個人にできる仕事をネットで探したけれどピンとこないわ。
どうやって進めればいいのかしら。
具体化する方法を知りたいな。
そんな疑問に答えます。
個人で仕事をしたいという思いはあっても、「具体的に何をするか」「どうやって進めればいいのか」ぼんやりしていている人は多いですよね。
やったことのないことに挑戦するわけだから当然のことですよ。
本記事では、個人で仕事をしたいという思いを叶える手法について書いています。
稼げれば何でもいいという人には向きません。
自分らしく働くことにこだわる人向けの記事です。
この記事を書いている私は、自分スタイルで生き抜く人づくりの会社を経営しています。
女性の生き方やキャリアに向き合う塾を運営。日本経済新聞や日経WOMANなどビジネス誌でも取り上げられています。
今の仕事が楽しめなくなった女性から、起業や独立を目指す女性まで指導してきました。(地道に10年)。
大和出版より「私はこの仕事が好き!!自分の”強み”を活かして稼ぐ方法」という本を出版しています。
ネットで探した「個人でできる仕事」がピンとこない理由
「個人にできる仕事」をWEB検索してみると、プログラマー、WEBライター、アフェリエイターなどさまざまな仕事が出てきます。
しかしどれもピンとこないのが正直なところではないでしょうか。
その最たる理由は、自分の特性がわからずに仕事探しをするからです。
人には好き嫌いもありますし得手不得手もありますよね。
まずは自分の特性をきちんと知っておくことが大切ですよ。のちほど詳しく解説します。
やってはいけない3つのこと
個人で仕事を始めたいなら、「これはやってはいけない」というところはおさえておきましょう。
(1)いきなり仕事を辞める
いきなり今の仕事を辞めるのは無謀です。
すぐに生活費を稼がなければならないので苦しいですし、自分に合った仕事を考える余裕もありません。仕事を見誤る可能性も高まります。
(2)仕事探しから始めてしまう
さきほどの繰り返しになりますけれど、仕事探しからいきなり始めてもピンとこないものが多いと思います。何をどう進めていいかもわからない状態に陥りがちです。
(3)資格を取りに行く
これも多いのですがいきなり資格を取りにいかないようにしましょう。今の時代は資格を持っていても決め手にならないことが多いです。
「資格で食べていく」という昭和の概念に囚われないようにしましょう。
個人で仕事をしたい思いを具体化する方法
たびたび繰り返しで恐縮ですが、個人で仕事をしたい思いを具体化するには、自分の特性を知ることが大切です。
自分の特性を熟知すると、自分にできそうな仕事の足がかりになります。
(STEP1)自分の棚卸しをする
(STEP2)自分の分析をする
(STEP3)自分の活用を考える
の3つのステップを踏み、自分の特性から仕事を絞り込んでいくのです。
順に解説しますね。
(STEP1)自分の棚卸しをする
自分を知る作業です。
自分の潜在的な実績を棚卸ししましょう。
あたりまえのようにやってきたことの中にあるものです。
たとえば
・頼られたことがある、相談されたことがある。
・感⼼されたことがある、ほめられたことがある。
・つい時を忘れて興奮してしまうこだわりがある。趣味がある。
・時間を忘れて熱中してしまうことがある。
・⼈に話して驚かれることがある。
みたいなものですね。
これらを棚卸しすると、忘れていた自分の良いところを発見することができます。
自分の過去を振り返り、思い出してみましょう。
ポジティブな質問を自分に投げかけ続けるのがコツです。
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(STEP2)自分の分析をする
「固有の個性(自分らしさ)」「性格を含めた持ち味」「他の人と比べて優れている点(強み)」などの特性をこれまでの経験の中から分析します。
このとき「自分よりもっとデキる人がいるけど」とか考えなくていいです。
上には上がいくらでもいることは想定内のこと。
自分のコンプレックスなことも含めて、どのような人に何ができるかを分析しましょう。
- 技術:できるようになったこと
- 実績:技術によってもたらされた結果
- 起源:できるようになった原点となる経験談
という3つの構成をもとに考えます。
わかりやすい例では話し方を教える先生です。
大抵、子どものころは人見知りだったり赤面症だったりとコミュニケーションで苦しまれた経験をお持ちの人が多いです。
- 技術は「伝わる話し方を教える」
- 実績は「話し方の先生になった」
- 起源は「子どものころ赤面症だった」
ということですね。
3つの構成がそろうと、「自分がその仕事をする理由」が自他とも認めるものになります。
これが“強み”となるものです。
- 悩みを克服したこと(進行形でもOK)
- 悩みを理解してあげられること
