覚悟を決めるのが怖いです。
やりたいことがあっても前にすすめません。
臆病な人でもできる覚悟を決める方法ありますか?
そんな疑問に答えます。
はい。あります。
結論からお伝えすると、覚悟を決める方法は自分の背中を押す仕組みづくりをすることです。
具体的に事例をあげながら解説しますね。
この記事は失敗が怖い・覚悟を決めるのが怖いと考えてしまい、前にすすめないと悩む人に向けた記事です。
お読みになると覚悟を決めるまでの時間は短くなりますよ。更には自分で決めるのが怖い心理に打ち勝てるお得な内容。
最後までお読みくださいね。
覚悟が決まらない5つの理由
覚悟が決まらない理由は5つあります。
覚悟を決められないのであれば、原因を理解することが大切ですよ。
覚悟が決まらない心理の根底にどのようなものがあるか?
主に次の5つです。
覚悟が決まらないよくある理由の1つ目は失敗が怖いことです。
「失敗が怖い」のは、最も覚悟を決めるブレーキとなるものですよね。失敗が怖いのは自然なことです。
危険を回避しようとする本能のひとつですから。
私は起業していますが、起業するときは怖かったです。いや、失敗するのが怖かった。それは普通に湧く感情でしょう。
覚悟を決めるのが怖いのは自然なことですよ。
覚悟が決まらないよくある理由の2つ目は、やり方がわからないことです。
仮に「世界一周をヨットで旅しよう」と考えても、やり方がわからなければ身動きとれないでしょうからね。
情報不足も、覚悟が決まらない原因の一つになります。
覚悟が決まらないよくある理由3つ目は、ひと目が気になることです。
「周りからどう思わるかな」「笑われるかな」などひと目が気になると覚悟は決まりにくい。
気にしなきゃいいと頭でわかっていても割り切れないものですよね。
覚悟が決まらないよくある理由4つ目は、自信がないことです。
「自信」とは自分の考え方や行動が正しいと信じられることを意味します。
自信がなければ「なんとかなる」という強い起動力も生まれにくい。そこでブレるのです。
相対する2つの願望があるときも覚悟が決めづらいです。どういうことかと言いますと、一つを選ぶと選択しなかった方が犠牲になるときです。
例えば
- やりたい仕事を目一杯やりたい
- 家族と過ごす時間を犠牲にしたくない
という2つの願望があるときなどはわかりやすいでしょう。
やりたい仕事を目一杯やると、家族と共に過ごす時間が犠牲になる・・・2つの願望がせめぎ合い、覚悟が決まらなくなるみたいな感じですね。
臆病な人でもできる覚悟を決める方法
覚悟を決める方法は次の5ステップを順に行う流れとなります。自分の背中を押す仕組みづくりです。
- (STEP1)迷いと疑問を整理する
- (STEP2)判断材料を集める
- (STEP3)環境づくりをする
- (STEP4)沈思黙考する
- (STEP5)決断する
順に解説しますね。
(STEP1)迷いと疑問を整理する
覚悟を決めるための最初のステップは、迷いや疑問を整理することです。
覚悟が決まらないとするなら何かしら理由があるはずです。理由を深堀りし、整理しましょう。
例えばカフェを開業したい願望があったとすると、
- やり方がわからないな?
- 何からはじめたらいいだろう?
- 家族になんていえばいいかな?
- 失敗したらどうしよう?
- いくらかかるのかな?
