この1か月間、
あるビジネス雑誌の出版社に通っています。
その出版社の「編集」「マーケティング」「広告」
の部門が違う7人の女性達が、あるプロジェクト
をしようとしているのをたまたま知ったからです。
その計画が実現すれば働く女性達から
喜ばれるし、救われる。
通常の勤務を終えた後、
ひっそりとした会議室にメンバーが集まります。
浅野塾は全面的にこの計画実現に向けて応援
しようと思いました。
ぶっちゃけていいます。
まったくこの企画どうなるかわからないのです。
こちらの雑誌の出版社の社内プレゼン前の企画です。
男性中心のビジネス誌の世界。
企画が通るかどうか全くの未知数。
仮に企画が通ったとしましょう。
だからと言って浅野塾が取材を受ける保証は何も
ないんです。
ではなぜ手伝うのか?
それは浅野塾の『魂の女性成長支援』 という理念
にのっとって決めたことです。
この文言を授けてくれたのはシャネルのコピーや
朝日新聞のコラムを20年近くも手掛けて続けてきた
ライターの田中美絵さんが銘々してくださったもの。
彼女から
『浅野さんは単なる「女性成長支援」ではないわ。
「魂」が付くのよ。そこに意味がある』
と託された。
この言葉が意味するものはなんだったのだろう。
ずっと考えている時期がありました。
答えを探しに、
年末には東京・世田谷の松陰神社、
2月には山口県・萩市に行って「浅野塾」の
銘々の由来となった松下村塾を見に行った。
期間1年半、90人程度の受講生の中から、後の総理大臣
や明治維新のきっかけになるような数々の偉人を育てた
吉田松陰。
彼から何かを感じることができるのではないかという思い
からです。
そこで私なりに出した答え。
浅野ヨシオにとっての「魂」とは、
「他者が諦めてしまうもの、損得を越えたもの、そこま
ではやらないだろうと言われるような領域まで踏み込
むこと」
と定義した。
「魂の女性成長支援」は浅野塾の枠内では
達成しない。
本気で女性のためにと思っている人は浅野塾以外にも
いるからです。
「浅野塾」の枠内にいたら行動が小さくなり、損得感情も
生まれてしまうかもしれない。
私自身だってもともと自分のことしか考えないような男
でしたし、ずぼらで行動力バキバキある方じゃない。
自分の気持ちだけで走ったら行動が小さくなるのが目に
見えてる。
この理念がなければ動けない。
「何かを捨てなければ何かを得られない」ってよく言います。
私はこの言葉が好きではありません。
なんでも決めつけられるのが好きじゃないんです。
でも捨てるものって確かに必要だと思います。
私が捨てるべきと考えるものは、
「うまくいくと保証のあるものしか
行動しないという気持ち」
だと思います。
うまくいかないかもしれない。みなが無理だよっていうかもしれない。
みなから笑われるかもしれない。
その時に湧き上がる「止めようと思う気持ち」を捨てる。
ゼロから「1」を生み出す時っていうのは何事も無理難題
だらけなものですもの。
たいした能力が無いって自分で思ってる人がこの気持ち
を持たなくしてなにができるだろうって思う。
浅野塾はこのプロジェクトに徹底的に協力する。
社員である7人にメンバーが本当に頑張ってるんです。
旦那さんが風邪をひいて寝込んでいるときも出席されて
いる方もいた。
打ち合わせ中にも彼女達の携帯電話が鳴る。
きっと家族からだと思う。
このプロジェクトのメンバーのリーダー格だったかたも、
産休に入った。
つい先日まで大きなおなかで夜遅くまで参加していたんです。
彼女は日程調整のメールは土日でもご自宅から私のところに
送ってくれた。
彼女は今、配属がその雑誌では無い雑誌の副編集長でもある。
彼女達は自分の給料のためとか、、、
そんなことを考えてこの計画を進めているとは思えない。
彼女が出産して復職してくるときには、この計画を実現して
カタチにしたいです。なんとしても。
私は部外者ですからコントロール不能な領域。
彼女達に頑張ってもらうしかない。
それでも出来る事はなんだろうか。
いつもいつも考える。
浅野塾の卒業生達にもその志を話すと、
「私で何か役に立てるのであれば」
と力を貸してくれている。
彼女達だって日々の業務に忙しい毎日を過ごして
いる働く女性たちです。
※力を貸してくれている浅野塾の卒業生達
人が無駄だと思いそうなことにこそ全力を尽くす。
魂の活動です。
編集のFさん、この企画創生プロジェクトに関わらせて
もらってありがとうございました。
産休の間もぎっちり協力させていただきます。
元気な赤ちゃん産んでくださいね!
魂の女性成長支援・浅野塾。
引き続き走ります。
コメント