
自己啓発書を読み、自分探しをしたのですが見つかりません。
何が悪かったのかな?
うまく自分探しをする方法が知りたいな。
そんな疑問に答えます。
本記事では自分探しが成功しなかった理由と、成功するまでの3ステップを解説します。
わかりやすく説明します。5分ほどで読めますので最後まで読んでくださいね。
本記事を書いている私はこれまで通算12年間、延べ2000人の起業や転職に役立つ強みを作り続けてきました。
今はこんな本を書いたりして楽しく生きてます。
(※商業出版です。自費出版ではありません)
私自身もまったくの未経験から講師になりました。※詳しくは私の自己紹介ページをご覧ください。
自分探しが成功しなかった3つの理由【強みを見つけて解決】
自分探しをしている人のコアな部分に個人差があります。生い立ちによっても変わりますね。
たとえば子どものころから自由に育っていた人は、あれこれ手を出してきたけれど「これが本当に自分のやりたいことなのか?」とふと考えてしまうとか。
または、子どものころから周りの人のアドバイスを素直に聞きすぎてしまい、本当にやりたかったことを思い出せない人なんかもいます。
自分探しがうまくいってない人に聞き取り調査してわかったことがあります。自分探しが成功しなかったのは下記の3つの理由があげられます。
理由1:体系的に順序立てて自分探しをしていない
理由2:経験や実績とは資格・学歴・職歴など顕在化したものだけと思い込んでいる
理由3:「コミュニケーション力がある」など漠然とした「行動の傾向」だけつかんで終わらせている
という感じ。
ちょっと本当の自分探しの方法と、自分の深堀りが足りないかなぁという感じですね。
自分探しをジャマしている「フタ」の存在
自分探しをしている人は、ほぼ100%近く「やりたいこと」が見つからずに苦労しています。
でも本当は心の奥底に答えがあったりします。やりたいことにフタをしているだけ。
その証拠に子どもを見てください。「アンパンマンになりたい!」「シンデレラになりたい!」とかやりたいことだらけです。
知識も経験もないだけに、やりたいことをおさえつけるフタがないのです。
自分探しを突破する最大のポイントと3ステップ
自分探しを突破する最大のポイントは自分の強みを見つけて、やりたいことをおさえつけるフタをこじあけること。
自分探しをするときは、下記3ステップを順番にこなしていくことが重要。
ステップ1:自分の棚卸しをする。
ステップ2:自分を分析する。
ステップ3:自分の活用を考える。
順に解説しますね。
ステップ1:自分の棚卸しをする。
自分史を書くことです。こんなめんどうなことやりたくないですよね。それでもやらねばならない理由がちゃんとあります。
人の記憶というものは曖昧であり、しかも都合の悪いことやツライ経験は忘れていたりします。
忘却(ぼうきゃく)のかなたへ飛んでいた経験の中に、自分の強みになるものが隠れている場合が多い。ですので、じっくり取り組むことが大切です。
まるで自分が作家にでもなったようにね。
自分史を書くときのポイント
・取りこぼしのないように誕生日から5歳単位くらいで思い出しながら書く。
・仕事のことだけに偏らないようにする。(仕事とプライベートで起きたことを分けて考えるのもいい)
・こんなこと書き出して意味あるのかと思ってしまうかのような些細なことも書き出す
という感じ。
下記は、私の塾の受講生たちが書いた自分史と、読んでいる私の画像です。けっこうヘビーですよ。
ステップ2:自分を分析する
次にすることは書き出した自分史の中から強みにつながりそうなものを整理します。
下記のポイント3つを押さえたものを箇条書きにするといいです。
ポイント1:できるようになったこと
ポイント2:できるようになって生み出したもの
ポイント3:ポイント1の元となる体験談
の3つです。
たとえば
《ポイント1:できるようになったこと》
- 人見知りを克服できた
《ポイント2:できるようになって生み出したもの》
- 入社3年目で営業成績トップになった。
《ポイント3:ポイント1の元となる体験談》
- 入社後、飛び込み営業1日30件と決めて1年間休まずやった。
みたいな感じです。
ひとつひとつの体験談を見つめ直し、今できることはどうやって生み出されてきたかを細かく分析していくのがコツです。
ステップ3:自分の活用を考える。
ここが自分探しの最終段階となります。ブランド・プロフィールをつくることです。ブランド・プロフィールとは経歴だけを並べるプロフィールとは違います。
自分がある特定の人に役立つ人物とわかるプロフィールです。
私のブランド・プロフィールはこちら(※私の本の表紙裏に記載されています)
ブランド・プロフィールを作るプロセスで、自分の強みや人に与えるメリットを否応なしに考え続けることになります。出来上がれば強みが「見える化」します。
強い自信が生まれ、やりたいことが浮かび上がらないように自分を押さえつけていたフタは、ポロリととれます。
下記にブランド・プロフィールについて詳しい解説がありますので何回も読んでみてくださいね。


ひとりでできるか不安だわ・・
本当の自分探しは苦行。しかし放っておくともっと苦行な件
そう思うのもムリないですよね。ほんとうに大変なのです。一日や二日では到底ムリなお話。
自分探しに苦労されている人たちが世にあふれるのは、ここまで集中的に自分を見つめる時間を作らないからです。
ただよく考えて欲しいのです。数ヶ月、自分に向き合うことに時間を使ったところで長い人生の中では一瞬の時間でしかありませんよ。人生100年と考えると大した時間ではないです。
モヤモヤした時間をずーーーーーっと抱え込んで生きるよりも100倍楽だと思いますけど。
私自身は26年もの間、自分のやりたいとは思えない仕事、自分らしさを感じない仕事をしていたキャリアがあります。
年齢を重ねる度に苦しくなっていくのですよね。それだけに身にしみていますよ。
自分探しをヘルプする「伴走者」の存在
ひとりで自分探しをすると頭が煮えてしまう現実も否定できません。
ひとりで行うと、とりこぼす危険性があります。
そこで、伴走者をつけるといいでしょう。伴走者の方に自分史を読んでもらい質問してもらうのです。「ここはなぜ◯◯したの?」のように。
自分史を深堀りすることができますし、自分ではあたりまえだと思っていたことに驚かれたりします。
ただ引き出すコツがかなり必要なこともあるので、身近に伴走者のいない場合は、こちらの講座を一度体験し、今後の方向性を相談してみるのもいいでしょう。

今輝いてる人たちは自分探しをしていた期間がけっこう長いです
自分探しをすることは自分の中に流れている水脈を見つけ出すようなもの。
今は輝いて仕事をしている人の自分史を深く読み込むとわかるのですが、大抵、うまくいかずに孤独にもがいている期間があったりします。(通称「どん底期」)
そのときに自分探しを無意識に行っているんですよね。
水脈が地面の中にあってどこにあるかわからないように、自分の強みややりたいことは表面をちょこっと掘ったくらいでは見つけられないものです。
でも・・・。
ちょっと厳しく聞こえてしまうかもですけど、自分の壁を打ち破らないと次の自分のステージは見えてこない。「いつやるの?今でしょ」の精神は必要ですね(ちょっと古いセリフでしたね)
心のモヤモヤ感こそ自分探しをするエネルギー
自分探しをしている人って次のステージに昇るチャンスなんです。なぜならその苦しみから逃れたいという強いエネルギーがたまっているから。
そのエネルギーが貯まれば貯まるほど、自分を見つけたときの伸び率が高いです。
ジャンプするときは一度屈伸しますよね。しっかり屈伸したあとの方が高く飛べる。まったく同じ理屈が自分探しにも起こりますよ。
覚悟を決めてやってみましょう!
以上となります。
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