を取るのが難しい場合があります。
この状況が長く続くと、自分の感情の管理が難しくなり、ストレスが蓄積してしまいますね。
(原因4)自分を振り返る習慣の不足
気持ちの整理ができない4つ目の原因は、自分を振り返る習慣の不足によるものですね。
例えば、
日常の忙しさの中で、自分の感情を振り返る機会が少ないと、感情が溜まりやすく、整理するのが難しくなります。
なぜなら、
定期的に自分の内面と向き合い、自分の感情を確認することは、心の健康を保つための重要なステップだからですよ。
この習慣がないと、無意識のうちにさまざまな感情が蓄積され、後から整理しようとしても、どこから手をつければいいかわからなくなりますね。
気持ちの整理をする12の解決方法
気持ちの整理をするために効果的な方法を解説します。
手をつけやすく効果の高いものと思われる順に紹介しますね。
5分だけ整理の時間を設ける
気持ちを整理する方法の1つ目は、5分だけ整理の時間を設けることです。
この方法の効果的な理由は、
長時間の反省や自問自答は、かえって心を疲れさせることがありますからね。
例えば、
朝の5分間、一日の予定や気持ちを整理する時間を設けることで、一日の過ごし方が変わるかもしれませんよ。
タイマーを使い考える時間を制限する
気持ちを整理する方法の2つ目は、タイマーを使って考える時間を制限することですね。
この方法の効果的な理由は、
例えば、
仕事のことで悩んでいる時、タイマーを10分セットして、その間だけ集中して考える。この方が効率的であり結果的にも良い方向に向かうことが多いです。
時間が終了したら一旦その問題から距離を置く。これにより、頭がクリアになり一歩前に出ることができるでしょう。
考える時間を長く取るより、思考を整理して行動する時間を伸ばした方が良い結果が出やすいということです。
問題を明確にする
気持ちを整理する方法の3つ目は、問題を明確にすることです。
この方法が大切な理由は、
自分が何に悩んでいるのかを明確にすることで、対処方法が見えてきます。
例えば、
最近疲れやすいと感じるなら、その原因を深堀りしてみること。
もしかすると、毎日の仕事の中で特定の業務にストレスを感じているのかもしれませんね。
その業務を改善することで、気持ちが軽くなるかもしれません。
このように、問題の根本原因を特定することは、感じているネガティブな感情や疲れを解消するカギとなります。
具体的な行動プランを立てる
気持ちを整理する方法の4つ目は、具体的な行動プランを立てることです。
例えば、
週末に自分の時間が少ないと感じるなら、職場から帰宅するときにカフェに寄ってひとり時間を楽しむとか、具体的な行動プランを立てるとか。
問題を特定しただけでは、解決には至りませんので、解決に向けて行動することが大事ですね。
情報を整理する
気持ちを整理する方法の5つ目は、情報を整理することです。
この方法の効果的な理由は、
前に書いたように、取り込む情報の多さは、心を乱す大きな要因の一つですからね。それを整理し、必要な情報のみを取り入れることでも心が安定します。
例えば、
毎日のニュース通知をオフにする、または、必要な情報のみをチェックするなどですね。
これにより情報の質が向上し、心に余裕が生まれますよ。
自分で評価せず事実に向き合う
気持ちを整理する方法の6つ目は、自分で評価せず事実に向き合うことです。
この方法の効果的な理由は、
自己評価が厳しすぎると、ネガティブになり判断に誤りが起こる可能性がありますからね。
例えば、
失敗したと感じる出来事があったとき、その失敗の原因や状況を冷静に分析する。
そして、次にどう行動すれば良いのかを冷静に考えます。これにより、次に成功する効率も高まるでしょう。
感情日記をつける
気持ちを整理する方法の7つ目は、感情日記をつけることです。
この方法の効果的な理由は、
毎日の中で起こる出来事が、どう自分の気持ちに影響を及ぼしているかを知ることができます。
例えば、
感情日記を始めて1か月後、毎週日曜日の夜に不安や憂鬱な気持ちになることに気づいたとしましょう。
