強み

客観視できない人の特徴と原因|メタ認知を高める7つの方法

客観視できない人の特徴と原因|メタ認知を高める7つの方法

自分を客観的に見れない人
自分の考えに囚われがちです。
客観視できない人の特徴は?
自分を客観視する方法やそのメリットも知りたいな。

そんな疑問に答えます。
まずは下のまとめだけ読んで、全体のポイントをつかんでください。

【結論】自分を客観視できないのは、性格のせいではありません。
原因は「考え方の偏り」「自分を守る心の働き」「率直なフィードバックの少なさ」が重なることです。

【まず最初にやること】
今日からは「現実」と「自分の判断」を分けて見ましょう。あわせて、信頼できる人に「私ってどう見える?」と聞くと、客観視の感覚がつかみやすくなります。

【この記事でわかること】
・客観視できない人の特徴(10選)
・なぜそうなるのか(原因3つ)
・メタ認知を高める具体策(7つ)と続ける習慣(トレーニング)

自分を客観的に見るのは、けっこうむずかしいですよね。

私たちは気をつけていても、自分を中心に物事を捉えがちなものです。

「小さなことに拘る」「強みがわからない」「自信がない」などの現象は、自分を客観的に見る力(客観視)が弱っているのかもしれません。

ざっくばらんに言うと、仕事や人間関係のトラブルは、自分を客観視できないことが原因になる場合が多いです。

自分の強みを言語化し、仕事につなげる支援を15年。これまで2,000人以上の女性の生き方・キャリアをサポートしてきました。

ここから、特徴 → 原因 → 改善手順の順に整理していきます。
(文末に、客観視に役立つマニュアルも用意しています)

  1. 【チェックリスト】当てはまるものはありますか?
  2. 自分を客観視できない人によくある特徴10選
    1. 1.感情に流されやすい
    2. 2.自己中心的な視点である
    3. 3.反省や自己分析が苦手
    4. 4.批判に対する反応が激しい
    5. 5.成長意欲が低い
    6. 6.他人を信用できない
    7. 7.自分を過大評価している
    8. 8.他人に厳しく自分に甘い
    9. 9.自己判断が正しいと思い込んでいる
    10. 10.他人の考えを受け入れられない
  3. なぜ客観視できない?3つの根本原因
    1. 原因1:脳のクセ(認知バイアス)
    2. 原因2:自分を守る本能が強すぎる
    3. 原因3:周りからの正直な声が少ない
  4. なぜ自分を客観視する必要があるのか
  5. 自分を客観的に見る「メタ認知度」診断テスト
    1. ① 0〜49点(低め):まず土台づくり
    2. ② 50〜79点(中):伸びしろゾーン(いちばんおすすめ)
    3. ③ 80〜100点(高め):精度を上げる段階
  6. 自分を客観視するメリット
  7. 自分を客観的に見る(客観視する)方法
    1. 1.他人に聞く
    2. 2.他人の“反応”を見る
    3. 3.書き出す
    4. 4.定量評価する
    5. 5.声に出す
    6. 6.映し出す
    7. 7.情報発信する
  8. 客観視する習慣|メタ認知トレーニング
    1. トレーニング1:朝の1分間セルフチェック
    2. トレーニング2:感情ラベリング習慣
    3. トレーニング3:夜の3行振り返り日記
    4. トレーニング4:週1回のセルフフィードバック
    5. トレーニング5:月1回の客観視レビュー
  9. 自分を客観的に表現する方法【転職&PR用】
    1. 自分を客観的に表現するプロフィール
  10. 自分では自分が見えない【体験談】
  11. 自己客観視に役立つマニュアル【無料】
  12. 客観視できない自分から抜け出したい方へ(必要な人だけ)
  13. 最後に筆者からの大切なメッセージ

【チェックリスト】当てはまるものはありますか?

□ 普通に言ったつもりなのにきつく聞こえたと言われる
□ 相手の反応を見て、嫌われたかもと決めつけてしまう
□ 反省はするのに、同じパターンでまたつまずく
□ 注意や指摘をされると頭が真っ白(言い返したくなる)
□ 自分の強み・弱みを言葉にしようとすると止まる
□ 仕事や人間関係でなんかズレてると言われやすい
□ “事実”よりも“自分の解釈”で気持ちが揺れることが多い

