自分の弱みを弱点の一つとして捉えるのではなく、それを自分の強みに変えることができたらどんなに幸せでしょう?
そんな発想の転換こそ、実は最も効果的なキャリア戦略の一つと言っても過言ではありません。
「でも、実際にそんなことが可能なの?」と疑問に感じるかもしれませんが実は可能なのです。私たちの周りには、そうした例があふれています。
身長の低いバスケットボール選手が、機動力と速さで背の高い選手たちを翻弄していますよね。プレゼンが苦手な人が、図解やイラストを駆使してPRする手法を思いつき、自分の影響力を高めるとかね。
この記事では、自分の「弱み」を「強み」に変える、そんなハイブリッドな活用方法に焦点を当てています。
弱点を見つけたらそれを逆手に取る方法を学べます。キャリアアップにつながる新しい可能性を見出せますよ。
自己分析を始める前に、この視点を持つことが重要です。自分の強みと弱みを正しく理解し、それぞれをどう活かすかを知ることで、新たな自信を得ることができます。
ぜひ最後までお読みいただき、新しい自分を見つけてくださいね。
- この記事の信頼性
※読み飛ばしOKです
この記事を書いている私は、表面的な自己分析では不可能な深い見極めや、真のキャリアの方向性を求める人たちに10年以上向き合い続けました。
弱みを強みに切り替えた人を含む2000人以上を指導し、経験からの教えを伝えています。
日本経済新聞や日経WOMANなど、多数のメディアで取り上げられた経験もあります。
「私はこの仕事が好き!!自分の“強み”を活かして稼ぐ方法(大和出版)」というタイトルの書籍も出版しています。
詳しい私のことはこちらです
弱みを強みに!ハイブリッドな活用方法
これまで弱みと捉えていた自分の特徴を、強みに切り替える考え方を7パターン解説します。
わかりやすいように事例を中心に説明しますね。
1.弱みの代償動作による強み
自分の弱みの影には、その弱点をカバーする「代償動作」を行っている可能性があります。
右足をケガしたときに、左足でカバーして歩く例を思い浮かべるとわかりやすいでしょう。
私自身のネット婚活の事例を披露しましょう。
イケメンでもない私がボーっとしていてもお見合いが成立することはありません。私の方からメールを会員の女性に送り信用してもらえなければ交際に発展しません。
何通も書いているうちに、人を動かすメールライティングの能力が身につきました。私の著書「たった1通で人を動かすメールの仕掛け」原点はここにあります。
イケメンではない私の弱点をカバーしていた代償動作の一つと言っていい例。
自分の弱みを軸に、代償動作を行っていないか深掘りするといいですよ。
「弱みの代償運動による強み」のお話は以下でも音声解説しています。
2.弱みを活かして使命ができる
自分の弱みから使命が生まれることがあります。
たとえば、子どものころに病弱だった経験がある人が、その経験から医者になることを決意するようなケース。
病院で過ごした日々が、医者として他の人を助けたいという強い願望へとつながるわけですね。
苦しみや弱みはしばしば強いストレスを伴いますけど、それが原動力となり、強いモチベーションを生み出すことがあります。このモチベーションこそが、自分の強みとなるのです。
3.弱みがきっかけになった強い精神力
ときには、自分自身の弱みが強い精神力を育むきっかけになることがあります。
たとえばB子さんの事例。彼女は幼い頃から体が弱く、病気がちだった上に、いじめにも遭ってきました。
そんな厳しい子ども時代を経験したB子さんですが、その困難な状況から逃れるための強い意志が育まれました。
今では、外資系企業で活躍しており、タフな仕事を難なくこなしています。
彼女は自身の体力を鍛えるだけでなく、一般の人が耐え難いと感じるような厳しい業務にも立ち向かっています。
このように、「身体の弱さ」という弱みが、結果的にB子さんの強い精神力を養うきっかけとなっていた。
この事例は、個人の弱点がその人の最大の強みに変わる可能性があることを示していますね。
4.弱みを逆手にとって信頼をつくる
弱みを逆手にとって信頼をつくるパターンもあります。
企業のリコールもそうなのですが、失敗を公表し、謝罪し、改善案を示すと以前よりグッと信頼度がアップすることがありますよ。
たとえば、Aさんのケース。
ある重要な仕事上のミスはAさんの注意散漫さ、すなわち弱みが原因となるものでした。
