友人や同僚がキラキラして見える──そんなふうに感じることはないでしょうか。
周りの人たちは充実しているように見えるのに、自分だけが取り残されているように思えてしまう。
- なぜ周りの人がキラキラして見えるのか?
- 本当に自分には何もないのか?
- 自分も輝くことはできないのか?
「このまま今の状態を続けていいのか不安」
「何かを変えたいけれど、何から始めればいいかわからない」
そう感じている方に向けて、2000人以上を指導してきた専門家の視点から、実践的なヒントをお伝えします。
周りがキラキラして見えるのは、自分自身が変わるチャンスでもあります。輝く道を見つけていきましょう。
追伸:本文の最後に素敵なマニュアルのプレゼントをご用意しています。
- 記事を書いている人の専門性と実績
経歴:
新卒8ヶ月での挫折退職から再出発。26年の会社員経験(10年は複業)を経て起業。現在は個性を活かす道を拓く会社を経営。
専門:
周りの人がキラキラして見えるを含む、2000人超の女性指導実績。本当の強みを発見し、人生を新たな方向へ導く自己分析のプロ。やりがいのある転職から起業まで、前職や年齢を超えた女性の夢実現に定評。
メディア/著書:
日本経済新聞、日経WOMAN他多数掲載。著書「私はこの仕事が好き!自分の”強み”を活かして稼ぐ方法(大和出版)」
なぜ周りの人がキラキラして見えるのか?
周りの人が輝いて見えるときは、必ず心理的な理由があります。
まずはなぜそう感じてしまうのか、その仕組みから解説しますね。
理由1:他人の良い部分だけを見ているから
周りの人がキラキラして見える理由の1つ目は、SNSなど他人の良い部分だけを見ているからです。
友人や知人がSNSに投稿するのは、人生で最も楽しかった瞬間や、うまくいったことだけが切り取られたものです。
人間関係や仕事で悩んでいる姿や、失敗したところをわざわざ見せる人はいませんよね。
なぜなら、人は本能的に他者と自分を比べてしまい、自分の立ち位置を確認しようとする性質があるからです。
また、その切り取られた情報の裏側には、悩みや地道な努力が必ずあります。
そうした表には出てこない部分まで、私たちはなかなか想像しにくいのです。
特にSNSは他人の成功や幸福が目に入りやすく、その比較が絶え間なく起きてしまいます。
見える部分だけを比較して、勝手に落ち込んでいる可能性が高いのです。
理由2:夢中になれることがないから
周りの人がキラキラして見える理由の2つ目は、自分の中に夢中になれることがないからです。
もし、何かに心の底から夢中になっていれば、意識は自然と自分の「やりたいこと」に向かいますよね。
自分のことで夢中なので、周りの人が何をしているかは、あまり気にならなくなるものです。
でも、もし自分にこれといった好きなことがないと、その意識は自然と他人に向かいがちです。
その結果、楽しそうにしている他人の姿がやけに目に入り、輝いて見えてしまうのです。
理由3:他人軸で「ないもの」を見ている
周りの人がキラキラして見える理由の3つ目は、他人軸で「自分に足りないもの」を探しているからです。
「あの人に比べて、私にはこれがない」
「普通はこうあるべきなのに、自分はできない」
このように、他人や世間の基準(他人軸)で自分を測ってしまうと、自分の足りない部分が目につきます。
他人や世間という基準は、自分以外の誰かの得意なものであることが多いものです。
たとえば、仕事ができるAさんを基準にすれば、自分の仕事ぶりに自信がなくなる。
いつもおしゃれなBさんを基準にすれば、自分の服装がみじめに思えてくる。
その結果、周りの人はすべて持っていて、自分だけが何も持っていないように誤解しがちなのです。
理由4:自分も輝きたいという本心の裏返し
周りの人がキラキラして見える理由の4つ目は、自分も輝きたいという本心の裏返しだからです。
他人が輝いて見えるのは、決してネガティブなことばかりではありません。