など迷いや疑問がたくさん出ると思います。すべて書き出しましょう。
次が超重要です。
判断材料を徹底的に集めて見える化しましょう。判断材料とは主に次のようなものです。
- 実現するノウハウ
- 実現までのステップ
- 捨てるもの(やめること)
- かかる予算
- かかる時間
- 実現にネックとなっているもの
- 実現ネックへの対策
- 成功したときに得られるもの
- 失敗したときに失うもの
以上を調べまくるのです。
スマホで知り得た情報だけではなく、問い合わせたり、現場に足を運んでみるなど一次情報(自分の経験から知り得た情報や実地調査や検証によって知り得たこと)をかき集めることが大切。
スマホで得た情報や非体験者からの情報は間違った情報も多く、判断を誤る可能性があるから。
裏づけやチェックを怠らないようにしましょう。
(STEP3)環境づくりをする
次に自分の心を変える作業を行います。そのためには環境づくりが重要。私たちは知らず知らずのうちに、周りの人の影響を受けるものです。
例えば、自分に経験ないことは一切しない保守的な人に囲まれていたら、自分も保守的になるみたいな。逆にバンバン新しいことに挑戦する革新的な人に囲まれていると、自分も自然に挑戦できるようになる。
これはミラーニューロンと呼ばれる心理作用の影響によるもの。
ミラーニューロン(英: Mirror neuron)とは、霊長類などの高等動物の脳内で、自ら行動する時と、他の個体が行動するのを見ている状態の、両方で活動電位を発生させる神経細胞である。他の個体の行動を見て、まるで自身が同じ行動をとっているかのように”鏡”のような反応をすることから名付けられた。他人がしていることを見て、我がことのように感じる共感(エンパシー)能力を司っていると考えられている。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ミラーニューロンの作用をうまく活用し、「覚悟を決める心」を手にしましょうね。
具体的な行動は
- 成功している人が集まる場所に出向く
- 成功しようと動いている人と付き合う
- 行動を止めようとする人と距離をとる
以上3つの行動を起こすことですね。
(STEP4)沈思黙考する
ステップ1~3を行ったら、「沈思黙考」のステップです。
沈思黙考とは黙ってじっくりと深く物事を考え込むことを意味します。集めた情報やこれまでの行動を振り返り、自分の心を深く見つめましょう。
覚悟を決めるのは自分にしかできません。沈思黙考し決断するための頭の整理を行うのです。
くれぐれもスマホの電源を切るなど、気が散る原因になるものを身の周りに置かないように。
旅に出るとか行ったことのない場所に身を置き、ひとり考えるのもうまいやり方です。
(STEP5)決断する
いよいよ最終ステップ「決断」のステージです。
仮に覚悟を決めて前に進んだときと、立ち止まったときの自分の未来像を描き、天びんにかけてみましょう。
どちらの未来像が重いかをイメージし、決断をほどこすのです。
どうしたらいいですか?
なかなか覚悟が決まらないお気持ちもよくわかりますよ。
- 思考停止しないことが大切。
そのために下記の3つのことをやってみるといいですよ。
- 行動貯金をためる
- ○○のためにと切り替える
- 失敗はなにかを考える
順に解説しますね。
行動貯金とは私のつくった言葉でして、お金を貯める行為じゃないです。
前にも書いた情報収集に加えて、お金をかけて知識を得たり体験したりするなどテマヒマ、時間・お金の投資を行ない「労力の蓄積」をするという意味です。
「もうやるしかない!」とやる気を増幅するでしょう。行動預金をためて覚悟をうながすといいですよ。
なかなか覚悟が決まらないなら一旦、自分以外の人のためにと意識をズラしてみるといいですよ。
迷っているときに相談にのってくれた人や、覚悟を決めて行動した後に喜んでくれる人のためにと考える。
覚悟をうながす添加剤のひとつになりますよ。
失敗が怖いと覚悟が決まらないものですけれど、「そもそも自分にとっての失敗はなんだろう?」と深堀りするのもうまい方法です。
漠然としている人もけっこういますよ。リスクと思っていたけれど、意外にそうでもないなんてこともあります。
私の例ですが、講師になるチャンスをいただいたとき覚悟を決められずぐずぐずしていました。失敗したらどうしようなんて考えてしまうのです。
そこで自分にとっての失敗とはなにかを考えてみたのです。
満足してもらえなかったらどうしよう
怒られたらどうしよう
みたいなものでした。
そこであらためて考えたのです。
これらの失敗は、講師の仕事でなくとも起こりうるもの。そして失敗するのが怖いから、手を抜かずに勉強もするだろうと考えました。
やがてやってみない限り、成功する確率もゼロ%になるという考えにたどり着き、覚悟を決めることができました。
「失敗をテーマ」に、❝(STEP4)沈思黙考する❞をもう一度やってみるといいです。覚悟をうながす引き金になりますよ。
【結論】迷ったら進む道を選ぼう
覚悟を決める方法について解説しましたけれど、やりたいからこそ迷うのだと思います。
自信がなくてもいい、しかしやりたいという素直な気持ちだけは信じたほうがいいです。
無責任に聞こえたら申し訳けないのですけれど、進まない道を選べば後悔が残るのではないでしょうか。
後悔を抱えて自分にウソをついて生きるのはツライですよ。
やりたいと思う気持ちを信じ、思い切って進むことをおすすめしますよ。
下記の記事をお読みになっていただくと背中をポンと押してくれると思いますので参考まで。
▶失敗する&行動するのが怖い人へ。不安を乗り越える7つの方法|臆病でも問題なくできます
もっと決断力を高めたいわ。覚悟を決める心理を養う方法ないかしら?
