会社員を続けつつ、副業的に週末起業していつか本業にしたいです。
そんなことできるかな?
実際に経験した人からそのメリット、注意点や副業の選び方も知りたいな。
そんな疑問に答えます。
この記事を書いている私は、
- 会社員を16年
- 会社員を続けつつ週末に副業10年
- 会社を辞め副業を本業として起業
という3ステップを踏み、キャリアアップしています。
会社に勤務しながら週末に副業スタート。
最初は個人事業として始めていましたけれど、法人化したときの初年度売上は1,438万円でした。
当時は会社からの給料と不動産投資による収入が別途あり、その後に完全起業に到達しました。
ここだけ話せばいいことばかりに聞こえるかもですけど、ツライと思うことも山ほどありましたよ。正直言って甘くないです。
本記事では、本業を辞めず、週末副業を経て起業して分ったメリットと注意点、その際の副業の選び方についても解説します。
起業を見据えて副業をしようと考えている人にピッタリな内容ですよ。
ちなみに本気の人にだけ理解できる内容です。ゆるいお話ではないのでご了承くださいね。
- この記事を書いている人の信頼性
女性の生き方やキャリアに向き合う塾を運営。日本経済新聞や日経WOMANなど下記のメディアでも、私のことが取り上げられています。
今の仕事が楽しめなくなった女性から、起業や独立を目指す女性まで指導してきました。(地道に10年)。
大和出版より「私はこの仕事が好き!!自分の”強み”を活かして稼ぐ方法」という本を出版しています。
本業を続けながら副業を経て起業するメリット
本業を続けながら副業を始めて起業へ・・・この流れでキャリアアップするときのメリットからお話しますね。私の体験談をもとに解説します。
ちょっと長いですけれど、完全独立までに起こったことや、覚悟が決まるまでの心の流れはほかでは読めないと思いますよ。
- 本業を続けながら副業を経て起業するメリット
- 生活苦になるリスクが少ない
- 起業失敗の不安を最小限にできる
- 収入を得ながらスキルが身につく
- 採算度外視でできる
- ほかとの差別化ができる
- 副業収入を預金と投資にまわせる
- 新しい居場所や生きがいができる
- 自分を活かしている感が満載
- 夢や希望が生まれる
- 新しい出会いがある
- 自信がつく
本業を続けながら副業を経て起業するメリットの最たるものは、生活苦になるリスクが少ないことですね。
私は気も小さく、度胸もないのでバシッと会社を辞めて起業という無収入起業は考えられませんでした。
ですので会社に勤務しつつ、週末に副業というカタチで事業を起こす流れをとってます。
起業失敗の不安を最小限にできるメリットは大きかったですね。
収入を得ながらスキルを身につけられるのも最高でした。本業とは全く関係ない仕事を始めたのでド素人でしたから。
そして採算度外視でできるのもよかったです。
会社からの給料で生活費はまかなえていたのでガツガツする必要もなく、いくら稼ごうとか目標もありませんでした。
顧客対象にコミットだけすればいいやという脱力感がほかとの差別化になったと思います。
また、副業収入を預金と投資にまわせるのも大きなメリットです。
当初3年間の売上は、経費以外一切使いませんでした。それなりの額になったので不動産投資の頭金になりましたね。
それから、自分の新しい居場所や生きがいができるのも大きかったです。
私は働いていた会社の仕事が好きではなかったし、やりがいも生きがいも感じていませんでした。
しかし、副業を始めたことで新しい居場所も生きがいも手にしました。それだけでも元がとれた感じです。
当初は副業というカタチのスタートでしたけれど、大好きな仕事でしたので週末が楽しみでした。
自分でイチから考え、やり方もすべて自分で決められるのは自分を活かしている感が満載でしたね。
始めてみると「これからどういう風にすすめようかなぁ~」なんてあれこれ想像できるようになり夢や希望が生まれるようになりました。
自由がないと将来の夢も希望も浮かばないものなんですよね。そのとき知りました。
さらにさらに新しい出会いがあるのも大きなメリットですね。
決まりきった会社のメンバーではなく、自由に働く人たちと出会う機会が激増しました。類は友を呼ぶとはよく言ったものです。
そして自分で起こした副業がうまくいったことで自信がつくのもメリットと言えるでしょう。売上数字で見えますから生々しいです。
2年、3年と売上も安定してくると「まぐれじゃないな」と思えました。そして独立する覚悟が決まったという感じです。
以上が本業を続けながら副業を経て起業するメリットです。
本業を続けながら副業を経て起業する注意点
次に注意点とかキツイなと感じたところをお伝えします。
- 本業を続けながら副業を経て起業する注意点
- どっちつかず感ハンパない
- 心のブレーキがかかる
- モデルになる人が身近にいない
- 本業の人もライバルにいる
- 365日仕事漬けになる