チェックが多いほど、客観視(メタ認知)が働きにくい状態かもしれません。
まずは次の「特徴10選」で、“自分に当てはまるパターン”を確認してみましょう。

自分を客観視できない人によくある特徴10選

自分を客観視できない人によくある特徴

自分が他人からどう見られているか、さらに自分の行動や思考パターンを深く理解するために、「自分を客観的に見られない人によくある特徴」を10項目にまとめてみました。

自分の視点を広げ、より自分を深く知るステップとして活用できますよ。

1.感情に流されやすい

1.感情に流されやすい

自分を客観視できない人によくある特徴その1つ目は、感情に流されやすいこと。あとから振り返ると『言いすぎた…』となりやすいタイプです。

自分の認識が不足していると、感情的な反応が現実を曇らせ、感情に基づく判断が増える可能性があります。

たとえば、「喜怒哀楽が激しく、一時的な感情により行動を大きく変える」などが考えられます。

2.自己中心的な視点である

2.自己中心的な視点である

自分を客観視できない人によくある特徴その2つ目は、自己中心的な視点であることです。気づかないうちに「自分の見え方」だけで判断してしまい、相手の視点が抜けやすくなります。

自分の視点しか理解できないと、他人とのコミュニケーションで問題が生じやすくなりますよね。

たとえば、他人の意見を自動的に否定したり、自分の視点だけを強調するなどの傾向があります。

3.反省や自己分析が苦手

3.反省や自己分析が苦手

自分を客観視できない人によくある特徴その3つ目は、反省や自己分析が苦手なことです。「落ち込む」まではできても、原因と改善点まで整理できず、同じミスが続きやすくなります。

反省をするためには、自分の行動や考えを冷静に分析し、その原因と結果を理解する能力が必要。

しかしそれが苦手なため、行動のパターンや繰り返しの間違いを認識できない傾向がありますね。

4.批判に対する反応が激しい

4.批判に対する反応が激しい

自分を客観視できない人によくある特徴その4つ目は、批判に対する反応が激しいことですね。アドバイスのつもりの言葉でも「攻撃された」と感じて、防衛モードに入りやすくなります。

