社会から求められる要求が高まり、日々のプレッシャーが増していく中で、多くの人が自己評価を厳しくし、自信が持てなくなりがちです。これにより、「自己受容できない人」が増えています。
自己受容ができないと、本来の自分を生きることが難しくなり、最適な生き方や職業も見つけにくくなります。
失敗しないように役立つツールも2つ紹介していますので、最後までお読みくださいね。
- この記事の信頼性
※読み飛ばしOKです
この記事を書いている私は、10年以上かけて、個性を強みに変えるメソッドを開発し、一般的な自己分析を超えて本質的なキャリアの方向性を指南してきました。
自己受容できずに悩む人を含め、2000人以上を指導し、経験からの教えを伝えています。
日本経済新聞や日経WOMANなど、多数のメディアで取り上げられた経験もあります。
「私はこの仕事が好き!！自分の“強み”を活かして稼ぐ方法（大和出版）」というタイトルの書籍も出版しています。
詳しい私のことはこちらです
自己受容とは？
そもそも「自己受容」という言葉の意味を理解しないと、それを高めることはできません。
ここでは子どもにも理解できるくらい簡単に解説しますね。
自分の得意なことや苦手なことを認めることができれば、それにより自分自身をより大切に扱うことができるようになります。
どちらも自分の一部として認識することができ、自己受容が進むのです。
「自己受容」と「自己肯定」の違い
自己受容と自己肯定は似ていますが、微妙に異なる点がありますので、解説しますね。
「自己肯定」は、自分自身の存在そのものに価値を感じる状態です。これは、ありのままの自分をポジティブに評価し、価値を感じている状態を意味します。
一方で「自己受容」は、自分の良い面だけでなく、未熟な部分や欠点も含めて全ての面を受け入れることを指します。
たとえば、スキルが未熟で仕事が思うように進んでいない自分を受け入れることが自己受容。一方で、そんな自分にも価値があると感じることが自己肯定です。
自己受容するメリット【自信がつく】
自己受容を甘く見ていると人生損しますよ。自己受容をするメリットを簡単にまとめました。
| メリット | 説明 |
| 自分らしく生きられる | 自分の気持ちや考えを大切にし、好きなことや得意なことを楽しめる |
| 自己否定的な感情や思考が減る | 自分のことを悪く思わなくなり、心が楽になる |
| 自信がつく | 自分の良いところも悪いところも受け入れることで、自分を信じて行動できる |
| 強みも弱みも受け入れられる | 自分の得意なことも苦手なことも、どちらも自分の一部だと認識できる |
| 次にすべきことがわかる | 自分の強みを活かす行動にのみ絞って行動ができる |
| 自分に合う生き方や仕事がわかる | 自分のことを受け入れることで、ぴったりの生き方や仕事が見つかる |
以上が自己受容のメリットです。
自己受容により自己肯定感を高める方法
自己受容によって自己肯定感を高める方法を、7つのステップで実践しましょう。それぞれを解説しますね。
1. 自分と向き合う時間を作る
自己受容を実践するための最初のステップは、自分自身と向き合う時間を確保することです。
先ずは、自分の気持ちや考えに集中する時間が必要。瞑想する、日記を書くなど朝起きたときや寝る前の静かな時間に心の中を見つめることをおすすめします。
この時間を通じて自分の感情や考えを理解し、内面と向き合うことで自己受容を進める基盤が整います。
「自分と向き合う時間の重要性」については、以下に詳しく書いてます。
▶自分と向き合う時間を作ると人生が激変する理由【逃げると危険】
2. 自分の長所や短所をリストアップ
自己受容を実践するための2つ目のステップは、 得意なことや苦手なことを紙に書き出し、自分の認識を深めることです。
ただ、「得意なこと」は見つけにくく注意が必要です。失敗したときなどのつらい経験より、記憶をかき消されてしまうネガティブ・バイアスに影響をうけやすいからです。
この現象を防ぐために、「自分の棚卸＆分析に使える70の質問集」を作りました。有料にしようか迷いましたが、困っている方の相談が絶えないため、しばらく無料で配布します。
ただし、いつ配布を終了するかわかりません。必要な人は今すぐ入手して保存することをおすすめします。
以下からどうぞ。
3. 自分に大切なものを見つめ直す
自己受容を実践するための3つ目のステップは、家族、友人、仕事、趣味など、自分にとって価値あるもの（価値観）を考え直すことです。
自分の価値観を再確認し、自分にとって本当に重要なものが何かをクリアにすることで、外部の人たちからのプレッシャーに振り回されず、自分自身を肯定的に受け入れやすくなります。
4. 自分自身で決めて行動を起こす
自己受容を実践するための4つ目のステップは、自分で行動を選択し、その行動を起こすこと。
- 要は、決断力を養うことですね。
自分自身の意志を尊重し、自分の決定にもとづいて行動することによって自信が生まれ、自己受容が進みます。
特に、得意なことや価値を強く感じるものを軸に選択してみましょう。それらの行動をすること自体に満足感を得られ、自己肯定感が養われます。
5. 自分に合う人と共に過ごす
自己受容を実践するための5つ目のステップは、自分を受け入れてくれる人たちとの時間を増やすこと。
お互いを支持する関係が、自己受容の感覚を強めます。友達や家族など、自分のことを理解してくれる人たちと楽しい時間を過ごしましょう。
