新しいことに挑戦するのは怖いです。不安や恐れへの対処法はありますか?
チャレンジできない理由やできない人の特徴も知りたい。
そんな疑問に答えます。
新しいことに挑戦するのは、不安だし怖いですよね。だからといって自分を責める必要はありませんよ。
不安や恐怖は、危険から身を守る本能ですからね。まったくなかったら、身の危険を察することができない。
むしろ挑戦するのが怖くない人の方が異常と言ってもいいくらいですよ。
要は、新しいことに挑戦するときの不安や恐怖との付き合い方を覚えればいいだけです。
本記事は、新しいことに挑戦できない人に行動をうながす内容です。ちょっと考え方を変えるだけで、挑戦する不安や恐怖を緩められます。
転職や起業に迷っているときにも役立つ内容ですよ。最後までお読みくださいね。
- この記事の信頼性が不安な方へ
※読み飛ばしOKです
この記事を書いている私は、働く女性のモヤモヤ相談やキャリアの棚卸しに10年以上向き合いつづけてきました。新しいことに挑戦した人を含む、2000人以上指導して知り得たことをお伝えしています。
現在、自分スタイルで生き抜く人づくりの会社を経営。
日本経済新聞、日経WOMANを始め多数のメディアで取り上げられました。
「私はこの仕事が好き!!自分の“強み”を活かして稼ぐ方法(大和出版)」という本も出版しています。
詳しいプロフィールはこちらです
新しいことに挑戦できない理由
「新しいことに挑戦できない人」とは、新しいことを始めることや、変化に対応することが苦手な人のことを指します。
しかしながら『新しいことに挑戦したほうがいい』とわかっているのにできない。なぜそんなことが起こるのでしょう?
さまざま理由が考えられるのでご紹介します。次のとおりです。
- 新しいことに挑戦できなくなる理由
- 失敗経験の影響
- 恒常性によるもの
- 情報&知識の不足
- 世間的正しさによる心のブレーキ
- 先延ばししている
順に解説しますね。
新しいことに挑戦できなくなる理由の1つ目は、失敗経験の影響によるものです。
過去に失敗して怒られた、恥をかいたなどの痛い経験は、新しいことに挑戦するのが怖くなる理由のひとつになりますね。
痛みがデータ(記憶)として残り、新しいことに挑戦しようとすると「危険だよ」と不安や恐怖を感じさせる本能が作動し、行動を止めさせるような流れです。
新しいことに挑戦できなくなる理由の2つ目は、恒常性によるものです。
「恒常性(ホメオスタシス)」とは、何か変化が起こると、元の状態に戻そうとする生理現象のひとつです。
新しいことに挑戦するには、いつもと行動を変化させることになりますよね。その変化に対し、身体が拒否するみたいな感じです。
ホメオスタシスの力はかなり強烈です。
甘いものの食べ過ぎは身体によくないとわかっていてもついつい・・・は、ホメオスタシスがからんでいるからですね。
新しいことに挑戦できなくなる理由の3つ目は、情報&知識の不足によるものです。
情報や知識不足も新しいことに挑戦する行為を妨げるものです。例えば、いきなり経験したことがない仕事を上司から振られたら怖いですよね。
やり方がわからないなどの知識不足も怖さの要因のひとつです。
新しいことに挑戦できなくなる理由の4つ目は、世間的正しさによる心のブレーキによるもの。
世間的な正しさとは、ここでは「世間で普通であるさま」を意味します。
例えば「会社を今すぐ辞めて、今すぐカフェを開業するわ」と言ったら、周りから反対されると想像できますよね。
新しいことに挑戦することが、世間的な正しさに反すると起こりうる例です。
新しいことに挑戦できなくなる理由の5つ目は、先延ばししていることによるものです。
新しいことに挑戦することは、前にも書いたようにいつもと行動を変化させることになりますからおっくうなものです。
するとついつい先延ばししがち。そしてズルズルやらないことになる。
転職を考える人によく起こりますよね。
今の仕事が死ぬほどイヤとか、パワハラ上司に超苦しんでいるとかでもない限り、先延ばししがちでしょう。
