“行動するのが怖い”という感覚は、失敗する不安から生じるもので、これはごく自然な反応です。
この感覚は、一種の能力と捉えることができます。なぜなら、危険を回避し、安全を確保するための本能だからです。
しかし、この感覚が強すぎると、決断を下すのが遅れたり、大事なチャンスを逃したりするリスクが伴います。
特に、仕事で成功を収めるには、この不安とどう向き合い、それを乗り越えるかが大切です。
さまざまな心理的な原因に基づいています。この記事では、これらの不安の根本原因を深く掘り下げ、それらをどのようにして克服するかを詳しく解説します。
臆病な性格の人でも、この方法を実践すれば、自信を持って前に進むことができるようになるでしょう。
3分程度で読めます。この短い時間が、人生に大きな変化をもたらすかもしれません。ぜひ最後までお読みくださいね。
- この記事の信頼性
※読み飛ばしOKです
この記事を書いている私は、表面的な自己分析では不可能な深い見極めや、真のキャリアの方向性を求める人たちに10年以上向き合い続けました。
転職や起業に向けて行動する怖さを乗り越えた人を含む2000人以上を指導し、経験からの教えを伝えています。
日本経済新聞や日経WOMANなど、多数のメディアで取り上げられた経験もあります。
「私はこの仕事が好き!!自分の“強み”を活かして稼ぐ方法(大和出版)」というタイトルの書籍も出版しています。
詳しい私のことはこちらです
行動するのが怖い人が不安を乗り越える方法
本記事のタイトルに「克服する方法」と書きましたが、結論から言うと、失敗の恐怖を無理に克服しようと思わないこと。
不安を乗り越える方法をお伝えする前に、行動することが怖い本当の理由について解説します。これを知っておかないと実践できないと思います。
行動するのが怖いと感じる3つの理由
行動を起こす際に不安や恐怖を感じることは、人間にとって自然な反応です。なぜ私たちは行動することを恐れるのか、その主な理由を詳しく説明します。
1.迫る危険を回避する本能によるもの
「行動するのが怖い」と感じる理由の1つ目は、迫る危険を回避するための人間の本能によるものです。
たとえば、新しい仕事に直面したとき、私たちの脳はリスクを計算し、失敗する危険を避けようとします。
このような本能は、生物学的に生き残るために重要な役割を果たしています。
恐怖を感じる心理作用は本能の一つなんです。
2. 過去の失敗経験によるもの
「行動するのが怖い」と感じる理由の2つ目は、過去の失敗経験によるものです。
同じ失敗を繰り返さないよう、新しい挑戦を避ける傾向があります。
この恐怖は、過去の経験から学んだ教訓として機能することもありますが、同時に新たな機会を逃す原因にもなります。
3. 自分の限界点の誤解
「行動するのが怖い」と感じる理由の3つ目は、自分の限界点の誤解によるもの。
多くの人が自分の能力や可能性を低く見積もっており、それが行動を妨げる大きな原因となっています。
ちなみに臆病な人は、感受性が強く、失敗すると普通より何倍も痛みを感じるものです。
次に解説する「臆病でも行動できる7つの方法」をお読みくださいね。
臆病なことは恥ずかしいことでもなんでもありません。その性格を受け入れて突き進んでいきましょう。
臆病でも行動できる7つの方法
臆病でも行動できるコツをお伝えします。不安を「乗り越える」方法です。
大事なので繰り返し言いますが、臆病な人は、臆病な自分を克服しようと考えないでいい。
臆病な人は、下記の7つを胸に秘めてゆるゆるやってみるといいですよ。
- 臆病でもできる!不安を乗り越える方法
- メンタルを借りる
- 行動しない自分を想像する
- 行動した自分を褒める
- ベイビーステップから始める
- 気負わないようにする
- 行動後の自分を妄想する
- 心の大気圏突破までガマンする
以上の7つを順に解説しますね。
(1)他人のメンタルを借りる
不安を乗り越える方法の1つ目は、メンタルを借りることです。
やろうとしていることを既に達成している人と交流し、彼らのメンタルを借りるのです。
サクサク動く人たちに囲まれると「自分にもできそう」といい意味のかん違いが起こります。
それは、目に飛び込んでくる他人の行動を、自分のことのように同感するミラーニューロンという神経細胞によるものです。
彼らと同じ時間を過ごし、サクサク動いている人の考えや行動を観察しましょう。
最初は場違い感ハンパないですが、次第に慣れますよ。
場違い感を乗り切ると周りも応援してくれます
(2)行動しない自分を想像する
不安を乗り越える方法の2つ目は、「行動しない自分」を想像することです。
大胆に行動している人の中にも、本当は臆病な人もいます。
行動しないリスクを知っているか否かが、動ける人と動けない人の違いだったりします。
臆病でも行動する人たちは、後悔した経験があり、リスクをよく知っている。
行動しなかったら後悔しないか、冷静に考えるといいですよ。
(3)行動した自分を褒める
不安を乗り越える方法の3つ目は、行動した自分を褒めることです。
自分を褒めるなんて抵抗ある気持ちもわかりますけどガマン、ガマン。
行動できたら、行動したことそのものを褒めてあげましょう。
自分を褒める行為は、うまくいっているところに目を向けるクセをつける行為ですから。
不安を乗り越える勇気や自信を湧き上がらせるために必要なこと。
仮にまったく結果が伴っていなくともかまいません。行動したことそのものに焦点をあてることが重要です。成功への一歩ですからね。
自分を褒める方法については下記に詳しく書いてます。
最初は「結果」よりも「経過」に光をあてることが大切ですよ。
(4)ベイビーステップから始める
不安を乗り越える方法の4つ目は、ベイビーステップから始めることです。
ベイビーステップとは「赤ちゃんの踏み台」という意味です。
できる範囲で行動してみることですね。
例えば「転職したい」という気持ちがあるとします。怖いし不安だしすぐには動けないでしょう。
それでもできることは何か考えてみるのです。
仮に「転職エージェントに駆け込む」では踏み台が高すぎるかもしれません。
『転職経験のある人に話を聞いてみる』くらいに行動の踏み台を下げてしまうのです。
行動できたら先ほどの「(3)行動した自分を褒めよう」をやってみる。
気持ちが高まったら次のベイビーステップを行う・・・を繰り返しましょうね。
気づけば行動している自分に出会えますよ。
徹底的に小さいステップから登り始めましょう!
