「起業は苦しい?」
もしもそうたずねられたら「YES」という返事になります。ただ、起業に限らず会社員として働くのも苦しいときはあるのではないかと。
要は、心と体が慣れるまでのガマン。
起業するのは、その苦しみ以上の魅力があるからこそ起業する人がいるのだと思いますよ。
この記事では、起業が苦しいと感じる瞬間と、それを乗り越えるための対処法を解説しています。
本記事を書いている私も起業家のひとりです。性格は臆病ですし、本来の自分は苦しいことから逃げたくなるタイプ。
そんな私だからこそわかることをお話しますね。
「起業は苦しい」と感じる3つの瞬間
「起業は苦しい?」と感じるときはどのような瞬間でしょうか?
これから起業を目指す人には気になるところだと思いますので、解説しますね。
1.理想と現実の違い
起業して苦しいと感じたことの1つめは、理想と現実の違いです。何をするにしても「こうなるかな」と期待するじゃないですか。しかし、ことごとく期待通りになりません。
特に起業して1年目なんて何がなんだかわからないうちに終わったように思います。
2.決めたことが正しいかの不安
起業して苦しいと感じたことの2つめは、決めたことが正しいかの不安です。「こう進めよう」と決めたことが、正しいのか間違っているか不安に襲われます。
事業経営者が神頼みしたくなる気持ちがわかるようになりますよ
3.新しい生活サイクルづくり
起業して苦しいと感じたことの3つめは、新しい生活サイクルづくりです。
会社員の頃は、出社・退社する時間も決まっていました。そのサイクルが一変します。「土日祝日は休み」という概念からも開放される。
そこで…。
自分に合う生活サイクルの正解がわからないのが苦しいのです。
ちなみに今の私は4時過ぎくらいに起きてブログやメルマガ書くのがルーティン。試行錯誤しながら自分に合うサイクルを見極めました。
自分ならではの生活&仕事サイクルを決めるまでは、ちょっと苦しいですね
起業の苦しい瞬間を乗り越える対処法
次に、起業して苦しい時期を乗り切るコツについて解説します。
経験を積むと苦しさに慣れます。あたりまえ過ぎて苦しい感覚も薄れる感じ。
慣れるまでは、以下に注意しつつ、苦しい感覚を乗り切ってくださいね。
順に解説します。
1.考えるより行動を優先させる
起業して苦しい感覚を乗り切るコツの1つめは、考えるより行動を優先させることです。
起業すると、考えることが洪水のごとく押し寄せます。考える時間が長い。そこで、考える時間をとにかく短くする必要があります。
- 「行動ファースト」で動きだすこと。
このとき、「うまくいかなかったらどうする?」と思うかもですけど、多少の失敗は想定しつつ進むことになります。
経験を積むと、うまくいかないときに止めるタイミングもわかるようになりますよ。
多少うまくいくようになると、
苦しみから解放されますよ
2.一番大事なことを最優先する
起業して苦しい感覚を乗り切るコツの2つめは、一番大事なことを最優先することです。
「やりたいこと」から始めがちなのでご注意ください。それではなかなか結果が出ない。苦しくなる一方です。
具体的には、集客やセールスに関わること。
つまり、「すべきこと」を最優先しなきゃならないわけです。
やりたくないこともきちんとやり、自分で稼ぐ快楽を味わうと、苦しさも飛ぶからだいじょうぶですよ。
3.過度な期待をしない
起業して苦しい感覚を乗り切るコツの3つめは、過度な期待をしないことです。
前にも書きましたけれど、理想と現実のギャップが苦しい。ですから、期待値をグッと下げる。「初めはうまくいかないだろう」くらいの期待値で行動を始めるのがちょうどいいです。
そして結果が出るまで一喜一憂せず、淡々と進めるのが苦しまないコツです。
4.ムダなお金を使わない
起業して苦しい感覚を乗り切るコツの4つめは、ムダなお金を使わないことです。
起業すると将来の不安が生まれます。例えうまくいく時期があっても、明日はどうなるかわからないのが起業です。安定を得られないのが苦しみのタネ。
そこで、利益が出たら、その利益を事業に再投資するを繰り返した方が気持ち的に楽になります。使いたい気持ちを少しガマンして、お金を増やした方が苦しみは軽減されますよ。
5.ルーティンを作る
起業して苦しい感覚を乗り切るコツの5つめは、ルーティン(決まった手順)を作ることです。
この記事を書いている私は起業した当初、不規則な生活をしていました。すると身体もきついし、やる気にムラが出るのです。すると精神的に不安定になり、苦しみを倍増させてしまいましたね。
