「失敗してもいい」という考え方は、軽々しく感じる方がいるかもしれませんね。
ところが、このマインドセットは、成功への道を切り開き、ミスを恐れず行動するための心構えの一つです。
「失敗してもいい」は、私たちを成長と成功に導く魔法の言葉とも言えるでしょう。
しかし、頭で理解できても、なかなか受け入れがたい気持ちも分かります。
さらに、失敗しても落ち込まないためのメンタル術もご紹介します。
読み進めるうちに、成功する人々がどのように「失敗してもいい」と心から受け入れられたのか明らかになるでしょう。
ぜひ最後までお読みくださいね。
【はじめに】そもそも何が「失敗」?
「失敗」とは、そもそもどのようなものなのでしょうか。その意味を理解しないと、「失敗してもいい」という言葉が腹落ちしないのです。
失敗とは、期待していたことが得られない一つの状態のことです。つまり、結果に到達するまでの通過点を意味するもの。
ところが、失敗を恐れてしまう人は、失敗を「結果」と捉えてしまうのです。この違いが大きい。
とは言うものの、まだ受け入れがたいと思います。まずは、「失敗してもいい」という考え方をすると、どのようなメリットがあるか解説します。
「失敗してもいい」マインドセットの威力
「失敗してもいい」という考え方にはどのようなメリットがあるのか、そのマインドセットの威力を詳しく解説します。
次にすべきことがわかる
「失敗してもいい」という考え方をしていると、「次にすべきこと」がわかります。
失敗することにより、「何をすると失敗するか」が判明しますよね。これにより、改善点のヒントをつかめる。
たとえば、味噌汁作りに失敗したとき、「適当に味噌を入れたから」と原因がわかれば、計量スプーンや軽量カップを使って料理をすればいいと改善点がわかりますよね。
失敗することにより、次にすべきことのヒントをつかめるのです。
自分の弱点を受け入れられる
「失敗してもいい」という考え方は、自分の弱点をありのままに受け入れることができるようになります。
なぜなら、「失敗してもいい」と考えることは、完璧主義を手放し、自分自身を許すことにつながるからです。
そして、「失敗=悪」という固定観念にとらわれなくなり、弱点・欠点がそれほど気にならなくなります。
眠っていた才能が目覚める
「失敗してもいい」という考え方は、あなたの隠れた才能を引き出す起爆剤になります。
なぜなら、失敗を恐れることなく、さまざまなことに挑戦できるようになるから。
新しいことに取り組む中で、思わぬ才能や適性、興味を発見する可能性が高まりますよ。
さらにむずかしいことに挑戦し、それを乗り越えることで、自分の強みが理解できるようになります。
成長へのかけ橋になる
「失敗してもいい」という考え方は、失敗は成長へのかけ橋になると捉えることを可能にします。
すると、何が効果的でなかったか考えられるようになり、それを改善する手がかりをつかめるようになりますね。
困難にも動じなくなる
「失敗してもいい」という考え方は、予期せぬ困難やプレッシャーがあっても柔軟に対応する力を培うことができます。
失敗を重ねることにより、それらを乗り越える経験が積み重なり、困難にも動じない精神が育まれますよ。
自信が勝手につく
「失敗してもいい」という考え方をすると、挑戦する機会が自然に増えて、知識や技術が高まります。
すると、成功する確率も徐々に高まり、自信へとつながります。
好感度が上がる
「失敗してもいい」という考え方は、高感度を上げる効果もあります。
他人の失敗も許せるようになるからですね。
他人の失敗にも理解を示すことができれば、より協力的で良好な関係を築くことが可能になります。
以下にここまでをまとめますね。
- 「失敗してもいい」という考え方の価値
- 次にすべきことがわかる
- 自分の弱点を受け入れられる
- 眠っていた才能が目覚める
- 完璧主義から逃れられる
- 成長へのかけ橋になる
- 困難にも動じなくなる
- 自信が勝手につく
- 好感度が上がる
失敗してもいい考え方で成功を引き寄せる5つの方法
「失敗してもいい」考え方によって成功を引き寄せる具体的な方法を解説します。