6. 日常の中で小さな成功を積み重ねる
自己受容を実践するための6つ目のステップは、日々の小さな成功を認識し、自己肯定感を高める機会を増やすこと。
小さな達成感を積み重ねることで、自分自身の価値を認めやすくなります。このように小さな目標を設定し達成することで、自信がつき、次第に大きな目標にも挑戦しやすくなります。
やり抜くコツは、成功するためのハードルを低く設定すること。たとえば「1時間早起きする」よりも、「1分早起きする」の方が成功しやすいでしょう。
このステップでは、成功のレベルより量を意識することが大切です。多くの小さな成功を積み重ねることで、自己受容が徐々に進み、自己肯定感が高まります。
7. プロに伴走してもらう
自己受容を実践するための最後のステップは、専門家に定期的なサポートをしてもらうことです。
自己流で取り組むと、自分の行動や感情を誤解してしまうことがありますが、専門家はそうした認識のズレを正し、正確な自己評価へと導いてくれます。
私もこのようなサポートを提供していますが、必ずしも私である必要はありません。信頼できる専門家の手を借りることで、真の自己肯定感を短期間で育むことが可能になります。
これらの7ステップを経て、自己受容を深めることで、本物の自己肯定感を築けますよ。
以下にここまでをまとめておきます。
順番に進めるといいですよ。
- 自己受容を実践する具体的な方法
- 自分と向き合う時間を作る
- 自分の長所や短所をリストアップ
- 自分に大切なものを見つめ直す
- 自分で決断し行動する
- 自分に合う人と共に過ごす
- 日常で小さな成功を積み重ねる
- プロに伴走してもらう
簡単に自己受容できない原因と注意点
自己受容を実践する上での落とし穴や注意点を解説します。
自己分析のやり過ぎ
自分自身を深く理解しようとするあまり、没頭し過ぎて自己受容が難しくなることがあります。なぜなら、自分の欠点ばかりに目が行き、自己否定の感情が強まることがあるからです。
自分を客観的に観察することは大切ですが、過度に自己分析に囚われることなく、自然に自分を受け入れることも重要ですよ。
何ごともほどほどに…。
完璧主義
完璧主義は、自己受容を阻害する要因となることがあります。自分に過度な期待を持たず、現状の自分を受け入れることが大切です。
完璧ではない自分に価値があることを認識しましょう。完璧主義をやめたい人は、以下を参考にするといいですよ。具体的に解説しています。
▶完璧主義をやめたい人必見！今すぐやめられる最適主義のすすめ
他者との比較
他者と比較することで、自分の価値を過小評価し、自己受容が難しくなることがあります。他者との比較ではなく、自分自身の成長や変化に注目しましょう。
他者との比較が過ぎることでお悩みの人は、以下を参考にするといいですよ。
▶人と比べてしまう悪癖を直したい！解消するための７つのステップ
無理な変化の追求
自己受容を向上させようとするあまり、無理に自分を変えようとすることは、逆に自己受容を阻害することがあります。自分に対する期待が高くなりすぎて、達成できない目標を立ててしまうためですね。
たとえば、短期間でプロのスポーツ選手のような体力や技術を身につけようとする場合などです。自分を無理に変えず、自然な成長を促す環境を整えましょう。
責任の過剰な押し付け
自己受容の一環として、過去の失敗や問題に対してすべての責任を自分に押し付けることは、自己受容を妨げることがあります。
適切な責任の範囲を理解し、自己受容に繋げましょうね。
短期的な結果に焦り
自己受容は、一度の努力で成し遂げられるものではありません。この記事で紹介したことをコツコツ行い、習慣化することにより初めて得られる感覚です。
短期的な結果に焦らず、長期的な視点で自己受容を促す取り組みを続けることが大切です。
これらの落とし穴や注意点に気を付けながら、自己受容を実践することで、より効果的に自己受容を向上させることができますよ！
自分らしく生きるためにすべきこと
自分らしく生きるための鍵は、他人との比較をやめて、自分の内なる声に耳を傾けることですよ。
私たちは、他人と比較して自分の価値を測ることが多いですが、それは自己受容を阻害し、自分らしさを見失う原因となります。
自分の内なる声に従って行動すると、真の自分を見つけ、感動的な人生を歩むことができます。
自分の内なる声に従うことは、自分の価値観や感情、欲求を大切にし、それらに基づいて行動することを意味する。
他人の期待や評価に振り回されず、自分の心が望む道を選ぶことが大切ですね。
自分自身を理解し、自分の感情や欲求に寄り添い、自分らしく生きることで、本当の幸せを手に入れることができる。
それに、自分の人生に感動を与えるだけでなく、他人にも感動を与える存在になれますよ。以下を読むと理解が深まります。
▶自分の心の声に従うと人生はうまくいく｜頭に従うと9割後悔する理由【本心に従う生き方】
自分の内なる声を大切にし、自分らしく生きる勇気を持ちましょうね
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それでは、自己受容を手にして快適な人生をお過ごしくださいね。以上となります。
ではまた。
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