(5)気負わないようにする
不安を乗り越える方法の5つ目は、気負わないようにすることです。
気負わないようにするには期待しないこと。
後ろ向きに聞こえたかもしれませんが、そうじゃないですよ。
淡々と行動するメンタルを作る思考法です。
臆病な人こそ「最初は失敗する」くらいに考えてちょうどいい。
さらに「笑われてもOK」と敢えて他人の目をイメージするのもいい。
失敗も笑われることも想定内にする。気負わないメンタルができるでしょう。
失敗に対する不安はかなりほぐれます。
(6)行動後の自分を妄想しよう
不安を乗り越える方法の6つ目は、行動後の自分を妄想することです。
これまでは、失敗する姿を想像していたのではないでしょうか。
そこで、うまくいった姿を妄想するのです。
失敗するのもツラいけど、行動せずモヤモヤするのはもっとツラいじゃないですか。
行動しても、しなくてもどっちみちツラいということです。
行動しなければ成功する可能性がゼロ。行動すれば成功する可能性が1%以上生まれる。
それなら行動した方がお得というものですよね。
行動後の自分を妄想して一歩前に進みましょう!
(7)心の大気圏突破までガマンする
不安を乗り越える方法の7つ目は、心の大気圏突破までガマンすることです。
行動するときはスタート時がもっとも心のエネルギーを使います。
一度動き出せば割と楽。
初動こそが最も高い壁です。そこで、ロケットが飛び立つときをイメージしてみてください。
発射台から飛び出し、大気圏を突き抜けるまで強い空気の摩擦を受けながら飛ぶ。やがて大気圏を突破し、これまでがウソのようにすーっと前進するでしょう。
大気圏はいつまでも続きません。行動することすべて、ロケットが飛ぶ姿と通じるものがあります。心の大気圏突破までちょっとガマンですよ。
ありがとうございます。でも私は失敗を怖がるクセが抜けません。私の背中を押すにはどうしたらいいですか?
失敗の恐怖を乗り越える方法
失敗の恐怖を乗り越えるには、少しづつ自己肯定感を高めることが大切です。
- 要は「やればできる」の根拠探しです。
失敗を怖がる人は、過去の失敗経験を鮮明に覚えている人が多い。
それはそれで仕方がないけれど、成功経験を忘れているのがまずい。
成功経験は自己肯定感の基礎になるものです。
でも・・・私に成功体験なんてないです
まったくない人はいないです。ご本人が成功と思っていないだけですよ。
無意識にやっていることで、仮にうまくいっても成功と本人は捉えられないものです。まったく手応えがありませんからね。
しかし何かしら褒められたり、関心されたりした経験があるはずです。そこで、「自己肯定感を高める100の質問集」をご用意しました。
過去の成功体験を思い出し、行動をうながす質問集です。私が個人セッション(月々3万円)を行うときにクライアントさんに投げかける質問から厳選しました。
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必要と思う人は今すぐ入手し保存をおすすめします。下記から今すぐ入手できます。
失敗する怖さに打ち勝つにはどうしたらいいですか?
転職する恐怖に打ち勝つ5ステップ
転職しようとしても、いざとなると怖くなりますよね。恐怖に打ち勝つ5ステップをご紹介します。
次の順にやってみてくださいね。不安を軽くし転職のきっかけをつかめます。
- 転職する恐怖に打ち勝つ5ステップ
- 転職しない選択はアリか自問
- リスクの棚卸しと仕分け
- リスクへの対応策を練る
- 転職成功のメリットを整理
- 自分の価値をリサーチする
順にわかりやすく解説します
ステップ1:転職しない選択はありか?
