この記事は、会社員の卒業体験談だけでなく、成功する秘訣や後悔しないための具体的なポイントを解説しています。
独立を考えている会社員の人や、ぼんやりとだけどフリーランスとして働いたり起業やできたらいいなと考えている人に読んでもらいたい内容です。
この記事を書いている私のリアルな体験談をもとにお話をすすめます。
具体的なアクションプランが思い浮かぶように解説しているので、最後までお読みくださいね。
※FIREしたいとか、お金が稼げりゃ何でもいいという人には向きません。
追伸:本文の最後に素敵なマニュアルのプレゼントをご用意しています。
- 記事を書いている人の専門性と実績
経歴:
新卒8ヶ月での挫折退職から再出発。26年の会社員経験(10年は複業)を経て起業。現在は個性を活かす道を拓く会社を経営。
専門:
10年以上2000人超の女性指導実績。本当の強みを発見し、人生を新たな方向へ導くプロ。やりがいのある転職から起業まで、前職や年齢を超えた女性の夢実現に定評。
メディア/著書:
日本経済新聞、日経WOMAN他多数掲載。著書「私はこの仕事が好き!自分の”強み”を活かして稼ぐ方法(大和出版)」
26年会社員人生からの卒業リアル体験談
私の経歴をざっくりまとめると、
- 会社員のみの時代は16年
- 会社員&個人事業(複業状態)10年
- 2017年、完全に独立
という流れです。会社員からいきなり起業したわけではありません。はっきり言うとそんな度胸はありませんでしたね。
設備機器メーカーで働いていましたが、商品に興味はなく、気性の粗いおじさんが多く苦手。日曜日の夕方になると、憂鬱になる期間でした。
会社員の卒業を決意した理由はさまざまありますけど、一番は身体が動かなくなったときに後悔したくなかったからです。そのままでは後悔する自信がありました(笑)
きっかけになったのは、兄が社長になり、会社が安定したことや、社屋の引っ越しなどが重なったこと。
それから年齢が節目になったことや、経済的にも独立の目処が立ったことが大きかったですね。
会社員を卒業した最も大きな学びは、社会的な信用がガタ落ちしたこと。
それまでも投資用不動産を買っていたのですが、独立したときに銀行から融資を受けづらくなりました。
会社に長年属しているってだけで、社会的な信用は高いものなんですよ。
その枠を外れ、株式会社の代表なんて肩書になっても、最初のうちは厳しい目で見られます。
無事、融資も引けるようになり不動産も順調に増やせるようになりました。
また、本来の仕事であるコンサル・講師業も広げること・縮めることもなくマイペースでやってます。
最初のうちは生活のペースがつかめずまごついていました。会社員のように決まった時間に決まった場所で働くわけではないので、どうしたらいいかわからず戸惑いましたよ。
3年くらいで安定しましたが、会社員を卒業すると生活が激変するためそれだけで不安になるものですね。
会社員を卒業して7年くらい経ちますが、今でも夢の中にいるような感覚があります。
目覚まし時計をかける必要もない生活が私には合っているからでしょうか、時間を自分でコントロールできるだけで幸せに感じるようです。
後悔しないための3つのポイント
会社員を卒業しても後悔しないようにするにはどうしたらいいでしょう?
いくつか思い浮かぶのですが、3つに絞って解説しますね。
1.世間の常識から一線を引く
会社員を卒業しても後悔しないためには、世間の常識から一線を引く覚悟を持つことが大切。
会社員など雇用されて働いている人が大多数なので、彼らの常識に縛られていると苦しくなります。
たとえば、
- 安定収入への執着
- 9時から5時の勤務時間
- 週末や祝日に休む
などが代表的なものです。会社員を辞めると「働いていればお金がもらえる」状態から切り離され、「価値を提供するとお金がもらえる」に変わります。
会社員であれば、どんなに仕事ができない人でも給料が保証されます。
また、会社員時代は評価や昇進がある程度決まった基準に基づいて行われますよね。
ところが独立後は、お客さまからの評価ひとつで決まります。自分の仕事ぶりに満足していただけなければお金をいただけないか、クレームになります。
そして退職金もないし、年金制度もほぼありません。
会社員は病気で倒れても休業手当がもらえたりしますが、独立したらそんなものはありません。自分で将来の資産を管理し、計画的に備える必要があります。
考え方も求められるものも変わりますのでご注意ください。そのためには、常識に縛られない柔軟な考え方と覚悟が必要です。
