【会社を愛してます。好きだけど辞めます】
浅野塾の浅野ヨシオです。http://www.facebook.com/asano.yoshio
転職情報系のサイトを見ていたところ。
転職理由ランキングは次のとおり。
1位 ほかにやりたい仕事がある
2位 会社の将来性が不安
3位 給与に不満がある
4位 残業が多い/休日が少ない
5位 専門知識・技術力を習得したい
このランキングを見て少し意外でしたね。
というのも、あまり上記の理由で浅野塾に来る人は
少なかったからです。
まず1位の「ほかにやりたい仕事がある」ですけど、
やりたいことが見つからないという人が多かったんですよ。
もしくは以前は仕事にハマっていたけど、
もうその仕事も一巡して自分でなくてもできることなんじゃないか。
そう思い始めた人も多かったかな。
ちなみに、
「2位 会社の将来性が不安」においても、会社の将来が
どうのという人は少なかった。
将来結婚しても仕事を続けたい。今の仕事をずっと続けていく
イメージがどうしてもわかない。
ダンナさんの稼ぎに依存するんじゃなく、自立したいという人も多かった。
ということは浅野塾に来る女性たちは少し変わり者なのか?
まぁそれはいいとして、
会社を愛している。好きなのに辞める
っていう女性もいるんです。
不思議でしょ?
意味不明?
何人かそんな女性を指導したことがあります。
今日はそんなお話について書きますね。
入社したとき、何もできない自分を親身になって支えてくれた会社。
同僚や先輩にも恵まれている。
でも。
会社は生き物。変化しつづける。
業務内容も必ずしもその女性にハマることだけを任せ続けるわけにも
いかない。
そこで悩むんですよね。
会社に恩返しがしたいという気持ちは強い。
ここで辞めたらそれができないんじゃないか・・・。
恩を仇で返してしまうことになるのではないか・・・
そう思ってしまうんですね。
なんとやさしい、素晴らしい社員なんでしょう、涙
会社にとっても手放したくない人材ですよね。
でもそんな人は向上心も強く、やりたくないことを
騙し騙しできるような器用さはない人が多い。
つまりは一本気な性格の人なんですね。
言い方を変えれば「男気」がある(笑)
次のステップに行きたい気持ちが強いけれど、
今のまま続けられない。
その気持の葛藤。
同僚や友人に相談しても、
「そんな幸せな環境で何が不満があるのよ!
もう少しがんばったら」
って言われる。
そしてご本人。
益々、追い込まれた気持ちになってくる。
もう何年前になるかな。このような前向き女性に
そんな相談を受けたことがあります。
一緒に食事をしながら、苦しそうな彼女の顔を見ると、
もう外へ出たいという気持ちが表情に出ていました。
そこで私が彼女に伝えたこと。
それは
「会社に恩返しすることは社外からもできるよ」
ということ。
外の世界でチカラをつけて。
「私をここまで育ててくれたのは○○会社のおかげ」と
世間に発信する方法です。
実際に
、愛していた会社を辞めて、その後起業。
著者になってご自身を育ててくれた会社を絶賛する本を書かれた女性が
います。
その彼女は、その本を出版後、元お勤めの会社から研修の依頼
も来て大喜びしていました。
彼女の勤めていたその会社にしてみたら、自分の会社を大きくPRしてくれる
とてもありがたい存在になったわけです。
他にもですけど、
ある女性はフリーになってその技術を買われて、
前職の愛する会社から仕事を請け負っているなんていう人もいました。
そして再び。
同じような悩みを持つ女性から相談を受けました。
そこで彼女は思い切って退職を決意しました。
彼女は会社から厳しい言葉を投げかけられるかもしれないと
内心、気がきではなかったみたい。
ところが。
「いつでも戻っておいで」
「応援するよ」
と言ってくれたそうです。
彼女からその報告を受けたメールの中に、こんな文言がありました。
『チャンスを待つだけの時間を、過ごしたくなかったんです』
彼女の上司から、今を頑張れば、将来いい思いができるよと言われて
いたそうなんですよ。
その上司さんは、彼女も尊敬している人でした。
それだけに彼女の心の中での葛藤は大きかったでしょうね。
チャンスを待つ生き方もあります。
でも、チャンスを作りにいく生き方もある。
どちらがいいとか悪いではなく。
その人の生き方のスタンスなんですよね。
これからメールをくれた彼女も。
たくさんの壁にぶつかることでしょう。
でもきっと。
それまで悩んでいたモヤモヤに比べたら。
壁に挑んでいるときの気持ちの方が夢があって
彼女は幸せを噛み締めながら前進できると思っています。
今、彼女には大きなチャンスがいくつか来ています。
ぜひものにして、祝杯を上げたいと思います。
4月から。
浅野塾をやります。
今の仕事が嫌いなわけではない。
でも抱えている思いがある。
そんな女性に未来を作っていこうと思っています!
何か今の自分には気づいていないものがあるのではないかと
下記を読んでみてください。同じ思いを
していた人たちの声も書かれています。
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