私たちはよく「自分の強みを知ることが大切だ」と聞きますよね。一体「強みの本質」とは何なのでしょうか?
これを理解することは、キャリアの発展や充実した人生を送るために欠かせない重要なことです。
強みの本質には、おさえるべき7つのポイントがあります。自分の強みを仕事に活かすための基礎知識です。
この記事では「強みの本質」の意味の解説から、「自分の強みを本質から理解する方法」までわかりやすく解説しています。ぜひ最後までお読みくださいね。
- この記事の信頼性
※読み飛ばしOKです
この記事を書いている私は、表面的な自己分析では不可能な深い見極めや、真のキャリアの方向性を求める人たちに10年以上向き合い続けました。
自分の強みの本質を深掘りした人を含む2000人以上を指導し、経験からの教えを伝えています。
日本経済新聞や日経WOMANなど、多数のメディアで取り上げられた経験もあります。
「私はこの仕事が好き!!自分の“強み”を活かして稼ぐ方法(大和出版)」というタイトルの書籍も出版しています。
詳しい私のことはこちらです
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強みの本質とは
強みの本質とは、単に技術や知識のことを指すのではありません。それはむしろ、個人の潜在的な独特の能力や資質を言います。
たとえば、人と話すのが得意な人は、生まれつき人懐っこい性格かもしれませんし、論理的に考えるのが得意な人は、物事をじっくり考えるのが好きなのかもしれません。
これらの特性は、私たちが普段の生活でどのように行動するべきかに大きく影響します。
強みの本質を理解するメリット
自分の強みの本質を理解することは、理想の自分の姿を実現するための重要なステップです。
これにより、より満足感の高い生活を送ることが可能になります。
そのためにはまず、「強みの本質」そのものについてより深い知識が必要ですよ。
強みの本質7つのポイント
強みの本質、すなわち強みの性質や要素はどのようなものでしょう。
ポイントは下記の7つです。
- 強みの本質7つのポイント
- 強みは絶対値ではない
- 強みは実績だけで評価されない
- 強みは受け手の評価で決まる
- 強みはほぼ無自覚である
- 強みの原点がわかると説得力が増す
- 弱みの受け入れが必須
- 強みを弱みと誤解しがち
順に解説しますね。
(1)強みは”絶対値”ではない
「強みの本質」のポイント1つ目は、強みは”絶対値”ではないことです。「トップでなければならない」絶対値的イメージを持つ人が多いですね。
違いますよ。
- 周りとの比較で決まるもの。
例えばホームページを作るスキルを持つ人がいたとしましょう。
ホームページ制作会社に就職すれば、周りに強烈なスキルを持つ人はいくらでもいる。そんな環境では自分の強みと言えないでしょう。
ところが、アナログな人の集まる会社に飛び込めば、ホームページを作るスキルを持つ人はほとんどいない。そんな環境であれば強みと言える。
強みは絶対値ではなく「相対値」で決まるのです
(2)強みは実績だけで評価されない
「強みの本質」のポイント2つ目は、強みは実績だけで評価されないことです。強みは実績によって評価されると思い込む人も多いです。それも違います。
- その人らしさも強みのひとつ
もしも実績のみで評価されるならば、この世から面接試験は無くなるはず。面接のときは人柄や考え方など「その人らしさ」を見られている。
すると自分より実績豊富な人やスキルの高い人がいても、自分が選ばれたりもする。強みとは、実績とその人らしさの集合体なのです。
「らしさ」の深い解説は下記に書いてます。
▶自分らしさは自分だけの強み【オンリーワンの見つけ方】自己最高の売り・魅力になります
(3)強みは受け手の評価で決まる
「強みの本質」のポイント3つ目は、強みは受け手の評価で決まることです。
簡単に言えば、自己評価ではすごいと思えない自分のスキルも、周りがすごいと思えばそれが全てということ。
自分の手応えばかり気にすると、強みはわからなくなりますよ。
自分の手応えはどうでもいいのです
