自分の強みがわかりません。
なぜ自分ではわからないのでしょうか?
強み探しをするときNGなことも知りたいな
そんな疑問に答えます。
「自分では自分の強みってわからないよね」
そんな会話を一度は交わしたことがあるのではないでしょうか。
自分の強みを見つけるためには、知っておくべき基礎知識があるのです。
本記事では、強みがわからない理由から強み探しのときにNGなことまで解説します。
この記事をお読みになると、強み探しに必要な基礎知識を学ぶことができます。
就活・転職、これから起業しようと思う方にピッタリの内容です。
※3分ほどで読めますのでお時間くださいね。
- この記事を書いている人の信頼性
女性の生き方やキャリアに向き合う塾を運営。日本経済新聞や日経WOMANなど下記のメディアでも、私のことが取り上げられています。
今の仕事が楽しめなくなった女性から、起業や独立を目指す女性まで指導してきました。(地道に10年)。
大和出版より「私はこの仕事が好き!!自分の”強み”を活かして稼ぐ方法」という本を出版しています。
強みがわからない7つの理由
自分では自分の強みがわからない理由について解説します。
- 強みがわからない7つの理由
- 手応えがないから
- 受け入れられないから
- 確信を得られないから
- 強みの本当の意味を知らないから
- 特殊能力だと思っているから
- 弱みが先に思い浮かぶから
- 強みを弱みと思い込んでいるから
自分では自分の強みがわからない理由の筆頭は、手応えがないからです。
努力!根性!みたいなことで身につくものではありませんからね。最初からできちゃったとか、なんかすぐ身についたみたいなものばかり。
当人の実感として受け入れられないのです。
次に確信を得られないのも強みがわからない理由のひとつ。
どんなにまわりに褒められたりしても「もっとすごい人いるしなぁ」とか考えてしまうのです。
自信がない人に多いですね。
それから、強みの”本当の意味”を知らないのもわからない理由です。
私のセミナーでは必ず「強みとはどういう意味?」と受講生に尋ねます。これまで10年以上開催していますけれど、正しく答えられた人はひとりもいません。
強みはすごい特殊能力じゃなきゃいけないと思い込んでいる人もいます。
これでは強みがわからないのも仕方ないですよ。
また、自分を見つめようとすると、弱みが先に頭に浮かぶのも理由のひとつです。
失敗したことは記憶に残りやすいですからね。強みを活かしている場面をかき消してしまうのです。
そして意外に多いのは強みを弱みと思い込んでいるパターンです。
たとえば「細かすぎる性格」が弱みだと思っている人は、見方を変えれば「妥協しない性格」とも言えます。
強みなのか弱みなのか、視点によって大きな差が出るので注意ですよ。
以上が自分では自分の強みがわからない理由ですね。
強みを探すときにNGなこと
次に、強みを探すときのNGな(やってはいけない)ことについても解説しますね。
焦っていると、ついやってしまいがちなので次のことにご注意ください。
- 強みを探すときにNGなこと
- ぼんやり考えてしまう
- 隣の芝生を意識してしまう
- 自己満足を追いかける
- ひとりで考え込む
- いきなり自己分析を始める
強みを探すときにNGなことの筆頭は、ぼんやり考えてしまうことです。
すき間時間に2~3分ぼんやり考えては「う~ん 自分には強みがない。わからない」と不毛な時間を過ごすというパターンが多いですね。
また隣の芝生を意識してしまうのもNG行為のひとつ。「身近な○○さん」みたいな自分の身の回りにいる人を気にすることを意味します。
自分にないものを持っている人はキラキラに見えますからね。自分の強みに目がいかなくなるので注意しなければなりません。
次に、自己満足を追いかけるのもNG。「これこそ強みだ!」みたいなインパクト的なものを感じようとすることですね。
本人の手応えは強みと一切関係ないものです。「どうやら○○は、自分の強みらしい」と理解できればいいだけです。
さらに、ひとりで考え込むのも気をつけましょう。
のちほどご説明しますけれど他者視点を含む3つの視点が大切になりますので。ひとりで考え込むと頭ウミますよ。
最後は、いきなり自己分析を始めるのもNGです。
「あなたはコミュニケーション能力に優れてます」とか診断ツールとかで示されたところで「ふーんそうなんだ」くらいの感覚で終わる。
やってみるとわかります。その理由は腹落ちまで至らないためです。
2~3日すると、他の強み診断ツール探すみたいなことを繰り返す人多いです。よく相談されることなのでご注意くださいね。
以上が強みを探すときにNGなことでした。
強み探しする「前」に知っておくべきことってほかにありますか?
強み探しの前に知っておくべき基礎知識
続きまして強みを探し始める「前」に知っておいたほうがいい基礎知識について解説します。
おさえておかないと、ムダな時間を過ごすことになるため熟読してくださいね。
- 強み探しの前に知っておくべき基礎知識
- 強みは3つの視点でとらえる
- 無形の力と見えない実績
- 強みは絶対値ではなく相対値
- 強みは受け手の評価によるもの
1,強みは3つの視点でとらえる
自分の強みを探すときは3つの視点でとらえることが必要です。
- 自分視点
- 他人視点
- ライバル視点
以上の3つ。
学歴・職歴・資格・スキル・知識などの実績等、自分の評価につながりそうなものを分析するための視点です。
強みの根拠となるものを見つけ出すための視点です。
独自の考え、思い、こだわりなど自分の持ち味につながりそうなものも含みます。
他人に与えられる価値提供に関わるものを分析するための視点です。
他人の悩みを解決したり欲を満たしてあげられるものを考えるために必要です。
自分に近いことができる人や、それ以上の人を分析するための視点です。
「彼らには無く、自分に有るもの」を見つける視点です。
以上、強み探しをするときは3つの視点を持って取り組む必要があります。
2,無形の力と見えない実績
強みには”無形の力”なるものも存在します。霊能力とかではないですよ。
「人をやる気にさせる」「まわりに活気が出る」などのような、自分の立ち振舞いにより人に影響を与える能力を言います。
私の本に、ダメダメ営業マンの男性が、顧客からの大クレームを処理するときだけ活躍する話を紹介しています。
マト外れなことを話したりするけれど、独特な愛嬌でスッと顧客の心に入り込むことができる。
カッカしていた顧客の怒りも収まり歩み寄りはじめてしまうという彼ならではの能力のお話です。
- 無形の力も強みのひとつであり、その力を使って積み上げられた功績を”見えない実績”と呼んでいます。
3,強みは絶対値ではなく相対値
強みとは、他人と比較して優位性のあるものを言います。
しかしながら、世界トップを示す絶対値である必要はありません。
「強み」は比較対象が限定された相対値でOKなのです。
詳しくは、自分の特徴を強みに切り替える方法【お金に変わる強みの探し方】に書いてます。
4,強みは受け手の評価によるもの
強みかどうかという判定基準は、受け手側にあるということも覚えておきましょう。
たとえ当たり前のようにできることであっても、他人から高評価なものであれば強みなのです。
先ほども書きましたけれど、自分の手応えはどうでもよく他者から評価されていることを理解することが大切です。
強みを見つける方法
強みを見つけるためには、自分を見つめ直す時間が必要です。
記憶にある限りの経験を棚卸しすることになります。
その中から探し出す作業が待っています。
詳しくは、稼ぎにつながる強みを見つける方法【強みを仕事に変えるまで】 をお読みくださいね。
以上となります。
(※この記事を書いている人の自己紹介)
キャリアの棚卸しから自分にしかない強みの見つけ方までわかりやすく解説。
※個別相談も講座後に1時間できます。
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