ありますよ。覚悟を決める心理を養うための行動を次に解説しますね。
覚悟を決める心理|決断力アップのための5つのステップ
『覚悟を決める心理』とは、自分で決めたことに自信を持ち、選んだことに対して責任を持つことができる状態を言います。
覚悟を決める心理を身につけることで、より自分らしい選択ができるようになります。
以下の5つのステップを実践して、覚悟を決める心理を養いましょう。
次の順序で行います。
- 目的を明確にする
- メリット・デメリットを検討する
- 直感と理性のバランスを保つ
- 自分の価値観を理解して選択する
- 決断して責任を持つ
順に解説しますね。わかりやすいと思うので『転職の覚悟を決める』を事例にして解説します。
(1)目的を明確にする
覚悟を決める心理を養うステップ1は、目的を明確にすることです。”目的”は、自分自身の行動の意味であり、着地点を示す。
『転職』を例に解説を進めますと、転職を考える際、まずは自分がどのような目的を持っているか考えます。
例えば、キャリアアップ、収入アップ、働く環境の変化など、転職を通じて何を達成したいのか具体的に考える。
目的が明確であれば、それに沿った選択ができるようになります。
(2)メリット・デメリットを検討する
覚悟を決める心理を養うステップ2は、選択肢をリストアップし、メリット・デメリットを検討することです。
『転職』を例に解説を進めますと、転職先の候補をリストアップし、それぞれのメリットとデメリットを比較検討します。
例えば、A社は給与が高いけれど、残業が多い、B社は働きやすい環境だけれど、キャリアアップのチャンスが少ないなど、選択肢ごとにプラス面とマイナス面をリスト化し、自分にとってどれが最適かを見極めます。
(3)直感と理性のバランスを保つ
覚悟を決める心理を養うステップ3は、直感と理性のバランスを保つことです。直感だけではなく理性も大切です。
『転職』を例に解説を進めますと、A社は業界内で高い評価を受けており、待遇面も魅力的ですが、なんとなく雰囲気が合わないと感じる。一方、B社は待遇面ではA社ほど良くないものの、面接で社員と話した際に自分がフィットすると直感した。
この場合、理性だけならA社を選ぶことができますが、直感的にはB社の方が良いと感じていますよね。
理性だけで決断すると、自分の感情や本当に望むものを見失ってしまうことがあります。
直感と理性のバランスを保ちながら、自分にとって適切な選択を行いましょう。
(4)自分の価値観を理解して選択する
覚悟を決める心理を養うステップ4は、自分の価値観を理解して選択すること。
『転職』を例に解説を進めますと、転職先を選ぶ際には、自分の価値観を理解することが重要です。
例えば、働く上で「労働環境」や「スキルアップ」、「収入」など、何を重視するかを明確にしましょう。
自分の価値観に基づいて選択を行うことで、後悔のない転職ができるでしょう。
ステップ2、3を経た上で、自分の価値観に照らし合わせ、自分自身にとっての適切な選択肢を絞り込むのです。
(5)決断して責任を持つ
覚悟を決める心理を養うステップ5は、決断して責任を持つこと。
『転職』を例に解説を進めますと、最終的に転職先を決めたら、その選択に対して責任を持つことです。
仮に転職がうまくいかなかった場合でも、自分が選んだ道であることを受け入れ、その結果に対して責任を持つことが大切ですね。
どんな状況でも自分の選択を肯定し、今後の成長やスキルアップに繋げていくことが重要ですね。
つまり、自分で決断したことなら、必ず何かしら得られるものがあるということ。
以上の5つのステップを踏むことで、覚悟を決める心理を身につけ、自分にとって適切な判断となるでしょう。
転職や起業の覚悟を決めるのが怖いなら
もしも転職や起業の覚悟を決めるのがまだ怖いときは、専門家の手を借りてステガイドしてもらった方がいいです。
人生を左右するようなことですと、自分一人では堂々巡りが起こり、冷静にステップ1〜5を行えない可能性があるからです。
この記事を書いている私の講座でも行っていることではありますが、もちろん私でなくても構いません。
お知り合いの専門家でも良いので、覚悟が決まらないときは、手伝ってもらった方が良いですよ。
一人で考えこまないでね。
【補足】覚悟を決めた人は強い
補足ですが覚悟を決めた人は強いですよね。行動がブレない。とはいえ覚悟を決めるのは怖いし、骨が折れるものですよね。
覚悟が決まらない人へ、別角度からのアプローチもご紹介します。
視点を変えると自然に覚悟が決まります。自分の欲に視点をズラすのです。具体的には「どうしても」を探すこと。
