浅野の過去

アウェイこそ成長の場 その2 

の続きです。

こちらは本当に東京にこんな静かでおごそかな
ところがあるのかいなという空間。

数々の要人がこの空間に足を運んだのですね。

脱・日常とはこのことですね。

そして料亭と言えばお約束の

ししおどし!!

かと思えばちょっと違いますね。

昭和のドラマのお金持ち同志のお見合いでは、お座敷と獅子脅しはお約束
でしたが現実社会ではそのようなものがございませんでした。

そして廊下の角には
こんなつぼが。。。。

魯山人さんの作ったツボや照明だそうです。

みな

「すごーーーーい!」と感動していた。

しかし困った。。。

魯山人さんってすごさがわからん(汗)

少なくとも浅野家の茶の間で、

「お!それはいい魯山人のツボだね!」

なんていう会話が一言も交わされることは無かった。

高校生の頃に

美味しんぼを読んだときに載っていたので今一度
思い返してみる。

美味しんぼ (1) (ビッグコミックス)/小学館
¥509
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さらさらとネットで調べてみると

「芸術家のすごい人」ということはわかったので

とりあえずここんところはスルーします。

私はこちらの方がいい。

ろさんじん製のトイレ。

これは本当に魯山人が作ったそうですけど、

その上の方をよーく見ると

↓TOTOだった。

これは凄い!

ろさんじんとTOTOのコラボだ。
時空を超えた技術提携。

ろさんじんさんは天国でこの姿をどうとらえているのでしょうか・・。

素敵な和室も再現されていて、みな
すごいすごいと絶賛している。

ここでひとつお部屋の片隅に

ちょっと気になるものが。

骨董品の中にひっそりと身を隠している
消火器さんです。

彼女はきっとこう言っているでしょう。

『みんないいなぁ。キャリアもあるし実績もある。
でもわたしは、なかなか出番がないし、いつもここ
で待っているくらいしかやることがない。
みんなはお客さんにすごいすごいって
褒めてもらえるけど。
わたしはそんなことは言われない。

みんなみたいなあたたかみもなくて、

強みがわからない。材質もみんなとなんか

違うし、どうせわたしなんか必要ないんだ・・・(涙)』

なんとなくさみしそうにたたづむ
消火器さん。

浅野だったら消火器さんにこう言う。

『つらい気持ちはわかるよ。
表舞台に出ているのは壺だったり
照明だったりするもの。
でも火事になったらみな何もできない
んだよ。そんな時のためにあなたは
ここにいるんだよ。
強みっていうのはね。
ひけらかすものでもないし、人に
すごいって言わせるものでもない。
使命を持って「すべきこと」のために
備わっているものだよ。
もしも火事になったときにあなたがそこ
にいなかったらどうするの?
みんなが困っちゃう。みんなは口には出さない
けどちゃーんと見ている人は見ているよ。
みんなもすごいけど、あなたもすごいんだ。
だから自分の信念を持って、万が一に備えて
みなを見つめていましょうね』

こんなところにも。

ひっそりと自分の出番を待っているものって
あるものなんですね。

さてい

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