をベースに自分の中にある“強み”を見つけていきましょう。
自分の強み発見と自分の強みを活かせる仕事の見つけ方 にも詳しく解説があります。
(STEP3)自分の活用を考える
心のエンジンに火が入るかのような、自分に備わるモチベーションの種を理解することです。
ときめきのツボ
- ⼈と話すのが好き
- 旅行が好き
- 読書が好き
など自分の好きなことを書き出していきます。
そしてそれぞれ好きなものを「なぜ?どうして?」と突き詰めて考え、ときめきのツボまで掘り下げましょう。
たとえば「旅行が好き」な3人の例。
- Aさん:旅行が好き⇒なぜ?どうして?⇒計画を立てるのが好きだから
- Bさん:旅行が好き⇒なぜ?どうして?⇒見知らぬ人と話すのが好きだから
- Cさん:旅行が好き⇒なぜ?どうして?⇒同行した人の笑顔を見るのが好きだから
などのようにときめきのツボには個人差があります。
ときめきのツボが多くなりそうな仕事のやり⽅、職種を考えてみましょう。
ツボが同じであれば、業種や職種の範囲はグッと広がるはずです。
やる気のポイント
仕事に対する自分のやる気ポイントも見極めておきましょう。
- お金でやる気が出る
- 出世や地位でやる気が出る
- 自己実現でやる気が出る
- 社会貢献でやる気が出る
- 人材の育成でやる気が出る
などやる気のポイントは人それぞれ違いがあります。
社会貢献に仕事のやりがいを感じる人ですと、得られる収入の多さだけではやる気につながらなくなるということですね。
ときめきのツボとやる気のポイントを踏まえて、向いている仕事のあたりをつけていくといいですよ。
「自分らしく働きたい」という人は必ずおさえておきましょう。
自分に合う仕事の最適解を探す裏ワザ
これまでお伝えしたことを試してもなかなか自分に合う仕事に巡り合わない場合は、
自分の弱みを棚卸ししてみましょう。
弱みの影響を受けることが少なそうな仕事を考えるといいですよ。
個人で仕事をする3つのパターン
個人で仕事をする場合、シンプルに考えるといいです。
自分にできることを、できない人へ価値提供するとお金は発生します。
できること⇒できない人へ教える (例)講師・コンサルタント
できること⇒できない人の代わりをする(例)業務委託を請ける
できること⇒できない人の補助をする(例)家事代行
以上のような感じですね。
個人で仕事をしても稼げないパターン
個人で仕事をしても稼げないパターンがあります。
他人の船に乗ってしまう働き方です。
下請け的なお仕事ですね。稼ぎは小さくなります。
個人で仕事をして稼ぐために必要な3つのスキル
個人で仕事をして稼ぐためには、3つのスキルが必要になります。
解説しますね。
(1)自分の売りモノとなるスキル
いわゆる「商品」に値するものです。専門的な技術・ノウハウですね。
(2)自分の売りモノを売るスキル
「セールス」に値するもの。顧客に売る技術ですね。
(3)自分の売りモノを顧客に伝えるスキル
「マーケティング」に値するもの。
顧客を探し出し売りモノの価値伝え、販売に至るプロセスを作るスキルですね。
個人で仕事をするスキルを身につけるおすすめの方法
これまで会社員として働いていた人は、さきほどお伝えした3つのスキルをまだ身につけていない人も多いかと思います。
そこでおすすめなのは、副業から始めることです。
という「複業」というスタイルですね。
「生活を守る仕事」というのはとりあえず住むところ、食べることなどに必要な収入を得る仕事です。
私も講師になった当初は、ある企業主宰のセミナーのイチ講師からのスタートでした。
このときにセミナーの運営方法を含めたスキルを身につけています。
「生活を守る仕事+将来を作る仕事」の2つを行う期間は、言うなれば修行期間のような感じですね。
個人で仕事をするときに大切なこと
個人で仕事をするときに大切なことは「信用」を築くことと言っても過言ではないです。
最初は誰でも信用はないものですから地道な努力は必要になりますね。
信用を築くためには
(1)約束を守る
(2)お試しで見せる
(3)期待以上のものを提供する
(4)失敗したらすぐフォローする
を、地道に行っていくことです。
あたりまえのことをきちんとやるだけなのですが、とてもむずかしいことですよ。
個人の仕事のこだわりはイバラの道(でも快感)
個人で仕事をするということは誰も何も言いません。
すべてが自分で決めていいことです。
仕事の価値はあくまでお客さまになる方が決めることです。
いくらこだわりがあっても、お客さまが不満足であればすれがすべてになります。
この心のせめぎあいはけっこうキツイものがありますけど、うまくハマったときは最高の気持ちになりますよ。
ぜひ楽しい個人の仕事ライフをお楽しみくださいね!
以上となります。
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