日記を見返すと、日曜日の夜は次の週の予定を考える時間となっており、それが原因でストレスを感じていることがわかるかもしれません。
このような気づきを得ることで、具体的な対処法を考えるヒントになりますよ。
自己表現力を高める
気持ちを整理する方法の8つ目は、自己表現力を高めることです。
この方法が大切な理由は、自分の感情や考えを適切に表現できると、頭の混乱が減り、気持ちが整理しやすくなるからです。
言葉にできない感情が溜まると、それが心の中でモヤモヤとした状態になり、気持ちの整理を難しくします。
例えば、友だちとの会話で「私は〜と感じる」「〜という理由で、私は〜と思う」といった「MY(私)メッセージ」を意識的に使ってみましょう。「YOUメッセージ(あなたが〜だから)」ではなく、自分の気持ちに焦点を当てた表現を心がけるのです。
このように自己表現の練習を重ねることで、自分の気持ちを整理する能力も自然と高まっていきます。そのほか、自己表現力を高める方法については以下に詳しく書いてます。
●自己表現が苦手な人の特徴と原因|自己表現力を高める方法7選
定期的に物を整理・捨てる
気持ちを整理する方法の9つ目は、定期的に物を整理・捨てることです。
この方法の効果的な理由は、
不要なものを手放すことで、心もスッキリした経験は誰しも一度はあるのではないでしょうか。
例えば、
毎月の第一土曜日を、クローゼットの整理の日と定めて、不要なものを捨てる、または寄付するみたいにね。
これにより、部屋がスッキリするだけでなく、心も軽くなります。
一人になる
気持ちを整理する方法の10番目は、一人になることです。
この方法の効果的な理由は、
他者との関わりはエネルギーを消耗することもあり、気持ちを整理するときに邪魔になるときがありますしね。
例えば、
週に一度、一人の時間を持つ。好きなカフェで読書をしたり、音楽を聴きながら散歩する。
このような一人の時間は、自分自身との対話が生まれ、気持ちが整理されます。
自己肯定感を高める
気持ちを整理する方法の11番目は、自己肯定感を高めることです。
この方法が効果的な理由は、自分自身を認め、受け入れることで、心の葛藤が減り、気持ちが整理しやすくなるからです。
自己肯定感が低いと、些細なことでも自分を責めてしまい、気持ちが乱れやすくなります。
そうした状態を改善する一つの方法は、自分の成功体験を思い出したり、過去の実績を振り返ることで、自分の価値を再確認することです。
このときにやっかいなのは成功体験という自覚がなかったり、失敗体験によって記憶をかき消されているネガティブ・バイアスによる逆効果の可能性です。
この問題を解決するためには、さまざまな視点の質問を用意し、自分に問いかけることです。
そこで「自己肯定感を高める100の質問集」を作りました。自分自身との対話をこれまでにないレベルで深めることができます。
有料にするか迷いましたが、悩まれている人が大変多いためひと先ず無料で配布することにしました。
ただし、いつまで無料で配布するかわかりません。必要と思う人は入手して保存することをおすすめします。
下記からどうぞ。
専門家に相談する
気持ちを整理する方法の最後は、専門家に相談することです。
この方法の効果的な理由は、
専門家のアドバイスを取り入れることで、自分に合う気持ちの整理方法を効率的に見つけることができるでしょう。
私の塾にも、同じように気持ちを整理したいと考えて訪れる女性たちが多くいらっしゃいます。彼女たちは、私との対話を通じて、混乱していた思いや将来のキャリアについての考えをクリアにしていきます。
こうしたプロセスを通じて、自分自身の価値観や強みを再確認し、それを活かした新しいキャリアプランを立てることができるのです。
もし、自分の気持ちを整理し、これからの人生やキャリアについての方向性を明確にしたいと感じているなら、まずは体験入門コースを受講してみてはいかがでしょうか。この講座では、自分の価値を見つけ出し、それを最大限に活かすための具体的な方法を学ぶことができます。こちらを参考にどうぞ。
