人は裸になればみな同じ

昨日は。

浅野の行きつけの。

大田区にある某銭湯へ。

浅野は。

「スーパーじゃない」ふつーの銭湯が大好き。

その銭湯には。サウナがあり。

常連さんがいつも来ている。

こういう銭湯には、スーパー銭湯にはない味がある。

一見さんは先ず来ない。

おじいさんもいれば若い人もいる。

職人さん。飲食店の方。

そして経営者のひともいるし、

背中にきれいな桜吹雪の絵が描いてあるひとや

中日ドラゴンズファンなのか、昇り竜が背中に書いてある方もたまにいる。

しかし

浅野が大好きなこの銭湯は。

みながこの施設を大事にしようという雰囲気がうかがえるのがいい。

サウナで。

床に敷いてあるマットを交換しに来る従業員の方が。

たくさんのマットを抱えてやってくると。

お客さんがみながすっと立って、

手分けしてマットを敷きなおす。

水風呂は小さい。

３人も入ればいっぱいになる。

でも常連さんはみな。声をかけるわけでもなくタイミングを見計らって

ちゃんと譲り合う。

サウナは。

湯船しか使わないひととは別料金になっていて、

カランが３つしかない。

でもみな譲り合って、

使い終ったら椅子や洗面器をきちんと片づけるひとが

多い。

サウナではほとんどみな口を利かないけれど。

常連同士のアウンの呼吸というものがあって。

混雑していてもとても居心地がいい。

浅野の行きつけのこの銭湯は。

数ある銭湯の中でもいちばんのお気に入り。

背中に桜吹雪の描いてあるおじさんが。

席を譲ってくれることもあります。

ここではみな裸。

お金持ちも貧乏人も。

職業も何もない

みな同じ人間なんだなぁと思える素敵な空間。

何も話をしないけれど。

何か通じあっている。

休憩室で

工藤公康投手の著書

「現役力」を

読んでいたら。

止まらなくなって３時間以上居座ってしまった。

また来ます☆