- 好きな仕事でないと続かない
- 独立のタイミングを決めづらい
注意点とかキツイなと感じたところとしてどっちつかず感ハンパないというところです。
「ほかの仕事をするくらいなら本業にコミットしろよ」という暗黙のつぶやきが自問自答を繰り返します。
それが副業で始めたことの後ろめたさにつながり心のブレーキがかかる感じでしたね。
またモデルになる人が身近にいないのもキツイなと思うところでしたね。
参考になる人も、アドバイスをしてくれる人もいないので「この先うまくいくのだろうか?このやり方でいいの?」という不安は常にありました。
また本業の人もライバルにいるということも注意点だと思います。
本業の人は自分の時間を全部使ってきますからね。週末と平日の夜しか自由が効かない副業族には厳しい現実が立ちはだかりますよ。
また好きな仕事でないと続かないと思います。よく考えればわかるのですけど365日仕事漬けになるので。
私は週末の仕事で平日の仕事のストレスを発散していた感じなのでいいサイクルでした。
また独立のタイミングを決めづらいのも注意点ですね。
私は10年間、会社に勤務しつつ副業事業をやっていましたけれど、完全独立起業する覚悟を決めるまでには悩みに悩み抜きました。
決まった給料を手放すのは勇気がいりますからね。
以上が本業を続けながら副業を経て起業する注意点です。
本業を続けながら副業を経て起業するコツ
本業を続けながら副業を経て起業するコツについても解説します。
- 本業を続けながら副業を経て起業するコツ
- 時間を作る
- 何かをやめる
- ペースを守る
- お金を目的にしない
- 実績を積み上げる
- 焦りを逃がす
- 目処が立ったら副業から本業へ
本業を続けながら副業を経て起業するコツの筆頭として、時間を作ることです。
副業として事業を始めるとき、目の前に立ちはだかる大きな壁は時間ですよ。
副業を始める時点で「時間がない」は禁句になります。何かをやめる必要があるということですね。
またペースを守ることも重要です。一時期だけ死ぬほどやっても息切れしたらアウトですから。
ゴールのないマラソンを走る感じなので、自分のペースを守るのもコツですね。
それからお金を目的にしないのもコツです。何が言いたいかというと、最初は信用づくりに徹したほうがいいよということです。
信用がなければ誰も自分のサービスを買ってくれないので、副業時代はスキルアップや実績を積み上げることを目的にしたほうがいいかなと思いますよ。
また、焦りを逃がすのも大切ですよ。集中できる時間は少ないし、思うように仕事がすすまないためイライラしまくります。
焦りのコントロールを副業時代に身につけようと思うといいと思います。
やればわかりますけれど焦っても得るものはないと気づき、コントロールできるようになりますけどね。
そして生活できる目処が立ったら副業から本業へシフトするという流れです。
本業に転換を目指す副業の選び方
- その理由としては限られた時間しか副業仕事に費やせない原則があるからです。
原則をもとに考えると
- 短時間で成果を出す
- 短時間で競合に勝つ
- ストレスがかからず続けられる
という3つの条件をそろえなければなりません。
自ずと自分の強みであることしか残らなくなるのです。
強みとは自分があたりまえのようにできることであり、他人との優位性もあることです。
しかもノーストレスという自分にしかない持ち味ですからね。副業を選ぶときの目安にするといいです。
自分の強みについては強みを発見する自分の棚卸し20の要点【起業&転職の武器に】 に詳しい解説がありますので参考にどうぞ。
副業を副業と思うと失敗します
世の中にはたくさん副業の情報が出まわっていますけど、私の経験から甘い世界ではないと断言できます。
私が10年前に浅野塾を起ち上げたときはまだ会社勤務を続けながらのスタートでした。
大きく成功したいと思って始めた仕事ではなく、とにかく失敗したくないという思いでした。
10年もの間、2つの仕事を掛け持ちして行きついた答えは「副業を副業と考えないこと」だと思います。
- どちらも本業という思いで向き合い続けてきました。
そのくらいの気構えでやらないと仕事として成立しないですから。
それでも厳しさを乗り越えた先に見える景色は最高です。朝、目が覚めたとき、毎日ワクワクする生活が待っています。
厳しさをも楽しみに変えるメンタルを手にいれたからこそだと思います。
- 厳しさを楽しみに変えるメンタルづくりの訓練期間と考えると、副業からスタートするのはおすすめです。
かくいう私も、まったく知らずに飛び込んでいますから。
まずは始めてみること。一歩踏み出してみることですよ。
気持ちは行動した後からついてくる。
それがこれから挑んでみようとしている人へ贈る私からのメッセージです。
以上となります。
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