受講生100人の声

大野愛実さん(リサーチャー職)

大野愛実さん(リサーチャー職)

「自分には大した才能や実績もないし、今後やりたいこともない。でも私の人生このままで良いのかな…」
30歳を過ぎ、身近な人の退職をきっかけに今後のキャリアを考える中で、ずっとこのようなモヤモヤが頭の中を巡っていました。モヤモヤ解消のためには環境を変えた方が良いのでは?と転職を考えたものの、方向性が決まらずに選考を受けたため結果は思わしくなく、さらに負の感情のループに入る日々が続いていました。

この状況を変えるには自分を見つめ直すために、自己分析をするしかないと決意し、自己分析の方法をネットで調べていた時(「実績がない人」というワードで検索していました)、浅野先生のブログと出会い、メルマガに登録しました。メルマガの内容は共感できるものばかりで、「自分に向けて書かれているのではないか」と毎回思うほど、その時の自分の心境にぴったりとはまるものがありました。メルマガを読むうちに「この人なら、自分が今抱えているモヤモヤを受け止めてくれるかもしれない」という直感が働き、講座の5日前に急遽、体験入門講座の受講を決めました。

体験入門講座では、自分のこれまでの経歴や趣向を話すことから始まったのですが、自分では取るに足らないことと感じていた部分が「らしさ」に繋がる可能性があるということ、自分が向いている仕事のタイプなどを客観的に教えていただき、「自分にもできることがあるのかもしれない」と希望を見出すことができました。入門講座終了後にかけていただいた「あなたなら大丈夫ですよ」という言葉に奮起し、「1ヶ月間は、1人で頑張ってみよう」と自分と再び向き合うことを決めました。

入門講座から1ヶ月後、1人で自分と向き合うモチベーションを保ち続けていくことの難しさを痛感し、「このまま向き合うことから逃げたくない、強制的にでも向き合う時間を作りたい」と考え、悩み抜いた末にアドバンスコースの受講を決めました。アドバンスコースが始まって、最初に驚いたのは「自分を変えようと思わない方が良い、“視点”を動かすことで変わってくる」という言葉でした。現状をなんとかしたい、変えたいという思いに囚われすぎて、今の自分を活かすということに目を向けられていなかったと気づくことができました。

この講座の醍醐味は月1回の講座だけではなく、自分と向き合うワークが大量にあることだと思います。今振り返っても、全てのワークに意味があったと思うのですが、中でも特に印象に残っているのは自分史とブランド・プロフィールの作成です。どちらも「自分」についてのアウトプットですが、これまでの人生を書き綴る自分史と、自分はナニモノか?を端的に表現するブランド・プロフィールの両方があったからこそ、自分の思考の癖や強みを理解し「自分はこういう人間なんだ!」という確証のようなものを持てた気がします。

正直、受講当初はワークがなかなか上手く進まず、一度提出したものの、期限ギリギリに再提出をしたこともありました。課題提出後いつも長文で感想文を送っては、「全然できていない‥本当に強みなんてあるのかな」と悩んでいました。浅野先生は、そんなネガティブな自分の思いをしっかり受け止め、「よく頑張りましたね」と、ワークに向き合った“過程”を認めてくれました。この他にも、講座中やワークを提出した後のフィードバックでは肯定語の連続で、否定的な言葉がなかったことがとても印象に残っています。それは優しいとかいう単純なものではありません。前に進んでいるという事実を認めた上で、自分の思考や決断がこれで良いのかを自分で気づかせようとしてくれる、「自分の思考整理のための伴走者」でいてくれたということだと思います。

3回目の講義を終えて、自分の強みが見えてくると「この強みを軸に、やりたいことに思いっきりチャレンジしたい!」という意欲が湧いてきました。最後の卒業プレゼンでも触れたことですが、否定的な言動が多かった自分自身を認め、「自己否定も自分の一部」と受け入れられたことが、今後の生き方の指針になったように思います。

同じ頃、嬉しいことに現職でお世話になっている方から引き抜きのオファーをいただき、再スタートした転職活動においても、活動の軸をしっかりと定めたことで面接オファーをいただくことも増えてきました。どれも、自分と向き合った4ヶ月間があったからこそ起きた変化ではないかと思います。まだ自分の将来に向けて動いている途中ではありますが、自分で納得して進む方向性を決め、迷いながらも勇気をもって一歩を踏み出せるようになりました。自分の理想の将来を思い、ワクワクしながら日々を過ごしています。

講座受講前の私のように、真面目に生きてきたが故に、「大した才能や実績がない」と自分を認められずにいる方には浅野塾のアドバンスコース受講を強くお勧めしたいです。大した実績もないしやりたいこともないと暗い気持ちに囚われていた自分も、浅野先生に伴走いただいたおかげで「実績」「強み」「やりたいこと」をきちんと言語化することができました。

「強み」がない人なんていない、というのは本当だと思います。真面目な方ほど、自分のことで人に頼るなんて…と考えるかもしれませんが、モヤモヤを振り払うのは、自分1人では至難の業です。

アドバンスコースの課題も生半可な気持ちではやり遂げることは難しいと思います。ただ、自分らしく生きたいという強い思いがある方は、自分を引き出してくれる伴走者を味方につけるという検討をしてみて欲しいです。きっと、自分だけでは分からなかった新しい視点に気づくきっかけになると思います。