(4)強みはほぼ無自覚である
「強みの本質」のポイント4つ目は、強みは無自覚であることです。あたりまえにできることだから強みと言える。
そのため、自分で自分の強みはわからないことが多くなるのです。
(5)強みの原点によって説得力が増す
「強みの本質」のポイント5つ目は、強みの原点によって説得力が増すことです。
強みの培われた元になる経験(原点)がわかれば説得力が増す。(※この場合の説得力とは、自分と受け手の両方の納得感のこと)
例えば、
Aさん:人の面倒を見るのが得意です
Bさん:人の面倒を見るのが得意です。これまで4人兄弟の長女として妹たちを世話してきました
Bさんの方が、強みとしての説得力を感じるでしょう。以上の例のように強みの原点がわかるかどうかで説得力は変わります。
下記に詳しく解説しています。
▶自分の強みに確信が欲しいならできることの原点を見つけよう【強みの原点を理解する必要性】
(6)弱みの受け入れが必須
「強みの本質」のポイント6つ目は、弱みの受け入れが必須であることです。
自分の納得感はどうでもいいのです。受け手がどのように判断するかが大事なので。
弱みを受け入れている、即ちありのままの自分を受け入れない限り、受け手の評価をそのまま受け取れないのです。
(7)強みを弱みと誤解しがち
「強みの本質」のポイント7つ目は、強みを弱みと誤解しがちなことです。
驚かれるかもですけど、強みと弱みはグレーゾーンです。
要は使い方次第で強みにも弱みにもなる。詳しい解説は下記に書いてます。
▶弱みを利用し強みとして活かすハイブリッドな克服方法|仕事に弱みを活かす衝撃の事例7選
もう一度まとめると下記のとおりです
- 強みの本質7つのポイント
- 強みは絶対値ではない
- 強みは実績だけで評価されない
- 強みは受け手の評価で決まる
- 強みはほぼ無自覚である
- 強みの原点がわかると説得力が増す
- 弱みの受け入れが必須
- 強みを弱みと誤解しがち
「私自身の強みの本質」を探るにはどうしたらいいの?
自分の強みの本質は思い残しの中にある
メグハウス本社画像
出典:http://www.artkensou.com/blog/?p=17987
自分の強みの本質は、思い残しの中にあることが多いです。
「思い残しってなに?」と疑問に思うでしょうから例でお話しますね。以前、美女だからうまくいったわけじゃないという記事を書いています。
代表の清水めぐみさんは岡山県で住宅販売メーカー「MEG HOUSE」 を起ち上げた人。月々5万円程度の支払いで、新築一戸建ての住宅が買えるメーカーです。この業界では常識外れとなる創業1年で35棟受注しました。
…と、ここだけつまんでお話すると、清水さんの強みの本質は「住宅を売ること」と思うかもしれませんね。そうじゃないです。
強みの本質はどこにある?【実例】
清水さんには一つ思い残していたものがありました。「両親に家を建ててあげたい」という子どもの頃からの思い残しです。
4人兄弟として生まれた彼女は、団地住まいで、大学に進学する余裕はなく厳しい生活を続けていました。ご両親は共働きで一生懸命に子どもたちを育ててくれました。
清水さんの心には、「両親に家を建ててあげたい」気持ちが子どもの頃からあったのですよ。
実は、この気持ちこそが清水さんの強みの本質です。この本質を胸に、同じ苦労をしている人のためにという思いで事業を起こしました。
自分の強みに自信を持ちたいです。自分の強みを本質から理解する具体的な方法をもっと知りたいわ。
自分の強みを本質から理解する方法
自分の強みを本質から理解すると、仕事や私生活において自信を持って新たなチャレンジができるようになります。
ここでは、自分の強みを本質から理解するための具体的な方法をご紹介します。
1. 自分の考えや感情に注意を向ける
自分の強みを本質から理解する方法の1つ目は、自分の考えや感情に注意を向けることです。
たとえば、ある日プレゼンをしたとしましょう。そのときに緊張したのか、それともわくわくしたのか。さらに発表後、達成感を感じたのか、それともまだ何か足りないと感じたのか?
