自分の真の強みを言葉にするのはむずかしいものです。
多くの人が「共感性が高い」とか「いつもポジティブ」といった言葉を使いますが、これだけの言葉では、他の多くの人との差別化がむずかしい自己PRになってしまいます。
真の強みを言語化することで、就職活動や転職、自分の仕事や人生の方向性を明確にする手助けとなります。
そして、私も経験者のひとりですが、自分の強みを活かせる仕事をする喜びは格別です。
私自身、元プロフィール講師としての経験を持ち、多くの人の「強み」を引き出すサポートをしてきました。
この記事では、その経験から学んだ、強みを明確に言葉にするための秘訣を紹介します。
さらに、私が執筆した「私はこの仕事が好き!自分の“強み”を活かして稼ぐ方法(大和出版)」という本の中からも、具体的なテクニックをピックアップしてご紹介します。
この記事で、自分の強みを最大限に活かす方法と、それを活かした自己PRの手法を学びましょう。ぜひ、最後までお読みください。
※詳しい私のことはこちら
強みを言語化する最初のステップ
強みを言語化する最初のステップは、人生の棚卸しです。
強みは自分自身に備わる特有の資質です。これまでを振り返り、自分の一貫性を象徴するエピソードを探します。
下記のような、さまざまな角度から自分自身に質問して深掘りします。
- やりたいこと・好きなことは?
- 昔の悩みを克服したことは?
- 困難を克服した経験は?
- 誰かに役立った経験は?
- 身につけたスキルは?
- 学び続けた知識は?
- 3年以上続いた趣味・社外活動は?
- 習慣としていることは?
- 時間を忘れてやってしまうことは?
- こだわってやってしまうことは?
- 人が不快でも自分は快楽なことは?
- 時間を忘れてやってしまうことは?
- 興奮して話してしまうことは?
- 頼まれることや喜ばれることは?
- 前職にあり今の会社にないものは?
- 子供の頃やってほしかったことは?
- これまで一番楽しかったことは?
- これまで一番怒りを感じたことは?
- これまで一番悲しかったことは?
- これまで一番うれしかったことは?
これらの質問に答えた内容は、他の人に比べ優位になる可能性があるものばかりです。
経験から培った技術や知識(能力)を思い出すきっかけになる主たる質問です。
もっと深掘りしたい人には、「自分の棚卸&分析に使える70の質問集」をご用意しています。
専門家の私が10年以上の歳月をかけて厳選した、『自分の棚卸&分析に使える70の質問集』。しばらくの間、無料でお配りします。
但し、いつまで無料配布を続けるかわかりませんので、今すぐ入手し保存をおすすめします。
強みを言語化するポイント
強みを言語化する際の重要なポイントを先にお伝えしたいと思います。ポイントを押さえないと強みを使いこなせないからです。
次の5つのポイントが重要です。
- 強みを言語化するポイント
- (1)実績やスキル
(何ができるの?根拠は?) - (2)一貫性(特有の性質)
(かたよった考えや行動は?) - (3)独自性
(何がほかと違う?) - (4)権威性
(優れてると認められることは?) - (5)大義名分
(社会的な貢献要素は?)
