こんにちは。浅野ヨシオです。
自分の強みを言語化&仕事化する専門家として15年。2000人超の女性の生き方やキャリア支援をしてきました。
2026年が始まり、私の主宰する浅野塾でも、新たな目標を掲げて進む受講生が活気に満ちています。
ただ、そんな前向きな時期だからこそ、思うようにいかない自分に腹を立てて、立ち止まってしまう方の相談も増えています。
いつも通りのことしかできない。 頭ではわかっているのに動けない。 不甲斐なさに腹が立って、自分を責めてしまう。
私自身も、かつては自分の無力さに毎日イライラし、心の中で自分を罵倒し続けていた一人でした。
今日は、父の会社で働いていた頃の5〜6時間に及ぶ説教を耐え抜いていた苦い経験と、脳の仕組みをふまえた解決策についてお話しします。
1. 自分に腹が立つのは成長したい証拠
自分に腹が立つという感覚。これは意外と多くの人が抱えています。
「もっとできたはずなのに」 「なんであんな判断をしたんだろう」 誰かに怒るのではなく、自分に対してイライラ⋯。そんな瞬間です。
こういうとき、多くの人は自分はダメだと結論を急ぎがち。 でも、少し視点を変えてみてもいいかもしれませんね。
自分に腹が立つというのは、裏を返せば、もっと良くやりたかったという気持ちがある証拠。 何も自分に期待していない人には、絶対に起きない感情です。
つまり、自分に腹を立てているのは、今の自分は本当の自分ではないと魂が叫んでいる出発点に立っているということなんです。
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2. 実体験|6時間の説教。沈黙の中で削られた魂
私自身も、かつてはこの感情の檻(おり)に閉じ込められていました。父が経営する会社で働いていた頃のこと。
一番こたえたのは、数時間にわたる一方的な説教でした。 5時間、6時間は当たり前。 何か口を挟めば、火に油を注いで説教が長引く。だから、ただ黙って嵐が過ぎるのを待つ。
その沈黙の時間、心の中で思っていたのは「自分には力がない」「なんて無力なんだ」という猛烈な自己嫌悪で埋め尽くされていました。
給料をもらうというより、まるで奴隷として飼われているような感覚になっていました。
一番腹が立ったのは、そんな環境に不満を言いながら、すぐに独立して飛び出す勇気がない臆病な自分。
そして、高い給料や恵まれた環境を手放してチャレンジできない不甲斐なさ⋯。
「自分は何もできない臆病な男」 そう思い込んでいたあの日々は、今振り返っても胸がしくしくしますね。
3. 自分を諦めると、なぜ次の一歩が見えるのか
自分に腹が立つとき、多くの人は、もっと頑張らなければと力みます。でも、これが逆効果なんです。
脳が一度に使える心のエネルギーには、限りがあります。怒りに震えているとき、そのエネルギーすべてが自分への攻撃に使われている。
これは、机の上が「自分を責める書類」で山積みになり、新しい作業をするスペースが一切ない状態と同じ。
| 状態 | 脳のエネルギー配分(スペース) | 思考の結果 |
|---|---|---|
| 怒っている時 (自分を責めている) |
思考停止・パニック さらに自己嫌悪 |
|
| 諦めた時 (降伏して認める) |
冷静になる 「次の一歩」が見える |
そこで必要なのは、一度自分を諦めてあげること。 これは投げやりになれということではありません。
理想の自分という高いハードルを一度脇に置いておいて、今の、情けないありのままの自分に降伏することです。
自分を責めるのをやめ、戦いを終わらせた瞬間、脳のスペースに空きが生まれます。
すると、これまで攻撃に使い果たしていたエネルギーが、「じゃあこれからどう動こうか?」という未来を良くする作戦の方に注がれます。
「諦める」とは語源をたどれば「明らかに見つめる」こと。 机の上を一度片付けて、現実をまっすぐ見つめる。そうして初めて、冷えた頭で次の一歩が見えてくるようになりますよ。
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4. 感情を力に変える 心の再起動 3ステップ
自分への怒りを、未来を変えるエネルギーに変える。そのために必要なステップがあります。一つずつ、進めてみてください。
ステップ1|6秒の深呼吸で、暴走を止める