そのうち考えるのもおっくうになるみたいな。
先延ばしは、新しいことに挑戦できない理由のひとつです
新しいことに挑戦できない人の特徴
新しいことに挑戦できない人の特徴についても解説します。自分にあてはまるものはないか確認しつつお読みくださいね。
- 新しいことに挑戦できない人の特徴
- 同じ行動しかしない
- やらない理由作りの天才
- 憂さ晴らしがうまい
- 他力本願である
- プライドが高い
順に解説しますね。
新しいことに挑戦できない人の特徴の1つ目は、同じ行動しかしない傾向があります。
例えば、馴染みの店でいつも同じメニューを頼むみたいな感じですね。
自分の行動から、どのような感覚や成果が得られるかわかっていることしかしない。
どのように終わるか不透明な「挑戦」はしないのです。
新しいことに挑戦できない人の特徴の2つ目は、やらない理由作りの天才である場合が多いことですね。
やらない理由を作れば作るほど、チャレンジしなくて済む意味づけができる。すると、挑戦できない自分を慰める効果がありますね。
新しいことに挑戦できない人の特徴の3つ目は、憂さ晴らしがうまい傾向があります。
原状に不安や不満があっても、根本解決をせず憂さ晴らしによって対処しますね。
飲みに行って愚痴を言って憂さ晴らしして、翌日はまたケロッと出社するみたいな感じですかね。
現状に満足していなくとも、ごまかしが効いてしまう。それでは新しいことに挑戦するモチベーションが高まりにくいですよね。
新しいことに挑戦できない人の特徴の4つ目は、他力本願である傾向があります。
どこかで誰かがきっかけを作ってくれると期待している感じです。
行動全般が受け身なので、能動的な行為である挑戦に繋がらないのですね
新しいことに挑戦できない人の特徴の5つ目は、プライドが高い傾向があります。
「失敗する姿を見せたくない」「無能と思われたくない」などと考えてしまう。
挑戦したことに失敗すると、自分の価値が落ちると思っている傾向があります。
挑戦する不安&恐れへの対処法7選
挑戦する不安&恐れに対処する方法を解説しますね。不安や恐れと上手に向き合うことが大切。
決して難しいことではありません。次の7つを実行するといいですよ。
- 挑戦する不安&恐れへの対処法7選
- できそうなことまで降りる
- 情報をかき集める
- 一人でなんとかしようとしない
- 覚悟をうながす
- リスクを整理する
- できないのが当たり前の思考
- 自己肯定感を高める
わかりやすく解説しますね。
挑戦する不安&恐れへ対処する方法の1つ目は、できそうなところまで降りることです。
新しいことに挑戦できないときは、行動するハードルを上げ過ぎのことも多いです。
例えばブログを書き始めようとしても、うまい文章を書こうとすれば筆が進まなくなるでしょう。「日記でも書こう」くらいの気持ちの方がちょうどよかったりします。
心理的なハードルの高さにご注意くださいね。
挑戦する不安&恐れへ対処する方法の2つ目は、情報をかき集めることです。
前にも書きましたが、知識や情報が不足していると怖くなります。そこで、徹底的に情報を集めるといいですよ。
- インターネットで調べる
- 本を読む
- 体験者に聞く
- 資料を請求する
などは王道の集め方ですね。
「情報を集めすぎるともっと不安になるのでは?」と思う人がいるかもしれませんが、それは挑戦しない前提で情報を受け取るからです。
挑戦する前提で情報を受け取るようにしてくださいね。
挑戦する不安&恐れへ対処する方法の3つ目は、一人でなんとかしようとしないことです。
一人でなんとかしようとしないことも、挑戦するときの不安&恐れへの対処に効果的です。
- (1)仲間をつくる
今はオンラインサロンを始め、様々なコミュニティに容易に参加することができるようになりましたよね。
自分と同じ志を持つ人達と繋がり、自分だけではないという安心を勝ちとるといいですよ。
情報交換や体験談を聞くこともできるでしょう。セミナーや勉強会にも意識の高い人達が集まっています。
- (2)プロのサポートを受ける