たまに「当たり前の方法だな」と思うかもしれませんが、侮るのは危険。
知っていることと、「行動できる」のはまったくの別物ですから。
まっさらな気持ちで読み進めましょう。
1.失敗を学習の一部と見なす
失敗してもいい考え方で成功を引き寄せる方法の1つ目は、失敗を学習の一部と見なすことです。
失敗から学ぶ最初のステップは「原因分析」です。
失敗を冷静に分析し、何が原因で失敗に至ったのかを客観的に考えます。
この段階では、具体的な失敗点を明らかにして、問題の根源を理解することが目的です。
次のステップは、「自分で変えられることに集中する」です。
自分でどうにかできることを見つけましょう。
たとえば:
・勉強不足で試験に落ちた ⇒もっと勉強時間を増やす
・プレゼンがうまくいかなかった ⇒練習を重ねる、資料を改善する
こうすることで、具体的に「次は何をすべきか」がはっきりします。
最後のステップは、「教訓を見つける」ことです。
分析から得られた情報を活用して次の成功につなげるヒントにしましょう。
たとえば:
・締め切りに間に合わなかった ⇒「時間に余裕をとって取り組む」という教訓
・チームワークがうまくいかなかった ⇒ 「仲間とのコミュニケーションを密にする」という教訓
これらの教訓を次の挑戦で実践することで、同じ失敗を防ぎ、成功の可能性を高められます。
以上が、失敗から学ぶ方法です。
この3つのステップを意識することで、失敗を成長の機会として活用できるでしょう。
2.失敗を新しい視点で見直す
失敗してもいい考え方で成功を引き寄せる方法の2つ目は、失敗と思えることを、別の角度から見てみましょう。
- これを「失敗の再定義」と呼びます。
つまり、一般的に失敗だと思われていることを、自分なりの新しい見方で捉え直すのです。
たとえば、
・予定通りに進まなかった⇒予想外の展開を体験できた
・転職活動で内定がもらえなかった⇒自分に合った会社を見つけるチャンスが増えた
このように、失敗と思えることを別の角度から見ることで、ネガティブにならずに成功の機会を見出すことができます。
3.「失敗シミュレーション」を行う
失敗してもいい考え方で成功を引き寄せる方法の3つ目は、「失敗シミュレーション」を行うことです。
起こりうる最悪の失敗シナリオを想像し、その対処法を考えます。
たとえば、結婚式のスピーチで、緊張してしまい失敗するシーンを想像すると、「一旦、深呼吸して、落ち着いてからゆっくり話し始める。事前にメモを用意しておく。」という対処法が思いつくでしょう。
この準備により、実際に問題が発生したときにも冷静でいられ、心理的なストレスも大幅に少なくなるでしょう。
4.失敗ノートを作る
失敗してもいい考え方で成功を引き寄せる方法の4つ目は、失敗ノートを作ることです。
- 失敗ノートの作り方:
- 日付と状況:いつ、どんな状況で失敗したかを記録
- 失敗の内容:具体的に何が起きたかを詳しく書く
- 原因分析:なぜその失敗が起きたのかを深く考える
- 学んだこと:この経験から得られた教訓を明確にする
- 今後の対策:同じ失敗を防ぐための具体的な行動計画を立てる
失敗ノートを定期的に見返すことで、同じ失敗を繰り返さず、成長することができますよ。
失敗ノートは、過去の自分からの学びの宝庫となり、未来の成功へのナビゲーターになるでしょう。
5.フィードバックの積極的な受け入れ
失敗してもいい考え方で成功を引き寄せる方法の5つ目は、フィードバックを積極的に受け入れることです。
失敗してもいいという考え方があると、「こんなことをしようと思うけどあなたはどう思う?」と気軽に相談できるようになります。
批判的な意見であったとしても、前向きに受け止めることが大切。
他者からのフィードバックを積極的に求めて、客観的な視点から自分を評価する機会とするのです。
これにより盲点を発見しやすくなり、成功につながりやすくなります。
失敗を成功のチャンスに変えるステップ
失敗を成功のチャンスに変えるステップについて解説します。前に書いたことと重複する部分もありますが、まとめだと思ってくださいね。
ステップ1:感情を認識する