自分を認識する力が低いと、他人からの批判を好意的なフィードバックではなく、個人的な攻撃と感じやすいです。

これにより、自分を守ろうとする反応が強くなり、他人との関係にトラブルを生じることがあります。

5.成長意欲が低い

5.成長意欲が低い

自分を客観視できない人によくある特徴その5つ目は、成長意欲が低いことです。変えたほうがいいのは分かっていても、向き合うのがしんどくて後回しになりがちです。

自分の欠点や改善すべき点を認識しようとする意識が低く、自分の成長や改善のための目標設定が難しい傾向がある。

そのため、学習やスキルアップに対するモチベーションが低い場合も多いです。

6.他人を信用できない

6.他人を信用できない

自分を客観視できない人によくある特徴その6つ目は、他人を信用できないこと。一人で抱え込みやすく、周りの意見を取り入れる機会が少なくなります。

自分以外の視点を認識できない人は、他人の意見や視点を信用することが難しいものです。

その結果として、他人とのコミュニケーションに障壁が生じ、孤立する傾向がありますね。

7.自分を過大評価している

7.自分を過大評価している

自分を客観視できない人によくある特徴その7つ目は、自分を過大評価していることです。周りの見え方とのズレが大きくなると、仕事や人間関係で誤解が起きやすくなります。

自分の認識が甘い場合、自分の能力や成果を正確に評価できず、過大評価する傾向があります。

この傾向は、仕事や人間関係での誤解や失敗を引き起こす可能性があります。

8.他人に厳しく自分に甘い

8.他人に厳しく自分に甘い

自分を客観視できない人によくある特徴その8つ目は、他人に厳しく自分に甘いことです。基準がブレると「不公平」と受け取られやすく、関係がギクシャクしやすくなります。

自分自身の行動や思考についての理解が不十分なため、他人に厳しく自分に甘くなる傾向がある。

これは公平さを欠き、他人との関係に問題を生じる可能性があります。

9.自己判断が正しいと思い込んでいる

9.自己判断が正しいと思い込んでいる

自分を客観視できない人によくある特徴その9つ目は、自己判断が正しいと思い込んでいることです。自分の解釈を“事実”だと感じてしまい、軌道修正が遅れやすくなります。

自分の認識が不足していると、自分の判断が正しくないときでも、判断が正しいと信じ込む傾向があります。

これは、自分の間違いを認識し、改善する機会を失う場合がありますね。

10.他人の考えを受け入れられない

10.他人の考えを受け入れられない

自分を客観視できない人によくある特徴最後は、他人の考えを受け入れられないことです。違う意見に触れたときに理解より先に否定が出て、対話が止まりやすくなります。

他人の視点や意見を理解するのが難しく、自分の考え方を変えることに抵抗感を持つ傾向がある。

これにより、他人とのコミュニケーションが難しくなり、人間関係やチーム作業に問題を生じる可能性があります。

浅野ヨシオ
浅野ヨシオ

自分を客観視できない人によくある特徴をまとめるとこんな感じ↓

特徴 解説(要点)
1. 感情に流されやすい その場の感情が強くなると、現実よりも気分で判断しやすくなる。結果として言動がブレたり、後から「言いすぎた」と後悔しやすい。
2. 自己中心的な視点になりやすい 自分の見え方・正しさを基準にしてしまい、相手の視点を想像しづらい。意見がぶつかったときに、対話ではなく押し通しになりやすい。
3. 反省や自己分析が苦手 振り返りが「落ち込む/自分責め」で止まり、原因と改善点まで整理できない。結果として、同じパターンの失敗を繰り返しやすい。
4. 批判に対する反応が激しい 指摘を「アドバイス」ではなく「攻撃」と受け取りやすい。防衛的になって反論・遮断が起き、関係がこじれやすくなる。
5. 成長意欲が低い 改善点に向き合うより、現状維持や先延ばしを選びやすい。目標設定がぼやけ、学習やスキルアップの優先度が下がりがち。
6. 他人を信用できない 自分以外の視点を取り入れるのが苦手で、相談や協力がしにくい。結果としてコミュニケーションが減り、孤立しやすくなる。
7. 自分を過大評価している 実力や成果を冷静に見積もれず、ズレが起きやすい。周囲との認識差が誤解や摩擦につながることがある。
8. 他人に厳しく自分に甘い 他人には高い基準を求める一方で、自分には例外や言い訳を許しやすい。公平さを欠きやすく、不満やすれ違いが起きやすい。
9. 自己判断が正しいと思い込みやすい 自分の解釈を「事実」だと感じやすく、修正が遅れる。間違いに気づく機会を逃し、改善が進みにくくなる。
10. 他人の考えを受け入れられない 違う意見に触れたときに、理解より先に否定が出やすい。結果として対話が止まり、人間関係やチーム作業に影響が出やすい。

なぜ客観視できない?3つの根本原因

なぜ客観視できない?3つの根本原因特徴が分かっても、「なぜ自分はそうなってしまうのか?」という疑問が残りますよね。

ちなみに、客観視できないのは性格の問題ではないです。人間の脳の仕組みや環境が大きく関係しています。

根本原因を知ることで、改善の第一歩が踏み出せますよ。

原因1:脳のクセ(認知バイアス)