しかし、Aさんはこの失敗を隠さず、積極的に上司と同僚に報告。その謝罪と再発防止のための改善策の提案は、周りからのAさんへの信頼を高めました。
この行動により、Aさんは失敗を乗り越え、社内での信頼を築き上げることができました。
この事例は、自分の弱みによる失敗を正直に公表し、謝罪し、改善策を示すことで、信頼を得ることができるということを示していますよね。
弱みを受け入れ真摯に向き合う姿勢が、結果として自分の強みを形成し、他者からの信頼を深めるものです。
5.弱みを活かして営業力に変える
営業の分野でも、弱みを強みに変えた事例があります。以下に3人の成功した営業担当者の話をします。
まず、A子さんについて。元々は派遣の事務員でしたが、周囲との連携が苦手でよくトラブルを起こしていました。
しかし、彼女が生命保険の外交員に転職したところ、意外なほどの成功を収めました。
彼女は飛び込み営業が得意で、他のスタッフと連携する必要がないため、独自のスタイルで働くことができた。
その結果、以前の1.5倍以上の収入を得るに至りました。
次に、私の塾の卒業生である泉綾子さんの事例。彼女は子どもの頃から人見知りで、人の顔色をうかがうことが多かったです。
しかし、これが彼女に相手の気持ちを察する能力を与え、お客様の好みに合わせた営業スタイルを確立させました。
この独自の「人見知り営業」は、ビジネス誌や日経新聞でも取り上げられていますよ。
最後に、元ぐるなび社員の大星智子さんの話です。
彼女は童顔で小柄な体型が営業に不向きと思われがちでしたが、逆に相手に警戒心を持たせない強みとして活用。
彼女はこの特徴を生かして、特に頑固な店長たちの信頼を得ることに成功し、西日本地区でトップの売上を達成。
これらの例は、どれも自分の弱みを理解し、それを営業の強みに変えた事例です。このように、弱みを受け入れ、それを自分の強みに変えることで、成功への道を切り開くこともできます。
6.弱みを活かしてファンをつくる
弱みの活用例の6つ目は、弱みを活かしてファンをつくる例です。
ぽっちゃりとした体格を活かして、おいしそうに食べる姿でグルメレポートする芸能人がいますよね。自分の弱みともとれる体格を強みとして活かしている例です。
このように弱みは、その人らしさを表現しうるものでもあります。共感を呼び、熱心なファン層を作り出すことができるのです。
自分の独特な特徴を恐れずに表現することで、その人らしさが際立ち、人を引き付ける魅力に変わることがありますよ。
7.弱みを活かしてマネジメント力に
弱みの活用の最後は、弱みを活かしてマネジメント力にする例です。
勤務先でマネージャー職に就いたK子さんは、グイグイ人を引っ張る性格ではありませんでした。彼女は自分の控えめな性格を弱みと捉えていましたね。
そこで彼女は、部下の意見にトコトン耳を傾け、彼らの自主性を重んじるマネジメントに切り替えたところ大成功。
部下たちは彼女を高く評価するようになりました。弱みを活かしてマネジメント力につなげた例です。
控えめな性格が、部下の自立を促し、チームとしての成長を促す強みに変わったわけです。
苦手と弱みの違いを理解しよう
本記事の補足です。
「苦手」と「弱み」を混同しないようにご注意ください。
たとえば、新しいスキルを学ぶとき、初めは苦手意識があるかもしれませんが、これは経験を積むことで克服可能な場合もありますからね。
一方、本質的な「弱み」は、自分の性格や能力の特性に根ざしており、そう簡単に変わるものではありません。
それでも、苦手なことに挑戦する価値は大いにあります。なぜなら、それが実は隠れた強みである可能性があるから。
私自身の講師業も、最初は「教えることが苦手」と感じていましたが、13年続けるうちに、それが弱みではないことがわかりました。
つまり、
苦手と思うことも、続けていくうちに強みに変わる可能性があります。だからこそ、苦手と弱みを混同しないように意識しましょう。
【結論】弱みも使いようです
生きている限り、弱みにも意味があります。たとえば、自信のないトラがうさぎだけを狙うなんてことはありませんし、容姿にコンプレックスを持ち、表に出たがらないパンダもいません。
どちらも活かすことで、より豊かな人生を送ることができるんですよね。
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