このように、具体的な状況での自分の反応を思い返すことで、自分がどのような状況で力を発揮するか、またはどのようなことに価値を感じるかが明らかになります。
もしも発表したときに緊張しない、もっとやりたいと感じたなら、プレゼン力に強みを持っているかもしれません。
この習慣を続けることで、自分の本当の気持ちや、背景にある考え方、そしてそれが示す自分の強みの本質(傾向)が徐々に見えてきます。
2. 人生の大きな変化を振り返る
自分の強みを本質から理解する方法の2つ目は、人生の大きな変化を振り返ることです。
たとえば、転職をしたとき未知の環境に適応するために、どのような能力が役立ったのか考えてみましょう。
新しい職場でのコミュニケーション能力や柔軟性、学習意欲が発揮されたかもしれませんね。
このように人生の転機において、どのような強みが役立ったかを考えることで、自分がどのような価値観を大切にしているのか、どのような能力が備わっているのか本質が見えてきます。
3. 自分の行動を深く掘り下げる
自分の強みを本質から理解する方法の3つ目は、自分の行動を深く掘り下げることです。過去の行動や選択をじっくりと分析してみましょう。
たとえば、友人や家族の悩みを解決したとき、どのようにして解決策を見つけたかを思い出してみるなど。
冷静に話を聞き、的確なアドバイスを提供したのかもしれません。これは優れたリスニング能力や問題解決スキルを持つことを示しています。
また、新しいスキルを身につけたとき、その習得方法を振り返ってみる。もし独学で学んだなら、それは新しい挑戦に対する適応力や熱意を示しているかもしれません。
このように具体的な状況を振り返ることで、自分の内面にある本当の理由や信念が明らかになり、自分の強みの本質をより深く理解する手がかりとなります。
4. 繰り返されるパターンを見つける
自分の強みを本質から理解する方法の4つ目は、自分の行動や反応の中で、何度も繰り返されるパターンを探してみることです。
たとえば、困難な時にいつも冷静を保つことができる、または人を励ますことが得意など、自分の特徴的な強みを見つけます。これらの繰り返し行動は、自分の深層心理や本能的な反応を表している可能性がありますね。
日常的な行動や反応の中に繰り返し現れる特徴を見つけることで、自分の深層にある本質的な強みを理解することができますよ。
自分の強みの本質を理解【体験談】
強みの本質を深堀りすると、自分の本質を知ることができます。
私の場合、父親へのコンプレックスが強みの本質。常に父の思想に縛られて育っています。その呪縛から逃れたい気持ちが強い力を生みました。
具体的には、出版したり、講師になったり、コンサルタントになったりとさまざまな顔を持てるようになった。それは父親に対してのコンプレックスが引き金になり、自分の思想で生き抜かねばという強い原動力のおかげです。
大事なことなので繰り返し言います。自分の本質を知る方法は、強みの本質を深掘りすることです。自分の本質については下記も合わせて読むといいですよ。
▶自分の本質を知る3ステップと質問集【自分の真価を発見する方法】やりたい事の追求も実現!
強みの本質を引き出すマニュアル
強みの本質に気づくためには、過去に遡って自分を見つめ直す必要があります。これまでとってきた行動に必ず現れているから。自分にできることや、してきたことを徹底的に深掘りするのです。
意識的に見つめ直す必要があるのです。効率良くできるように、自分の見つめ直し完全マニュアルを作りました。10年の歳月をかけて制作したものです。
- 自分の棚卸しに使える100の質問シート:自分自身を深く理解するための問いかけを提供し、長所や可能性を探るのに役立ちます。
- 自己肯定感を高めるための100の質問シート:自信を持って前向きに生きるための支援をします。
- 今の仕事合う?合わないチェックリスト:現在の職場環境が自分に合っているか評価するのに役立ちます。
- やる気ペンタゴンチャート:モチベーションを高め、行動を促すためのツールです。
- ときめきのツボワークシート:自分の情熱や興味が何にあるのかを探るのに役立ちます。
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以上となります。
ではまた。
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