例えば、
- どうしても実現したい
- どうしても今のままでは嫌
- どうしても継続したい
- どうしても今の仕事を辞めたい
みたいな感じです。
- 大人になると欲を抑える人が多い。
もう一度子供に戻るかのように、どうしたいのか素直に従ってみる。怖さの壁を超える「欲」に火をつけることですよ。
繰り返し言いますが、覚悟を決めた人は強いです。じっくり自分を見つめ直すことをおすすめしますよ。
自己肯定感を高める100の質問集
覚悟を決めるのが怖い人は、自己肯定感を高めて行動できるメンタルを作るのもうまい手法です。
自己肯定感を高めるには、過去のポジティブな経験を棚卸しする必要があります。
私たちは失敗したことはよく覚えているのに、うまくいったことはすぐ忘れるクセありますよね。
これはネガティブ・バイアスと呼ばれる一種の危険を避ける防衛本能によるものの影響なのです。
この問題を解決するためには、さまざまな視点の質問を用意し、自分に問いかけることです。
そこで自己肯定感を高める100の質問集を作りました。この質問集をお読みになるとわかりますけど思い出せる過去の体験は、ポジティブなものばかりです。
有料にするか迷いましたが、悩まれている人が大変多いためひと先ず無料で配布することにしました。
ただし、いつまで無料で配布するかわかりません。必要と思う人は入手して保存することをおすすめします。
下記からどうぞ。
覚悟を決めた人たちへのインタビュー
追伸ですけど、覚悟を決めた人たちのインタビュー動画を撮りました。
転職した人・起業した人・出産した後にフリーに転身した人さまざまです。
彼女たちは特別な才能がある人たちではありません。自分の「どうしても」の気持ちに素直に従っただけです。
自分らしく生きる&働く人生を選択した人たちの動画です。
(※各4分くらいです)
参考にどうぞ。
自分の見つめ直し完全マニュアル【無料】
覚悟を決められるようになりたいのであれば、「私ならできる」と思える『自己効力感』も必要になります。
そのためには、自己自身に備わる資質を理解を深めること、そんなときに役立つ 自分の見つめ直し完全マニュアルを作りました。
制作に10年の歳月をかけた逸品。以下、充実の内容です。
- 自分の棚卸しに使える100の質問シート:自分自身を深く理解するための問いかけを提供し、長所や可能性を探るのに役立ちます。
- 自己肯定感を高めるための100の質問シート:自信を持って前向きに生きるための支援をします。
- 今の仕事合う?合わないチェックリスト:現在の職場環境が自分に合っているか評価するのに役立ちます。
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私との直接のやりとりもできますよ
最後に
この記事を最後まで読んでいただきありがとうございます。
新しい挑戦の一歩を踏み出す際の不安や迷いは、決して孤独な戦いではありません。
私も含めて多くの方々が同じように葛藤し、その壁を乗り越えてきました。
覚悟を決める過程は自身を深く知る絶好の機会です。
失敗を恐れず、何か新しいことにチャレンジする勇気を持つことで、未来はきっと明るく拓けます。
本当の自分を発見し、可能性を最大限に引き出すその過程を大切にしましょうね。
最終的には、自分自身との約束を守り抜くことが、最も美しい成長への道となるはずです。
この記事が、新しい一歩を踏み出す勇気やヒントになったらうれしいです。
魂の女性成長支援・浅野塾代表 浅野ヨシオ
浅野ヨシオ:
女性成長支援コンサルタント。
魂の女性成長支援・浅野塾 代表。
2007年よりビジネスパーソンや出版希望者を対象とした、自分の強みを発見し唯一無二のブランドを作る講師として活動。ハイキャリアの女性たちでも自分の能力がわからず強い自信を持てずにいることを知る。
2011年、女性成長支援の講座を起ち上げ、幼少期から現在までの人生史を平均200時間以上かけて深掘りする指導に定評がある。
通算14年2000人超の女性専門指導の経験により、心を縛る足かせをはずし、自分にとっての幸せを追求する自己実現プログラムを多数構築する。
著書に「私はこの仕事が好き!自分の強みを活かして稼ぐ方法(大和出版)」がある。
◎メディア実績:日本経済新聞/日経WOMAN/PRESIDENTほか多数
◎講演実績:横浜市経済観光局/多摩大学/NPO法人Woman’sサポート/自由大学/青森商工会連合会/天狼院書店/(株)スクー/ほか多数
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