つまらない仕事を続けるのは苦痛ですよね。私自身も26年間経験しました。
その状況から抜け出すために私が実践した具体的な方法、そしてその過程で得られた教訓を詳しく解説していきます。
私の体験が、同じような状況に直面している人のキャリアや人生において、新たな可能性を見出すきっかけとなれば幸いです。最後までお読みくださいね。
- この記事の信頼性
※読み飛ばしOKです
この記事を書いている私は、表面的な自己分析では不可能な深い見極めや、真のキャリアの方向性を求める人たちに10年以上向き合い続けました。
つまらない仕事から抜け出した人を含む2000人以上を指導し、経験からの教えを伝えています。
日本経済新聞や日経WOMANなど、多数のメディアで取り上げられた経験もあります。
「私はこの仕事が好き!!自分の“強み”を活かして稼ぐ方法(大和出版)」というタイトルの書籍も出版しています。
詳しい私のことはこちらです
仕事がつまらないと感じる原因
多くの人が日々、仕事に対して充実感を感じられずにいます。では、なぜ私たちは仕事を”つまらない”と感じるのでしょうか?
まずは、その原因と、その背景にある心理的な要因から解説しますね。
多くの人々が仕事で充実感を感じられない原因を探ることは、より満足のいくキャリアへの第一歩となります。
「挑戦」が欠けている
仕事がつまらないと感じる原因の1つ目は、新たな挑戦をしていないことです。
新しいスキルを学んだり、それを使って成長することで充実感を感じるもの。
ところが仕事がルーティンワークであり、新たな挑戦がないと、仕事に対するモチベーションを失いがちです。
達成感がない
仕事がつまらないと感じる原因の2つ目は、達成感の不足によるものです。
達成感はモチベーションを維持する上で重要な要素であり、欠けてしまえば仕事の満足度を下げる原因となります。
職場環境に問題がある
仕事がつまらないと感じる原因の3つ目は、職場環境の問題です。
良好な職場環境は、仕事の充実感を高める重要な要素でもあります。
将来のキャリア展開が想像できない
仕事がつまらないと感じる原因の4つ目は、今の仕事に、将来のキャリア展開が想像できない場合です。
自分の仕事が長期的なキャリア展開にどのように関係するかの理解は、モチベーションを保つ上で不可欠なものです。
自己実現に欠けている
仕事がつまらないと感じる原因の5つ目は、自己実現の欠如です。本当にやりたいこと、できることをしていないからですね。
たとえば、クリエイターの才能があるのに、毎日データ入力の仕事に留まっていた場合、自分の才能や好きなことを生かせていないと感じ、仕事に対してやる気が出ないでしょう。
人は自分の能力を発揮し、認められることで満足感を得るものですよね。
でも、自分のスキルや好きなこと、大切にしていることが仕事と合っていないと、自分が何のために働いているのかわからなくなり、仕事がつまらなく感じてしまいます。
つまらない仕事を続ける7つの秘訣
つまらないと感じる仕事を続けることは苦痛なものです。だからといって簡単に辞めるわけにはいきませんよね。
仕事への向き合い方を工夫すると、つまらない仕事にも対処できるようになるので、その秘訣を公開します。
1. 自己更新を心がける
つまらない仕事を続ける秘訣の1つ目は、自己更新を心がけることです。
具体的には、「昨日より今日、今日より明日」と毎日、昨日の自分の仕事ぶりと競争すること。ちょっとしたゲーム感覚を取り入れるのです。
具体的には、
- スピードを早める
- 成果の質を高める
- 効率化する
以上の自己更新を狙うといいですよ。
私の経験事例ですが、毎日同じ部品の組み立て製造をやらねばならない時期がありました。
1時間で何個組み立てられるか挑戦したり、少ない労力でできるようにやり方を工夫したりしてましたね。
やりたくない仕事に対して、自己更新を取り入れると、新鮮さと挑戦をもたらし、やる気を維持できます。
2. 目の前の仕事のみに向き合う
つまらない仕事を続ける秘訣の2つ目は、目の前の仕事のみに向き合うことです。