まずは、深く息を吐きながら6秒数えてください。 いいですか。「6秒」がキモです。 脳が攻撃モードで熱くなっている間は、どんなに良い作戦も思いつかないものです。
まずは、緊急停止ボタンを押すかのように脳を冷やしてあげることが先決です。
ステップ2|ドロドロした本音を、すべて書き出す
誰にも見せない紙に、思いつく限りの本音を書き殴ります。 心理療法でも使われるジャーナリング。自分の外に感情を吐き出すことで、驚くほど心が軽くなる確かな手法です。
「あの説教は地獄だ」「逃げ出したい自分が大嫌いだ」。 頭の中にあるうちは、それはただの苦しみでしかありません。
でも、紙に書いた瞬間に、それは客観的なデータに変わります。
ステップ3|できたことのハードルを、地面まで下げる
大きな目標は、一度忘れてしまいましょう。 自分に腹を立てているときは、自分への信頼が空っぽになっている状態です。
そんな時に高い山に登ろうとしても、また転んで自分を責めるだけ。
私自身の話をすれば、あのどん底の日々でも、無遅刻無欠勤だけは守り続けていました。
朝から夜遅くまで働き、有給なんてシステムすら頭にない。それが当たり前だと思い込んでいたからです。
でも、今ならわかります。その「当たり前」を続けていたこと自体が、とてつもない積み重ねだったのだと。
特別な成果なんていりません。まずは確実にできていることを数え上げ、自分だってやればできるんだという感覚を、ミリ単位で取り戻していく。
自分への信頼をもう一度取り戻すには、その地味な一歩が何より大切です。
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5. 自分の本当の価値を知り、現状を突き破る
自分に腹が立つ日々を終わらせるには、自分の本当の特性を正しく知ることが最短ルートです。
能力が足りないのではなく、自分の使いどころを間違っている。そんな方が本当に多いのです。
そこで、私が10年の歳月をかけて作り上げた「自分の見つめ直し完全マニュアル」を役立ててくださいね。
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配布を開始したその日に、300人以上から申し込みがあったほどの自信作です。
- マニュアルの内容
- 自分の棚卸し100の質問: 長所と可能性を掘り下げる
- 自己肯定感を高める100の質問: 前を向くための支え
- 仕事の合う・合わないチェックリスト: 今の環境を評価する
- やる気ペンタゴンチャート: 行動のエンジンを再起動
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今の自分を変える突破口が欲しいかたは、今のうちに手に入れて保存しておくことをおすすめします。
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6. 最後に|あの日の自分へ、そして自分を責める自分へ
もしも、タイムマシンに乗って6時間の説教に耐えていた当時の自分に声をかけるとしたら。
「どんなに腹が立っても情けなくても、きみならできる」 そう伝えたいです。
歩みを止めたら、すべてが終わってしまいます。だから、現実から目を背けないでほしいのです。
私自身、あの絶望の中で、何か突破口はないかと外の世界へ勉強しに出かけました。セミナーを受講し、自分に何ができるかを模索し、探り続けた。
そこで出会ったのが、今の講師という仕事だったのです。
もし、あのとき腐ったまま、何も変えずに毎日をダラダラと続けていたら、今の自分はありません。
自分に腹が立つのは、怠けているからでも、未熟だからでもないんです。
そのイラ立ちは、自分に真正面から向き合ってきた証拠でもあります。
今は、自分を叩く方向ではなく、整える方向へ。 今日はそれだけ覚えておいてもらえたら十分です。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
この記事を書いた人
自分の強みを仕事に変える専門家。不甲斐なさに震えた過去を糧に、女性のキャリア支援に15年尽力。日経新聞・日経WOMEN・プレジデントなど、取材実績も豊富。著書『私はこの仕事が好き!自分の”強み”を活かして稼ぐ方法(大和出版)」』は、自分を叩く手を止め、強みで稼ぐ具体策を公開。





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