起業を考えるときに必要なものはなんですか?
そんな疑問に答えます。
この記事を書いている私は通算12年間、延べ2000人の強みを作り続けてきました。自分の強みを活かした起業や転職の実現や、仕事を楽しめる女性を生み出す支援活動を行っています。
※詳しくは私の自己紹介ページをご覧ください。
起業を考えるとき知っておきたい必要なもの【結論、環境です】
いきなり結論。起業を考えるときに必要なものは「環境」です。「え?ホームページとか、名刺とかじゃないの?」と思われがちですよね。その前にそろえておくべきものが「環境」です。
起業に必要なもの「環境」とはどういうこと?
環境の本来の意味は「取り巻く、まわりの状況。そのものと何らかの関係を持ち、影響を与えるものとして見た外界」とあります。起業は「自分がやるかやらないかだけであり、環境は関係ないのでは?」と疑問がわくところですよね。
実際に起業をした女性を見ていると、身のまわりの環境を整えていた人に多いです。思いがあっても実現しない人は、環境づくりのうまくいかない人たちでした。起業にどのような「環境」を必要とするか、次に解説します。
起業に必要なもの(その1)「時間的」な環境づくり
起業に必要なもの(その1)は「時間的」な環境づくりです。起業準備するための時間をつくるという意味。
繰り返しになりますが、女性が起業しようと考えたとき、時間的な環境をつくることができず挫折する人は多いです。それでなくとも忙しい女性に耳の痛いお話で恐縮です。。。
しかし、何かを止めなければ時間的な環境づくりは難しい。止めることは遊ぶ時間なのか、現在の仕事をする時間なのか・・・。人によって違うでしょう。何かを止めることは、「時間的」環境づくりの重要ポイントです。
起業に必要なもの(その2)「人的」な環境づくり
起業に必要なもの(その2)は、「人的」な環境づくりです。「人的」とは身のまわりの人という意味。
1、起業の相談が出来る人
2、起業を後押ししてくれる人
3、すでに起業を実現している人
4、これから起業しようとしている意識のある人
以上があげられます。特に「3、すでに起業を実現している人」が身のまわりに5人以上いる環境はベストです。理由として、自分の意識が高まるから。
身のまわりにいる5人の年収で自分の年収が決まると言われているくらい影響力、大きいです。
起業に必要なもの(その3)「家族の理解的」環境づくり
起業に必要なもの(その3)は、「家族の理解的」環境づくりです。(その2)と少しかぶりますが、身近な存在である家族の理解が得られないと厳しい起業となります。
独身であればあまり気にしなくてもよいかと。既婚者の場合ですね。私の塾でも起業に成功している女性は、家族の前向きな理解を得ている人が多いです。
家事や育児の協力という物理的なものだけではなく、ダンナさんからの精神的応援を得られている人は、神風級の追い風です。
起業に必要なもの(その4)「経済的」な環境づくり
起業に必要なもの(その4)は、「経済的」な環境づくりです。
無収入でもしばらく食いつなぐ貯金があるか?
事業を進める上での運転資金はあるか?
という2つ。起業してすぐに稼げる人はマレでしょう(というか、ほぼいない)
ダンナさんが働いている、もしくは実家に住んでいるという環境であれば、起業にかなり追い風です。起業資金を得るために融資を受ける方法もあります。
しかし、融資を受けるにしても貯金をつくれないということは、計画性に疑問がありますよね。ほんとうに起業を実現したいなら貯金しましょう。
起業に必要なもの(その5)「外見的」な環境づくり
起業に必要なもの(その5)は、「外見的」な環境づくりです。「カタチから入るのが好き」という人には特に大切かと。具体的にはプロフィール写真や服飾(仕事をするときの服)です。
そんなの関係あるのかと言われそうですね。私もそう思っていたのですが、けっこう大事。私は女性塾をはじめたとき、ピンクのスーツを着るようになりました。
ピンクスーツはユニフォームみたいな感覚です。部活動をしていた人なら実感できるかもですが、試合のときユニフォーム着ますよね。そのときを思い出して欲しいです。気が引き締まりませんでしたか?
私の塾でも起業した女性に外見的な環境づくりをおすすめしてみました。すると、「オン・オフが切り替えられていい」「やる気になる」という感想でした。
そういった例もあるので、起業に必要なものとして「カタチから入る」のもありですね(特に女性は)
起業に必要なもの(自分リサーチ)
起業に必要なものとして、「自分の深堀り(自分リサーチ)」は大事です。
具体的には、
自分の中にある稼ぎにつながる強みはなにか?
自分の好きなこと、やりたいことはどのようなことか?
です。
私が起業するきっかけとなった「人の強みを見つける力」は、自分ではまったく無自覚なものでした。
しかし子どもの頃から人の人生ストーリーを聞くことが大好きな私にとって、自然にできるようになっていたことです。
NHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」のように、生い立ちから成功までのプロセスを聞くみたいなことが好きでしたから、鍛えられていたのでしょうね。
自分の中にある稼ぎにつながる強みは、無自覚なことも多くやっかいです。好きなことはがんばった感もないし、長期間・長時間やっている感覚もない。
自分史を振り返りコツコツ棚卸ししなければ、自分の中にある稼ぎにつながるものを、見つけることができないですよね。「自分の深堀り(自分リサーチ)」は、起業に必要なもののひとつです。
「自分の深堀り(自分リサーチ)」についてあれこれは、起業したいけどアイデアがない女性のための起業ネタ探し方入門や、自分の強み発見と自分の強みを活かせる仕事の見つけ方 に書いています。
起業に才能は必要なのか?
「起業に才能は必要か、不必要か?」と問われると必要なしですね。どうしてもやりたい、やり抜きたいという強い思いが、才能を超える力になると思っています。
私のところに集まる女性たちは、起業がしたかったというより、何かを叶える手段が起業であったという感じでした。「人に役立つ仕事がしたい」「これまでの経験を活かしたことをしたい」「自由に仕事がしたい」・・・etc。
人それぞれ起業する動機は違います。たった一回しかない人生を後悔のないように生きたいという思いだけが共通していたような気がします。起業というものは、働き方の一つの手段でしかありません。
起業を考えるときに必要なものは「自分は何を叶えたいのか?叶えたいことは起業によって実現するのか?」を考える時間も大切ですね。
それでは楽しい起業ライフをお楽しみくださいね。
人気の記事
コメント