「オンリー1の自分になるための話し方」。
そんな手法を学びたいと思う人にピッタリな
本に出会った。
その本は小難しい話し方してしまう人にしか
関係ない本かなと思っていました。
本の前半部分は確かに、堅苦しくて距離感を
感じてしまう話し方の原因や対策が書かれて
います。
私は難しい言葉を使ってるわけじゃないので
正直、まぁあまり自分には関係ないかなぁ
とナナメな姿勢で読んでました。
しかし・・・・。
後半部に惹きこまれました。
5章の
『~起承転結はおやめください~
話すときは「3段構成」が基本です』
以降です。
起承転結で話せばわかりやすくなるんじゃないの?
と思っていたので。
起承転結はエッセイや文章には向いているそうだけど
そのままに話をしてしまうと淡々としすぎて、聞き手に
飽きられてしまうということでした。
確かに、長ったらしく話す人って
そんな話し方をしているなと思いました。
それでなくとも時間がなく、せかせかしている日常を
送っている人たちがそんなに長時間話を聞いていられない。
だからと言って用件だけじゃ味気なく、その話をするのは
自分でなくてもいいのではとも思ってしまう。
著者の薦めている「三段構成」「逆三角形型」の話し方は
これからの時代に合った話し方とも思えた。
この本は買いだなと思ったのは「感情」をどう話し方
に混ぜいれて話すかの手法までも書かれていた。
格式ばった話し方をするところと、
感情を入れたり、崩すポイントのルールを守ると、信用を落とさず
親近感を得て、自分の思いが伝わる。
感情というのは自分らしさを伝えるもの。
この本は、
「あなたから話を聞きたい」と思っていただく
ための本とも言えます。
聞き手との距離感を縮める手法や
表情・声質・柔らかい声の出し方のトレーニング
方法まで書かれてる。
人に伝えるって3Dなんだなぁと思った。奥行きも高さも
必要なんですね。
自分の思いや自分らしさを嫌味なく自然に表現して
相手に伝える。
それが出来ればビジネスだけではなくプライベートも
充実するのが見えますよね。
スピーチの本は世の中に数あると思いますけど
このような切り口の本って無いと思う。
この本のタイトルは
スピーチって日常生活の中でそんなに
することはないと思っている人って多い
と思います。
でも自分の希望を人に話をするときって
スピーチしているようなものですよね。
この話し方をマスターすれば、自分が何かしたいと
思うことを人に主張するときにめちゃめちゃ役に立つ。
自分の話をあまり聞いてくれないせっかちな上司
に話す機会の多い人にもおすすめですね(笑)
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