それは、「その人と同じように自分も輝きたい、充実した人生を送りたい」と、心の底で強く願っているからです。
誰かをうらやましいと感じる気持ちは、自分の中に眠っている願望が、他人を通して映し出されている状態とも言えます。
周りと比べて落ち込む危険な心理状態
周りの人と比べて落ち込む状態を放置すると、さらに苦しい状態になってしまうかもしれません。
そうした危険な心理状態を2つご紹介しますね。
自己肯定感が下がり行動できなくなる
周りと比べて落ち込むことを繰り返していると、自己肯定感はどんどん下がってしまいます。
ありのままの自分を受け入れられなくなるのです。
「どうせ自分なんてダメ」 「あの人のようにはなれない」 そんなふうに自分を否定し続けてしまいます。
すると、新しいことに挑戦する気持ちや、行動するエネルギーそのものが失われてしまいます。
他人への嫉妬や攻撃性が増してしまう
他人をうらやましいと思う気持ちが強くなりすぎると、それはやがて嫉妬に変わります。
キラキラしている人を見て素直に喜べず、つい粗探しをしてしまったり、心の中で攻撃的になったり⋯。
そんな自分自身に気づいて、自己嫌悪に陥る悪循環にハマってしまうのがよくあるパターンです。
自分も輝くための方法7選
いよいよ本題です。周りの人がキラキラして見える状態から抜け出し、自分自身が輝くためにはどうすればよいのか。
ここからは、具体的な7つの方法を解説します。
方法1:ありのままの自分を潔く認める
自分も輝くための方法の1つ目は、ありのままの自分を潔く認めることです。
「それができれば苦労しない」と感じる方も多いでしょう。ただの精神論に聞こえたかもしれませんね。
でも、これは技術なんです。 その具体的な技術は「事実」と「解釈」を切り分けること。
私たちは何か出来事があると、すぐに自分の解釈をくっつけてしまいます。
たとえば、「自分は人前で話すのが苦手だ」という事実があったとします。
これに対して、「だから自分はダメなんだ」「社会人として力不足だ」と考えるのは、事実ではなく、自分が作り出したネガティブな解釈です。
まずは「今、自分は人前で話すのが苦手だ」という事実だけを、「そうか、苦手なんだな」と確認する。
それだけでいいんです。
もし「自分はダメだ」という感情が湧いてきたら、それも1つの事実として捉えます。 「今、自分は『話すのが苦手』なことで『ダメだ』と感じている」
このように、起きたこと(事実)と、思い込み(解釈)を切り離して眺める。 これが、ありのままの自分を認めるための第一歩です。
「もっと深く、ありのままの自分を認める(自己受容)方法について学びたい」という方は、以下の記事で詳しく解説しています。
▶自己受容により自己肯定感を高める方法|今すぐできる7ステップ
方法2:他人ではなく過去の自分と比較する
自分も輝くための方法の2つ目は、他人ではなく「過去の自分」と比較することです。
他人という、自分とはまったく違う物差しで自分を測るから苦しくなります。
そこで、変える相手を変えてしまいましょう。その相手とは 「昔の自分」です。
「何それ?」と思うかもしれませんね。でもよく考えてみてほしいのです。
他人は、これまで歩んできた環境も、持っているものもすべて違います。比較すること自体が無理ゲーなんですよ。
他人と自分を比べるのは、バラとひまわりを見比べて「どちらがきれいか」を決めるようなもの。
種類が違うから、比べること自体に意味がないのです。
一方、過去の自分となら、同じ条件でスタートしている。だから「確実に成長した部分」が見えやすい。
「以前はできなかったこれができるようになった」
「一ヶ月前より、少しだけ前に進めた」
どんなに小さなことでも構いません。
過去の自分と比べて「できたこと」に目を向ければ、次第に自信に変わっていきます。
⋯そうは言っても、人と自分を比べがちですよね。比較グセが抜けない方は、以下もお読みくださいね。
▶人と比べてしまう癖を直したい人へ|比較地獄から抜け出す方法
方法3:自分の強みに焦点をあてる
