自分のいいところがわからないのですけれどどうしたらいいですか?
いいところの見つけ方やつくり方も知りたいです。
そんな疑問に答えます。
自分のいいところがわからない人の多くは、わからないのではなく受け入れていないだけです。
これはたいへんもったいないことですよ。
唯一無二の自分を否定してしまうことになるから。
新しいことに挑戦できなくなるし、生きていてもつまらなくなってしまいます。
まずは、いいところの価値の基準を知ることが大切。
本記事は自分のいいところがわからない人に向けて書いた記事です。
この記事をお読みになると、いいところを受け入れられる自分になりますよ。
女性の生き方やキャリアに向き合う塾を運営。日本経済新聞や日経WOMANなど下記のメディアでも、私のことが取り上げられています。
今の仕事が楽しめなくなった女性から、起業や独立を目指す女性まで指導してきました。(地道に10年)。
大和出版より「私はこの仕事が好き!!自分の”強み”を活かして稼ぐ方法」という本を出版しています。
自分のいいところがわからない人の特徴
自分のいいところがわからない人の特徴は3つあります。
- 自信がない
- 自分と他人を切り分けられない
- 悪いところに意識を集中している
以上の3つです。順に解説しますね。
自分のいいところがわからない人は自信がありません。
自信とは自分の正しさを信じて疑わないことを意味するもの。
自信がないときは、自分の正しさを信じられない状態です。
この状態では、どんなにいいところがあっても受け入れられません。
自分のいいところがわからなくなる理由のひとつです。
自分のいいところがわからない人は自分と他人を比較し切り分けて考えることができません。しかも大抵、ないものねだりです。
たとえばモデルのような体型の人を見ると、きれいだな美しいなと思うのは必然的なことですよね。
ところが自分のいいところがわからない人は「それに引きかえ私の体型はダメね」と結論づけてしまう。
「モデルのような体型の人もいるし、自分のような体型の人がいる」と切り分けて考えられないのです。
自分のいいところがわからない人は自分を否定しがちです。
人からほめられても否定します。
さらにはうまくいかないことがあると、自分そのものを否定してしまいます。
たとえば会社で自分の仕事のやり方に対し何かしら注意を受けたとします。
よく考えるとわかるのですが、悪かったのは「仕事のやり方」についてです。
「当人そのもの」と関係ないお話です。
ところが仕事のやり方に対しての注意にもかかわらず、自分そのものを否定されてしまった気持ちになるのです。
自分のいいところがわからない人の特徴アルアルですね。
どうすれば自分のいいところを受け入れられるようになりますか?
自分のいいところを受け入れる方法
自分のいいところを受け入れる方法について解説します。
自分のいいところを自分で推し量らない
自分のいいところを受け入れていくためには、「自分の解釈は正しい」と思わないことです。
たとえば人からほめられたとき、相手の言葉を否定してしまうことがあるでしょう。
この否定行為は「あなたの解釈より自分の解釈の方が正しいです」と言っているのと同じです。
これではいつまでたっても自分のいいところを受け入れられなくなります。
他人の判断軸によって違いがある
自分のいいところは、相手によって価値の評価が変わります。つまり自分のいいところの価値基準は自分にはないということです。
たとえばアメリカに留学経験があり日常会話程度の英語ができるようになったとします。
英語がまったく話せない人からは「すごいわね!英語が話せるなんてうらやましいわ」という評価を受けるでしょう。
一方、英語をネイティブレベルで話すことができる人からは特別な評価を受けることはない。
このように、自分のいいところの評価は受け手によって変わるのです。
よく覚えておいてくださいね。
ほんとうの自分探しをする
自分のいいところを探すためには、これまでの経験をすべて振り返ってみることが大切です。
ほんとうの自分探しをしましょう。
ほめられたり感心されたときがあったにも関わらず否定してしまったところや、思いのほか人より早くできるようになったり、感謝された機会もあったはずです。
そんなポジティブな経験をひとつひとつ見つけだし、深堀りするのです。
「自分のいいところがわからない」という前提で探しても気づけません。
「自分にいいところは必ずある」という意識を持って探さなければなりません。
自分にいいところがない!確実にいいところを探す7つの手法 を参考に深堀りしてみるといいですよ。
いいところしかない人はいない件
いいところしかない人はいません。
あるひとにはいいところに見えても、まったく逆の評価をする人もいます。
いいかわるいかも微妙なところなのです。
短所も自分の持ち味です
短所は自分の持ち味のひとつということも覚えておきましょう。
なぜか私たちは聖人君子であるかのごとく正しい自分を追い求めたくなりますよね。
ところがジクソーパズルのピースのように、みんな違う特徴を持った人が寄せ集まって社会はできている。
長所もあれば短所もあり、お互いが補完し合いながら生きているんですよね。
私たちそれぞれの持つ短所というものもその人らしさを示す象徴みたいなものです。
せっかちな性格もいい側面があり、時と場合によれば強みに置きかわりますしね。
せっかちな人は、決断は早いですしリーダー職の人に多いですしね。
短所だと思っていることも自分の持ち味のひとつだと思うといいですよ。
自分のいいところをつくるコツ
自分のいいところをつくるコツはいくつかあります。
- そのひとつとしては好きなことにコミットしてみることです。
意識を傾けて集中していくことですね。
好きなことは自分の偏執性(かたよった考えや行動)のひとつです。
自分の魅力が生まれやすいところでもあります。
コミットしていると、やり方を聞いてきたりとか同じことに興味をもつ人が集まってきます。
その人たちに惜しみなく与えてあげるのです。
知人のM子さんの例ですが、M子さんは裁縫が大好き。
彼女の通うバレエスクールで手作り衣装で踊ってみたところ、共に踊っている人たちから「自分のも作って欲しい」と頼まれるようになりました。
作ってあげてみるとみなからたいへん喜ばれ、M子さんはやがてダンス衣装のフリーランス製作者にまでなってしまいました。
自分のいいところというものは、人になにか価値を提供することで育まれていくものでもあります。
好きなことなら始めやすいでしょう。
自分のいいところをつくる第一歩としてはおすすめです。
そのほかのコツは、強み作りの専門家が語る|強みを作るために知っておきたい10のこと をお読みくださいね。
最後に
自分のいいところをわからない人は受け入れていないだけというお話をしてきましたけれど、ひとつ補足があります。
私たちに起こることすべてに「陰」の側面と「陽」の側面が必ず混在するということです。
スピリチュアル的なお話ではありませんよ。
自分のいいところをわからない人は陰の側面を見ている人。
短所やうまくいかないネガティブなことだったりね。
一方、自分のいいところを受け入れられる人は陽の側面を見ている人。
長所やうまくいったポジティブなことに目を向けている。
私たちの人生には、いいことやそうでないことが代るがわる起きています。
陽の側面に目を向けて生きたほうが楽しく生きられるというものですよね。
自分の陽の側面に目を向けて生きてこそ自分らしく生きられるということですよ。
人生楽しんじゃいましょう!
以上となります。
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