客観視できない1つ目の原因は、脳の情報処理のクセです。

これを専門的には「認知バイアス」と呼びます。

人間の脳は、毎日膨大な情報を処理しています。そのため、いちいち深く考えずに判断する「思考のショートカット」を行います。

この脳のクセが、客観的に見ることを妨げてしまいます。

脳の代表的なクセは以下の3つです。

1. 確証バイアス
自分の考えに合う情報ばかり集めてしまう

2. 自己奉仕バイアス
成功は自分のおかげ、失敗は他人のせいにする

3. 正常性バイアス
自分にとって都合の悪い情報を無視する

たとえば、自分の提案が上司に否定されたときに、「相手が理解していない」と考えてしまうことがあるなどですね。

自分の説明不足が原因かもしれないのに、そこに目が向かない。

ここで大切なのは、客観視できないのは性格が悪いわけではないということ。

あくまで人間の脳が効率化のために作り出した「クセ」なのです。誰にでもあるものと知るだけでも、自分を責めなくて済みますよね。

原因2:自分を守る本能が強すぎる

客観視できない2つ目の原因は、自分を守ろうとする本能です。

心理学では「防衛機制」と呼ばれています。

過去に批判されて傷ついた経験があると、「また傷つくかもしれない」という不安から、客観的に見ることを避けるようになります。

よくある防衛規制(防衛本能)は以下の3つです。

1. 否認
都合の悪い現実を認めない

2. 合理化
失敗を正当化する理由を作る

3. 投影
自分の欠点を他人のせいにする

わかりやすい例をご紹介します。

上司から「報告が遅い」と指摘されたとき、「上司が細かすぎる」「忙しかったから仕方ない」と考えてしまう…みたいなときです。

これは、自分を守るための反応です。

本当は「報告のタイミングをもっと早くしよう」と考えられたら良いのですけどね。心が防衛モードに入ると、自分の問題として受け止められなくなります。

この防衛本能こそが「批判を受け入れられない」という特徴の正体です。

「批判=攻撃」と脳が判断すると、防衛本能が自動的に働きます。これは生き残るための本能なので、悪いことではありませんよ。

原因3:周りからの正直な声が少ない

客観視できない3つ目の原因は、フィードバック不足の環境です。

フィードバックとは、自分の行動や成果に対する周囲からの意見のことです。

周囲から正直な意見を聞く機会が少ないと、客観視する力が育ちません。ところが日本には「察する文化」があり、はっきりと意見を言わない習慣がありますよね。

さらに、リモートワークの増加で共に働く人たちの反応が見えにくくなりました。

SNSの「いいね」文化も、表面的な評価しか得られない原因の一つ。

また、周囲を傷つけたくないという気遣いから、本音を言わないこともあります。要は、「大人の対応」をするわけです。

たとえば、新入社員が資料を作成したとしましょう。本当は改善点があるのに、上司は「これでいい」と言ってしまう。

指摘すると傷つけると思い、曖昧なフィードバックで終わらせてしまうのです。

結果的に、新入社員は自分の課題に気づけないまま成長の機会を失います。

意外かもしれませんが、「フィードバックがない=問題ない」ではありません

むしろ「フィードバックがない=成長できない」なのです。周りが何も言わないのは、完璧だからではなく、周りが気を遣っているだけかもしれませんよ。

  • 客観視できない3つの根本原因

①脳のクセ(認知バイアス):情報処理の効率化による思考のショートカット

②自己防衛本能:傷つきたくないという心理

③環境要因:周囲からのフィードバック不足

浅野ヨシオ
浅野ヨシオ

これらは誰にでもあるもの。 自分を責める必要はありませんよ。

なぜ自分を客観視する必要があるのか

なぜ自分を客観視する必要があるのか

そもそもなぜ自分を客観視する必要があるのでしょう?

それは以下のような障害が起こるから。

  • 小さなことにクヨクヨする
  • ミスを繰り返す
  • 問題点・改善点がわからない
  • 不必要な事に時間をとられる
  • 冷静に判断できない
  • 自信を持てない

以上、あげればキリないほどあります。

自分の視点が正しいとは限りません。それどころか自己中心的な誤った判断になりがちです。

例えば、登山を楽しみにしていた休日に台風が迫っていたとします。どうしても登りたいという自己中心的な判断で決行し、命を落とす…。

客観的な視点を失うと、命の危険に関わることすらあります。幸せで安全な人生を送る上でも、大切なことなのです。

心理学では、この「自分を客観的に見る能力」は「メタ認知」と呼ばれることがあります。メタ認知とは、自分の思考や行動を客観的に観察し、理解し、調整する能力のことです。これには主に以下の3つの要素が含まれます:

  1. モニタリング:自分の思考や行動を観察する能力
  2. 評価:その思考や行動の効果や適切さを判断する能力
  3. コントロール:必要に応じて思考や行動を調整する能力

メタ認知を高めることで、自分自身をより深く知ることができ、問題解決の能力や自己成長を施す可能性が高まります。つまり、メタ認知を高めることが、自分を客観視する力を強める近道となるのです。

自分を客観的に見る「メタ認知度」診断テスト

では、あなたの「メタ認知度」(自分を客観的に見る力)はどの程度でしょうか?

  • 以下の簡単な診断テストで確認してみましょう。

自分を客観的に見る「メタ認知度」診断テスト

以下の10の質問に答えて、あなたの「メタ認知度」(自分を客観的に見る力)を診断しましょう。各質問に対して最もあてはまる選択肢を選んでください。

1. 自分の長所と短所を5つずつ即座に挙げられますか?




2. 最近の失敗について、自分の責任部分を具体的に説明できますか?




3. 他人からの批判を冷静に受け止められますか?




4. 自分の感情が周りに与える影響を意識していますか?




5. 自分の行動を客観的に振り返る習慣がありますか?




6. 自分の考えが偏っていないか、定期的にチェックしていますか?




7. 自分の行動や決定の理由を説明できますか?




8. 自分の強みと弱みを客観的に評価できますか?




9. 他人の視点から自分を見ることができますか?




10. 自分の思考パターンや癖を認識していますか?




いかがでしたか?

このテストの結果は、自分の現在のメタ認知度の一つの指標となります。次の一手を書いておきます。ご自身の点数のところを参考にどうぞ。

① 0〜49点(低め):まず土台づくり

【次の一手(0〜49点の人へ)】
まずは「なぜ客観視できない?3つの根本原因」を読んで、つまずきポイントを特定しましょう。
そのうえで最初は「1.他人に聞く」→「2.他人の反応を見る」から。外の目を入れるだけで変わりやすいです。

② 50〜79点(中):伸びしろゾーン(いちばんおすすめ)

【次の一手(50〜79点の人へ)】
伸びしろが大きいゾーンです。まず「1.他人に聞く」で外の目を入れて、夜に「3.書き出す」を3分だけ。
このセットを1週間続けると、ズレに気づきやすくなります。