失敗を成功のチャンスに変える最初のステップは、失敗をしたとき、自分がどんな感情を抱いているかを認識しましょう。
悲しみ、怒り、恐れ、後悔など、まずは否定せずに受け止めてみましょう。
自分の感情を認識することは、それをコントロールする最初のステップです。
感情を認識し、それが何から来ているのかを理解することで、適切な対応をすることができます。
感情を無視または抑圧すると、気持ちが不安定になり冷静に対応できなくなるのでご注意くださいね。
ステップ2:失敗の原因を分析する
感情を認識した後、次に失敗の原因を冷静に分析します。
何がうまくいかなかったのか、何がその失敗につながったのかを見つけることで、同じ失敗を繰り返さないための学びにつながります。
ステップ3:学んだことを振り返る
失敗から何が学べたのかを考えてみましょう。
新たな知識、新たな視点、新たなスキルが得られたかもしれません。
また、自分の弱点や改善点が明らかになったかもしれません。
失敗には必ず原因が存在します。その原因がわかればどうすればうまくいくかを考えることができる。これが私たちが失敗から学ぶ大切なポイントになります。
失敗を恐れる人たちは、このステップが抜けがちなのでご注意くださいね。
ステップ4:次の行動計画を立てる
学んだことを元に、次に何をすべきかのアクションプラン(行動計画)を立てましょう。
これは、同じ失敗を繰り返さないための戦略であり、また成功への一歩でもあります。
ステップ5:人に話す
信頼できる人に失敗について話すことで、心が軽くなるだけでなく、新たな視点やアドバイスが得られるかもしれません。
一人だけの問題ではないと感じることができるかもしれないし、得られるフィードバックや共感は、心の支えとなるでしょう。
一人で抱え込まず、周りの力を借りることも、成功への近道です。
ステップ6:前に進む
最後に、失敗から学んだことを胸に、再び挑戦する勇気を持ち、前に進むことですね。
言い古された言葉ですが、失敗は成功への一歩であり、それを乗り越えて前に進むことが、真の成功への道筋を切り開くことにつながります。
失敗しても落ち込まない5つの対処法
「失敗してもいい」と考えて成功するためには、失敗してもなるべく落ち込まないようにしなければなりません。
失敗はそれなりに辛いものですが、落ち込まないで乗り越えるためのコツをいくつか紹介します。
1.すぐに次の行動をする
失敗しても落ち込まない対処法の1つ目は、すぐに次の行動をすることです。
じっとしていると、自分を責めたりあれこれ良からぬ方向に思考が向きがちですからね。
次の行動を始めると、目の前のことを考える必要があり、落ち込んでいるヒマがなくなります。
失敗した直後に次の行動を起こすときは、精神的に負荷がかかりますけどちょっと我慢です。
次の行動が軌道に乗れば、失敗したことも忘れてしまいますよ。
2.絶対に自分を責めない
失敗しても落ち込まない対処法の2つ目は、絶対に自分を責めないことです。
失敗したときに感じる落ち込みや悔しさは、人間として自然な感情ですけどね。
しかし、自分を責めたところでメリットはありません。自信を失うだけです。
失敗したことに対し、自分自身の価値を照らし合わせてはならないのですよ。
- 責めるべきは「こと」です。
失敗した「こと」に対して反省し、改善することを考えるのみ。すると、失敗しても落ち込まずに済みます。
3.失敗は結果ではないと言い聞かせる
失敗しても落ち込まない対処法の3つ目は、失敗は結果ではないと自分に言い聞かせることです。
冒頭でもお伝えしたように、失敗とは、結果に到達するまでの通過点に過ぎません。その時点で起こったことでしかないのです。
通過点なので、うまくいかないことがわかっただけであり、失敗ととらえる必要すらないのです。
4.自己肯定感を高める
失敗しても落ち込まない対処法の4つ目は、自己肯定感を高めることです。
自己肯定感が低いと、自分の価値を認識することが難しく、結果として空虚感を感じやすくなります。
そこで、過去の成功経験を整理し、自分の能力や価値を認める必要があります。
