タイトルに引き寄せられて思わず買ってしまったこの本。
著者プロフィールを読むと、
著書は全国171店舗を持つ脱毛サロンの経営者。
ざっくりとした内容としては、
「おっさん資本主義」と彼が呼んでいる、
男性的な「征服・支配」「プライド」「野心的」という経営
スタイルだけじゃなくて、「共感」「誠実さ」「利他」の精神
の経営スタイルもあるよー。
そんな多様性も認めないとねー
、という本です。
この本に書かれている一文。
「弱さや失敗を大切にせよ」。
女性資本主義論的に言うと、強く見せようとしている人
よりも、自らの弱さや失敗があるからこそ、気づける
ことや共感できることたくさんあるよという考え。
これは私も女性を指導していて、受講生たちから学んだ
ように思います。
過去の受講生には、東京大学を始めとした一流大学を
卒業した人たちもたくさんいましたし、有名な企業で
バリバリ成果を出している女性もいました。
でもそんな人たちは、自分の失敗談も平気で話しますし、
私の失敗談を、これでもか!というくらい話しても、
決してバカにしたりはしません。
むしろ、その逆で、益々、信用してくれるし、とても素直に
話を聞く姿勢になってくれましたよ。
このような考えは、世の中の男性に、あまり知られていないことだろう
なと感じます。
タイトルから見ると、男性が、まるで敵になっているかの
ような気もするでしょうけど、著者本人も自分のことを
「おっさん」と定義して語られているので、男性にこそ
読んでいただきたい本です。
私はいつも女性を指導しているだけに、
ここに書かれていることは、さすがだなぁと思いましたよ。
職業柄ですが、この著者さんは、なぜ、ここまで多くの女性を
マネジメントし続けてきたのか、ルーツが知りたいな。
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