以上の5つを言語化しないと、強みとしての説得力が欠けます。
順に簡単に解説しますね。
(1)実績やスキル
わかりやすく言えば「何ができるの?その根拠になる実績は?」ということ。
(2)一貫性(特有の性質)
強みは自分の一貫している行動に現れます。
大人しい人は常に物静かですし、優しい人はいつも優しい。人にはそれぞれ何かしら一貫性(特有の資質)がある。
一貫性は人を引きつける魅力につながるものであり、「らしさ」と言われるもの。自分にはどのようならしさがあるか深堀りする必要があります。
(3)独自性
独自性も重要です。「他の人と何が違うか?」を示すものですね。
私が新卒で入社した不動産会社の営業マンには、それぞれ独自性に富んだ人たちがたくさんいました。その一部を紹介すると、
以上、優秀な営業マンの方々は、みな独自性を持ってましたね。
独自性を言語化すると「その人にしかできない」と客観的に評価されます。
(4)権威性
権威性は「社会的信用」を意味します。学歴・経歴・資格なども権威のひとつですね。
強みを言語化する場合、権威を示しておかないと信用に欠けてしまうのです。
(5)大義名分
強みを言語化する場合、大義名分も大切なものになります。
大義名分とは、社会的な意義のこと。
どのような人に貢献できるかハッキリ示すことで、「人に利益をもたらす人」と認識され支持されるようになります。
(1)~(5)は難い感じがしたかもしれませんが、言語化しないと、強みとして認知されないです。
強みを言語化するときに注意すること
次に、強みを言語化するときの注意点についても解説しますね。
次のとおりです。
- 形容詞はNG
- 動詞で表現する
- 数字で定量化する
- 権威を示す(信頼性)
- 第三者の言葉で表現する
順に解説しますね。
形容詞はNG
形容詞はNGです。例えば、
みたいなもの。
形容詞は主観的であり、人によって解釈が異なるため、強みとしての説得力に欠けます。
動詞で表現する
動詞は、動作・作用・状態・存在などを表す自立語です。
確実な行動として認知されます。
数字で定量化する
数字は明確で客観的な情報を提供するため、誰にでも伝わる共通の認識として受け取られます。
強みを言語化する場合、無くてはならないものと言っていいです。
みたいな感じですね。
権威を示す
前に書いたとおり、権威は社会的な信用を示す要素です。
例えば、
- コックさん
- 5つ星レストランで修行したコックさん
2の方が社会的な信用の高さを感じることでしょう。このように権威を明記することで、自分自身の強みに対する他者の信頼感が増します。必ず表現しましょう。
第三者の言葉で表現する
強みを言語化する上で大切なのは、第三者の言葉で表現することです。
ローランドさんが“現代ホスト界の帝王”とか言われてますが、「私は現代ホスト界の帝王です」と一人称言葉で表現すると、お前が言うなよとなってしまいます。
しかし、
強みを言語化する最強の方法
強みを言語化するためには、強みを根拠を交えて表現しなければなりません。
多くの人は“共感性がある”や“社交的である”のような形容詞や性格を自己PRとして挙げますが、これだけでは不十分。
強みの根拠となるエピソードや実績まで表現しないと伝わらないのです。
「社交的である」を例にするなら、
という具合です。
- 強みは何か?
- 強みを示す実績は?
- 根拠になるエピソードは?
1~3を言語化しないと、具体性に欠けるのです。
具体性に欠けると、他人は信用しないし、自信も持てないでしょう
ブランド・プロフィールで強みを言語化
自身の強みや価値を効果的に伝えるためには、単に経歴をリストアップするだけでは不十分です。
ここで必要となるのが「ブランド・プロフィール」です。
この手法の背後には、哲学者アリストテレスの「人を動かす3原則」が基づいています。彼は人を説得するための方法として、エトス(信頼性)、パトス(感情や情熱)、ロゴス(論理や根拠)の3つを提唱しました。
この3原則をブランド・プロフィール作成に取り入れることで、読み手に「この人しかいない!」と感じさせることが可能です。
具体的な例を見ると、理解が深まるでしょう。私の書籍の裏表紙に記載されているブランド・プロフィールは以下のものです。
2007年よりビジネスマンや出版希望者を対象とした、自分の強みを発見しプロフィールを作る講座の講師職に従事。
経営者やフリーランスのキャリア女性たちでも、自分の能力がわからず強い自信を持てずにいることを知る。
2011年、自分の強みや思いを活かして稼ぐ力をつける女性成長支援の講座を起ち上げる。
幼少期から現在に至るまでの人生史を丁寧にヒアリングする指導に定評があり、キャリアリセットを余儀なくされた育休中の女性、仕事が楽しめなくなった上場企業の女性から起業や独立を目指す女性までが受講。
