来月、「男」を相手に講義します(笑)
「9割の肩こりはもまずに治せる」の著者でもあり、
ゴールドジム公認のパーソナルトレーナー
島田弘さんからのお声掛けからのお話。
彼が行っているパーソナルトレーナー養成の
セミナーにて、その受講生に向けて講義します。
最初は
「なぜ私がムキムキ男性指導を?何かの間違いでは?」
と思いました。
でもお話を聞くと、トレーナー業界というのも切実です。
トレーナーを始める人は増えているにも関わらず、
クライアントを掴めない人が多いそうなんです。
その原因を尋ねたところ、多くのトレーナーは、お客さんを
掴むためにはトレーニングの理論・知識を豊富にすればいいという誤った認識
の人が多数いるという現実があるそうです。
しかも、他のトレーナーとの違いを言語化できていない
人も多く、その必要性を感じていない人がたくさんいるそう
なんですよね。
これを聞いた時、栄養士が集まるパーティーに参加した
時のことを思い出しました。
名刺交換したときに感じたのは、
多くの栄養士は、同業者と何が違うのかわかりませんでした。
これではお仕事を頼もうとしたとき、
だれを選んでいいかわからないんです。
自分にどんな実績があり、何を得意とするのか。
同業者とどこが違うのかをはっきりさせてくれないと、
その人に頼む理由がない。それですと、実績が豊富な
人のところに仕事が流れるという、単純な競争原理が働いてしまいます。
ところが、それでは実績がない人がクライアントを掴めません。
そこで、「何が他と違うのか?」をはっきりさせることに
注力することによって、クライアントの数は、がばっと増えるわけです。
専門職(というんですかね?)の人は、その専門分野を
ひたすら磨きこめば、勝手にお客さんが現れるという
幻想を持っている人が多いようです。
ところが実際のところ、専門知識だけでクライアントは、
その人を指名しているわけではないんですよね。
人柄も含め、その人が自分の悩みを解決できる人なのかを
総合的に判断しています。
そのためにもクライアントを絞り込み、
そのクライアントが好む、PRすべきところを言語化することが
絶対に必要なんですよね。
島田さんにはミッションがあります。
「寝たきりの人を無くすこと」。
トレーニングをして体のバランスを整えていくことで、
寝たきりは防げる。只、自分だけがクライアントに
向き合っていても救えるのは微々たるもの。
そこで、トレーナーを育てて、多くの人を救い上げたいという
ことでした。
島田さんも、自分の売りを具体的に表現することの大切さを
ご自身の受講生たちに伝えているものの、その専門家では
ないので、なかなか思うように伝わらない。
そこで、私に声掛けしてくれたという事情です。
このお話を聞いた時、私も燃えました。
「自分の力を出し切れていない人・頑張りたいけれど何を
頑張っていいかわからない人」を私は救い上げたいと思って
講師をやっているからです。
これは、やり応えのある仕事だと思いました。
男性を指導するのは3年ぶりになりますので
懐かしい気もします。
そもそも女性支援も、最後は男性にメッセージを伝えなければ
ならないこと。
男性が知らない、女性の能力を、男性に教えてあげるのが最終
ミッションになる。
男性を無視しているわけじゃないんですよね。
私にとっても、いい刺激になると思う。
なんだかおもしろいじゃない、女性支援の男が、
思いっきり男っぽいトレーナー指導するなんて(笑)
こういう、今までの流れ壊すの好きなんですよね。
昨夜は夜中まで島田さんから、受講生の性格や
悩みについてお話を聞いた。
ふたりでウーロン茶飲みながら6時間打ち合わせ。
気合で挑みます。
ちなみにわたくしは、そっち系が好きな人では
ないのでくれぐれもご注意ください(笑)
≪島田弘プロフィール≫==
1973年東京都大田区生まれ。
世界30カ国、650カ所以上にあるハリウッドスターやトップアスリートも通う
ゴールドジム公認のパーソナルトレーナー。
肥満児だった10歳のとき、担任から言われた一言に発奮し筋トレをはじめた。
効果を出すには最低週2回といわれる筋トレを、
週1回60分で結果を出す独自のプログラムを開発。
評判が非常に高く、直接指導は1年以上待つ人がいるほどの人気ぶり。
安易に体重を減らすだけの間違ったダイエットではなく、
「脂肪を減らして見た目も美しく」をモットーに、食べても太らない体づくりを
運動と栄養の両面からアドバイスしている。
「日本人の健康レベルの向上」を活動理念とし、
後進の指導・育成にも力を注いでいる。
早稲田大学大学院スポーツ科学修士卒。
島田弘ホームページ http://www.k-conditioning.com/
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