自分に存在価値がないと考えてしまいます。
見出す方法はないかな?
そんな疑問に答えます。
この記事を読むと、自分の存在価値の見つけ方と高め方がわかります。
「ありのままの自分に価値がある」とか言われても、気休めにしかならない人に向けて書いています。癒やして欲しい人や、慰めて欲しい人にはお役に立てそうもない記事。
自分の存在価値を引き上げて、仕事に活かす方法まで解説しています。
「マーケティング」なんて言葉が出てくるので難しいかなって思ってしまうかもですが大丈夫。中学生でも理解できるレベルで書きました。
最後までお読みくださいね。3分で読めます。
この記事を書いている私は女性の生き方やキャリアに向き合う塾を10年間続けています。
これまで延べ2000人の転職や起業に役立つ各個人の“強み”を見出し続けてきました。
「私はこの仕事が好き!!自分の“強み”を活かして稼ぐ方法」という本を出版するなど、楽しく生きています。
(※商業出版です。自費出版ではありません)
自分の存在価値がわからないなら自分マーケティング視点で見つけよう
自分の存在価値がわからないときは、自分マーケティング視点で見つめ直してみましょう。
自分マーケティングとはなにか?
自分自身をひとつの商品として考え、高価値の商品として売るまでの行為全般を言います。
「自分は、誰に対してどのようなことができるか?」を考え自分を売る行為だと思うとわかりやすいでしょう。
雲をつかむような感覚になってしまうと思いますので、次に順を追って解説しますね。
自分の存在価値は「相手」が決める
自分の存在価値がわからないモードに入っているときは「自分基準」で価値を考えようとしているときです。これはNGです。
価値そのものは相手が決めるもの。
自分ではまったく価値がないと思うようなことでも、他人から見たら宝石のような価値があるときがあります。
(例)公園でラジオ体操を始めた義母のエピソード
私の義母(70代後半)が早朝、ラジオを持って公園でラジオ体操を始めたときのお話。
毎朝やっていると、次第に近所のお年寄りたちが集まるようになりました。
公園にたまたま来ていたお年寄りに「いっしょにやりませんか?」と声がけしたのがすべての始まり。
次第にその輪が膨れ上がり、早朝は公園がお年寄りでいっぱいになったのです。
義母の住む自治体からもその功績が認められ、現在はわずかながら補助金が出るようになりました。
義母は楽しそうに、その補助金で買ったお菓子を集まったお年寄りに配っています。
さて上記の例ですが、義母が始めた公園でのラジオ体操。自分では、価値はまったくわかっていなかったと思います。
しかし近所のお年寄りにとって、毎朝楽しみな日課となっている。価値は「相手」が決めるものであることがわかりますよね。
自分ではあたり前のことであったとしても、「価値がある!」と言われたらそれがすべてですよ。
大切なのは情報整理です
さて、具体的に自分の存在価値探しを行っていきましょう。
前述したように自分マーケティング視点が必要です。
自分を見つめ直すときは闇雲に考えても思い浮かびません。
情報を切り分けて考えることが大切です。
どんなに些細なことでも構いません。書き出してみましょう。
下記の4つに分類して考えましょう。(※(例)は義母の例をもとにしています)
1,自分は誰に役立つことができるか?
(例)近所のお年寄り
2,自分は何を提供できるのか?
(例)ラジオ体操
3,自分のポジション(役割・立ち位置)は?
(例)まとめ役
4,自分を必要としてくれる人はどこにいるか?
(例)公園
以上のような感じです。上記4つに切り分けて自分を見つめ直してみましょう。
自分の存在価値が見えてくることでしょう。
自分の存在価値を高める方法ってないかな?
自分の存在価値を高める方法10選
決して難しいことではありません。
次に上げることで自分にできることを考え、知識も技術も磨き上げていきましょう。
(1)人が嫌がることを引き受ける。
(2)人の困りごとを解決する。
(3)人が好むことを提供する。
(4)人が喜ぶことをする
(5)人の怒りを沈めてあげる
(6)人の哀しみを分かち合ってあげる
(7)人を楽しませてあげる
(8)人を元気づけてあげる
(9)めんどうなことを肩代わりする。
(10)昔の自分と同じ悩みを持つ人の悩みを解決する。
以上となります。
実は世の中に存在する仕事というものは、先に上げた10のいずれかに必ず関わっています。
わかりやすいのはディズニーランド。
ディズニーランドの価値は、アトラクションそのものにあるわけではありません。
人を喜ばせてあげたり、元気にしてあげたりすることに価値が生まれているのです。
自分の存在価値がわからない苦しみから逃れる方法
自分の存在価値がわからなくなり、苦しくなったときは、自分の好きなことをトコトンやってみましょう。
途中で飽きてもいいです。飽きたら次・・・で構いません。
「継続できるもの探し」の感覚でOK
自分の好きなことや、やってみたいことを繰り返していると、飽きずにできることや「嫌いじゃないな」と思うことに出会えます。
そこに突っ込んでいくと、知らず知らずのうちに知識や技術が身につきます。
自分と同じことに興味を持つ人は必ずいる。
すると小さな成功体験となり、自信がついてきます。
次第に自分の存在価値がわからない苦しみも消えていくことになるでしょう。
「継続できるもの探し」をゆるゆるやっていくといいですよ。
仕事においての自分の存在価値
仕事においての自分の存在価値を考える場合は、仕事の本質を考える必要があります。
仕事の本質は、顧客に価値を提供することです。
ところが、会社員ですとわかりにくいときがありますよね。
事務職などアシスタント的な役割だとすると、顧客に直接出会う機会もないですから。
しかし給料が発生しているとすると、何かしら価値を提供していることは間違いありません。
これは会社に価値を提供しているからに、ほかならないのです。
本人が認めようが認めまいがこれが現実です。
時給1000円の人は1000円分。時給1万円の人は1万円分の価値を提供しているということですね。
自分の存在価値を見極め仕事に活かす方法
自分の存在価値を見極め仕事に活かす突破口として、“自分の強み”を見つけ出すことはオススメの方法です。
自分の存在価値がわからなくなっているときは、「自分が何の役に立っているのだろう?」「自分はなぜ生きているのだろう?」という生きる意味や意義がわからなくなっているときに浮かぶ感情です。
そんなとき、“自分の強み”がわかると、自分の存在価値も実感できます。
下記に“自分の強み”について詳しく解説があります。
自分の存在価値がわからなかった頃の話【体験談】
私自身も自分の存在価値がわかりませんでした。
前職の仕事では給料も高く、大変恵まれた環境にいました。
それだけに人に相談できず、モヤモヤとしたものにさいなまれていましたよ。
「この仕事は自分じゃなくてもいいのではないか?」「自分がやる意味はなに?」
という感覚が年齢を重ねるたびに膨らんでいきました。
と言われたことで人生が動きましたね。
人前では話をしたような経験もない男でしたので、「何言ってんのこの人?」という感じで聞いていましたけれど。
でも自分の存在価値がわからなかった当時の私にとって、無視できない言葉でした。
あれから13年・・・・
ずっと講師の仕事を続けています。
飽きっぽくてやりたいこともわからなかった私が、未だにこの仕事を続けている。
人生はわからないものです。
自分の存在価値がわからない人に言いたい。
価値がわからないのであれば作ればいいだけ。
私もいきなり講師になれたわけではありません。
少なからず勉強し、実践していっぱい恥も失敗も重ねましたよ。
うまくいっていることも、うまくいかなかったことも、マルッとまとめて「生きている価値」なのではないかなと気づきました。
以上となります。
ぜひ自分の存在価値を見極めて楽しく人生を歩みましょうね!
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