浅野の過去

大人になった今だからこそ意味のある「毎日の宿題」

この週末は、関西某所に行きました。
新しいプロジェクトをするための視察ですが、
今までと違った空間で、いつもと違うことを
するときは、気持ちも高ぶりますね。

さて、
そんな中でも、浅野塾の受講生の動向は、
目を光らせています。
彼女たちは、あるテーマで、
毎日ブログを書くという宿題を課しています。

私も毎日、そのチェックをしています。
「毎日」というのはかなりハードな
宿題に思われるかもしれませんね。

おっしゃる通り、ハードです、笑。

でも、20年なり30年なり年齢を重ねた人が、
自分を変える時というのはある程度の
「荒療治」は必要だということは、
6年講師をやっていて、
強く感じることです。

「毎日」することには、
ちゃんと意味があります。

ひとつは毎日記事を書くということは、
「格好つけられない」状況になります。
彼女たちは執筆のプロではないので、
最初はかしこまって書いていたとしても、
徐々に素の自分がさらけ出されます。

最初の1~2週間はまじめに書くかもしれ
ません。まだ第1回目の講義で気持ちが
高まっているからです。でも、
2週間も過ぎると「こんなことをやって
いて意味があるのか」とやらない理由
が頭をよぎります。そしてだんだん手を
抜き出し、しまいにはやらなくなる。

これがよくある習慣化できない
パターンです。
彼女たちにはその感情と戦ってもらい、
自分自身が本当は何を求めているのか
これから4か月間本気になって取り組む覚悟
があるか、心に問いかけてもらいます。

匿名・クローズでのブログページ開設なので、
より鮮明に自分の気持ちが表現されます。

また、毎日、記事を書くためには、
いつも自分の行動をモニターするように生活を送ることになります。
ネタを拾わなければならないからです。
さらに、書き出すときには、頭を整理しなけれなりません。

すると、彼女たちは、今まで気づいていなかった感情
「あぁ私はこんなことを考えていたんだ」
に出会う瞬間が日々起こります。

 

「毎日書くこと」は、受講生にとって時間の投資でもあります。
投資をすれば元をとりたくなるのが心情ですよね。
本気にならざるを得なくなります。

このような宿題を出すと、
彼女たちがどこまで本気で
浅野塾のカリキュラムに取り組んでいるのかの
尺度になります。

 

本気で向き合っている受講生には、
こちらも本気で向き合いたくなるのが心情ですよね。

 

それは受講生同士の中で、
差別をするというものとはちょっと違います。
私もプロなので、一人ひとりの受講生を大切にします。
でも、「それ以上」に、
コチラを本気にさせる受講生が存在するのも確かです。

 

講師を本気にさせる受講生というのは、
宿題や講義に挑む「姿勢」が違います。

社会的な地位が高い・低いは関係ありません。

できるできないは、
その人の能力に差があるので仕方ないことですが、
本気に真摯に向き合うかどうかは、その人次第で、
なんとでもなることです。

私自身も、講師になろうかどうか迷ったとき、
自分より知識や経験の豊富な講師が世の中にたくさんいることに躊躇しました。

では他の講師にできないことをやろうという発想から、受講生の人生に踏み込んで、
講師にとってテマのかかることをやりまくる講義スタイルが作られました。
簡単に言えば、「採算が合わないよこれじゃ」というものを集めまくる発想です。

事実、毎日、彼女たちの宿題を課すことを決めた時、
自分にとっても「きつそうだな」と思いました。
それでも4か月間の限られた期間の中で、
彼女たちを、少しでも成長させるためには
どうしたらいいかを考えて決断したことです。

だから、嫌いなひとを指導したくありません。

自分の労力を投資してみると、自分の中での価値観がはっきりしてくるものなんですよね。

この宿題をやらせてみて驚いたのは、
質の高い文章を書く人が現れること。

普段、ブログを書くどころか、文章を書くようなことをしていない人の中にも、
表現が上手で、惹きこまれるような文章を書く人が現れます。

自分の中の埋もれた能力や、経験を引っ張り出すために
必要なことは、
毎日のアウトプットと、有識者に見いてもらうことは、
その近道であることは間違いありません。

とは言え、受講生たちたいへんだろうなぁと思います。
毎日仕事をしている人もいるし、
体調を崩してしまう受講生もいるので気が気ではありません。

本当は4か月間、どこかのセミナールームに
閉じ込めて行えばもっと成果は出るかもと思うときもありますが、
それではどこかの宗教活動のようになりそうなのでやりません。

さて今日は、東京に戻ります。

しかし、今回宿泊したホテルは、
なんと和室。
まるで一人暮らしの浪人生のようだった。

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「お部屋はホテルが決めさせていただきます」というコースだったので
まぁ、寝られりゃいいやと思っていたんですけどね。

なぜか私がやることなすこと、スタイリッシュなシチュエーションになりませんね、涙

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