始業と共に、すぐに取り掛かることが効果的。前日にその日の業務内容をリストアップしておくと良いです。
そうすることで、「次は何をしようか」と迷う時間が減り、「やりたくない」という気持ちになる隙間を作らないようにすることができます。
さらに、仕事を避けた場合に起こりうるネガティブな結果を想像することも、良い方法です。
たとえば、「上司に怒られる」「信用を失う」「給料が下がる」「解雇される」などの事態を想像することで、「やらなければ」という気持ちが強まり、行動に移しやすくなります。
つまらない仕事を続ける対処法のひとつとしてお試しくださいね。
3. 将来の夢やなりたい姿を描く
つまらない仕事を続ける秘訣の3つ目は、将来の夢やなりたい姿「在り方」を描くことです。
マラソンで例えるなら、ゴールを迎えた瞬間を思い浮かべるイメージですね。
私の場合は、自由に仕事ができるようになって、好きな時間に好きなように仕事をしている自分を想像していました。
この”妄想”が、一時的ながらもモチベーションを高めて、つまらない仕事を乗り越える助けになります。
4. おもしろ味を感じるポイント探す
つまらない仕事を続ける秘訣の4つ目は、おもしろ味を感じるポイントを探すことです。
私の例ですが、製品を販売するホームページ作成や、マーケティングについて専門家との相談は、おもしろいと感じていました。
これらの行動は、暗い部屋の中での一筋の光のようなもので、つまらない仕事を続けるための小さな原動力になります。
5. 内省する
つまらない仕事を続ける秘訣の5つ目は、内省することです。
内省することは、自分自身と向き合い、今の状況や感じていることを深く理解するために重要。
自分は何を感じているのかメモに書き出すクセをつけるといいですよ。
これにより、つまらないと感じる仕事に対しても、その原因や自分の反応をより深く理解し、対処するヒントをつかむことができます。
自分がどのように感じ、何を望んでいるのかを定期的に反省し、それをもとに次に何をすべきか考えてみましょう。
それが、仕事だけでなく人生においても、より豊かな経験へと繋がる第一歩となるので。
6. 人間関係を良くする
つまらない仕事を続ける秘訣の6つ目は、人間関係を良くすることです。
先ほども書きましたが、職場での良好な人間関係は、仕事の満足度の向上につながりますからね。
同僚や上司との関係を深めて、仕事がより楽しくなるようにするのも対処法のひとつです。
7. 休日の充実度を上げる
つまらない仕事を続ける秘訣の7つ目は、休日の充実度を上げることです。
言うまでもありませんが、職場外での生活の充実は、仕事のストレスをリフレッシュさせる効果がありますからね。
私は週末は、トレッキングや旅行、バイクレースをしている時代もありました。
ストレスを逃がし、リフレッシュを狙う。これらもつまらない仕事を続ける対処法のひとつです。
つまらない仕事を続けて得られたもの
つまらない仕事を続けて得られたものは次の通りです
- つまらないことを続ける力
- 「点」が繋がる経験
- ちょっとした自信
- 次の仕事での優位性
順に解説しますね。
つまらないことを続ける力(継続力)
つまらない仕事を続けて得られたもの1つ目は、つまらないことを続ける力(継続力)です。
勉強でも仕事でも基礎的なことを身につけるときは、最初はつまらないことばかりですよね。何かのスキルを身につけるときに必要になる力だと思いますよ。
「点」が繋がる経験
つまらない仕事を続けて得られたもの2つ目は、「点」が繋がる経験です。
ご存知の方も多いと思いますが、アップルの創業者スティーブ・ジョブズさんがスタンフォード大学の卒業式の演説で語った「点と点をつなぐ」(コネクティング ザ ドッツ)を実体験として何度も味わうことができました。
「将来なんの役に立つの?」と思うような仕事でも、真摯に向き合っていると、意外なことに活かせるようになった経験です。
私自身、もしも前職でWEBやマーケティングの知識がなければ、今の仕事を10年以上続けていられなかったと思います。当時は知る良しもなく学んでいました。
※コチラの演説ですね
↓