延べ2000人の強みを見出しつづけた経験により、心を縛る足かせをはずし自分の経験や知識の価値をあきらかにする独自のノウハウを構築。
女性の働き方改革の救世主と期待されている。 「魂の女性成長支援・浅野塾」主宰。
このように、私の提供するブランド・プロフィール作成のノウハウにより、多くのクライアントが集客数を増やしたり、希望する会社の内定を得たり、有名なTV番組の出演オファーを受けるなどの実績を持っています。
詳しい解説やさらなる情報については、以下のリンクから私のブログ記事をご覧ください。
強みを言語化して仕事・キャリアに活かす
現代の競争社会において、自分の強みを明確にし、それをキャリアに効果的に活かすことは不可欠です。
強みが言語化できると、より適切な職種や業界に飛び込むことができ、自分の価値を最大限に引き出せます。
以下に、強みを言語化してキャリアに活かすためのステップをまとめました。
STEP1:自己認識を深める
最初に、自分の強みや得意なことを明確にする自己認識が必要です。
これには、過去の経験や成功体験を振り返り、その中でどのようなスキルや特性が役立ったのかを理解することが含まれます。
STEP2:具体的なエピソードを持つ
強みを言語化する際、抽象的な表現よりも具体的なエピソードや経験を共有することで、相手に伝わりやすくなります。
例えば、「リーダーシップがある」という表現よりも、「入社1年目の新入社員や定年間近の気難しい部下たちをまとめて社内MVPを獲得」などの具体的なエピソードを共有する方が効果的です。
STEP3:フィードバックの取り入れ
他者からのフィードバックや評価を活用して、自分の強みを客観的に捉えることができます。
友人・親・同僚や上司、部下など身近な人では偏った価値観によって判断される危険性があります。専門家に相談して自分の強みや価値を再確認した方が確実です。
STEP4:強みを活かすプランの構築
強みを言語化したら、次はそれをキャリアの中でどのように活かすかを考えることが重要です。
強みだけではなく、自分の価値観や将来どのような姿になりたいかを鑑みてキャリアプランを構築することが大事です。
STEP5:定期的なアップデート
人は成長し続けるもの。定期的に自分の強みを見直し、新しい経験やスキルを言語化することで、自分のキャリアの方向性を明確にしていくことができます。
ブランド・プロフィールも自分の成長に合わせて見直しが必要ですよ
(最後に)確実に実践するために
強みを言語化し、それをキャリアに活かすことは、自分の価値を最大限に引き出すための方法の一つです。
自己認識を深め、具体的なエピソードを持ち、第三者の視点を取り入れることで、より魅力的なプロフィールを構築していきましょう。
この記事に書いたことを実践したい方には、浅野塾をおすすめします。
13年の歴史があり、多くの女性が理想の働き方を手に入れたり、起業テーマを見つけたりして人生の方向性を決定しています。
強みを言語化して幸せになった体験談
本記事に書いたことを本格的に学べる浅野塾の講座を修了した人たちの体験談です。さまざまなキャリアプランを持つ人たちの夢を実現してきました。
☆今村有美さん〈会社員〉
『満足度の高い転職ができました』
☆中山素子さん〈海外ディレクター〉
『受講しなければ今も自分探しをしていると思います』
☆新妻幹生さん(28)〈広報職〉
『自分のキャリアが広がる実感があります』
☆栗田あかねさん〈営業職〉
『受講しなかったら転職先を間違ったかもしれません』
☆村西千恵さん〈キャリアカウンセラ〉
『出産後に時給は2.5倍になってます』
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この記事を読んで、自分自身の強みやキャリアについて深く考えるきっかけになった方も多いかと思います。
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- 自己肯定感を高めるための100の質問シート:自分の価値を再認識し、自信を持って前進するためのサポートとなる質問内容。
- 今の仕事合う?合わないチェックリスト:現在の職場や職種が自分に合っているかをチェックするためのリスト。
- やる気ペンタゴンチャート:やる気やモチベーションを分析し、その原因を明確にするためのチャート。
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自分自身をさらに深く知り、自分のキャリアや人生に更なる価値をもたらすための第一歩として、ご利用ください。
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以上となります。
ではまた。
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