不器用なことが強みになるの?
自分の魅力として活かすコツを知りたい。
そんな疑問に答えます。
ハッキリ言います。不器用なのは弱みではありませんよ。
本記事をお読みになれば、不器用なのは“強み”だとわかります。
不器用なのを克服しようと考えないほうがいいです。不器用な人は魅力に満ち溢れています。仕事においても「信頼」という大きな武器になるんですよ。
そう言われたところでピンとこないと思います。
そこで本記事では、不器用な人の特徴や、その特徴を仕事や人生の魅力に変えるコツについて解説します。5分くらいで読めますよ。
追伸:本文の最後に素敵なマニュアルのプレゼントをご用意しています。
- 記事を書いている人の専門性と実績
経歴:
新卒8ヶ月での挫折退職から再出発。26年の会社員経験(10年は複業)を経て起業。現在は個性を活かす道を拓く会社を経営。
専門:
不器用な人を含む、2000人超の女性指導実績。本当の強みを発見し、人生を新たな方向へ導くプロ。やりがいのある転職から起業まで、前職や年齢を超えた女性の夢実現に定評。
メディア/著書:
日本経済新聞、日経WOMAN他多数掲載。著書「私はこの仕事が好き!自分の”強み”を活かして稼ぐ方法(大和出版)」
不器用さは“強み”。魅力として活かすコツ
大事なことなので繰り返し言いますが、不器用なのを弱みと思うのは早急ですよ。 要は活かし方次第です。
不器用な人の特徴をつかみ、その特徴を行動に活かせばいいだけ。
次に解説しますね。
不器用な人が持つ2つの特徴
不器用さには「最初はうまくいかない」「うまくいくまで時間がかかる」という2つの大きな特徴があります。
そこで一つ質問。「学習の4段階」というものをご存知でしょうか?
学んだことができるようになるまでの4つのステップを示すもの。
- 学習の4段階説
| (STEP1)無知の無能 | 知らないからできない状態 |
| (STEP2)意識の無能 | 知っているけどできない状態 |
| (STEP3)意識の有能 | 意識すればできる状態 |
| (STEP4)無意識の有能 | 無意識にできる状態 |
できるようになるまでには1〜4のステップが必ず必要なのですよ。
ポイントとしては、
反復練習したり、できない原因を突き止め改善したりすることが必要になり、多くの人がここで挫折します。
挫折する原因をもう一歩踏み込んで考えると、期待していた通りに成果がでないからですよね。
何が言いたいかというと、行動を始めると、失敗の連続になり、初めから成果が出ないのは必然であるということ。簡単なようで忘れがちです。ここで心に刻むことをおすすめしますよ。
不器用さを“強み”に変える方法
不器用さを“強み”に変える方法を解説します。むずかしい話ではありません。考え方を少し変えるだけです。
不器用さを“強み”に変えるには「初めからうまくいかない&時間がかかるをデフォルト化(標準化)する」こと。
- 簡単に言えば「失敗するのは当然」と考えればいい。
後ろ向きな考えのように思うかもしれませんね。そんなことはないんです。
なぜなら、ものごとに挑む心理的なハードルが下がり、行動力がアップするからです。失敗する恐怖心から抜け出すために必要な考え方なんですよね。
すると、過度の期待がないし、そうなれば挫折しづらくなる。やがて「不器用さが“強み”」になるのです。
仕事も婚活も失敗からスタート【体験談】

不器用な自分を否定せず、不器用さを受け入れることが超重要です。
この記事を書いている私も不器用で、何をしても初めからうまくいかない人でした。
うまくできるようになるまで、人より時間がかかります。 そんな自分を受け入れているので、何かに挑戦するとき過度な期待感がないですね。
講師として初登壇したときも、師匠が私のつたない講義を見かねて受講生の目の前で私にダメ出しをしたほど。