「世間の常識から一線を引く」ことで、次に説明する”自分の特性”を把握しやすくなります。
2.自分自身の特性をつかむ
会社員を卒業しても後悔しないためには、強みや弱みなど自分の特性をきちんとつかむことが大事ですね。
強みを活かせて、且つ弱みの影響の少ない仕事をしなければ、長くは続かないからです。
強みを活かせる分野を見つけて、その分野でのスキルを高めます。競争力が増し、仕事の質も向上します。
私の場合は、人の過去を根掘り葉掘り聞くのが大好きで、聞き出したお話をもとにどこが優れているか見抜くのが得意。
その一方、仲間と連携して動くのが苦手です。
今の仕事は一人でできるし、クライアントさんの能力を見極める仕事なので、自分の特性を活かせる仕事だと思います。
どんな仕事を選ぶにしても「並のレベル」では続けられなくなってしまいます。自分の特性を正確に理解し、適切に活用する力が求められます。
3.卒業後の仕事を決めておく
会社員を卒業しても後悔しないためには、卒業後にどんな仕事をするか会社員在職中にあらかじめ決めておくことですね。
そのためには、「2.自分自身の特性をつかむ」を会社員時代に行い、方向性をしっかり定めておくことです。
会社員を卒業すると、普通は無収入になりますから、できるだけ早く収入を得られるように準備を進める必要があります。
自分が想像するより収入を得られるようになるには、はるかに時間がかかると思ったほうがいいですよ。
会社を辞めて、健康保険や年金を切り替えて、場合によっては引っ越しもして…なんてあれこれやっているうちにすぐに半年くらい経ってしまいますからね。
私の場合は、会社員を続けながら週末にコツコツと次のキャリアのための仕事をしていました。この進め方をおすすめしますね。
週末や夜間を利用して少しずつ準備を進めることで、無理なくスムーズに移行できます。
会社員を卒業して後悔している人の中には「次にやることがわからない」という人が多いのでご注意くださいね。
成功するための具体的ステップ
会社員卒業で成功するためのステップを紹介しますね。
私も最初はできなかったことが多く、混乱した時期がありました。その経験からお応えします。
1.1日のスケジュールを大まかに決める
最初のステップは、1日のスケジュールを大まかに決めることです。
何時に寝て何時に起きるかは意外に大事です。毎日のことなので体調に直結するからです。
夜ダラダラ起きて翌日ボロボロでは、仕事に差し支えてしまいます。
会社員のように働きさえすればお金がもらえる世界ではないので、これじゃあまずい。
私の場合、会社員時代は、夜中まで起きていましたが今はなるべく10時頃には寝るようにしています。
また、何も出かける予定がない日、人と会う日、セミナーやコンサルの日、などいくつかのパターンを決めています。こうすると、心も身体も安定しますね。
会社員を卒業してからの方が、規則正しく生活しているのですから意外なものです。
「朝起きたらまず〇〇をする」「夜は〇〇までに寝る」など、具体的に決めておいたほうがいいですよ。
2.優先順位を再確認する
次のステップでは、何を優先して行動するべきか常に確認することが重要です。
慣れ親しんだことばかりしていると成長もしないし、ダラダラしてしまうものです。
基本的には、緊急性と重要度の高い仕事から優先するのが原則なのですが、これだけをやっていると将来のための仕事がおろそかになり、確実に成長が止まり仕事の質も落ちます。
そのため、緊急性はないけれど重要なことも必ずスケジュールに組み込んでおくことが大切になります。
私の場合、毎日ブログやメルマガを書いていますが、それだけではネタが尽きてしまうので、本を読むなどの勉強も重要な時間として確保しています。
具体的には、以下のように時間を区分けしています
午前中:緊急かつ重要なこと(ブログやメルマガの執筆など)を行います。これにより、日々の業務を確実にこなします。
午後:緊急性はないが重要なこと(勉強や、人に会う時間など)に充てます。これにより、長期的な成長をうながします。
会社員を卒業すれば、定年もなく働き続けることになりますからね。このように優先順位を再確認し、コツコツ行動することが必要です。
3.人脈の赤字を減らし黒字を増やす
3つ目のステップは、人脈の赤字を減らし黒字を増やすことです。
要は、「時間を浪費するような付き合いを減らす」「本当に価値のある人と積極的に交流する」という両方を行うということですね。
私の場合は、「時間を浪費するような付き合いを減らす」ことに特に力を入れました。具体的にはネガティブなことや愚痴ばかりの人ですね。