自分も輝くための方法の3つ目は、自分の強みに焦点をあてることです。
⋯とはいえ、周りの人がキラキラして見えて落ち込んでいるとき、自分の強みを見つけたり、成功体験を思い出すのは、難しいかもしれませんね。
なぜなら、私たちには自分の成功に気づきにくくなる心の傾向があるからです。
- 「当たり前」の壁:自分にとって簡単にできることは成功と感じられない
- 「他人との比較」の壁:周りにすごい人がいると、自分の成果が小さく見えてしまう
- 「ネガティブ・バイアス」の壁:良いことより失敗を強く記憶してしまう
これらの壁が立ちふさがり、自分の成功や強みは意識しないと気づきにくいものです。
もし、強みの証拠となる自分の成功体験を見つけるのが難しいと感じるなら、一つのツールをご紹介します。
それが「気づけなかった成功体験を発見する100の質問集」です。
これは、自分の可能性を再発見し、前に進むために作られたものです。
質問は「達成感を得た経験」「人間関係での体験」「学びや成長」「自分の得意なこと」「困難を乗り越えた経験」など、10のカテゴリーに分かれています。
さらに、自分の中に眠る「成功パターン」を発見し、今後の方向性を決めるためのワークシートも付いています。
これは、15年間で2000人以上を指導してきた実績に基づいて作成しました。
本来は有料にすることも考えましたが、同じように悩まれている人が多いため、現在は無料で配布することにしました。
ただし、この無料配布がいつまで続くかは分かりません。
もし必要だと感じたなら、早めに入手して保存しておくことをおすすめします。
方法4:やりたいこと・好きなことを大切に
自分も輝くための方法の4つ目は、「やりたいこと・好きなこと」を大切にすることです。
他人軸で生きていると、「〜すべき」という義務や、「〜しなければならない」という役割に縛られがちです。
「母親は常に子どものそばにいるべき」というような世間からの同調圧力も含まれます。
そうではなく、自分の心が「これをやりたい。これが好きだ」と感じることを優先してみましょう。
「それってわがままだし甘えじゃないの?」
そう思うかもしれませんね。
でも、わがままと自分を大切にすることは違います。
わがままは他人を犠牲にすること。自分の好きなことをするのは、自分を満たすこと。
満たされた人だけが、他人にも優しくできる。優しくできれば、わがままどころか感謝されます。
それは、大げさなことでなくても構いません。
「読みたかった本を読む」「好きなカフェでのんびりする」。
そんな小さなやりたい・好きを大切にすることが、自分軸を取り戻す第一歩です。
自分が夢中になれることをしているとき、人は自然と輝き始めます。
夢中になれるものがイマイチわからない方は、以下に見つけ方を詳しく書いてます。
▶夢中になれるものの見つけ方7選|見つからない3つの原因と診断チェックリスト
方法5:ポジティブな言葉を自分にかける
自分も輝くための方法の5つ目は、ポジティブな言葉を自分にかけることです。
周りの人がキラキラして見えるとき、無意識のうちに自分自身にネガティブな言葉をかけてしまいがちです。
こうした言葉を浴びせ続けると、脳がそれを事実として受け取り、本当に行動できなくなってしまいます。
そこで、自分への言葉がけ(セルフトーク)を、意識的に変えるのです。
脳はネガティブもポジティブも同じように受け取ります。優しい言葉をかけ続ければ、脳が自分には価値があると認識し始めるんです。
しかも、ポジティブな言葉は、実際の行動を後押しする力があります。
毎日、鏡の前で自分に優しい言葉をかける。それだけで、自己肯定感は着実に育ちます。
「なんか気持ち悪くない?」正直、そう思いますよね。わかります。最初は誰でも抵抗がありますよ。
でも安心してください。声に出す必要はありません。心の中で今日もよくやったと思うだけでもいいんです。
大切なのは、自分を責める癖を、自分を労る癖に変えること。
他人に優しくするように、まずは自分に優しくする。それが輝く自分への近道です。
