浅野の過去

日本一になって抱えた重責

魂の女性成長支援・浅野塾の浅野ヨシオです。http://www.facebook.com/asano.yoshio

メイン講座の自分力養成講座の最終日。

卒業プレゼンテーションを開催しました。

みんなプレゼン前はドキドキするもの、

何を聞いても目がうつろです。

この講座に来る人達はひとりひとり目的が違います。

今やっている仕事を大きくしたいという気持ちから

自分にしかできないことを見つけ出したいという経営者もいます。

転職を考えているので、自分のやってきたことに自信を持ちたい、

進みたいという人もいます。

浅野塾に来る人は職業も年代もバラバラ。

でも共通しているのは「自分へのこだわり」は半端なくある。

どちらかというと仕事で成果を出しているとか、他人から見たら

羨ましがられるような人が多い。

でも自分自身は全然満足してない。

例えば今回、こんな受講生がいました。

小学生の頃に始めた卓球。

中学・高校生のころには全国優勝を経験するくらい頑張った人です。

日本一です。

でも、その後、彼女の人生に普通の人では体験できないようなことが起こってしまったんですよ。

それは何かと言うとですね。

その後は、2位や3位になると「惜しかったね」とか、「次は頑張ろうね」って言われてしまうということ。

彼女は卓球が楽しくてやっていただけなのに・・・

周りの人は勝敗に関することにしか目が行かなくなってしまうんです。

「常勝を求められる」。

彼女はそれにすごく悩んで・・・。

実業団の卓球クラブに所属するようになったのですが、

持ち前のやさしい性格から体を壊してしまいラケットを置くことになってしまいました。

彼女は、その経験があるがために、自分が全力を尽くし、結果を出すとまた同じようなことが

起こるのではないか・・・という思いが頭をかすめてしまう。

何事にも全力投球することができなくなってしまいました。

ほんわかしていて童顔で、少女のような彼女。

そんな人でも抱えているものってあるんですよ。

そこで浅野塾で人生の棚卸しを開始しました。

子供の頃からの記憶にあるものを全部書き出していく「自分史」。

これは途方もなく時間もかかる作業。

でも彼女は屈せずにやり抜きました。

プリントすれば1センチ以上の厚みになるほどです。

私も何度も読みこみました。

そこで、彼女の中に見えたひとつのストーリーラインがありました。

彼女は前職では”東京の超一流・最高級ホテル21選”にも選ばれているホテル内スパのセラピストをしていました。

タイ古式マッサージ店に転職後は2年で1400人以上の顧客を癒し続けています。

彼女の特徴は、柔らかいタッチの施術と、顧客との会話にありました。

施術中、お客さまが愚痴や悩みを彼女に話すようになるんです。

普通は、自分も同じようなことを経験していると、つい「うんうんわかります!

わたしも・・・」と自分の話もしてしまいがち。

でも彼女はそれをしません。ひたすら聞き役に徹するんです。

でもなんでそんなことができるのかと言うとですね。

これがおもしろい。

「話すのが下手」だからなんです。

彼女は両親が共働き。おばあちゃん子でした。

話し好きなおばあちゃんの話をずっと聞いていた子供の頃。

そして、彼女はご両親とおばあちゃんにとても感謝しています。

そこで癒しの世界に飛び込んだ理由が生まれ始めます。

ご両親やおばあちゃんのような家庭や仕事を優先し続けている

人を救いたいって思うようになったんです。

又、

卓球選手時代に、他の選手にマッサージをしてあげると

とても喜ばれた。

自分も選手時代、悩み苦しみ続けた。

そんな強いストレスを抱えている人を救いたいと思い始めていたんですね。

このように彼女にはちゃんと今の仕事につながっている動機が

あったんです。

それに気づかずに今の仕事をしていたので、

燃えきれなかったんですよね。

彼女のような人が本当に多いんです。

今の仕事をしている根拠が見つからない人です。

彼女もまさか、話下手だったことが強みを生み出している

なんて気づいてませんでしたし、

自分がなぜ上級シニア層に人気が出るのか、自分もそんな人を

癒やしたいと思うのかの理由がわからなかった。

そこに気づいたおかげで彼女の使命が固まってきました。

 

その他の受講生たちのプレゼンも、彼女に負けず劣らず

いいものでしたよ。

 

いつものことなんですけど、プレゼンが終わった瞬間、

笑顔満開になる。

4ヶ月間、いつ終わるかわからない人生史の深堀りをやり続けて

きたんですものね。

卒業おめでとうございます!

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