そこで規則的な生活を送ると、心も身体も整いやすく仕事に集中できるようになりましたね。夜10時頃に寝て、4時頃に起きて仕事を開始するのが私のルーティン。
自分に合うルーティンを
決めるといいですよ
6.適度に人に会う
起業して苦しい感覚を乗り切るコツの6つめは、適度に人に会うこと。快適な人と会うと苦しみは軽減されます。
会話を楽しみつつ、心に溜めこんだものを吐き出すことでかなり楽になります。気持ちの整理に大切な役割を果たしてくれる。
適度に人に会うことをおすすめします
7.「自分で選んだ道」と自分に語る
起業して苦しい感覚を乗り切るコツの7つめは、「自分で選んだ道」と自分に語ることです。
起業した人は、自分でその道を選んだ人たちだと思います。誰かに「起業しろ」と言われてやっているわけではないですよね。
苦しいと感じたときは、「自分で選んだ道なのだから」と自分に語ってみてください。気持ちがスッと楽になりますよ。
8.伴走者をつける
起業して苦しい感覚を乗り切るコツの8つめは、伴走者をつけること。
一人で考えると視野が狭くなりがち。また、不安で行動が鈍ることもよくあることです。そのような心の揺れを防ぐために、伴走者をつけることをおすすめします。
- 話を聞いて頭を整理してくれる人です。
この記事を書いている私は、会社員を卒業して個人で収入を得て暮したいと考えている人をサポートする講座をこれまで13年主催しています。彼らは決まって「頭がスッキリした」「方向性が見えてきた」と言いますね。
彼らの頭にあるものを引き出しているだけですけどね。
ここまでを下記にまとめます
- 苦しい時期を乗り切る8つのコツ
- 考えるより行動を優先させる
- 一番大事なことを最優先する
- 過度な期待をしない
- ムダなお金を使わない
- ルーティンを作る
- 適度に人に会う
- 「自分で選んだ道」と自分に語る
- 伴走者をつける
起業は苦しみの何倍も喜びがある
最後にお伝えしたいことは、起業には苦しみの何倍も喜びがあるということです。だからといって、起業をむやみにすすめる気は毛頭ない。厳しい道であることは確かですから。
私も苦しいと思うときは何度もありますけれど、乗り越えたときの喜びもそれ以上経験しています。その充実感はなにものにも代え難いですね。
起業家の道が向くかどうかは、下記の記事をお読みになると理解できますよ。
私が起業家に向くのかどうか、診断するツールとかありませんか?
とりあえず自分が起業家に向いているかどうか見分けたい人のために、早わかり診断シートをつくりました。
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起業の魅力:苦しみを超えた先の充実感
起業すると苦しい側面がないとは言えませんが、その何倍ものメリットを感じます。
朝起きる時間も、夜寝る時間も、仕事の進め方も自由に決められます。
その快適さを一度味わったとき、この生活をいつまでも続けられるようにがんばろうと思いました。
会社勤務を26年続けていた経験もあるからこそ実感しています。
「やってみたい」という気持ちが何より大切なことだと思います。
この記事が少しでも役立てたらうれしいです。
ではまた。
魂の女性成長支援・浅野塾代表:浅野ヨシオ
浅野ヨシオ:
女性成長支援コンサルタント。
魂の女性成長支援・浅野塾 代表。
2007年よりビジネスパーソンや出版希望者を対象とした、自分の強みを発見し唯一無二のブランドを作る講師として活動。ハイキャリアの女性たちでも自分の能力がわからず強い自信を持てずにいることを知る。
2011年、女性成長支援の講座を起ち上げ、幼少期から現在までの人生史を平均200時間以上かけて深掘りする指導に定評がある。
通算14年2000人超の女性専門指導の経験により、心を縛る足かせをはずし、自分にとっての幸せを追求する自己実現プログラムを多数構築する。
著書に「私はこの仕事が好き!自分の強みを活かして稼ぐ方法(大和出版)」がある。
◎メディア実績:日本経済新聞/日経WOMAN/PRESIDENTほか多数
◎講演実績:横浜市経済観光局/多摩大学/NPO法人Woman’sサポート/自由大学/青森商工会連合会/天狼院書店/(株)スクー/ほか多数
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