③ 80〜100点(高め):精度を上げる段階

【次の一手(80〜100点の人へ)】
かなり良い状態です。ここからは精度を上げる段階。
「6.映し出す(録音・録画)」と「4.定量評価する」で、ズレを“見える化”すると一段伸びます。

では次に、自分を客観視することで得られるメリットについて詳しく見ていきましょう。

これらのメリットを理解することで、自己客観視の重要性がより明確になるはずです。

自分を客観視するメリット

自分を客観視するメリット

自分を客観視するメリットは次のとおりです。

  • 自分をコントロールできる
  • 適切な判断ができる
  • 囚われていることがわかる
  • 冷静になれる
  • コミュニケーション能力が高まる
  • 自分の問題点がわかる

などですね。

仕事や人間関係がうまくいく人と共通するものばかりでしょう。物ごとをあらゆる方向から見られるので、正しく判断できるメリットがある。

また、自分の良いところも、悪いところも受け入れられるため、自己肯定感も高くなるメリットがありますね。

自分を客観的に見る(客観視する)方法

自分を客観的に見る(客観視する)方法

自分を客観的に見る(客観視する)コツは、物事に対して「現実」と「自分の判断」を切り分けて観察することです。

例えば、

自己判断する人
自己判断する人
お客さまは喜んでくれた!
事実を言う人
事実を言う人
お客さまからお礼の手紙が届いた

以上の違いがわかるでしょうか。

お客さまが喜んでいるかどうかは自分の判断ですよね。もしかしたらその判断は間違っていて、本心ではないかもしれません。一方、お礼状が届いたことは現実です。仮に身に覚えがなくともお客さまがお礼を伝えている現実があります。

自分を客観視するには現実を現実のまま捉えるように心がけることが大事です。

なるほど理解できました。
もう少し具体的な方法ない?

ここからは、客観視(メタ認知)を高める具体的な7つの方法を、効果が出やすい順に紹介しますね。ポイントは、まず「他者の視点」を借りることです。

  • 自分を客観的に見る具体的な7つの方法(おすすめ順)

1.他人に聞く
2.他人の“反応”を見る
3.書き出す
4.定量評価する
5.声に出す
6.映し出す
7.情報発信する

順にそれぞれ解説します。

1.他人に聞く

自分を客観視する方法の1つ目は、他人に聞くことです。
自分の言動が「どう見えたか/どう伝わったか」を、自分以外の人に聞いてみます。

コツは、いきなりダメ出しを求めないこと。
相手が答えやすい“型”を渡すほうが、気まずくならずに続きます。

【聞きやすい質問テンプレ(迷ったらこれ)】
①良かった点(1つだけ)
②直すならどこ?(1つだけ)
③次はどう言えばよかった?(一言でOK)
【そのまま使える質問例】
・「今の話、ちゃんと伝わった?」
・「今の言い方、きつく聞こえた?」
・「改善するとしたら、どこを1つ変えたらいいと思う?」

こういう“外の目”が入るだけで、自分の見えていないクセに気づきやすくなります。

聞く相手は、身近な人でもOK。
ただ、近い関係ほど評価が甘く(または厳しく)なりがちなのも事実です。
家族や友人だけでなく、職場以外の第三者にも聞けると、情報の偏りが減ってラクになります。

【聞いた後のコツ(ここまでやると伸びる)】
フィードバックをもらったら、その場で終わらせずに3分だけメモします。

・現実:相手が言ったこと(言葉のまま)
・自分の判断:自分がどう受け取ったか
・次の一手:次回はどこを1つ変えるか

ここまでやると、「気づいたつもり」で終わらず、改善がちゃんと積み上がります。

2.他人の“反応”を見る

自分を客観視する方法の2つ目は、他人の“反応”を見ることです。
言葉でフィードバックをもらえなくても、表情・間(ま)・声のトーンにはヒントが出ます。

例えばこんな反応。
「嫌な顔をされた」「笑われた」「びっくりされた」「お礼をもらった」など。

ここで大事なのは、反応を見た瞬間に「嫌われた」と決めつけないこと。
反応そのものは“現実”ですが、その意味づけは“自分の判断”になりやすいからです。

迷ったら、いったんこう分けてメモすると落ち着きます。

・現実:相手が少し眉をひそめた
・判断:責められた気がした(←これは仮説)

このワンクッションがあるだけで、客観視の精度が上がります。

3.書き出す

自分を客観視する方法の3つ目は、書き出すことです。
頭の中だけで反省すると、どうしても“自分の解釈”が混ざりやすいんですよね。だから外に出します。やることはシンプルで、次の3つに分けて書くだけ。

  • 自分の行動 ・起こったこと
  • 感じたこと(自分の判断)

