自分の歩む道を決めようとするときに
自分のしたいことは何だろうかと考える
ことがあると思います。明確な人は全く
問題ありません。読まないでいいかも。
したいことが明確な人の方が少ないので
はないかと思います。
というのもしたいことと思い込んでいる
ものは「手段」のことが多いからです。
例えば「起業したい」という気持ちが
あったとき、「なぜ起業したいのか？」
と問いかけたときどのように思うか。
「お金が欲しいから」ということで
あれば「じゃあお金をあげたら起業
しなくてもいい」ということになって
しまいます。
これは起業は目的ではなく手段という
ことになります。
ではその理由が「お金が欲しいから」
だとしたら。
「お金が稼げれば何してもいいの」
ということにもなってしまいます。
手段を目的だと思い込んでいると
気持ちのブレが起こりやすくなります。
途中で挫折したり、今それがブームだから
のってしまったり。時に騙されてしまう
ようなときも・・・。
更に、へんに行動力のある人はまったく
お門違いなところにお金や時間を投資して
しまうようなことも起こってしまいます。
そして、
自分が経験したことがない世界に飛び
込む時は誰でも怖いです。
それでも進むに
はその怖さを超える何かが必要です。
その何かというのは自分が今後どんな
姿でありたいか。どうしていきたいのか
という将来への期待と自分像でしょう。
人の言うことを守り、自分の感情を
差し置き生きてきた人にとってこの感情
を思い出せというのは酷な話でもありま
す。
人の言う事を聞くということはそのときに
湧く自分の本当の感情を押し殺す場面
が多いからです。これまでは感情を消す
訓練をしてきたと言ってもいいでしょう。
無意識に「人からの期待＝(イコール)すべ
きこと」と自己訓練していた自分にとって、
したいことを思い出すというのはなかなか
出来ることではありません。
するとそんな自分が情けなくなってしまい
自分を責めてしまうようになります。益々
自分のしたいことはわからなくなります。
すると「自分のしたいことは、したいことを
見つけることです」というコントのようなお
話になってしまいます。
自分のしたいことというのは探すものでは
ないんです。
自分を受け入れている人に贈られるギフト
みたいなものです。
自己充実ナウな人はしたいことだらけにな
ります。
自己充実ナウな自分作りを行うとはどうい
うことかと申しますと、自分の過去に起こっ
たことやとりまく環境すべてに価値がある
と気づくことです。簡単なようで難しい。
自分の人生を一本のストーリーに仕立て
上げなければなりません。
自分の能力はどんな時に育まれて、どんな
人のお役に立てるべきなのか。自分の過去
はウソをつきません。そこに答えが眠ってい
ますよ。
=============================================
■《自分の使命を見つけるために》
自分らしい人生を生きようとする働く女性のため
に開催します。
『浅野塾入門基礎講座＆自分力養成講座説明会』
テーマ：「もう一つの自分の能力を見つけ出す」
◆４月２４日(水)◆４月２７日(土)
http://www.asanoyoshio.com/Introduction.html
コメント