方法6:失敗を「実験結果」と考える
自分も輝くための方法の6つ目は、失敗を「実験結果」と考えることです。
周りの人がキラキラして見える人は、失敗を恐れすぎている傾向があります。失敗イコールダメなこと、という思い込みが強いからですね。
しかし、ここでもう一歩考えを進めてみましょう。 失敗とは、単なる実験結果でしかありません。
まずは、何かに挑戦した自分自身の行動そのものを、しっかりと認めてあげてください。 そして大切なのは、挑戦をやめないこと。
その実験結果を元に、じゃあ次はどうしようかと前に進みさえすれば、それはもう失敗ではありません。
『うまくいかなかった方法が1つわかっただけ。次の実験に活かせばいい。』そう考えれば、人生に失敗というものは、そもそも存在しなくなるのです。
失敗から学ぶにはどうしたらいいか意外に知られていないので以下に詳しく書いてます。
▶失敗から学ぶ力とは?成功者に学ぶ失敗を成功に変える方法7選
方法7:小さな「できたこと」を記録する
自分も輝くための方法の7つ目は、小さな「できたこと」を記録することです。
私たちはつい、できなかったことばかりに目を向けがち。そうではなく、今日一日の中でできたことを探してみましょう。
「朝、時間通りに起きられた」 「人に親切にできた」 「仕事を一つ終わらせた」 どんなに小さなことでも構いません。
ただ、 実際やってみると「できたことって意外に見つからないんだよね」 そう思うかもしれません。
そんなときは、こんな視点で探してみてください。
- できたことを見つける3つのコツ
- 昨日の自分と比べる:昨日より5分早く起きた、など
- 行動したこと自体を評価する:結果ではなく、やったという事実
- いつもと違ったことを探す:いつもより落ち着いて対応できた、など
手帳やノートに書き出すことで、自分の「できた」が見える化します。
この小さな成功体験の積み重ねが、自分もやればできるという確かな自信を育ててくれます。
まとめ:自分も輝けるチャンスのはじまり
周りの人がキラキラして見えるのは、決して悪いことではありませんよ。 冒頭でお話しましたが、自分も輝きたいと願っている何よりの証拠ですから。
他人と比べることをやめ、自分の内側にある価値観や強みに目を向けること。 そして、ありのままの自分を認め、小さな「できた」を大切にすること。
それが、他人軸のキラキラではなく、自分らしく輝くための道です。 この記事が、その一歩を踏み出すきっかけになれば幸いです。
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- 今の仕事合う?合わないチェックリスト:現在の職場環境が自分に合っているか評価するのに役立ちます。
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浅野ヨシオ:
女性成長支援コンサルタント。
魂の女性成長支援・浅野塾 代表。
2007年よりビジネスパーソンや出版希望者を対象とした、自分の強みを発見し唯一無二のブランドを作る講師として活動。ハイキャリアの女性たちでも自分の能力がわからず強い自信を持てずにいることを知る。
2011年、女性成長支援の講座を起ち上げ、幼少期から現在までの人生史を平均200時間以上かけて深掘りする指導に定評がある。
通算14年2000人超の女性専門指導の経験により、心を縛る足かせをはずし、自分にとっての幸せを追求する自己実現プログラムを多数構築する。
著書に「私はこの仕事が好き!自分の強みを活かして稼ぐ方法(大和出版)」がある。

◎メディア実績:日本経済新聞/日経WOMAN/PRESIDENTほか多数
◎講演実績:横浜市経済観光局/多摩大学/NPO法人Woman’sサポート/自由大学/青森商工会連合会/天狼院書店/(株)スクー/ほか多数








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