そして、学びになるとか刺激になる人とだけ会うようにしたことで、自分の時間がかなり確保できるようになり、精神的な乱れも減りました。
会社員を卒業すると、人脈は非常に大切になるので精査することをおすすめしますよ。
4.メンタルのマネジメントをする
4つ目のステップは、メンタルのマネジメントをすることです。
この不安に対処するにはある程度の強さが必要になります。(慣れもありますけど)
ポジティブな感覚を保つためにはまずダラダラ時間を減らすこと。スマホ断ちする時間を作るとか、SNSアプリを消去するとかね。
次に、「自分はできる」とか「きついことがあっても死ぬことはない」といった奮起させる言葉を何度も自分に言い聞かせることも大事です。
これを潜在意識の中に植え込むことで、前向きな気持ちを維持しやすくなります。
さらに、成功したときはより良くする方法を考え、失敗したときは改善案を考えるようにしましょう。
これにより、成功と失敗のどちらも成長の機会として捉えることができるし、何より心の浮き沈みが少なくなり、日々の安定感につながります。
最後に、リラックスの時間を確保することですね。私の場合は、サウナに行く・人と会う・美味しいものを食べるなどですが、個人差あると思います。
リラックスしている時間をダラダラしている時間と混同しないように注意しましょう。意識的にやっているか否かの違いがあります。
「リラックスするのも仕事の質を高めるため」とマインドセットすると、休んでいるときの罪悪感が減りますよ。
会社員を卒業した後の不安は完全には無くならないので、その不安をいかにコントロールするかが大事ですね。
5.同じことを繰り返さない
最後のステップは、同じことを繰り返さないことです。
前にも書きましたが、会社員を卒業したら常に社会に価値を提供し続けなければなりません。
ライバルもうじゃうじゃ現れます。常に自分の行動を見直し、改善する必要があります。
そのためには、適度にルーティンを壊し、新しいことに挑戦しなければなりません。
このために「同じことを繰り返さない」というマインドセットが必要です。
- 決してむずかしいことではありません。
仮に毎日同じ業務をするにしても「今日はいつもより5分早く終わらせてみよう」と考えると、自ずとやり方を変えたり効率化を考えたりするじゃないですか。
このような日々の小さな工夫が、大きな成長と成功に繋がります。
「同じことを繰り返さない」という姿勢を持つことで、自分を成長させて社会に新しい価値を提供できるようになりますよ。
会社員を卒業するのは損か得か?
私の実体験をもとに、会社員を卒業するメリットとデメリットを解説します。
挑戦するかどうかの参考になるかと思います。
会社員を卒業するメリット
- 自由の群像であること:
自分のペースで生活し、働くことができるため、ストレスが少なくなります。朝の通勤ラッシュや上司の指示に縛られることがありません。
- 苦しいことも楽しめる:
自分の興味のあることややりたいことを追求できるため、困難も楽しみながら乗り越えることができます。
- ワクワクが半端ない:
毎朝、新しいことに挑戦するワクワク感があり、仕事をするモチベーションを保ち続けることができます。
- 週末がいらない感じ:
毎日が充実しているため、週末だけを楽しみに待つ必要がなくなります。また、定年もないので、長い目でキャリアを築けます。
会社員を卒業するデメリット
正直いいまして、会社員を卒業するデメリットをあまり感じないのですが、絞り出してみました。
- 生活コストが高い:
会社員時代よりも出費が増えることがあります。福利厚生は全部自分もち。保険や年金なども自分で管理する必要があるため、経済的なプレッシャーが増します。
- 24時間365日が仕事になる:
自由である反面、いつでも仕事のことを考えている状態が続き、休息を取るタイミングを見失いやすくなります。
私の場合、映画を見ていたりサウナに入っているときに限っていいアイデアが思いついたりして仕事モードが抜けることはないですね。
それだけに好きな仕事を選ばないと苦痛でメンタルやられてしまうかもしれませんね。
- 思い切ってお金が使えない:
会社員と違って会社が守ってくれるわけではないので、大きな出費を躊躇することがあります。
私の場合、不動産収入もあるのですが、それでも修繕費がかかったり、空室がでたり不測の事態のためにお金を貯めておく必要があります。
会社員を卒業するといくらお金が貯まっても、思い切って使えないものです。会社員のときの方がダイナミックに使っていたかもしれませんね。(私だけ?)