恥ずかしかったけれど「いつものことだわ」と気持ちを整えました。
また、婚活したときも失敗からのスタートでしたね。
それまで28年間彼女がいなかったので、お見合いが初めからうまくいくと思ってなかった。とはいえ、初めてのお見合いは5分で相手に退席される屈辱スタート(涙)
その屈辱的なお見合いのときでさえ、「最初なんてそんなもの。自分らしいね」と頭を切り替えて家に帰ったのをよく覚えています。
そんな私が講師の仕事を続けて生活しているし、無事に結婚して20年以上生活していますからね。
何回も言いますけど、不器用な人こそ「最初はうまくいかない&時間がかかるをデフォルト化」が大切なのですよ。
不器用な人に潜む5つの強み
ここで、不器用な人に潜んでいる「強み」を5つ紹介します。 仕事や人生において、これらは大きな武器になりますよ。
- 不器用な人に潜む強み
- 一極集中できる
- 熱くなれる
- 失敗してもくじけない
- 継続できる
- 飽きにくい
そんな強みが潜んでいます。わかりやすくそれぞれ解説します。
一極集中で高い成果を出せる
不器用な人の1つ目の強みは、一極集中で高い成果を出せることです。
不器用な人は、あれこれ器用に手を出すことが苦手です。 しかし、裏を返せば「一つのことに集中する力」がずば抜けているということ。
あれこれ手を出そうとしなくなる分、一極集中をするようになります。 仕事においても、一点突破で深掘りすることで、専門性の高い成果を出せるようになります。
情熱を持って熱くなれる
不器用な人の2つ目の強みは、情熱を持って熱くなれることです。
一極集中できるということは、それだけ熱くなれるということでもあります。 「これだ」と決めたことに対して注ぐエネルギー量は、器用な人にも負けないほど大きくなりますね。
その熱量は、周りの人の心を動かす魅力にもなります。
失敗してもくじけず挑戦できる
不器用な人の3つ目の強みは、失敗してもくじけず挑戦できることです。
先ほどもお伝えしましたが、不器用な人は「失敗して当たり前」という前提を持っています。 そのため、多少の失敗ではくじけません。
失敗を「プロセスの一部」と捉えられるタフさは、仕事現場でも重宝される資質です。
継続する力がある
不器用な人の4つ目の強みは、継続する力があることです。
失敗を失敗と思わないから、情熱も冷めにくい。つまり継続できるのです。
成果が出るまで時間がかかったとしても、コツコツと積み上げることができる。 この「継続力」こそ、大きな信頼と実績を生み出します。
物事に飽きにくい
不器用な人の5つ目の強みは、物事に飽きにくいことです。
ちょっと専門的なお話になりますが、不器用な人は飽きるまでの期間、つまり「心的飽和」が遅いという特徴もあります。
同じ作業や研究を粘り強く続けられるため、長い期間に渡る仕事やスキルの習得に向いているのです。

理解できましたか?不器用さは強みですよ
忍耐強いから続くわけではない【重要】
補足しますけれど、失敗を繰り返しても継続できる人は「忍耐強い人」という思い込みがあるかもしれませんね。 そうとも限りませんよ。
初めから大きすぎる期待をしていないだけなのです。
くどいくらいお伝えしますけれど、多くの人は、初めからうまくやりたいと大きすぎる期待をするから挫折します。
初めからうまくいかないものと心がけていると、うまくいかない時間を重ねても心のダメージが低い。
忍耐強いから継続できるのではなく、初めからうまくいくと期待しないだけなのです。
器用でも不器用でもどのみち悩む
しかし器用な人でも悩んでいる人は多いですよ。
- 器用な人の悩み
- 長く続けるのが苦手
- 飽きやすい
- 一点集中が苦手
- やりたいことが見つからない
以上が器用な人によくある悩み。
私の塾の受講生にも器用さがジャマをして本当にやりたいことがわからないと悩まれている人が多いですね。
器用に生まれようと、不器用に生まれようとどのみち悩むということですね。
【対策1】不器用ならば長期戦で挑む
ここからは、不器用な人がその特性を活かすための対策をお伝えします。
まず1つ目は、長期戦で挑むこと。
もしも自分自身が不器用であるならば、短期間で何かを成し遂げなきゃという発想はそもそも捨てた方がいい。
- 周りを見て焦るだけだから
不器用ならば時間をかけてじっくり取り組む姿勢が何より大事。短時間でちゃっちゃと済ませたいお気持ちは理解できますけど、運命だと思って諦めましょう(笑)
不器用な人の適正を陸上競技で例えるなら。
- 器用な人・・・短距離走向き
- 不器用な人・・・長距離走向き
みたいな感じですよ。
繰り返しますが不器用な人は長い時間をかけて挑む方が強みを活かせます。
【対策2】経過を楽しめることを選ぶ
対策の2つ目は、結果が出るまでの「経過」を楽しめることを選ぶことです。
不器用な人は結果が出るまでの「経過」を楽しめることを選んだ方がいいです。
不器用な人こそ、やりたいことや好きなことをしたほうがいいということ。
なぜなら、うまくいかない期間が続くので、結果が出るまで努力や根性で乗り切るのは難しいからです。
仕事を選ぶときにも大切な視点ですよ。下記の記事も参考になると思います。
不器用な人に向いている仕事・働き方
不器用な人にはどのような仕事や働き方が向いているのでしょうか。 ここまでお話しした強みを踏まえると、以下の3つの仕事が候補になります。
スピードよりも「正確性」が求められる仕事
不器用な人は、素早い対応やマルチタスクは苦手かもしれません。 しかし、一つのことを丁寧に行う力には長けています。
経理、校正、データ分析、品質管理など、スピードよりもミスがないことや正確性が重視される仕事では、その慎重さが「信頼」として高く評価されます。
長期的な視点で「信頼」を積み上げる働き方
短期間で数字を作る営業職などよりも、じっくりと時間をかけて顧客やチームとの関係を築く働き方が向いています。
「最初は時間がかかったけれど、あの人に任せれば間違いない」 そう言われるような、長い期間においての信頼関係をベースにする仕事がいい。
たとえば、コンサルタント、職人、研究職などで、不器用な人の誠実さは輝きます。
自分のペースで深掘りできる専門職・技術職
あれこれ手を広げるよりも、一つの分野を深掘りすることに喜びを感じるはずです。
エンジニア、ライター、専門技術者など、自分のペースでスキルを磨き上げ、その専門性で勝負できる仕事は天職と言えるでしょうね。
器用な人が飽きて辞めてしまう領域でも、不器用な人ならコツコツと積み上げ、いつの間にか第一人者になれる可能性を秘めています。
- ご紹介した職種はあくまで一例です。
最適な働き方は、ご自身の興味や経験、何に喜びを感じるかといった要素で人それぞれ異なります。この情報を参考に、ぜひ自分に合った道を見つけてくださいね。
もし、一人で最適な働き方を見つけるのが難しいと感じたなら、私の「自分力活用講座」体験入門コースが力になれます。
これまでの人生を振り返り、ご自身の「強み」や「本当にやりたいこと」を深く掘り下げていきましょう。具体的な内容はこちらをご覧ください。
(まとめ)不器用は個性であり魅力です

