自分をさらけ出すのが怖い人いますよね。気持ちの優しい人たちが多いです。
この記事は、自分を出す(素を出す)のが怖い人に、自分を表現するときの心理的な壁やその不安を取り除く方法を解説しています。
そもそも、「素をさらけ出すのがいいことか?」の本質に踏み込んだ内容です。
結論から言うと、素の自分をすべてさらけ出さない方がいい。相手や場面によって、自分を出すところを変えたほうが幸せになれます。
本記事をお読みになればうまく自分を出す方法がわかります。最後までお読みくださいね。
- この記事の信頼性
※読み飛ばしOKです
この記事を書いている私は、表面的な自己分析では不可能な深い見極めや、真のキャリアの方向性を求める人たちに10年以上向き合い続けました。
自分を出せるようになった人を含む2000人以上を指導し、経験からの教えを伝えています。
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自分を出すのが怖い人の特徴と原因
自分を出すのが怖いと感じる人には、一般的に以下のような特徴が見られます。
- 相手の気持ちを深読みする:他人の反応や感情を過度に分析し、自分の行動を制限する傾向があります。
- 頼まれごとを断れない:自分の意志よりも他人の要求を優先させてしまうことが多いです。
- 人に頼るのが苦手:自分のニーズを他人に伝えることに不安を感じる傾向があります。
- 人との交流に疲れやすい:社交的な場面でストレスを感じることがあり、疲労しやすいです。
- 自己肯定感の低さ:自分自身を肯定することが難しく、自信の欠如を感じることがあります。
以上の特徴が自己肯定感の低さにつながり、結果的に自分を出すことに恐れを感じる原因になります。
自己肯定感が低いと、他人の反応に敏感になりがちで、その結果、自分を出すことを避けるようになるのです。
したがって、自分を出すのが怖いと感じるのは、ある意味で自然な反応ということなのでご安心くださいね。
素を出す恐怖を克服するのに必要なこと
前にも触れたように、自分を出すのが怖いと感じるのは、ごく自然な反応です。
誰でも「嫌われたらどうしよう」と思うときがあります。そんな不安から、つい考えもしないことを言ってしまったりすることもあるでしょう。
このような状況は、社会生活を送る中で誰にでも起こり得ることです。実際、素の自分をさらけ出さないからこそ、うまくいくこともあるのです。
面白いことに、自分を出しているように見える人の中には、実は自己演出している人も多いです。
たとえば、偉そうに見える上司が実は小心者であることもあります。これは、人を動かすためのパフォーマンス。
最も重要なのは、適切なポイントで自己主張をし、意思をはっきりと伝えられるかどうかです。
自分を出しても嫌われない方法【うまく自分を出す3つの秘訣】
自分を出しても嫌われないためにどうしたらいいか解説します。
1.相手や場面を選んで自分を出す
うまく自分を出す方法の1つ目は、相手や場面に応じて、自分の出し方を変えることです。ちなみに、本当の自分をさらけ出すのは「自分一人のとき」が適しています。
他人がいる空間で素の自分をさらけ出せる人は少なく、現実的とは言えません。自分が親、子供、友達、仕事中の姿を思い浮かべてみてください。それぞれの場面で同じ姿で振る舞っていないはず。
これは、人間関係を維持する上で重要な配慮なのです。素の自分をさらけ出す必要性に縛られず、相手や場面に応じて自分を出す部分を変えることが重要です。
参考記事:ありのままの自分より、求められる自分で仕事をして楽しもう
2.相手の意見をよく聞く
うまく自分を出す方法の2つ目は、相手の意見をしっかり聞くことです。
相手が話し終わるまで耳を傾け、最後の句点「。」まで聞くことが大切です。
自分の意見を言うときは、相手の意見をよく聞いた上で話すと、嫌われることは少ないでしょう。
3.相手の立場を考える
うまく自分を出す方法の3つ目は、相手の立場を考えた上で自分を出すことです。
たとえば、上司が意見を取り入れてくれない場合、上司に決定権がないからかもしれません。
相手の立場を理解し、それに基づいて自分を表現することが大切です。
自分をさらけ出す実践的な3つのステップ
自分をより確実にさらけ出すための、以下の3つのステップを紹介します。
ステップ1:自己肯定感を高める
自己肯定感を高めることは、自分自身を信頼し、自己表現するメンタルを強化するために重要です。
そのためにはこれまでの人生を振り返り、小さな成果・成功を整理するのが効果的です。
しかし、漠然と振り返ると、ネガティブ・バイアス(辛い経験や失敗経験が記憶に残りやすい心理作用)が働き、逆効果になる可能性があります。
これを防ぐには、適切な視点による質問を自分に問いかけることです。
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ステップ2:少しずつ自分を出す
自分をうまく表現することは一夜にして成し遂げられるものではありません。
小さなステップから始め、徐々に自分を出す機会を増やしていくことが現実的と言えるでしょう。
自分を出しても嫌われることがないという経験を積み重ねることにより、自分を出す勇気も湧くようになります。
信頼できる友人や家族との会話から始めてみることです。
ステップ3:自己表現の練習をする
自分を表現するスキルは練習によって磨かれます。
日常生活の中での小さな自己表現の機会を利用し、自分の意見や感情を伝える練習を積み重ねてください。
このプロセスを通じて、自分を自然に表現する能力が向上します。具体的な方法は以下に詳しく書いてあります。
▶自己表現力とは?高め方と自分を表現するのが苦手な人の特徴&原因を解説!
