起業するための情報を集めたのですがどれもしっくりきません。
儲るビジネスを紹介されても、やりたいと思えないし・・・
そんな私が一歩前に進むにはどうしたらいいだろう
そんな疑問に答えます。
まずは結論。これから起業を考えたい女性が一歩前に進むには、商品やサービスを考える前に、「誰に」向けてビジネスをしたいか考えることです。これを解説しつつ、注意してほしいポイントや、躊躇なく進むには何をしておいたほうがいいかまで解説します。
この記事を書いている私は自分の「強み」を活かした起業や転職の実現、仕事を楽しむ女性を生み出す支援活動を行っています。通算12年間、延べ2000人の強みを作り続けてきました。
※詳しくは私の自己紹介ページをご覧ください。
これから起業を考える女性が躊躇なく進む方法
繰り返しになりますが、これから起業を考えたい女性が一歩前に進むには、商品やサービスから考える前に、「誰に」向けてビジネスをしたいか考えることです。
女性の場合、これが一番早い。ただ儲けたいだけならニーズ(需要)があれば誰でもいいはず。しかし男性のようにすっぱり割り切れないでしょう。
そんな私も偉そうなことは言えず、割り切ることができなかった男です。会社勤務していたころは苦しみました。私と同じように、私の塾に通う女性たちも「誰に提供したいか&できるか」から考えたほうが早かったですね。
これから起業を考える女性が誰にビジネスをするか決めた方が躊躇しなくなる理由
確かに私も汚いおじさんに向けたビジネスしたくないし・・・
そうですよね。これから起業を考える女性たちの起業したい理由にその答えがあります。日本政策金融公庫の調査では、女性たちの起業したい理由は下記のような結果になっています。
- 1位:自由に仕事がしたかった (47.6%)
- 2位:仕事の経験・知識や資格を生かしたかった (44.8%)
- 3位:収入を増やしたかった (38.5 %)
下記の記事にも詳しく書いています。
これから起業をする女性が躊躇しなくなる「誰のため」の見つけ方
お金は
誰かの悩みを解決したとき
誰かの欲を満たしてあげたとき
の2つのときに発生するものです。
そこで考えられる「誰のため」は、
(誰のため1)昔の自分のような人のため
(誰のため2)悩んでいる知人と同じような人のため
(誰のため3)苦労をかけた肉親のような人のため
(誰のため4)自分の悩みと「似た悩み」を持つような人のため
のいずれかで考えてみるといいです。それぞれ解説します。
(誰のため1)昔の自分のような人のため
以前自分が悩んでいたことや、今の自分ができるようになったことをもとに「誰のためのビジネスをするか?」を考えてみましょう。3年、5年前の自分はどのような状態だったかな・・・と振り返ってみる。
学んだこと、つまずきやすいポイント、こうすればうまくいく、こうするとうまくいかない、裏ワザ・・・など自分の経験の中から生み出された術(すべ)を考えてみるといいです。
(誰のため2)悩んでいる知人と同じような人のため
身近にいる悩む知人をもとに「誰のためのビジネスをするか?」を考えてみる方法もあります。どうしても放っておけない・・・という感情の湧くような対象者がいいですね。
(誰のため3)苦労をかけた肉親のような人のため
ご自身の両親が悩まれていたことや欲しがっていたものを思い出し、「誰のためのビジネスをするか?」を考えるのも手です。
女性経営者の清水めぐみさんの例では、「両親に持ち家をも立ててあげたい。お金持ちにしてあげたい」という気持ちから、新築住宅メーカーを起ち上げています。両親に対して強い感謝をお持ちの方はおすすめですね。
(誰のため4)自分の悩みと「似た悩み」を持つような人のため
ちょっとわかりづらいかもなので、事例で紹介します。こちらの書籍著者の寺田真理子さんは、ご自身の鬱の経験を読書で克服した経験を持っています。
出版を通じてその情報を発信していたところ、認知症の方を家族に持つ人から多く相談されたそうなんですよ。
そこで、現在はパーソンセンタードケア(認知症のご高齢者を一人の人として尊重し、理解しながらケアを行うこと)の手法をお伝えする仕事もしています。
下記がその事業の関連書籍。
ご自身の悩みを克服した体験を、他の悩みを解決する手段として応用した例です。
これから起業をする女性に注意してもらいたいこと
おっしゃるとおりです。誰でもいいかと問われたらそうもいきません。よくあるパターンですが、育児をするときに大変な思いをしたから育児ママの役に立ちたいというようなもの。
自分に何も提供できるものがない場合もあります。「○○のような人に」という強い気持ちや、やりたいことにこだわりすぎてひとり暴走にならないよう気をつけましょう。
また、「子どもに向けて」というサービスもやっかいです。お金を出すのはご両親の場合が多いのでご両親の気持ちを動かすことが必要になるでしょう。
起業アイデアについては、下記の記事を参考にするといいでしょう。
これから起業する女性におすすめ「自分の深堀り」
これから起業する女性たちに必要なこととして、自分を深堀りして、起業を通じて何をほんとうは得たいのかを考えるべきでしょう。また自分の強みを知っておくことも重要です。ブレずに躊躇なく起業するための準備ですね。
起業すると様々な困難にぶつかります。自分の深堀りをやっておかないと、「自分はなんでこんなことしてるんだろう?」とブレることがあります。自分を深堀りしたいときは、下記の記事を読んでおくといいでしょう。
これから起業する女性のためのおさえるべきポイント(本記事のまとめ)
★これから起業を考える女性が躊躇なく進む方法
商品やサービスから考える前に、「誰に」向けてビジネスをしたいか考えること。
★「誰のため」の見つけ方
(誰のため1)昔の自分のような人のため
(誰のため2)悩んでいる知人と同じような人のため
(誰のため3)苦労をかけた肉親のような人のため
(誰のため4)自分の悩みと「似た悩み」を持つような人のため
以上から考えてみる。
★これから起業をする女性に注意してもらいたいこと
・「○○のような人に」という強い気持ちや、やりたいことにこだわりすぎてひとり暴走にならないよう気をつけましょう。
・ビジネスは買いたいと思う人がいて、お金を払ってでもほしいと思ってもらえるかどうかが最重要。
★これから起業する女性におすすめ「自分の深堀り」
自分を深堀りして、起業を通じて何をほんとうは得たいのかを考えるべき。また自分の強みを知っておくことも重要。
以上となります。
それでは起業ライフをお楽しみくださいね。
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