ちょっとした自信
つまらない仕事を続けて得られたもの3つ目は、ちょっとした自信です。
(“ちょっとした”だけど。笑)
つまらない仕事を続けて得たものの一つと言っていいと思います。
次の仕事での優位性
つまらない仕事を続けて得られたもの4つ目は、次の仕事での優位性です。つまらない仕事と思いながらも、その当時身につけたスキルや経験が現在の仕事に役立っています。
私は物販のキャリアがあるので、仕入れをしたり在庫を抱えたりする経験を幾度も経験していますし、リスクをある程度抱えながら仕事をするのは当たり前の感覚です。
この感覚は、私のようなコンサルや講師の仕事において、ほかと差別化できる強みの一つであると思いますね。
つまらない仕事を続けて得られたものが間違いなくありました。
つまらない仕事を続けて失ったもの
残念ながらつまらない仕事を続けて失ったものもあります。それは、仕事を楽しむ時間です。
仕事を楽しんでいる人たちが心底羨ましかった。嫉妬心も湧きました。そんな自分が嫌になったこともあります。20〜30代の人生の充実度は失っていたように思います。
できればつまらない仕事を辞めたいわ。辞めてもいいか、辞めないほうがいいか判断するコツありますか?
辞める?辞めない判断する基準
つまらない仕事を辞めるか辞めないかを判断するのはけっこう難しいですよね。甘えかもしれないとか考えてしまうことも多いでしょう。
そこで「辞めてもいい」「辞めない方がいい」をそれぞれ判断する基準を解説します。
辞めてもいい場合の判断基準
つまらない仕事を辞めるか辞めないかを判断する基準について解説します。
他にやりたいことがある
他にやりたいことがあるときは、辞めてもいい場合に当てはまります。仮に周りに反対されても辞める選択を貫いたほうがいいというのが私の意見ですね。その理由としては将来、後悔するから。
やりたいことがあるなんて幸せなことですよ。万が一、その仕事が不調に終わったとしても納得できると思います。
他に稼げる見込みがある
他に稼げる見込みのスキルがあるのであれば、辞めてもいいでしょう。
「そんなものはないよ」という場合でも、修行と思って新しいスキルを身につけるのが目的ならば今の仕事を辞めて、次の仕事へ転職するのもありですね。
身体(心)を壊した
身体もしくは心を壊したことがあるのであれば辞めてもいいでしょう。
もう充分がんばりましたよ。
いかなる理由と言えども壊した事実が今の仕事と適合していない証拠とも言える現象ですからね。
仕事環境に問題がある
「社風が合わない」「パワハラ・セクハラがある」「長時間労働」など自分では変え難い仕事環境に問題があるのも辞めていい場合の一つと言えるでしょう。
自分の努力ではいかんともしがたいかどうかが一つの軸になりますね。
仕事&会社に将来性がない
今の仕事や会社に将来性がないときも、辞めてもいい場合の一つになります。
歳をとってからの転職も難しくなりますし、仮に転職したとしても、その仕事で成果を出すにはそれなりの時間も必要になるでしょう。
将来性を感じないのであれば、スキルアップの勉強や経験を積むなどの手立てをとらねばならないため、辞めてもいい場合です。
辞めない方がいい場合の判断基準
つまらない仕事であったとしても辞めない方がいい場合の判断基準は次のとおりです。
次の見込みが立たない
次の見込みが立たないときは辞めない方がいいですね。もう少し深堀りすると、
- 転職先の目処が立たない
- 次の収入に結びつくスキルがない
- 新しいスキルを身につける気がない
- 貯金が全くない
- 覚悟が決まらない
などのときです。少なくとも次の方向が決まらないうちは辞めない方がいいですね。
基礎・基本の段階である
今の仕事を始めたばかりで、つまらないと思うのであればもう少し様子を見たほうがいいです。
仕事を始めたばかりのときは、基礎的なことをする場合が多く、どのような仕事もつまらないものだから。
ある程度、基礎&基本をマスターしてからおもしろくなる場合も多いため、早急に辞める判断をしないほうがいいと思いますよ。
自分の強みがわかっていない
