網走番外地の社長さん!?その1の続き
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北島三郎ばりのパンチの利いた
大内社長のカニを食べてみたいという欲望を抑えきれず。
再訪を試みる。
東京に帰る日なので時間もなく。
5時に起床。
「カニの大内」 までは
ホテルから70キロ。
シカがうろうろしている
峠道がくねくね。
車を飛ばして7時半には到着。
北島さぶろ・・いや 大内社長は
思いっきり寝起きのご様子。
「朝早いな~」
とつぶやきつつ。
水槽を空けて
タラバガニを選んでくれた。
おぉ~ やっと巡り会えたねカニくん・・・
おいしいカニを選べるようになるには
10年はかかるそうで。
カニ業者でも最近はその目利きができる人が少なくなったと
ぼやいていました。
そこで。
簡単に見抜く方法ないかとしつこく聞いたところ。
「おいしい タラバガニ選定講座」を
してくださった。
①おいしいカニは「オス」であること。
メスは卵を抱えてしまうので身の味自体はどうしても落ちてしまう
そうです。
ではオスとメスの違いはどこで見抜くかというと。
足の付け根に毛が生えているのがメス。
オスはこのように毛はありません。
↓
②足全体に色が多くついているのがメス。
途中から白くなるのがオス。
カニの足しか売っていないときがありますよね。
そのときに
足の内側裏側付け根に向かっているところが白い方の
ものを選ぶといい。
↓
③「ふんどし」があるか。
カニの胴体下部に通称「ふんどし」という
筋があるかどうか。
鮮度が悪かったりするとここが溶けて
なくなってしまっているそうです。
(画像中心のピンク色したところです)
とのこと。
さらに腹側を押したときの感触とか
たくさん選定基準はあるそうですけど
学ぶには10年かかるそうなのでやめます。
大内さん豪快にカニを洗い出す。
洗車ブラシでごしごし。
↓
(※背中に強い男の哀愁を感じます)
裏腹に切り込みを入れて
はらわたを抜き取る。
最後はホースを体の中に突き刺して
洗浄。
これをやらないで茹でるとはらわたが
足の付け根の肉を溶かしてしまうそうです。
茹でる際には
塩加減が命。
これをしっかりやらないとしょっぱいカニになってしまうそうです。
ちなみに天然の海水は3.8%。
他店でよく出されているのは4%程度で茹でてしまっているとのこと。
大内社長は1%で茹でる。
糖度計を使ってかっちり計測。
↓
ぐつぐつ茹でる。
ここで茹であがり待ち。
大内社長 満足の一服。
↓
(顔がこわいので遠くから撮影)
そんなとき。
大内社長の携帯に電話が鳴り。
漁師の息子さんからでした。
8月から11月は鮭の捕獲シーズン。
今最盛期。
「1万1千か~!」
とか
何か数字がポンポン飛び出してくる。
電話が終わってからその意味を聞くと。
11,000匹の鮭がそのときに捕れたということ。
この日は2回目の捕獲だったそうで。
実働3~4時間で約20000匹。
売り上げに換算すると4~5千万円になるとのこと。
「こんな商売どこにもないだろう♪」
と大内社長はご満悦。
カニの小売だけでは彼の豪快さは出ないと
思っていたので。
その謎がわかりました。
年間ベースにすると
概ね年間40~60億円になるそうで(汗)
ちなみにお店の外装は
これ
↓
ホームページはこれ↓
http://www2.ocn.ne.jp/~o-nori/index.htm
(息子さんが作ったそうで)
これが何億円も稼ぎだす企業に見えますか?
よく会社を「ビルにしたら」と話を持ちかけられるそうです。
そのときに社長さんは。
「カニを畳の上で食べてうまいのか?」
と逆に問いかけるそうです。
カニは海を前に殻を散らかしながらかぶりつくからうまい。
かしこまって食べていてもうまくないと。
だからお店はプレハブ小屋で充分と言っていました。
そんな話をしていたら。
「これ食べな!」
と出されたものはこちら。
↓
長さ30センチはあろうかと思われるソーセージ。
これはきっと何か特殊なソーセージに違いない。
かぶりつくと。。。
ん???
びみょう、、、、、
「これ魚肉ですか?」
と聞くと
「違うだろ。よくわからない」
とのこと。
どうやらいただきものらしい(汗)
この気取らないところが最高ね。
(続く)
コメント
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検索してアチコチ見てたら、うちのカニ屋に似た写真があったので覗いてみたらうちでした~(^∇^)
鮭をとってる息子ですo(^-^)o
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>漁師ののりさん
えーーーーーーー!!
あの体ががっしりしていた
息子さんですか!!
親父さんにはお世話になりました。
のりさんのこともたくさんお話を聞きました。
あるんですねこんなことが。。ブログおそるべし・・・
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>浅野 ヨシオさん
あっお店でお会いした方だったんですね
更にビックリです
用事があったのですぐに退散しましたが、もっとお話しておけば良かったと思いましたよ
また網走に来る事があったら寄って下さいね