【補足】自分を出さない危険性について
うまく自分を出すための予備知識として、自分を出さない危険性について説明します。
今の時代は、SNSをはじめとする様々なプラットフォームがあり、個人の考えや行動を発信するツールが豊富に存在します。自分を「売り物」として表現することが簡単になっている。
このような時代背景を踏まえると、自分の考えを明らかにしない人は、社会から取り残されるリスクが高まります。
ただし、これはSNSで積極的に自分を発信すべきという意味ではありませんよ。大切なのは、適切な場で適切な方法で自分の表現をすることです。
自分を忘れている大人たち
自分を出すのが怖い人は、自分がなにを考えているかわからない人も多いです。仕事をしていると、無心に働いている時間が長いですからね。
やりたくない仕事をしなければならないときもあり、そんなときに自分が何を感じているか考えていたら、やっていられなくなるのが本音でしょう。
何も考えずに働き続けるからこそ、自分がわからなくなる。つまり真面目な人こそ、自分を出せなくなりがちであるということです。
他人の軸で生きていた私の体験談
この記事を書いている私も、自分を出すのが怖かった人のひとりです。
自分を押し殺して、父親の軸の中でずっと生きていました。父に「YES」と言われるにはどうしたらいいのかばかり考えていましたね。
素の自分を出すのが怖かった20〜30代でした。しかしそんなとき、ひょんなチャンスがあり、本を出版する機会に恵まれた。
その本が売れてベストセラーに名を連ねたとき、「もっと自分を出してごらん。あなたに価値があるよ」といわれたような気になったのです。
自分の考えや、やっていたことを世に出すことは怖いことではない。むしろ自分を本当に必要としてくれる人を見つける信号ではないかと考えるようになりました。
出版したことで、講師になるチャンスを得て、大好きな人に囲まれる人生を送れるようになると確信できた。
自分を出して、その自分を必要としてくれる人とのみ付き合えばいいと確信できたのです。
自分を嫌う人や、自分らしくいられなくなる人とは距離をとる。それがお互いのためになる。万人に好かれることはできないし、嫌われたら単に相性が合わないだけと思えるようになりました。
何が言いたいかというと、自分の出し方を覚えて、必要と言ってくれる人にだけ、自分の時間を使えるようになりましょうということ。
そのためには力をつけなければなりませんよね。決して難しいことではありません。自己更新を常に心がけて前に進むしかないのですから。
自分を出すのが怖い、以前の自分のような方へ向けたメッセージです。
自分をきちんと見つめる時間を作ろう
自分を出すのが怖い人が、最初にすべきことは自分の見つめ直しです。自分を理解できないと、本記事で書いたことを自分に落とし込むのがむずかしいでしょう。
そこで自分の見つめ直し完全マニュアルをお配りしています。制作に10年の歳月をかけた逸品。以下、充実の内容です。
- 自分の棚卸しに使える100の質問シート:自分自身を深く理解するための問いかけを提供し、長所や可能性を探るのに役立ちます。
- 自己肯定感を高めるための100の質問シート:自信を持って前向きに生きるための支援をします。
- 今の仕事合う?合わないチェックリスト:現在の職場環境が自分に合っているか評価するのに役立ちます。
- やる気ペンタゴンチャート:モチベーションを高め、行動を促すためのツールです。
- ときめきのツボワークシート:自分の情熱や興味が何にあるのかを探るのに役立ちます。
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