前述のお客さまの例なら、こんな感じです。

  • 自分の行動・・・「お客さまをもてなした」
  • 起こったこと・・・「お礼状が届いた」
  • 感じたこと(自分の判断)・・・「喜んでくれたみたい」

これだけでも、頭の中が整理されてラクになります。書くのは長文じゃなくてOK。1行ずつでも十分です(続けることがいちばん大事)。

浅野ヨシオ
浅野ヨシオ

1〜3を分けて書き出すことにより、頭の中を情報整理できます。

4.定量評価する

自分を客観視する方法の4つ目は、定量評価することです。定量評価とは、自分の行動を回数や時間などの数値で測ること。

数字は、わりと裏切りません。気分に引っ張られがちなときほど助かります。

定量評価は数的に比較できるデータだけを使って評価すること。

例えば、これまでの行いを数字にしてみます。
・続けた年数
・件数
・回数
・時間
・売上や成果(出せる範囲で)
私の場合だと、
・前職の製造メーカー勤続26年
・講師の仕事歴17年(2026年現在)
・前職と講師の仕事ダブルワーク歴10年
といった数字が残っています。

自分では大したことがないと思っていても、他者からは高く評価されることって意外と多いんですよね。
だからこそ、一度“棚卸し→数字化”してみるのがおすすめです。

浅野ヨシオ
浅野ヨシオ

これまでの行動を棚卸しして、数字化してみましょう

5.声に出す

自分を客観視する方法の5つ目は、声に出すことです。

地味なんですが、思った以上に効きます。

自分の声は自分でも聞いているので、聴覚でセルフチェックしやすいんですよね。
さらに誰かに聞いてもらえれば、ダブルチェックにもなります。

整備士さんが「○○のチェックよーし!」と声に出しながら点検するのも、抜け漏れを防ぐため。
同じ発想でOKです。

6.映し出す

自分を客観視する方法の6つ目は、映し出すことです。

録音・録画で、自分を“外から”見ます。

アスリートが自分のフォームを動画で確認するのって、まさに客観視ですよね。同じ理屈です。

ポイントは「正しくやっている“つもり”」を減らせること。
自分の印象と実際のズレが見えると、改善が一気にラクになります。

7.情報発信する

最後は「情報発信する」。
ブログ・X(Twitter)・Facebookなどで自分の考えや行動を発信すると、反応が返ってきます。これも立派な“外の目”です。

インプレッション数、いいね、コメント、シェア…。
数字や反応を見れば、客観的な評価のヒントになります。

ただ、ここは無理に大きく発信しなくても大丈夫。
まずは小さく、続けられる範囲でOKです。

客観視する習慣|メタ認知トレーニング

客観視する習慣|メタ認知トレーニングさて、自分を客観視する方法が分かっても、一度や二度試した程度では大した効果は見込めないものです。そこで、忙しい毎日の中でも無理なく続けられるトレーニング法を5つご紹介します。