プロのサポートを受けると失敗の恐れが緩みますよ。専門家の知識や経験を借りると、どのように進めたらいいかわかりますよ。
自分ひとりの知識や経験では限界があります。
挑戦する不安&恐れへ対処する方法の4つ目は、覚悟をうながすことです。
挑戦するときに不安や恐怖はつきものですので、どこかで覚悟を決めねばなりませんよね。
覚悟を決めるには、自分の背中を押す仕組みづくりをすることが大切です。
覚悟の決め方については、下記の記事に具体的に書いてますので、参考にどうぞ。
▶臆病な人でもできる覚悟を決める方法【決断までの5ステップ】
挑戦する不安&恐れへ対処する方法の5つ目は、リスクを整理することです。
かなり挑戦の不安や恐怖は緩みますよ。
- 失敗したときの経費を考える
失敗したときのお金の損失を計算してみるのもいいですよ。けっこうお金がかからないこともあるのでね。
私が本を出版しようとしたとき、何社か交渉しましたが、交渉に失敗したところで失うお金は往復の電車賃くらいなものでした。
そんな感じで私たちはけっこうリスクの小さな挑戦にも怖がりがち。お金の損失で考えると冷静さを取り戻せますよ。
挑戦する不安&恐れへ対処する方法の6つ目は、「最初はできないのが当たり前」と考えること。
挑戦する不安や怖さも緩みます。現実的に考えても、天才でもない限り最初からうまくいくことはないでしょうから。
また、「経験のコレクションをしよう」と考えるといいですよ。
失敗=(イコール)経験ととらえることで、失敗も自分のメリットに繋げられますよ。
挑戦する不安&恐れへ対処する方法の7つ目は、自己肯定感を高めることです。
自己肯定感を高めるには、過去の成功経験を棚卸しする必要があります。しかし、私たちは失敗したことはよく覚えているのに、成功したことはすぐ忘れるクセがある。
しかも当たり前のようにできることは、成功したという手応えすらない。そこで自己肯定感を高める100の質問集を作りました。
使えばわかりますが、思い出せる過去の体験は、ポジティブなものばかりです。
有料級のものですが、悩まれている人が大変多いためしばらく無料で配布します。但し、いつまで無料配布を続けるかわかりません。
必要な人は今すぐ入手して保存をおすすめします。下記からどうぞ。
新しいことに挑戦できるようになるコツ
新しいことに挑戦できるようになるコツは、無理やり挑戦しようと考えないことです。
どうなるかわからないのが「挑戦」ですからね。なるようにしかならないし、絶対はありません。
無理やりの挑戦は苦しいだけなのでおすすめしません。
【重要】挑戦する「前」が最も怖い
大事なことなのでお伝えすると、不安や怖さが湧くのは挑戦する直前までということです。
始めてしまえば怖がっている余裕もありません。
つまり、挑戦するときの不安や怖さのピークは、挑戦する直前であり、その後はけっこう楽になるということです。
どうしても不安な方は、下記も同時にお読みになるといいでしょう。
▶失敗する&行動するのが怖い人へ。不安を乗り越える7つの方法
答え探しから答え合わせの人生で幸せに
補足的なお話ですが、これからの人生、新しいことに挑戦し続けた方が楽しくなりますよ。
挑戦する前に集められる情報(答え)には限界があります。
例えば「自分に合った転職先」の答えをいくら探しても100%の答えは世界中探してもどこにもありません。
最終的には転職してみないとわからないのです。ここでいう転職する行為は「答え合わせ」になります。
転職先でがんばり結果を残せば「正解」という答えになるでしょう。
答え探しの時間ばかり過ごすよりも、答え合わせの時間を過ごす時間を長くしたほうが幸せな人生待ってますよ。
新しいことに挑戦した人インタビュー
新しいことに挑戦した人たちのインタビュー動画を撮りました。特別な才能がある人たちではありません。本当の自分を取り戻しただけですので参考にどうぞ。
(※各4分くらいです)
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