- 楽ではない:
自由である分、自己管理や自己責任が求められます。計画性や自己モチベーションの維持が欠かせません。
(結論)
会社員卒業をするか迷ったときのヒント
現在の私は、会社員を卒業しようとしている女性を定期的にサポートする仕事もしています。
そのサポートを受けている女性の一人がこんなことを言ってました。
会社員を続ける人は、
今の不満に耐えられる人で、将来の不安に耐えられない人
会社員を卒業する人は、
今の不満に耐えられない人で、将来の不安に耐えられる人
この言葉は、真実を突いた名言だと思います。
私は後者を選びましたが、向き不向きがあります。それに与えられている条件(子どもがいるかいないか、住宅ローンを抱えているなど)も大きく関わってくる問題だと思います。
じっくり考えて答えを出した方がいいと思いますよ。
もしもやるなら1年でも早いほうがいいです。先ほども少し書きましたが、想像している以上に安定した収入を得るまでには時間がかかりますからね。
だからといって年齢を重ねてしまったからと諦めることもないです。
死ぬまでに自己確立させる気持ちでやればいいのですから。
私は40直前に勉強を始めましたが、私のクライアントさんには50代の女性もいますからね。
大切なのは、経験やスキルよりも「志」ひとつだと思いますよ。
会社員卒業を目指して転職している実例
会社員の卒業を目指す際によく直面する問題は、「実績や経験がない(少ない)」という悩みです。
そのような場合、スキルや実績を積むための転職を行う「スキルの仕入れ転職法」をおすすめします。
若菜由美さんのケース
私の塾の卒業生である若菜由美さんの例を紹介します。
彼女は大手企業からベンチャー企業に転職しました。この転職の目的は、営業スキルを身につけること。
さらに、SNSを駆使する能力も習得できるという理由で、その会社を選びました。
若菜さんの最終目標は会社員を卒業し、独立することでした。
そのため、より高い報酬を提示した企業があっても、彼女はその誘惑に負けることなく、自分のスキルアップに最適な環境を選びました。
現在、彼女は35歳で、3〜4年後に独立するキャリアプランを描いています。このようなキャリア戦略は非常に効果的ですよ。
若菜さんの転職経験のポイント
- 目的志向の転職: 短期的な報酬よりも、長期的な目標達成に必要なスキルを優先。
- スキルアップのための環境選び: 営業スキルやSNS活用能力を向上させるための環境を選択。
- 計画的なキャリアプラン: 3〜4年後の独立を視野に入れた長期的なキャリアプラン。
若菜さんが転職した際の体験談は以下の動画でご覧いただけます。
自分の見つめ直し完全マニュアル【無料】
「会社員を卒業する」というテーマでお話を進めてきましたが、自分の特性をつかむことや方向性を決めること。さらに自己肯定感を高めておくことも大事だと思います。
壁にぶつかったときに乗り切るメンタルが必要ですからね。
そこで、自分の見つめ直しマニュアルをご用意しました。自己分析にお使いくださいね。制作に10年の歳月をかけた逸品。
以下、充実の内容です。
- 自分の棚卸しに使える100の質問シート:自分自身を深く理解するための問いかけを提供し、長所や可能性を探るのに役立ちます。
- 自己肯定感を高めるための100の質問シート:自信を持って前向きに生きるための支援をします。
- 今の仕事合う?合わないチェックリスト:現在の職場環境が自分に合っているか評価するのに役立ちます。
- やる気ペンタゴンチャート:モチベーションを高め、行動を促すためのツールです。
- ときめきのツボワークシート:自分の情熱や興味が何にあるのかを探るのに役立ちます。
私の個人セッション(月々3万円)や講座の受講生たちを指導する際に使っているノウハウから厳選しました。配布を開始したその日、300人以上から申し込みがあったものです。
ただし、無料配布をいつまで続けるかわからないです。すいません。必要な人は、今すぐ入手して保存をおすすめします。
下記フォームにお名前とメールを入力するだけで入手できます。
こちらにLINE登録していただくと、自分らしく生きるための耳寄りなお話も公開してます。ブログには書けないここだけの情報も配信しています。
私との直接のやりとりもできますよ
最後に
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
独立を考えることは大きな決断であり、不安や疑問がつきものです。
しかし、勇気を持って一歩踏み出すことで、未来を切り開くルートが鮮明になるものです。
この記事が少しでも役立ち、自分に合った働き方や生き方を見つける手助けとなれば幸いです。
焦らず、自分のペースで進むことが大切。
困難や挫折もありますが、それらを乗り越えることで本当の意味での自分らしい生き方が見えてきますよ。
一緒に夢を追いかけ、未来を切り開いていきましょう。応援しています!
魂の女性成長支援・浅野塾代表 浅野ヨシオ
浅野ヨシオ:
女性成長支援コンサルタント。
魂の女性成長支援・浅野塾 代表。
2007年よりビジネスパーソンや出版希望者を対象とした、自分の強みを発見し唯一無二のブランドを作る講師として活動。ハイキャリアの女性たちでも自分の能力がわからず強い自信を持てずにいることを知る。
2011年、女性成長支援の講座を起ち上げ、幼少期から現在までの人生史を平均200時間以上かけて深掘りする指導に定評がある。
通算14年2000人超の女性専門指導の経験により、心を縛る足かせをはずし、自分にとっての幸せを追求する自己実現プログラムを多数構築する。
著書に「私はこの仕事が好き!自分の強みを活かして稼ぐ方法(大和出版)」がある。
◎メディア実績:日本経済新聞/日経WOMAN/PRESIDENTほか多数
◎講演実績:横浜市経済観光局/多摩大学/NPO法人Woman’sサポート/自由大学/青森商工会連合会/天狼院書店/(株)スクー/ほか多数
コメント