2000人以上の指導経験から生まれた、効果実証済みの方法です。

トレーニング1:朝の1分間セルフチェック

朝、顔を洗うときや通勤中に、1分だけ自分の状態を確認します。

  • やり方はシンプル
1. 今日の気分を10点満点で評価する
2. 「なぜその点数なのか?」を考える
3. 「今日、気をつけることは?」を1つ決める

たとえば、「今日は6点。睡眠不足だから、イライラしやすいかもしれないわ。社内では一呼吸置いてから話そう」といった感じです。

これだけでも、かなり自分の状態を客観視する習慣が身につきます。客観視するスイッチがカチッと入るイメージ。

浅野ヨシオ
浅野ヨシオ

朝の1分が、その日1日の客観性を高めるゴールデンタイムです。

トレーニング2:感情ラベリング習慣

感情的になりそうなとき、心の中で「今、怒っている」「今、不安を感じている」とラベルを貼ります。

これは心理学で「感情のラベリング」と呼ばれる手法です。

なぜ効果的かというと、感情に名前をつけると、感情と自分を切り離せるからです。「私=怒り」ではなく、「私は今、怒りを感じている」という客観的な視点が生まれます。

たとえば、上司に理不尽なことを言われたとき。すぐに反応せず、心の中で「あ、今、ムカついている」とラベリングする。

こうすることで冷静さを取り戻し、落ち着いて対応できるようになります。慣れてくると、ラベリングした瞬間に怒りが半減することもありますよ。

トレーニング3:夜の3行振り返り日記

寝る前に、スマホのメモでも紙でも良いので、3行だけ書きます。

  • 書く内容は3つ
1. 今日うまくいったこと
2. 今日うまくいかなかったこと
3. 明日改善すること

たとえば、

1.うまくいった:朝のプレゼン、わかりやすいと言われた
2.うまくいかなかった:同僚の相談、話を遮ってしまった
3.明日改善:人の話を最後まで聞く

3行なら1分で書けます。

この習慣を続けると、自然と1日を振り返る力が育ちます。

浅野ヨシオ
浅野ヨシオ

箇条書きで十分です。続けることが何より大切です。

トレーニング4:週1回のセルフフィードバック

週に1回、15分だけ時間を取って、自分にフィードバックします。

おすすめは日曜日の夜です。

1週間を振り返り、以下の3つを確認します。

  • 確認する3つのポイント

1. パターン発見
「今週、同じ失敗を繰り返していないか?」

2. 成長実感
「先週と比べて、何か改善できたか?」

3. 次週の目標
「来週、特に意識することは?」

たとえば、「今週は3回も報告が遅れた。月曜日から『6割完成で相談』を実践しよう」といった感じです。

週1回のこの習慣が、客観視する力を大きく高めてくれます。

ちなみに、私の講座の受講生で、この習慣を3ヶ月続けた人は、ほぼ全員が「自分のクセが分かった」と言いますよ。

トレーニング5:月1回の客観視レビュー

月に1回、少し時間をかけて自分を客観視します。

おすすめは月末の30分。

以下の質問に答えながら、1ヶ月を振り返ります。

  • 月1レビューの質問リスト
1. この1ヶ月で最も成長できたことは?
2. この1ヶ月で最も後悔していることは?
3. 周りからどんなフィードバックをもらったか?
4. 来月、特に改善したいことは1つだけ何?

大切なのは、「できなかったこと」より「できたこと」を多く書くことです。

自分を責めるためではなく、成長を確認するためのレビューですからね。月1回のこの習慣は、長く続けると自分の成長につながりますよ。

客観視できる人とできない人の最大の違いは「振り返る習慣があるかどうか」なのです。

  • メタ認知トレーニング5選まとめ
①朝の1分間セルフチェック:1日の客観性を高める
②感情ラベリング習慣:感情に飲み込まれない
③夜の3行振り返り日記:振り返る力を育てる
④週1回のセルフフィードバック:パターンを発見
⑤月1回の客観視レビュー:長期的な成長を確認

転職したいのですけど、
自分を客観的に表現する方法
ありませんか?

浅野ヨシオ
浅野ヨシオ

ありますよ。
自分史を書いたりプロフィールを作る作業です。次に解説します。

自分を客観的に表現する方法【転職&PR用】

自分を客観的に表現する方法【転職&PR用】

転職や自己PRに役立つレベルの自分を客観的に表現する方法を解説します。

自分の経験や出来ることの価値は「他者の評価」により決まる。うまく自分を客観視できれば、転職や自己PRに役立ちます。自分の売りやアピールポイントが分かるから。

しかしながら簡単にできるものでしたらみんな苦労しませんよね。けっこうな苦行です。

浅野ヨシオ
浅野ヨシオ

本気ならばブランド・プロフィールを作ることです

自分を客観的に表現するプロフィール

自分の売りになる強みを表現できるものがブランド・プロフィールです。客観的な事実(実績)に基づき自分にしかない強みを表現できます。私の仕事の一つです。

事例を見たほうが早いので、お客さまの例を紹介します。

  • 佐藤絵梨子さんブランド・プロフィール事例

会社信用クリエイター
法務省入国管理局勤務の父のもとに生まれる。大学卒業後、世界最大の企業情報を保有する企業信用調査会社(株)東京商工リサーチに入社。

安全な会社かを見極める調査、及び営業職に就く。多くの調査員が年1回程度の電話での聞き取りを行う中、企業に月1回は足を運びリアルタイムな情報交換を重ね続ける。

個人事業主から売上1兆円規模の企業まで10年間で延べ7,000社以上を調査。社長の人間性、銀行からの評価状況など、決算書だけではわからない本物の企業信用情報を大量に手にする。

商業登記簿を見れば会社の信用度がわかるほどになり、多数の企業から調査の依頼が殺到。全国1,000人以上の調査員の中で営業成績1位を獲得した実績を持つ。

2017年同社を退職。現在は小さな企業の信用力アップサポートや、大手企業との取引を実現するサービスを展開。中小企業の救世主として期待されている。

以上のように、自分の実績や誰に何ができるかを、他者の評価言葉で記したものです。客観的な視点による「自分の売りとなる軸」ができます。

個性を強みとして伝えるプロフィール書き方【事例あり】 にも詳しく解説しています。

うーん
うーん
自分を深掘りする必要がありそうですね。
いい方法ありますか?