自分の強みがわからないときは、辞めない方がいいでしょう。強みを軸にする仕事を選ぶことで成功する可能性が高まります。
しかし自分の強みがわからないと、次の仕事を選ぶ際の軸が見えないづらい。また就活の際にも、他の人たちとの違いを示す上で大切な指標となるものです。
自分の価値の一つとしてきちんと棚卸をしておくといいでしょう。棚卸しの方法については下記をお読みくださいね。
▶強みを発見!自分の棚卸し20の秘訣完全ガイド|転職・起業の武器に役立つ最新ツール公開
まだ対策出来ることがある
前に書いた「つまらない仕事を続ける方法」を試す前に辞めない方がいいです。もしかすると仕事が楽しめるようになるかもしれませんから。
もしも嫌いじゃない程度のレベルであるならば辞めない選択もありですよ。下記の記事も参考にするといいですよ。
▶仕事の「もやもや感」は成長のサイン!その原因と対処法を紹介【ストレス解消の究極ガイド】
覚悟が決まっていない
つまらない仕事であっても、辞める覚悟が決まらないうちは辞めない方がいいかなと思います。「辞めたい。辞めたい」と口癖のように言う人は意外に辞めなかったりしますよね。
口に出す時点でストレスが発散できている状態です。心の底から辞めたいと思えるまでは辞めない方が無難と言えるでしょう。
転職して新しい仕事を覚えるのはかなりパワーがいりますからね。ざっくばらんな話、生半可な覚悟では路頭に迷う可能性があります。
覚悟を決めたいのであれば下記の記事を参考にどうぞ。
つまらない仕事の時間も貴重な財産
長年にわたり、感じた”つまらなさ”の中からも、私は多くを学びました。
今、私は毎日楽しく過ごしています。仕事をするたびに「この仕事が好き」と実感しますし、そんな仕事が続けられる環境に感謝する気持ちでいっぱいです。
もしも今、つまらない仕事に悩んでいるとしたら、本記事に書いた内容を実践してくださいね。明るい未来が開けるはずですから。
キャリアの岐路で自分を見つめ直す
自分自身と自分のキャリアについて深く考えるには、自分の強みや興味関心・価値観などの特性を理解し、これからどう進むべきかを見極めることが大切です。
自分自身を深く理解できると、これからどのようなことをすれば幸せになれるか、その道しるべになります。
そこで役立つ「自分の見つめ直しマニュアル」を配布しています。
制作に10年の歳月をかけた逸品。以下、充実の内容です。
- 自分の棚卸しに使える100の質問シート:自分自身を深く理解するための問いかけを提供し、長所や可能性を探るのに役立ちます。
- 自己肯定感を高めるための100の質問シート:自信を持って前向きに生きるための支援をします。
- 今の仕事合う?合わないチェックリスト:現在の職場環境が自分に合っているか評価するのに役立ちます。
- やる気ペンタゴンチャート:モチベーションを高め、行動を促すためのツールです。
- ときめきのツボワークシート:自分の情熱や興味が何にあるのかを探るのに役立ちます。
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私との直接のやりとりもできますよ
キャリアの可能性を広げる第一歩
キャリアの可能性を広げる一歩としては、私の運営する浅野塾の講座に参加するのもひとつです。自分の見つめ直しを専門家の私がサポートしながら行います。
具体的には、人生の棚卸しを行い、次のキャリアにつなげる道すじを作ります。
「人生ストーリー解析」という独自のメソッドによって実現します。
これからどのように行動すれば、自分らしく生きられるのか、具体的なプランを描けます。
一日講座も用意しているので、試してみるといいでしょう。
日常に追われていると、いつまでも仕事がつまらない状態から抜け出すことができません。
私も長年苦しみました。この記事との出会いをきっかけに、つまらない仕事から抜け出すきっかけをつかみませんか?
少しでも考えるきっかけになったらうれしく思います。
ではまた。
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