さて今年も2日目となりました。
今、講師の仕事を楽しくやらせています。
でも元々、人に何か教える仕事というものを
するとは夢にも思いませんでした。
ここに辿りつくまでを振り返ると・・(ちょっと長いけど)
↓
1、稼業の方で、「これからはITの時代だ」とどこかで聞きかじった
社長(父)に言われ、ホームページを作るハメになった。
2、仕方無いのでネット検索でHPの作り方の教材を買った。
3、その教材がめちゃめちゃわかり易くて感動し、その
教材を作った人に会いたくなった
4、その人に会うためには、セミナーに行くしかなかった。
いつもはHP作成のセミナーをやっている人でしたが、
たまたまその時にご自身が出版されていた。そこで直近で
開催されるセミナーは「ベストセラーを出版して成功する方法」
だった。出版には全く興味が無かったが、とにかく
その人に一日も早く会いたかった、セミナー内容はどうでもいいの
で申込みした。
5、4のセミナーに来ていたゲスト講師に出会った。
著者育成のプロだった。その人のセリフ
『出版は人生を加速する』という言葉に衝撃を受けた。
加速するなら遅れた人生を取り戻せると思ったから。
6、5の講師の人にまた会いたいと思い、これまたセミナー
に行くしかなかった。出版のセミナーだった。本には興味
無いけど通った。
7、出版が決まった。6のセミナーの卒業生を対象に、
セルフブランディングの講師募集の案内が来た。
講師は興味無かったけど、「話し方」の訓練がしたかった。
出版すると人前で話す機会が増えるから。その認定試験
講座では話し方のワークがあると先輩達から聞いていた。
その資格試験講座に参加した。
8、講師の試験に合格してしまった。
合格したものの絶対に無理だと思った。
人を教えるどころか自分が教わることで
精一杯だった。最前線にいるビジネスマン
に向けての講座なんてありえないと思った。
9、熊谷和美講師に出会った。
「いっしょにやろう」と声を掛けられた。
最初は無理だと思ったけど、
この人はビジネスの達人だし、
自信は無いけどこの人は信用できるかな
と思ってやることになった。
10、講師になった。私以外の講師も9人いた。
受講生がスクスク育った。正直驚いた。
自分よりも優秀な人を教えているような気がした。
でもそんな人だからこそ人に支えてもらいたい気持ちがある
ことを知った。9期開催のうち4期の
最優秀賞を私のクラスの受講生が獲った。
11、私のクラスに集まった受講生の7割弱が女性だった。
優秀賞を獲ったのもすべて女性。その他の入賞者もほと
んどが女性。「女性を伸ばすなら浅野さん」という雰囲気に
成り紹介してもらう人も女性が多くなった。
ちなみに中途脱落したのはすべて男性だった。
12、「女性成長支援・浅野塾」を起ち上げた
・・・長いけどこれが大まかな流れでした。
自分の足跡を辿ってみると
「やりたいことがあってやったわけじゃない」
という事がわかります。
自分が「こりゃ無理だ」と思う世界に向かっていった
イメージ。すると目の前に様々な予期せぬチャンスが訪れて
予期せぬことが起こった。
そのおかげで今の講師という楽しい仕事に出会った。
もしも
「本嫌いだから出版ありえない」
「ビジネスに大きな実績無いから出版は無理だ」
「自分が教えてもらいたいくらいだから講師なんてなれるわけない」
というような普通な考えで動いていたら、今の私は
無いな~と思う。
でも自分の中では、そんなに苦労に苦労を重ねて今の
自分になったというイメージって無い。
それなりには大変でしたけど楽しかったし。
何かを失うリスクも無かった。
レベルが高すぎる挑戦に思えたので
「失敗してもあたりまえだよね」っていうように開き直れた。
開き直れると笑われたりするのも標準化されるので辛くは
感じ無い。
そしてその世界の人は「よくこの世界に来たね」と
称えてくれるような雰囲気がある。これが良かった。
そして、
普通にやっていてもうまくいかないわけだから師の教えに
委ねられた。
教えられたことをそのままやるしかない。
弱者の武器ってそこにある。
素直にやるしか道がない。
逆にレベルの高い人が持っていなくて自分にはある
「持ち味」も見えて来た。
成功体験のある人は教えられたことに対して
「やることやらないこと」を自分で取捨選択して
しまうフィルターがある。
自分の成功法則に当てはめようとするから。
すると成果が出せない。
素直になれない欠点がある。
そんなことも見えて来た。
振り返って見ると、
自分が無理だろうと思う感覚のところに向かうと
そこで思わぬチャンスが転がっていた。
自分がどうしたいかがその時その時に生まれて
来たという感じ。
自分自身が何をしたいかという気持ちは、
どこかバカになって行動した先に生まれて来るものという
図式が自分の中にある。
行動していると予期せぬ事が起こってそこに行ってみる。
すると自分の知らなかった自分に出会える。
自分の今と過去の経験・知識からしか未来は
想像できない。すると今の自分で
「これは適正かな」って思うことばかりやる。
それは既に知っている事だったり出来る事の繰り返し
をしているだけなので進歩が無い。
ここに大きな落とし穴があることに気づいた。
それまでの自分は最適だと思う事しか
やらなかったし同じレベルの人や適正と思える空間に
しか身を置かなかった。
だから自分の中に潜んでいた「将来の可能性」の目を
自分で摘んでしまっていたのがよくわかります。
今、講師をやっていると受講生が伸びて行くのがよく見える。
本人はきょとんとしていて自分の成長に気づいていない
時も多い。
この様子を見ているとすごく楽しい。
これからも自分が手を差し伸べて、チャンスをたくさん
作ってあげたい。
自分が誰かの人生を動かすチャンスメーカーでありたい
と思う。
受け皿を先に用意してあげるとその器にあった
人に育っていくのがおもしろい。
昨日、実家に戻ると、
社長(父)の机の上にこんなものが。
「はじめてのWindows98」
これが、、「これからの時代はITだ!」と私に指示した
人の机の上にあった。
諸行無常・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
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