方法 | 概要 |
---|---|
1. 5分だけ整理の時間を設ける | 短時間で集中して整理することで、効率的に気持ちを落ち着ける |
2. タイマーを使い考える時間を制限する | 考えすぎを防ぎ、効率的に問題に向き合う |
3. 問題を明確にする | 悩みの根本原因を特定し、対処方法を見つける |
4. 具体的な行動プランを立てる | 問題解決に向けて具体的な行動を起こす |
5. 情報を整理する | 必要な情報のみを取り入れ、心の余裕を作る |
6. 自分で評価せず事実に向き合う | 客観的に状況を分析し、適切な対処を考える |
7. 感情日記をつける | 日々の感情の変化を記録し、自己理解を深める |
8. 自己表現力を高める | 感情や考えを適切に表現し、内なる混乱を減らす |
9. 定期的に物を整理・捨てる | 物の整理を通じて心もスッキリさせる |
10. 一人になる | 自分自身と向き合い、内なる対話を促進する |
11. 自己肯定感を高める | 自分を認め、受け入れることで内なる葛藤を減らす |
12. 専門家に相談する | 専門的な知識とアドバイスを得て、効果的な解決策を見つける |
気持ちの整理が人生の変化に【体験談】
気持ちを整理することは、人生を変化させるきっかけを作ることでもあります。
記事を書いている私は、人を扱う仕事をしているので、時には思うように進まず心が折れそうになるときがあります。
そんなときこそ気持ちの整理が大切になり、「私はなぜこの仕事をしているのだろう?」と原点に戻るようにしている。
もしも気持ちの整理をせずに放置していたら、衝動的に辞めてしまったかもしれません。
現在の仕事は、これまで12年以上続けてきましたが、人生がさまざまに変わりました。
始めた当初は、「やってみたい」という気持ちのままに副業的に始めた仕事でした。しかし、その仕事も今や本業になっています。
壁にぶつかるたびに、気持ちを整理したからこそ、前に進めました。
ぜひこの記事に書いてあることを実践し、気持ちの整理の習慣をつけてみてください。人生は徐々に変わるので。
この記事が、何かの一助になればうれしいです!
自分の見つめ直し完全マニュアル【無料】
本文の補足ですが、本当の自分を理解していないと、気持ちの整理ができなくなります。多くの人が、自分自身の感情や価値観、目標を明確に理解していないために、何を優先すべきか、どのように行動すべきかがわからなくなり、結果として気持ちが整理できなくなっています。
その気持ちを整理し、自分を見つめ直すことで、新たな自分や未来への扉が開くものです。そんな自分探しの一歩として役立つ「自分の見つめ直し完全マニュアル」が完成しました。
このマニュアルは、これまでの人生を振り返り、自分の特性を体系的に整理して分かりやすく理解することができます。
制作に10年の歳月をかけた逸品。以下、充実の内容です。
- 自分の棚卸しに使える100の質問シート:自分自身を深く理解するための問いかけを提供し、長所や可能性を探るのに役立ちます。
- 自己肯定感を高めるための100の質問シート:自信を持って前向きに生きるための支援をします。
- 今の仕事合う?合わないチェックリスト:現在の職場環境が自分に合っているか評価するのに役立ちます。
- やる気ペンタゴンチャート:モチベーションを高め、行動を促すためのツールです。
- ときめきのツボワークシート:自分の情熱や興味が何にあるのかを探るのに役立ちます。
私の個人セッション(月々3万円)や講座の受講生たちを指導する際に使っているノウハウから厳選しました。配布を開始したその日、300人以上から申し込みがあったものです。
ただし、無料配布をいつまで続けるかわからないです。すいません。必要な人は、今すぐ入手して保存をおすすめします。
下記フォームにお名前とメールを入力するだけで入手できます。
こちらにLINE登録していただくと、自分らしく生きるための耳寄りなお話も公開してます。ブログには書けないここだけの情報も配信しています。
私との直接のやりとりもできますよ
コメント