転職する恐怖に打ち勝つ5ステップのステップ1は、転職しない選択はアリか自問自答すること。
部署異動願いを出すとか、ほかの選択の余地もあるかもしれません。
もしも余地がない場合は、今のまま3年、5年…と経た自分の姿を想像してみましょう。動かざるを得ない境地に達するのではないでしょうか。
転職に向けてのやる気スイッチになりますよ
ステップ2:リスクの棚卸しと仕分け
転職する恐怖に打ち勝つ5ステップのステップ2は、リスクの棚卸しと仕分けです。転職の恐怖につながるリスクを一つ一つ棚卸しするのです。
「次の職場の人たちとうまくやっていける?」「お給料下がるか不安」とか、あれこれ思いつくでしょう。
次に棚卸しを終えたら、転職前に解決できる不安か否かを選別しましょう。たとえば「次の職場の人たちとうまくやっていけるかな?」は転職前には解決できないこと。
一方、「お給料下がるか不安」は転職前に調べられるので、解決できることに仕分けできる。
転職リスクの棚卸しと仕分けを入念に行ってくださいね。
ステップ3:リスクへの対応策を練る
転職する恐怖に打ち勝つ5ステップのステップ3は、リスクへの対応策を練ることです。
「ステップ2:リスクの棚卸しと仕分け」したものから解決できることに目を向けて、解決への具体的アクションをリストアップする。
一方、解決できないことには、最悪の場合にどのような行動を取れるか考えておきましょう。
転職のリスクすべてを見える化することです
ステップ4:転職成功のメリットを整理
転職する恐怖に打ち勝つ5ステップのステップ4は、転職成功のメリットを整理することです。
一つ一つ箇条書きで書き出していくといいです。次に書き終えたら声を出して読み上げる。すると期待に胸膨らんでくるでしょう。
やる気スイッチを押す材料になるものですので、丁寧に書き出しましょう。
ステップ5:自分の価値をリサーチする
転職する恐怖に打ち勝つ5ステップの最後のステップは、自分の価値をリサーチすることです。
具体的には転職エージェントに登録し、他社ではいくら給料がもらえるか調べるのです。
金額次第では今の会社に留まる選択もありかもしれません。予想以上であれば、転職へ向かう強いモチベーションにつながりますよね。
以上の5ステップは音声でも解説しています。下記からどうぞ。
臆病な人にも“強み”はある
臆病な人ほど、他人の気持ちをくみ取る“強み”を持っているもの。「繊細さ」という強みです。
人の気持ちを汲み取ることもできるし、失敗しない慎重さも兼ね備えている。どれも素晴らしい“強み”です。
臆病なことをネガティブなものとして絶対に捉えないようにご注意くださいね。下記をお読みになると深く理解できます。
▶繊細な人7つの強み|活かせる仕事の特徴とストレスを和らげるコツ【その敏感さは宝です】
克服しようとするなんてもったいない話です!
行動するのが怖い人にぴったりな仕事
意外に思われるかもですけど、行動するのを怖がる臆病気味な人こそ、人に接する仕事が合うと私は考えています。
臆病な人は、自分の気持ちに目が向きがち。そこであえて「誰かのため」と自分以外の人へ目を向けるようにするのです。
狙いとしては臆病な自分を忘れるため。行動をうながす目的ですよ。これが人に接する仕事が合うと私が考える理由です。
誰かに役立つ経験をすると、その快感がヤミツキになると思いますよ。
人に接する仕事も、今後の仕事の候補に入れるといいですよ
【結論】自分の見つめ直しから始めよう
まとめになりますが、本記事は行動するのが怖い人でも行動できるようになるエッセンスをあれこれ紹介してきました。
何より大切なことは、どんなに怖がりな自分であっても卑屈にならず行動をうながすことです。
繰り返し言いますけれど、行動するのは誰でも少なからず怖いものです。
以上の選択をするためにも、自分に向き合う時間をとることは大切。
この機会にトコトン見つめ直してみませんか?
自分の見つめ直し完全マニュアル
最後になりますけれど、自分の見つめ直し完全マニュアルをお作りしました。制作に10年の歳月をかけた逸品です。
- 自分の棚卸しに使える100の質問シート:自分自身を深く理解するための問いかけを提供し、長所や可能性を探るのに役立ちます。
- 自己肯定感を高めるための100の質問シート:自信を持って前向きに生きるための支援をします。
- 今の仕事合う?合わないチェックリスト:現在の職場環境が自分に合っているか評価するのに役立ちます。
- やる気ペンタゴンチャート:モチベーションを高め、行動を促すためのツールです。
- ときめきのツボワークシート:自分の情熱や興味が何にあるのかを探るのに役立ちます。
配布を開始したその日、300人以上から申し込みがあったものです。今なら無料でお配りしています。ただし、こちらも無料配布をいつまで続けるかわからないです。
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以上となります。
ではまた。
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