まとめになりますが、不器用さも自分の魅力(個性)として受け入れましょうね。
転んでも何度も立ち上がり、コツコツ続ける姿は美しいものですよ(本人は大変だけど)
誰も見ていないようで見られています。懸命にやっているその姿に共感し、応援してくれる人が現れたりもする。不器用さが魅力を醸し出しているのです。
不器用さを克服しようと考えるよりも、不器用な自分をどう使いこなすかを考えたほうがいい。
不器用さを恨むより、受け入れて前に進んだほうが幸せじゃないですかね。
もしもちょっと自信がないなと思うのであれば、自分の見つめ直しをおすすめしますよ。
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最後になりますけれど、自分の見つめ直し完全マニュアルをお作りしました。
そこで必要なことは過去の経験を棚卸しし、できることを深掘りすることです。必要なものをマニュアル化しました。
このマニュアルは、これまでの人生を振り返り、自分の特性を体系的に整理して分かりやすく理解することができます。
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- 自己肯定感を高めるための100の質問シート:自信を持って前向きに生きるための支援をします。
- 今の仕事合う?合わないチェックリスト:現在の職場環境が自分に合っているか評価するのに役立ちます。
- やる気ペンタゴンチャート:モチベーションを高め、行動を促すためのツールです。
- ときめきのツボワークシート:自分の情熱や興味が何にあるのかを探るのに役立ちます。
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ただし、無料配布をいつまで続けるかわからないです。すいません。必要な人は、今すぐ入手して保存をおすすめします。
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最後に筆者からの大切なメッセージ

不器用さを抱える人生の道のりは、時に険しく感じるかもしれません。でも、その不器用さこそが、かけがえのない個性です。
失敗を恐れず、一歩一歩前に進む姿は、周りの人の心を動かす力を秘めているもの。時間をかけてじっくりと取り組む姿勢が、やがて大きな実りをもたらすでしょう。
自分のペースを大切にし、経過を楽しむ心を忘れずに。不器用さを受け入れ、それを強みに変える冒険は、きっと素晴らしい発見に満ちているはず。
自信を持って、自分らしい道を歩んでいってくださいね。未来は輝かしいものになりますよ。
魂の女性成長支援・浅野塾代表 浅野ヨシオ
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浅野ヨシオ:
女性成長支援コンサルタント。
魂の女性成長支援・浅野塾 代表。
2007年よりビジネスパーソンや出版希望者を対象とした、自分の強みを発見し唯一無二のブランドを作る講師として活動。ハイキャリアの女性たちでも自分の能力がわからず強い自信を持てずにいることを知る。
2011年、女性成長支援の講座を起ち上げ、幼少期から現在までの人生史を平均200時間以上かけて深掘りする指導に定評がある。
通算14年2000人超の女性専門指導の経験により、心を縛る足かせをはずし、自分にとっての幸せを追求する自己実現プログラムを多数構築する。
著書に「私はこの仕事が好き!自分の強みを活かして稼ぐ方法(大和出版)」がある。

◎メディア実績:日本経済新聞/日経WOMAN/PRESIDENTほか多数
◎講演実績:横浜市経済観光局/多摩大学/NPO法人Woman’sサポート/自由大学/青森商工会連合会/天狼院書店/(株)スクー/ほか多数








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