自分を深掘りする方法

ブランド・プロフィールを作るには、自分の人生の棚卸しをする必要があります。最も有効な手段は自分史を書くこと。

忘れていた過去の経験の中に、自分の本当の価値につながるものが潜むことが多いですから。

大げさに聞こえるかもしれませんが下記の記事を熟読して実践すると、人生変わりますよ。

▶自分を振り返る完璧な方法【成長できる自分史の書き方と効果】

「ブランド・プロフィールの作成や自分史を書く作業を一人では厳しい」という方はこちらの講座でこの記事を書いている私がサポートしています。参考まで。

自分では自分が見えない【体験談】

自分では自分が見えない【体験談】

自分を客観視するのは大変むずかしいものです。多くの人が損をしてる思いますよ。

この記事を書いている私は浅野塾を始めて15年目になりますけれど、そもそも女性を指導するなんて想像もできない人生でした。

男3兄弟の次男として生まれ、前職まで男性に囲まれる人生でしたから。

ひょんなことから講師になるチャンスをつかみ、そこで女性が多く集まりだしたのがきっかけです。そんな事実に基づき、浅野塾を立ち上げ今に至ります。

浅野ヨシオ
浅野ヨシオ

自分を客観的に見るためには、

起こった事実をありのまま

受け止める潔さが必要です

先ずはこれまでの人生を振り返り、自分を見つめ直してくださいね。この記事に書いたことを実践し、一人でも多くの人に、ご自身の価値に気づいて欲しいです。

自己客観視に役立つマニュアル【無料】

自己客観視に役立つマニュアル【無料】

「客観視が苦手で、何から直せばいいか分からない…」
そんなときに使える“自分の見つめ直し完全マニュアル”を、無料で配布しています。

  • このマニュアルでできること(内容)

・自分の棚卸しに使える100の質問シート
・自己肯定感を高めるための100の質問シート
・今の仕事合う?合わないチェックリスト
・やる気ペンタゴンチャート
・ときめきのツボワークシート

制作に10年の歳月をかけた内容で、配布開始日には300人以上の申し込みがありました。

※無料配布は予告なく終了する場合があります。必要な方は早めにどうぞ。
※入力は「名前・メール」だけでOKです。

  • お名前
  •   
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客観視できない自分から抜け出したい方へ(必要な人だけ)

ここまで読んで、こんなふうに思った方もいるかもしれません。

「客観視の方法は分かった。でも、一人で実践するのは不安…」
「自分では気づけない“思い込み”があるかもしれない」
「もっと深く、自分の本当の強みや価値を知りたい」

もし今まさにそう感じているなら、第三者の視点を借りるのも一つの手です。
認知バイアスや自己防衛は、自分一人だと気づきにくいことが多いからです。

「自分力活用講座」では、次のようなことを扱います。

・今の自分に何が不足しているのか(つまずきポイントの特定)
・なぜ客観視できないのか(根本原因の整理)
・これから何をするべきか(具体的な行動の優先順位)
・自分だけの強みは何か(自分では気づけなかった“軸”の発見)

一般的な自己分析とは違い、幼少期から今日までの人生を深掘りする独自の手法「自分史分析プログラム」を使います。

  • こんな方におすすめです

✓ 自分を客観視できるようになりたいが、一人だと不安
✓ 自分の強みや価値が本当に分からない
✓ 仕事で同じミスを繰り返してしまう自分を変えたい
✓ 人間関係がうまくいかない原因を知りたい
✓ このまま今の働き方を続けて良いのか迷っている

自分力活用講座 体験入門コースの詳細はこちら

最後に筆者からの大切なメッセージ

最後に筆者からの大切なメッセージ

自分を客観的に見る力は、人生のいろいろな場面で役立つスキルです。
日々の小さな気づきや振り返りが、やがて大きな変化につながっていきます。

本記事で紹介した方法は、全部を一気にやらなくて大丈夫。
まずは1つだけ(おすすめは「他人に聞く」)から試してみてくださいね。

一人で実践するのが難しいと感じたら、専門家のサポートを受けるのも選択肢の一つです。
もちろん、私でなくてもかまいません。

あなたが“自分の見えていない部分”に気づけた分だけ、仕事も人間関係もラクになっていきます。
応援しています。

この記事を書いている人

魂の女性成長支援・浅野塾代表 浅野ヨシオ

強みを言語化&仕事化する専門家として15年。 2,000人以上の女性のキャリアを支援してきました。
自分では気づけない価値を、客観的な視点で引き出すプロ。 自ら見つけた強みを実証した初著書はAmazon総合1位に。続く『私はこの仕事が好き!自分の”強み”を活かして稼ぐ方法(大和出版)」』で、その再現性ある手法を公開しました。
日経WOMENなどメディア掲載も多数あります。 現在は「自分力活用講座」を通じ、個人の満足度を追求する働き方をサポート中。

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