このときにやっかいなのは成功体験という自覚がなかったり、失敗体験によって記憶をかき消されているネガティブ・バイアスによる逆効果の可能性です。
この問題を解決するためには、さまざまな視点の質問を用意し、自分に問いかけることです。
そこで「自己肯定感を高める100の質問集」を作りました。自分自身との対話をこれまでにないレベルで深めることができます。
有料にするか迷いましたが、悩まれている人が大変多いためひと先ず無料で配布することにしました。
ただし、いつまで無料で配布するかわかりません。必要と思う人は入手して保存することをおすすめします。
下記からどうぞ。
5.失敗の経験を共有する
失敗しても落ち込まない対処法の5つ目は、失敗の経験を共有すること。
信頼できる友人や知人、指導者に自分の失敗を共有すると、その人たちからアドバイスをもらったり、共感を得られたりして、失敗を乗り越える力になります。
失敗は誰にでもありますからね。
だからこそ、失敗を落ち込むことなく、成長の一部として捉えることが、成功への道筋を切り開く秘訣と言えます。
- 失敗しても落ち込まない5つの対処法
- すぐに次の行動をする
- 絶対に自分を責めない
- 失敗は結果ではないと言い聞かせる
- 自己肯定感を高める
- 失敗の経験を共有する
(まとめ)失敗してでも前に踏み出そう
まとめになりますが、「失敗してもいい」という考え方には価値があり、前に進む大切さがご理解いただけたかと思います。
知識・スキル・経験いずれも乏しい人になり、職を失ったり、思うように収入が得られなくなったりするからです。
イェール大学助教授であり経済学者の成田悠輔氏が以下のような教訓を述べています。
『うまくいくかどうか全くわからない。むしろ多分失敗するという中でも、とりあえず無理やり足を踏み出してしまう意味不明な勇気をどう持つかということではないか』
私たちには、まだ試されていない領域や、「そんなの無駄」と言われ、追求されていない領域が無限に存在していますよね。
そんな未開の成功領域を見つける手段を、成田氏は体系的に解説しています。
行動に移すには、失敗しても前に踏み出し、そのためには「失敗してもいい」という考え方が重要になることがわかりますよ。
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私との直接のやりとりもできますよ
最後に筆者からのメッセージ:
いかがでしたか?
「失敗してもいい」という考え方は、決して無責任に失敗を推奨するものではありません。むしろ、失敗を恐れず、挑戦し続けるための心の準備をすること。
そして、失敗から学び、成長するための道しるべとなる考え方です。
この記事で紹介した5つの方法は、そのための具体的なステップです。
これらの方法を実践することで、失敗を恐れずに、自分の可能性を最大限に引き出すことができるでしょう。
人生は、失敗と成功の連続です。
この記事が、挑戦を後押しし、成功への道を切り開くきっかけになれば幸いです。
魂の女性成長支援・浅野塾代表 浅野ヨシオ
浅野ヨシオ:
女性成長支援コンサルタント。
魂の女性成長支援・浅野塾 代表。
2007年よりビジネスパーソンや出版希望者を対象とした、自分の強みを発見し唯一無二のブランドを作る講師として活動。ハイキャリアの女性たちでも自分の能力がわからず強い自信を持てずにいることを知る。
2011年、女性成長支援の講座を起ち上げ、幼少期から現在までの人生史を平均200時間以上かけて深掘りする指導に定評がある。
通算14年2000人超の女性専門指導の経験により、心を縛る足かせをはずし、自分にとっての幸せを追求する自己実現プログラムを多数構築する。
著書に「私はこの仕事が好き!自分の強みを活かして稼ぐ方法(大和出版)」がある。
◎メディア実績:日本経済新聞/日経WOMAN/PRESIDENTほか多数
◎講演実績:横浜市経済観光局/多摩大学/NPO法人Woman’sサポート/自由大学/青森商工会連合会/天狼院書店/(株)スクー/ほか多数
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